闇の帝王ファウスト   作:四隅

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エピローグ コカビエル討伐報酬

 

 コカビエルを倒して次の日。

 登校した朝。グレモリー先輩の使いで来た兵藤さんに放課後、私とクロナさんはオカルト研究部に呼ばれました。

 クロナさんと合流して部室に行きます。

 

 ドアを開けるとグレモリーとシトリー眷族が勢揃いでお出迎え。

 

「お邪魔します」

 

「遊びに来ました」

 

 みなさんの目が私とクロナさんに向きます。派手にコカビエルと遊んだので警戒されてますね。

 

「お待ちしてました。阿慈谷ヒフミさん。クロナさん」

 

「待っていたわ。阿慈谷ヒフミ、クロナ」

 

 代表でグレモリー先輩とシトリー先輩が言葉をかける。

 

「よろしくお願いします」

 

「よ、よろしく」

 

 クロナさんは人の密度にキョロキョロしています。代表は私のため、クロナさんより前にでます。

 

「貴女たちのおかげで、コカビエルから被害を最小限に押さえれました。ありがとうございます」

 

 シトリー先輩から昨日の労いの言葉をいただく。

 社交辞令ですね。ボランティア活動の時や生徒会の仕事を手伝った時の優しさがあった言葉とは大違いですね。

 

「気にしなくて良いですよ。最愛ちゃんを殺されかけたので、ケジメを付けてあげただけですよ」

 

「そう、それでもお礼は合わせてもらうわ。阿慈谷ヒフミ。クロナ。ありがとう。報酬で私たちが叶えられる範囲で出させてもらうわ」

 

「遠陵なく受け取りますね」

 

「ど、どうもです」

 

「報酬はクロナさんを兵藤さんから引き剥がすのを辞めてもらえないですか? 打算なしの友達なんですよ」

 

 クロナさんが兵藤さんと友達になったことは打算ないです。原作の流れを知るために行動の報告はさせましたが。

 

 少し悩んだ素振りを見せてグレモリー先輩が口を開きました。

 

「分かったわ。クロナをオカルト研究部に復帰させる。ただ、眷族としての話がある時は帰ってもらうわ」

 

「ありがとうございます。条件は当たり前ですよ。私たちに用がある時はクロナさんをメッセンジャーとして使ってください」

 

「ありがとうございます。ヒフミ。リアス部長」

 

「邪魔をさせない為でしたが、友達に刃を向けさせたのには罪悪感がありますからね」

 

「ヒフミ〜」

 

 抱きついてきたクロナさんを引き剥がして兵藤さんの方に軽く投げます。

 兵藤さんは驚きつつもしっかりとクロナさんを受け止めました。

 

「兵藤さん。クロナさんが敵対をしたのは昨日が初めてです。基本は無害でそこそこ強いので、裏関係でも一緒に巻き込んでくれて構いません」

 

「クロナは友達だ。打算でつるむ気はない! これからも一緒にバカをやって遊んで行くつもりだ」

 

 嘘がない清々しい言葉ですね。

 

「そう言っていただけて嬉しいですよ。クロナさんのこと、よろしくお願いします」

 

 良い感じの雰囲気で私がドアに手をかけると制止の声がグレモリー先輩からかかる。

 

「ちょっと待ちなさい」

 

 うまく逃げ切れるかと思ったんですけどね。

 

「はい? まだ要件がありましたか?」

 

 シトリー先輩が切り込んで来ました。

 

「大ありです。ヒフミさん。貴女たちが何者で、なんの目的を持っているか教えていただけますか?」

 

「覆面水着団。私たちの活動は主にはぐれ悪魔や賞金首狩りです。私とクロナさんと最愛ちゃんは学生なので基本はバンビエッタ様が活動してます」

 

「建前は結構です。調べたらヒフミさんと覆面水着団については分かりました。貴女たちの関係はそれだけですか? 何故、ヒフミさんの家のマンションを貸しているのですか? 仲間ならヒフミさんの家の部屋を貸すでも良いのでは?」

 

 家については本気で隠蔽してないので普通にしれる情報です。わざわざ私の口から聞きたいですかね。

 

「家に泊めてたら、一発で私が関係者と分かるじゃないですか。それの対策でマンションを別に貸してただけですよ。マンションの名義が私ですから、怪しまれますが直ぐにイコールで関係者にはされないですよね」

 

 表立って戦ったのはコカビエルが初めてで、私を怪しんでも関係者と断言は出来ないんです。まあ、アザゼルさんには紙袋を被るのを見られたので、言い訳もなかったです。

 

「そうですね。ヒフミさんの裏を調べても何も出ませんでした。覆面水着団はバンビエッタ・バスターバイン以外の情報がなく、ヒフミさんとクロナさん、あと絹旗さんについては、バスターバインと知り合いぐらいの情報で、覆面水着団に繋がりのある情報が得られませんでした」

 

 覆面をつけていないバンビエッタ様だけ情報が出回ってますね。他の2人に比べて戦い方が派手で隠すぐらいなら、あえて覆面をしないで注目を集める。そうすれば他のメンバーに目が行きにくくなると思ってしましたが思惑通りですね。

 

「そこまで複雑な組織でもないですよ。覆面水着団は私を含めて、全員がちょっと特殊な力を持っています。そのせいで組織に所属し難く、同じ環境の人間が集まったチームですよ」

 

「特殊な力は神器ではないのよね?」

 

 転生特典なので神器とも言えなくないですが別物ですよね。

 

「もっと希少性が高いですね」

 

 本当でもないけど嘘にならないラインで答えるのは面倒ですね。早く帰ってペロロ様人形をもふもふしたいです。

 

「チームの情報は与えられないと」

 

「底の浅い集りなので、叩いてもホコリが舞うだけで意味はないですよ」

 

「分かりました。最後に聞かせてください。生徒会に関わったのは悪魔である私たちの動向が知りたかったからですか?」

 

 それはクロナさんの仕事ですよ。普通の生徒感を出したかったので生徒会と関わっただけなんですよね。

 

「普通の生活がしたいのです。ボランティア活動等は趣味の延長でやっただけですね。悪魔とかはどうでもいいことでした」

 

「そう言って、俺らをバカにでもしていたんだろ」

 

「さじ。ヒフミさんはそんな性格ではないです。たまたまですよ」

 

「私の生活を脅かすなら排除するだけですよ。わざわざ、諜報活動しないで消しに行きますよ」

 

「弱い私たちは眼中にないと」

 

 みなさんから変に敵意が高くなりました。エクスカリバーに関わって、顔バレもした。平穏な生活はできないのでヴァーリチームの味方側だけど、勝手な行動できるポジションになりたいです。

 

「来週に三大勢力の会議を予定してます。コカビエル討伐の功労者である覆面水着団も出てもらいたいのですが」

 

「良いですよ。私と都合のつく仲間だけの出席で良いですか?」

 

「はい。問題ありません。ヒフミさんは絶対に参加してくださいね」

 

 シトリー先輩の圧が強いですね。

 

「帰りますね。会議の予定が決まりましたらご連絡下さい」

 

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