英雄派に絡まれた次の日の下校中にアザゼルさんが絡んできました。
前回会った時と同じような流れで今はカフェにいます。タダで飲食が出来ますので嫌がらせを込めて1番高いフルーツたっぷりのロールケーキをホールて頼みました。
お茶をしていることはORTさんにも連絡済みです。
「今回はなんの件ですか? 暇なんですか? あなた総督ですよね?」
「いや何、コカビエルが迷惑かけたからな。謝りに来たんだよ」
嘘くさいです。ロールケーキのホールはどうやって食べるのが良いのでしょうか? 切ってでしょか、かぶりつくのが良いでしょか。
「今回の戦闘でアッサリと正体を晒したが良かったのか?」
「予定は狂いましたよ。でも覚悟を決める事が出来ました」
原作が終わるまで平穏と平和は捨てる。
安全を確保出来るまで原作の敵を一掃します。そうしたら、平和が取り戻せます。
「そうかい。お前さんらは今回の会議に特別参加するんだが、悪魔に肩入れはしてないよな?」
「全ての勢力を平等に立ち回りますよ。前も言いましたが私たちは後ろ盾が欲しいんです」
「お前さんらレベルならいらんだろ。バンビエッタが前面に出るだけでウザ絡みが減るだろ」
それが聞きたいんです。今後は頼りになる味方として教えましょう。
「それが面倒ごとが増えるんですよ。そっちも知ってるでしょ。
「おじさんも話しが早くて助かるよ。お前さんらは所属してないよな?」
それが聞きたくて接触してきたんでしょ。
「昨日、誘われましたよ」
アザゼルさんが立ち上がり手で机を叩きました。私のミルクティーがぐらついて溢れました。ペロロ様の人形にかかっていたら、手が出ていましたね。
「おっと、すまんな。流石に昨日接触してるとは思ってなかったよ。で、お前さんらは乗ったのか?」
「乗っていたら話しをしてると思いますか?」
「思うね。情報は手に入る時に手に入れるものだからな」
「そうですね。見返りはなんですか?」
「会議でお前さんらの立場を良くしてやるよ」
ずいぶんと抽象的ですが私たちを買ってくれてますね。知らない神器使い集団とでも思われてますかね? それとも堕天使が1番最初に協力したと言う実績が欲しいんですかね。
「信じるかは別ですが断りましたよ。バンビエッタ様に振られて、覆面水着団をそのまま吸収したいとか舐めてますよ。あの人達はバンビエッタ様以外はオマケ程度にしか思ってないですよ」
「こっちとしてはありがたい事だ。お前さんらは敵には回したくないからな」
私たちがアザゼルさんが警戒するような事なんてしましたかね。もしかして、バンビエッタ様。使ったのですか! あとで問い詰めましょう。
「信じるんですね」
「さあどうだろうな。言葉だけかもしれんぞ」
なんで私がこんな事してるんですかね。裏工作はORTさんの担当なのに。
「いいあっても、お互いに薄っぺらい言葉にしかなりません。この話はこれでおしまいです」
ロールケーキをホールごと口に入れてかぶりつきます。
罪の味がします。
「じゃあ、個人的な話だが。お前さんらの能力は神器か?」
ロールケーキが美味しくて口が開かないですね。
(ペロロ人形以外を呼び出して反応を伺いましょう)
「神器ですよ」
アサルトライフルを出現させて消します。
「そんなの魔法関係者なら大体の奴が出来るぞ。今見せてもらったが神器ではないな」
ORTさん特製のペロロ様人形を見せた方が良かったですかね?
(超能力で押しましょう。ペロロ人形はやめてくれ)
無責任ですね。私は苦手なんですよ。あと私の思いを勝手に読み取らないでください。
「はぁ、見せるんじゃなかったです。超能力ですよ。コカビエルにヤラレた最愛ちゃんは窒素の操作してます。バンビエッタ様はパイロキネシスの爆破版。私は物質のテレポート。クロナさんはよく分かりません」
「天使だと種族固有で雷が有る。お前さんらもその系統だろ?」
確信には迫っていて最後のピースが欲しいだけですか。さすが堕天使の長。私、良いように遊ばれてませんか?
「そうですよ。一族とか英雄等の血は関係ないです。1代限りの固有能力です。私たちの力が引き継がれることはないですよ」
「聞いといてなんだが、口を開けるの早すぎないか? もっと粘るだろ」
「今後の関係を良くなるなら、教えますよ。あと渡していい情報だけしか喋ってませんよ。能力の詳細は開示しませんよ」
ホールケーキを口に頬張り、2口目なのに3分の1も食べてます。
「あぁそうか、やっぱり、お前さんらは超越者の集まりか。
みなさん厄介な能力は多いですね。私の能力は神秘で身体能力強化ぐらいしか出来なかったのが変化してビームとか撃てるようになりました。最愛ちゃんもまだ転生して3年のため、体に能力が馴染んで変化する可能性があります。
「これだけ話したんです。後ろ盾よろしくお願いします」
「俺は立場を良くしてやるとしか言ってないが?」
「悪魔側について非難しますね」
「バンビエッタじゃなくて、お前がリーダーしてるのが、なんとなく分かったよ。ちゃんと公平にやってくれよ」
アザゼルさんはコーヒーを飲み干し2万を置いて店を出て行きました。
(超越者をよく知っていたね。伝えてなかったと思うんだけど)
(知りませんよ。なんですか超越者)
(この世界で種を超えた特別な力をもつ個体を超越者という。魔王に2体とヴァーリの祖父だったかなルシファーが該当する)
本当にこの世界は強者が多すぎです。人外が全員帰れば平穏になりますかね。
コカビエルの件の謝罪がなかったですね。