闇の帝王ファウスト   作:四隅

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次はあなたですか

 

 アザゼルさんと会って3日目の登校日にORTさんから呼び止められました。

 ヴァーリが門の前に待ち伏せをしていると言われました。

 私が目当てではないと思いますが念の為に護衛としてクロナさんを家に呼び登校しています。クロナさんは学校に登校してましたがすんなりと来てくれました。

 

「すみませんね。クロナさん。わざわざ戻って来ていただきありがとうございます」

 

「あ、うん。いいですよ。いつでも気軽に声をかけてくれれば何処でも行きますよ」

 

「で? ヴァーリは居ましたか?」

 

「あえっと、気配を消して一般人に気が付かれないようにしてましたよ。原作通りだとイッセーを待ってるんだと思います」

 

「そうだと良いですね」

 

 コカビエル戦の時にバンビエッタ様と遊んでいたので因縁を付けて来たらいやですね。

 

 学校に近づいて来ましたので、クロナさんを前に歩かせます。

 

「静かにやれないのかな? ヒフミが通れないじゃないか」

 

 クロナさんが兵藤さんを見つけると駆け寄って、ヴァーリに魔剣を突きつけます。木場さんとゼノヴィアさんがヴァーリに向けていたデュランダルと聖魔剣をクロナさんへ向けられます。

 

「イッセーおはよう」

 

 木場さんとゼノヴィアさんを無視して兵藤さんにあいさつする余裕を見せてますね。事前にヴァーリが人払いの結界を張ってくれいるのか、誰もこちらを認識してないですね。

 

「クロナさん。護衛は頼みましたがもめろとは言ってませんよ?」

 

「ご、ごめんなさい」

 

 魔剣を消してクロナさんが私に向かって、90度のお辞儀をしました。

 

「楽しそうだから乗っただけなのに。めんどくさいな」

 

 木場さんとゼノヴィアさんも剣を消して、兵藤さんの前に守るように立ちます。足が少し震えてましたが疲れていたのでしょうか。久しぶりにアーシアちゃんと会いましたね。兵藤さんが後ろに庇いましたね。

 

「みなさん、おはようございます。アーシアちゃんもお久しぶりです。暇が合いましたらペロロ様の話しに行きますね」

 

「久しぶりだな。阿慈谷ヒフミ」

 

 ヴァーリさんは余裕が溢れてますね。何が会っても逃げれる? 倒せる自信があるんですかね。ORTさんも監視してます。もしここで戦闘したら一方的に倒せますよ。

 

「朝から校門の前で待ち伏せとは暇なんですか?」

 

「本当はもっとあったんだがね? 先日の仕事が失敗で今は暇なんだよ」

 

「それは残念です」

 

「でも、良い事がしれたね。君を今、傷つければバンビエッタは全力で戦ってくれるかな?」

 

 ヴァーリの手が私に伸び、クロナさんが魔剣を出して割り込んでくれます。

 

「あー。ぼくが居るのにそれが出来るとか思ってるの? 思ってるよね? おもってるよね!」

 

 魔剣を出したせいでクロナさんの戦闘スイッチが入りそうですね。本当にここで戦闘しそうですね。よくないですね。

 

「クロナさん。遊ぶのはやめて下さいね? 今日は学校ですよ?」

 

「えっでも、アレで、はい。ごめんなさい」

 

 クロナさんが挙動不審にお辞儀をされました。仲間ですからそんなに畏まらなくて良いんですけどね? 私のリーダーとしての立場を見せるためにワザとやってくれてるんですかね?

