闇の帝王ファウスト   作:四隅

6 / 26
名乗るなら堂々と名乗りを上げなさい。まぁ、聞いてはあげないけどね。

 

 学校は仮病で休んでいたので、今日はペロロ様グッズの収集をしていて22時を過ぎてしまいました。

 

「今日のペロロ様は一段と輝いて見えてしまいます」

 

 こんなにペロロ様が手に入るなんて、今日はなんて充実した1日なんでしょう。

 

(ヒフミ。一方的な念話で連絡しています。態度に出さないで聞いてください。今日、ずっと堕天使がストーカーしてます。)

 

 何となく察しますよ。アーシアちゃんに今日会ったのがダメでしたかね。ORTさんの言う原作の流れ的に邪魔だから消しに来ましたかね。でも私は悪くありません。アーシアちゃんがペロロ様への理解力が高いのがいけないのです。

 

 ORTさんも空想樹の種子で街全体を監視してるんですからさっさと処理をすれば良いのになんでこの時間まで泳がしたんですかね。

 

(バンビエッタを転移させます)

 

 バンビエッタ様が来てくれるのは助かります。派手にやる気ですね。

 

(爆炎に紛れて、空想樹の世界にヒフミを転移させます)

 

 空想樹のあるこの街ではORTさんは誰にも気がつかれないで転移が出来ます。理屈は分かりませんがこの街に空想樹を起点に上位のテクスチャーを貼って隔離した世界を作成しているようです。

 私の家も扉を開けるとそこに繋がっています。空想樹と私の家があるだけの真っ白な世界。ここで座標を合わせて上位テクスチャーを取ると結界内にも察知されないで侵入出来るようです。

 

 後ろで爆音が聞こえると道を曲がって視界が切り替わると真っ白な何もない場所に来ました。

 

 

 

 ヒフミのあとをつけていた堕天使の男が爆発した。

 

「アンタみたいな雑魚をこのあたしが相手をしてあげるんだから光栄に思いなさい」

 

 白い軍服を来た少女は民家の屋根の上から見下す。

 

「アレもしかして、今ので終わっちゃた? 脆すぎるでしょ」

 

 爆破でボロボロになった堕天使の男は起き上がらない。

 

「わざわざ、あたしを呼び付ける敵でしょ。これで終わらないでよ。 ねぇー!」

 

 地面に倒れる堕天使の男を爆発させる。声すらあげる事なく吹き飛んでいく。

 

「本当にこれで終わり? マジで。絹旗で良かったじゃん。ORTもヒフミを戦わせたくないとか過保護すぎるのよ」

 

 少女は八つ当たりとして堕天使の男の体を爆破して証拠を消す。

 

「はぁーつまんな」

 

 悪態を少女が吐いてると透き通る青い逆円錐に球体を乗せた物質が飛来する。

 

「バンビエッタ。もうしばらくしたら堕天使の団体様が来るから全員消しておいてくれ」

 

 無機質な合成音声が飛来した物質から発せられる。

 

「その種子を使って消せばいいでしょう」

 

 バンビエッタは飛来した物質、種子を知っている。ORTの転生特典でこの世界に生やしている空想樹の種子。ORTの本体は別にあるがORTは空想樹と繋がっている。種子はORTが操り、連絡用の端末。バンビエッタは本体の強さを知っているため、それだけかと思うが連絡用である端末でも上位悪魔、天使でないと戦闘が成立しない武力も備えている。

 

「君が暴れる事に意味がある。報酬として君の趣味を楽しむことができるモノを用意しておく」

 

「分かったわよ。報酬は弾みなさいよ」

 

 バンビエッタは言いたいことを言い終わると民家の屋根から消える。あとを追うように種子も消えて、地面や壁についた爆発の後も綺麗に消えていた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。