ドラゴンボール~兄より優れた弟は存在する!~ 作:ナッパにウィッグを。
ドラゴンボール超はまだきちんと見てなくて、ユーリンってキャラいるんだーって調べてました。
なんでこう、フローレンスキリシマというか純情ヤンキーみたいな娘を出すんですか!!!
こういうキャラ好きなんですよ!!!ってなりました。
ナッパのヒロインはひとまず決まりました。
良かったなナッパ。
クリリンという地球人と『結婚したい同盟』を結成したとき、ナッパにさっきまで戦っていた男の声がしたような気がした。
『あ、あーテストテスト……み、みんな聞こえるか、ラディッツだ……』
(あん……? も、もしかしてお迎えってやつか……!?)
「ラディッツ!」
「兄ちゃん!」
「伯父さん!」
ナッパのそんな心配をよそに、飛行船の中が歓喜の声に湧く。
皆にも同じ声が聞こえているようで、ナッパは心底ほっとした。
『その……み、みんな無事みたいで良かった、は、ははは……』
どこかしどろもどろなその口調に、運転席にいる女──ブルマが毒づく。
「あんたが無事じゃないからみんなお通夜モードなのわかってるの!?」
それはそう、とナッパは思ったし、どれだけ地球で人気なんだこいつ、と思いもした。
『そ……それは……と、ところでぶ、ブルマ、しばらく野菜を運べなくてす、すまんな』
「そうだそのこともあったわ! あの野菜、ママもパパも気に入っちゃって、その農家さん事業提携が決まったのよ! あのおじさん、あんたが来たら報告したいってはりきってたのに、どう説明したらいいのよアンタが死んだこと!?」
『は!? ま、マジか……』
(ラディッツが農家と……? サイバイマンの種でも任せてみるか……?)
「あと、あんたね……格闘技の世界チャンピオンさんからなんか、いろいろ届いてたわよ……これ、あんたが生き返るまで私の家に保管になるんだからね!」
「『世界ちゃんぽん』ってなんだ? 食いもんか?」
「孫くんは黙ってて!」
「いやオラじゃねぇけども……」
おずおずとナッパが声をかける。
「わ、わりぃ……オレだ……は、腹が減っててな……」
「……とにかく! その世界チャンピオンさんにもどう説明するのよ!! きぃいいいいいいぃいい~~~~!!!」
『お、おいヤムチャ! ブルマをなんとかしてくれよ!!』
「……ぶ、ブルマ、それくらいでいいんじゃ」
「話しかけないで」
冷淡に返されてへこむヤムチャ。
(……地球って、お空がきれいなんだなぁ)
ナッパは考えることをやめ、窓から地球の空を眺めていた。
◇◇◇◇◇
「あ、あー……本当にスマン……」
「さて……ここからは界王様である私が話そう……言いたいことはたくさんあるじゃろうがあとでやってもらうとして……」
界王様が頃合いを見計らって全員に呼びかけた。
流石便利だな界王様。
『おっす、界王さま!』
悟空が気さくに挨拶する。
……悟空は偉い人に本当に物怖じしないよな。
あ、でもそれは俺も同じか。
「……まず最初に……本当によくやった! あのサイヤ人と、さらにおまけでデカいロボットによく勝った!」
やっぱりDr.ウィローだったかあの気配。
いや焦ったけど……多目に人数割振っといてよかったな!
『……そのかわり、ラディッツがくたばっちまったがな……安心しろラディッツ。悟飯の勉強も俺が見てやるからな、ゆっくりくたばっておくがいい』
「お、おう、感謝するピッコロ」
『……チッ』
なんで感謝したら舌打ちするんだピッコロさん……。
前世では俺結構ピッコロファンだったぽいから傷付いちゃう。
「ごほん! ……で、だ、そんなこの無自覚人たらしサイヤ人を復活させるためにナメック星に行きたいんじゃろ? ナメック星の場所だけでも教えてやるわい」
ワッ! と飛行内で歓声が上がる。
すごい熱量だな……、俺以外死んでないんだけどな……。
「ええと……たしか……地球でいうと座標は……SU83方位の……9045YXだな」
宇宙の座標を告げると一人だけ驚愕の表情を浮かべる人物がいた。
原作通りブルマだった。
『そ……、そんなところに……ちょっと亀ちゃん運転変わって、計算してみるから!』
『か、亀ちゃん……』
亀仙人に飛行船の運転を任せ計算し始めるブルマ。
……たしか地球産まれのエンジンだと時間がかかるんだったか?