 

「君より彼の方が強そうなのに上下関係がしっかりしてるな。暴力装置があるからか?」

 

 そう言えば、バンビエッタ様とクロナさんはORTさんに対して異常に怯える時がありますね。私が知らない関係があるんですかね。

 

「今日は赤龍帝にようがあるんだ。君は。いや兵藤一誠、阿慈谷ヒフミ。君たちは世界でどれだけ強い」

 

 私はそこまで強くないですから強さについては考えた事ないですね。そのランキング基準だとORTさんはどこに位置するんですかね。

 

「赤龍帝を宿したものは1000ぐらいの指に入る強さだ。宿主を考えるともっとしただ。阿慈谷ヒフミ。君はコカビエルを倒している。アレでも古から生きている堕天使だ。500ぐらいだ。バンビエッタは俺の予想では100に入る強さがあると思う」

 

 評価基準が分からないですけど、上に数えられて嫌な気はしないですね。グレモリー先輩たちも来て眷族が1人を除いて全員集合ですね。

 

「兵藤一誠は貴重な存在だ。しっかりと育てると良い。リアス・グレモリー」

 

 兵藤さんは眷族ですから主人が来たら指摘される前に気が付きましょう。クロナさんと最愛ちゃんでも私が察知出来る範囲に来たらあいさつしに来ますよ。

 

「阿慈谷ヒフミ。君も強くなっておけ。バンビエッタ頼りのチームでは簡単に崩壊するぞ。そこのナヨナヨしている奴もそこそこ見どころはあるが弱い。もっと強くなれ」

 

 クロナさんが弱いですか? 今のヴァーリさんより全然強いですよね。ヴァーリさんは強者と戦いたがりますが、強者の察知スキルがないんですかね。

 

「あなたが堕天使と繋がりがあるのを知っているのよ。過度な接触は」

 

 ゆっくりとヴァーリにグレモリー先輩が近づきます。大人の余裕がありますね。……私には。ペロロ様には関係ないですね。

 

「二天龍と称されて、赤と白の龍に関わった者はろくな生き方をしない。貴様はどうだ? まぁ、今日は戦いに来たわけではない」

 

 すごく挑発してましたよね。戦闘したくて仕方ない雰囲気でしたよ。

 

「次に会う時はバンビエッタ様と遊べると思いますよ」

 

 クロナさんが会議でのごたつきがあると匂わせますね。

 私が言い返す前にヴァーリさんは言いたいことだけ言って消えましたね。

 

「部長」

 

「ヒフミ。魔王様が貴女に会いたいと言ってました。今日の夜は空いているかしら?」

 

 兵藤さんは無視ですか。

 

「空いてますが。要件はなんですか?」

 

「申し訳ないけど、私は聞いてないわ。19時ごろにオカルト研究部に来て」

 

「分かりました」

 

 この流れですと天使も有るんですかね。

 

 いつも通りに授業を受けて、あっという間に放課後になりました。

 

 19時までに時間があった。そうあった。ペロロ様に早朝の荒んだ心を癒してもらっていましたら3分ほど時間が過ぎていました。今からオカルト研究部に向かったら19:10にはつきますね。

 

 一緒に参加するクロナさんが迎えに来てくれていたら遅刻はしなくて済んだと思います。

 

 部室の扉を開けるとソファにくつろぐ魔王様がいました。

 

「すみません。遅れました」

 

「待っていたよ。ヒフミちゃん」

 

 いつものオカルト研究部メンバーと別に魔王様とメイドがいるだけで雰囲気が変わりますね。

 

「お待たせしました」

 

「気にしなくていいよ。急な呼び出し応じてくれてありがとう。そこに座ってくれ」

 

 魔王様に言われて、近くにある別のソファに座りました。先に来ていたクロナさんが私の後ろに立ちます。

 

「魔王様の要件はなんでしたでしょうか?」

 

「気軽にサーゼクスと呼んでくれ。和平会談の後に若手悪魔のレイティングゲームを予定していてね。ゲームの観戦に各勢力から来客を迎える予定だ。お呼びした勢力を入れてゲームが出来れば和平のアピールが出来たんだがルールの整備しないとすぐに出来ない。そこでデモンストレーション戦として君たちに出てもらいたいんだ。他の賛同が得られないでお流れになるかもしれないけど、先に君たちの承認が欲しくてね」

 

