闇の帝王ファウスト   作:四隅

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白トカゲとお遊び

 

 私の個人的なけじめをコカビエルにつけさせました。

 あとは撤収するだけなのですがバンビエッタ様がはっちゃけてます。

 

 

「コカビエルは生きたまま、持ち帰りたかったんだけど」

 

「リーダーがヤルって決めてたから何が有っても死んでたわよ」

 

 軽く話しているが白い2人は高速で戦闘を繰り広げている。

 

「君とは一度戦いたかったんだ。バンビエッタ・バスターバイン。コカビエルは死体になったから好きに暴れてから帰らせてもらうよ」

 

 バンビエッタは白い鎧のヴァーリの能力を知っているため、霊子を打ち込むが回避され、間合いを詰めすぎないように剣で鎧の隙間をつく。

 

 ヴァーリは能力を使うために無理に拳を振るうが軽く避けられる。

 

「やはり、オレの神器を知っているか」

 

「私の体は安くないのよ」

 

 バンビエッタは剣で斬りつけた鎧の箇所に込めていた能力を起動する。

 回避不能の爆発が剣で斬りつけた回数だけヴァーリを襲う。

 1度目の爆発はまともに食らったが続く爆破は半減の力をフルに使い威力を弱めて音がしただけにする。

 

「聞いてはいたが、剣で斬ったのも有効だとは思わなかったよ」

 

「今まで必要なかったしね」

 

「オレが初めてとは嬉しいな」

 

 バンビエッタの能力もヴァーリは知っていた。裏で有名なバンビエッタとは一度戦いたいと思って情報収集をしていた。その結果、派手に戦うバンビエッタの能力や性格等の情報が出回っている。

 

「そう、わたしもあんたと戦えるのは嬉しいわよ」

 

 ヴァーリはバンビエッタが転生してから戦いたい原作キャラだった。でも、ヒフミの方針で他の仲間に原作キャラと原作前には戦うなと命令を守っていた。

 原作が始まり、今はもう関係ない。待ちに待った原作の強キャラだ。そして、ヒフミから今回のコカビエル戦で邪魔者が出ないように能力は全て制限なく使っていいと言われている。

 

「今日は気分が良いわ。いつもより能力がさえている」

 

 バンビエッタから霊子の弾丸が大量にヴァーリへ飛んでいく。

 ヴァーリは飛んでくる光の玉が爆破すると聞いている。触れないように魔力弾をで撃ち落とそうとしたが魔力弾が光の玉に接触すると剣で斬られた鎧の爆破を爆炎を撒き散らす。

 

 バンビエッタは爆炎の中を駆け抜けてヴァーリを斬りに行く。

 ヴァーリも能力をフルに使うために爆炎に飛び込む。

 

 2人の攻撃が交わる瞬間に地上からビームが割り込む。

 

「今日は終わりですよ」

 

「何するのよ! 今良いところなのよ」

 

 2人の戦いに水を差したヒフミにバンビエッタは罵倒する。

 

「遊べましたでしょ? 今日は遊び以上は向こうもする気がないですよ。帰りますよ。いいですね?」

 

「はぁ? 私が本気になればアイツも出すしかないでしょ!」

 

「今日の目的を逸脱した事は許しませんよ。直ぐに撤退しないで、遊ばせて上げたんです。わがままを言うなら」

 

 戦いが中断されて周りが静かになり、ヒフミの声がよく通って聞こえる。

 

「分かったわよ。従うわよ」

 

 バンビエッタは体を震わせて渋々とヒフミの元に降りる。クロナもヒフミの元に戻ってくる。

 

「次も素直に言う事聞いてくださいね?」

 

「そうそう。上には従っておけば楽しめるから」

 

「お疲れ様です。気になる事があれば学校で聞きますね」

 

 

 

 

 

 

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