ドラゴンボール~兄より優れた弟は存在する!~ 作:ナッパにウィッグを。
突発で書き込んだため、これ以上はまだ書けてないです。
ご容赦を。
「悟飯には気絶してもらった! ピッコロ!! いまだー……オラごと撃てぇ!!!」
「よくやった……ッ! てめぇごと撃てるなんて俺にとっては願ったり叶ったりだ……!!」
俺を羽交い絞めにしたまま悟空は、
自分ごと撃てとピッコロに命じている。
──前世で漫画を読んでて思ったが……
サイヤ人って薩摩魂入ってる?
「……おめぇ……なんで抵抗しねぇんだ……!
ここで何を企んでる!!」
おっと……サツマイモも野菜だからか?
とか考えていたら悟空に疑惑の疑を
持たれてしまった。
まてまて締め付けをきつくするな。
首を絞めようとしないで。
最後くらいかっこよくさせてくれよ。
「……フッ……もう振り払う気力もないさ。
……聞きたいことがあるカカロット」
どうやら一度技を解除していたらしく、
ピッコロは改めて溜めている。
めっちゃちびりそう。痛いんだろうなアレ。
想像するだけでちびりそうだ。
カッコいいちびり方があれば教えてほしい。
「……お前は何故、俺についてこなかったんだ?
どうせ俺の仲間がこの通信を聞いている。
──結局、死ぬことには変わりはないんだぞ?」
俺との戦いでできた怪我が痛むのだろう……
悟空の呼吸が荒い。
たしか原作ではあばらが折れているんだったか。
あと気付きたくなかったけど俺もめっちゃ痛い。
ごめんね。でもあと少しだけ頑張ってくれ。
「だったら……オラは……おめぇの仲間より……
もっと強くなってやる……!
地球で育って……地球で……
いろんな人と出会ったんだ!
オラの大事なもんを……必ず守る!!」
悟空の決意に滲む声がする。
ああ──この声だ。
「オラは地球で産まれ地球で育った……!」
──孫 悟空だ!!!
「─そうか」
ああ──まさしく 孫悟空だ。
あのドラゴンボールの主人公 俺があこがれた。
みんなのヒーロー……
孫 悟空だ。
「……兄として。 地球には感謝をせねばならんな」
「ラディッツ……!?」
この後は原作の流れを追うだろう。
俺は地獄という特等席から、この世界の様子を
間近で見ればいい。
あ、でも地獄ってつらいんだよな……
まぁ、なんとかなるか。
──だから最後くらい、いいじゃないか。
「こんなにも……こんなにも……仲間を
──息子を──そして弱者を守ろうと。
例えどんなに強者でも挑み続ける
お前を育てたこの星 地球は──本当に。
──素晴らしいな」
「──サイヤ人の面汚しなのはこの俺だ。
強者にへつらい、弱者を叩く。
カカロット。いや……孫悟空」
──こんなことを言われるのは
本当に嫌だろうが。
だが──言わせてくれ。
「泣き虫弱虫そして意気地なし……
この俺みたいになるな。──俺の自慢の、弟よ」
──魔貫光殺砲!!
俺の胸に痛みが貫き走る。
いってぇえええええええええええええ!!!
でもよかった。ちびらなかった。
──倒れざまにちらりと後ろの孫 悟空を見る。
なんだ……その情けない面は……。
いや……最後に話すべき内容ではなかったかもな。
カカロットが 寂しそうな表情で
俺のことを見ていた。
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「ざまぁ……みやがれ……」
俺はそういいつつ、さきほどまで戦っていた相手──
ラディッツの様子を確認するべく近づいた。
「……即死か」
痛みに歪み……だが顔はどこかさわやかだ。ヘドが出るぜ。
そういえば……あの耳元の機械は破壊しておくか。
カッ!
目から放った気をその機械にぶつけた。
多少原型は残っているみたいだが、壊れたことは見ればわかる。
「う……うぐ……」
ふと、俺が倒すべきだった好敵手の亡骸から声がした。
「チッ……まだ生きてやがったか」
「……へ……へへ……」
死ぬのは時間の問題だな……
そんなことを考えつつ俺は、孫悟空を見ていた。
真正面から倒したかった 好敵手に……。
ふとキィイイイ……ンという音が空から響く。
見上げるとこいつの仲間が近づいていた。
──もっと強くならなくてはならんな。
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ラディッツは「蛇の道」にいた。
カカロットとともに。
──どうしてこうなったんだ。教えてくれバーダック……カカロットは何も教えてくれない。
いやこっちを見てる! コワイ!