ブルマが計算している間に界王様はナメック星の様子を伝える。
「ナメック星は昔、滅びかけとったんじゃが……今は復興の兆しが見えとる。百人足らずだが暮らしているらしいぞ」
『じゃ、じゃあドラゴンボールも……!』
『ある……んじゃないか?』
わぁわぁみんなが騒いでいる。
そのワイワイの中に俺も混じりたいな、と少しだけ思った。
『……あの、みんなちょっといい?』
ブルマが真剣な顔をして皆に告げる。
計算速いなブルマ。流石だ。
『ざっと計算したわ、パパが作ったさいっこーのエンジンを基準にしてね……4339年と3か月かかるみたいだわよ』
『よ、よ、4339年……!? で、でもナッパおじさんの宇宙船を解析すれば……!』
『……超特急でやってみるようパパに頼んでみるけど、それもどのくらいかかるか……ちょっと改造したら動かせる宇宙船があればいいんだけど……』
そのとき、ピッコロが「もしかすると……」と呟いた。
何か思い当たるものがあるらしい。
『……俺はナメック星人というものらしい。ということは地球の外から来たはずだ。……神が知ってるかもしれんぞ』
『流石ピッコロさん!』
『……悟飯、褒めてもなにも出んぞ!』
あー絶対ピッコロさんどや顔してるよどやコロさんだよ。
でも、なんとかナメック星へたどり着く方法を思いついたみたいでよかった。
(ん?)
あれ? 俺もしかしてピッコロポジにいるってことか原作の……。
ナメック星に呼ばれそうな気がしてきた……。
つまりフリーザと殴り合うってことか……。
「なぁブルマ、天才的なお前に頼みがあるんだが……」
『……褒めても何もでないわ。でも一応聞いてあげるわよ』
俺は前に頼んでたアレを思い出して聞いてみることにした。
「重力トレーニングルームを作って欲しいって言ってただろう? あれを近々そちらに訪れる占いババにホイポイカプセルに入れて欲しいんだが……頼めるか?」
『あーあれね! そうそう、色んなタイプをつくってみて、そういう風に持ち運べるタイプも作ってみたわよ……って、そうだ、他にもいろいろ入れとくわね』
は? いろんなタイプ作ってみてるの? 天才かこいつ!? 天才だったわ。
「助かる……流石ブルマ一族は天才だな!」
『いいわよ当たり前のことだけどもっと褒めなさい!』
ほーっほっほっほっ、と高笑いをするブルマ。
チョロいなぁ、とラディッツはほくそ笑んでいた。
◇◇◇◇◇
「なぁ、天の助だっけ?」
「……俺は天津飯だが」
ナッパは同じハゲの天津飯に話しかけていた。
「お、すまねぇ……なぁ、このあと俺はどうなる?」
「……? おそらく悟空と同じ病院でしばらく入院になるんじゃないか?」
ナッパはふぃー……と息を吐き出す。
(元敵である俺だけど、そういう扱いでいいのかねぇ?)
「……じゃあナメック星には行けねぇなぁ今は……」
「宇宙船は複数あるからな、後から行くことはできるかもしれん……仙豆がたくさんあれば……」
ナッパは『仙豆』という単語にきょとんとした。
「ああ、『仙豆』というのは……そうだな、1粒食べるとたちまち身体が回復する豆だ、死ぬ前に食えば治りもするだろうな」
「一瞬でか!? ……メ、メディカルマシーンよりすげぇな……ん……?」
ナッパはふと気が付いた。
(そういやあんだけダメージを負っていたベジータが一瞬で回復していたな……)
どのタイミングだったか、と思い返していたが、そのときアルマジロが声をかけてきた。
「ま、ままま、仙豆もたくさん収穫できそうだからそんときわたしたるさ……そげんなことより腹へった、肉まんくいてぇ~!」
「肉まん? ……地球には俺の知らない食べ物がめいっぱいありそうだぜ、へっへっへ……」
過去のことより未来の身体を作る今の食事、とナッパは切り替えたのだった。
フローレンスキリシマっていって伝わるの?ってふと思いました。
こう、悪役顔が似合うエセお嬢様ヤンキーなキャラですよ。情報過多か?
追記:
ラディッツがヒロインでちょっと笑った。