 戦力を把握したいんですよね。

 私たちの戦力を見せつけるいい機会かもしれないですね。

 多分、戦ったことのある原作キャラで1番強いコカビエルがペロロ様を使うことになりましたが、ヘイローは使わないでいい程度の敵でした。来客できた各勢力の原作キャラがどれほどの強さか見ることもできますね。

 あと、原作より早めに邪魔な敵も掃除出来たら良いですね。

 

「出るのは良いですよ。でも、難しくないですか? 私たちが全員参加しても相手によっては1人でも十分と考えられる戦力差が有ると思いますよ。ルールも決まってないので負けた後にごねられるのも嫌ですよ」

 

 グレモリー眷族のみなさんから無言の圧が飛んできますね。魔王様がいるので表立って何も言って来ないですね。挑発として受け取られてしまったのでしょうか。

 

「今後のルール調整のためのデモンストレーションでもある。対戦はルールが簡単な王を倒せば終わりの総力戦。対戦はリアスたちの予定だ。そちらも全員参加してくれて問題ない。人数が多いなら追加でソーナ・シトリーたちも参加する予定だ」

 

 無理にでもみなさん参加しそうですがバンビエッタ様、クロナさん、最愛ちゃんも参加するでしょう。ORTさんも分身体の調整をしてましたので参戦。全員行けそうですね。アレ? ORTさんがいたら戦闘が成立しますかね。

 

「こちらの参加はフルメンバーの5人。若手悪魔全員が参加でも良いですよ。むしろ勝負に持ち込むには必要ですよ」

 

「すごい仲間を信頼してるね。今のままだとコカビエルを倒せた君1人に負ける可能性もなくはない。特にバンビエッタの戦闘についての噂はよく聞く。きみより強いと仮定したら全員参加の君たち相手にリアスたちに勝ち目はないね。クロナくんの強さもリアスから聞いているよ」

 

 身内もしっかりと把握してますね。でも、クロナさんの戦闘力を間違ってますね。ラグナロクを出してないので本来の力の半分も出せてないですし魂を喰らっての強化状態も見せてないので、使えばグレモリー先輩たちを1人で倒せますよ。

 

「あと参加する5人の中で1人が確実に謎の人物になる。多分把握している4人に加えて1人増える分、更に総合戦闘力の差があると思われる。4人だけのチームだと思っていたよ」

 

「そうですね。1人は表に出てきてないですからね」

 

 若手のレーティングゲーム前に修行パートで強くなると思います。でも修行出来るのはこちらも同じで戦力差がひっくり返ることは起きないでしょう。

 

「ルールの詳細は正式に決まってからで良いですよ。どんなハンデを受けても負ける気はないですし。最愛ちゃん1人だけになっても勝ちますから」

 

「随分と強気だね。リアスたちもレーティングゲームに向けて修行するからね。油断して足元を救われないようにね」

 

「三大会議の時にこちらの戦力を見せるかも知れないですね」

 

 魔王様も察知してると思いますので何が起きるかは言いません。

 

「明日、リアスのビショップを封印から解放する予定。何かあった時のためにキミも来てくれないですか」

 

「イヤです。本心で話しませんか?」

 

「時間停止を無効に出来る実力があるか知りたいんだ。抵抗でも出来るなら、それを踏まえてレーティングゲームの調整をしようと思ってね」

 

 あくまで、レーティングゲームの調整ですか。私、程度でも抵抗出来ると思います。

 

「クロナさんなら無視できますよ?」

 

「何かあった時のために、クロナくんも参加してもらおう。ヒフミくんも参加してくれるかな?」

 

「イヤですね。クロナさんは好きにしてくれて良いですよ」

 

 私が行っても抵抗出来るのを見せるだけでメリットがないですね。

 

「それなら別の件でお願いがあるんだ。3日後に朱乃の神社に行ってくれないか」

 

「それは、思ったより早いですね」

 

「行ってくれるのかな?」

 

「会議前に会っておきたかったのでちょうど良かったですよ」

 

 全勢力のトップと顔合わせが出来ますね。

 

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