ドラゴンボール~兄より優れた弟は存在する!~ 作:ナッパにウィッグを。
魔人形態の悪側の21号さんとか好きだけどゲロさんの嫁さんなんですよね。
自分の父親とナッパが病院へ入院し、ブルマは神様とともに、神様が乗船したと思われる船らしき乗り物を見に行った。
悟飯は、自分の母親のチチと一緒にあるところへ訪ねていた。
「やぁ、今日も元気だね!」
よくわからない鳥に挨拶をして、おっかなびっくりのチチの手を引いてとある農家の扉の前まで来ると、
ちょっと遠慮がちにノックをした。
ほどなくして、中から小太りのおじさんが出てきた。
「おっ、悟飯くんじゃねぇべか! 朝早くからどうしたべ?」
「農家のおじさん、おはようございます! ……あの、大事なお話があってここに来ました」
大事なお話……? と首を傾げているおじさんにチチが話しかける。
「オラ、悟飯ちゃんの母親でチチって言いますだ。実はラディッツさのことでお話が……」
「おお、あんたが悟飯くんのおっかあだべか! 悟飯くんは本当にいいこだべな! ……ラディッツさに何かあっただ?」
「い、いいいいいえ別に何かあったわけではねぇんだ……ただ、ちぃと宇宙に出る用事ができたみてぇでな、しばらくこっちに寄れねぇそうだべ?」
おじさんはそうだったかー……と少し寂しそうな顔つきになる。
そんなおじさんの顔を見て、悟飯は罪悪感を覚えたが……伯父さんの死を伝えることがどうしてもできなかったのだ。
「んじゃ悟飯くんに報告だべ。おじさんな、君の伯父さんのおかげでなんとあのカプセルコーポレーションと一緒にいろいろできるようになるみたいだべ!」
「え、ええー! おじさんすごーい!!」
「どれもこれも悟飯くんのようないい子と伯父さんのおかげだべ!」
母親の前でいい子だいい子だと連呼されて、悟飯は少し恥ずかしかった。
チチが当然という表情でふんす! と胸を張っていることもあってさらに恥ずかしかった。
「そ、そうだお母さん、伯父さんからなんかもらってたでしょ?」
「あ、ああそうだったべな悟飯ちゃん……、え、ええと、これを渡してけれってラディッツさからもらっただよ」
「……袋? ……中になんかの種が5粒ほどあるだよ」
袋の中を見て、これは何の種だべ? とチチに返すおじさん。
「それはラディッツさによると……『栽培マン』ちゅうちょっと見た目は気持ち悪いが忠実に働いてくれる植物人間? が生えてくるものらしいだよ?」
「……ま、試しに一粒植えてみるだよ……」
チチの説明に一瞬宇宙猫になりかけたおじさんは、ひとまず一粒地面に植えてみた。
すると……。
──ボコォ!
「ギィィ……ギギャ!」
「……」
「き、気持ち悪いべな……」
栽培マンが即座に地面から這い出てきた。
その様子をみた悟飯は絶句し、チチは気持ち悪がったが──。
「すっごくかわいいべ! マスコットキャラみたいだ!」
「「「!?」」」
農家のおじさんの感想に悟飯とチチ、それとなぜか栽培マンもびっくりしていた。
「え、ええとラディッツさによると、力があるから配達や荷物運びにもええし、そこそこ強いから護衛にもいい……って言ってただよ」
「はぁー、かわいいうえに強いとか最強だべ! よろしく頼むだよ~!」
「ギ……ギギ…………ィ……」
(あっ、ちょっと照れてる……凶悪な見た目とは裏腹にどうやらいい子みたい)
その後、残りの種からも栽培マンを産まれさせ、大喜びの農家のおじさんは、ブリーフ博士からもらったらしい冷凍ホイポイカプセルに大量の野菜を入れてくれて持たせてくれた。
(こんなにいいのかなぁ……)
帰り道、悟飯はそう思っているとチチがその心を見透かしたようにこんな話をしてくれた。
「悟飯ちゃん。嘘も方便っていうだ。……あのおじさんは本当のことを伝えたら傷付くからこれでいいだよ」
「……うん、わかったよ、お母さん」
(早く伯父さんを生き返らさなきゃ!)
そう決意する悟飯であった。
◇◇◇◇◇
息も絶え絶えな俺と界王様──。
(次の一撃で、決まる──)
「ら、ラディッツ……覚悟はできたか?」
「そ、そう聞くってことは、覚悟はすんでいるようだな、界王様……!」
そう、今の俺たちはあの頃に戻れない。
負けるわけには、いかないんだ!
界王様が叫ぶ!
「ふ、ふとんがふっとんだ!」
俺も叫び返す!
「悟飯がご飯食う!」
界王様の顔が苦渋に歪むが、すぐに清々しい顔になる。
「よくぞ……よくぞここまで……! ラディッツ! お前がNo.1だ!」
「サンキュー界王様!」
「仕事の邪魔だからよそでやってくれんか!?」
ここは閻魔大王の職場である。
俺と界王様は、とある人をここで待っていたが暇だったのでシャレ対決をやっていたのだ。
先ほどから判決を受けている魂たちが閻魔大王の判決をききつつ、微妙な表情……魂情? をしてこちらを見ていた。
いいもん見れてよかったな、界王様のシャレだぞ。
「だったらおまえもシャレくらい言わんかい」
「そうだそうだ、シャレくらい言え兄弟子!」
「じゃかあしい弟弟子! 界王様……あのですね、部下や魂たちに示しがつかないんでやめてもらっていいですか!?」
……これ以上からかうと流石にかわいそうか。そう思い、界王様に声をかける。
「流石に兄弟子の邪魔になるからここらでやめるぞ、界王様」
「ふぅむ……仕方ない、仕事場寝でもするか」
「ぐぬぬ」
界王様は椅子に座るとすぐに鼻提灯を作り出した。
俺はというと、閻魔大王の横に立ち、その仕事を眺めていた。
「……何している」
「兄弟子の仕事っぷりを見たいと思ってな」
「はぁ……勝手にしろ」
閻魔大王は魂たちを着々と裁いていた。
地獄に行くやつの中に、たまに暴れ出しそうだなーというやつがいたときは、閻魔大王の横で睨みつけておいた。
おかげでスムーズに判決が流れていくように見える。
「……俺にはわからんが、即座に判決して行先を決めるなんてすごい事なんだろうな」
「ふん、今更わしの凄さに気付いたか」
「ああ、気付いたから俺の地獄行きを取り消して欲しい」
「却下」
「ぐぬぬ」
閻魔大王とそんな軽口をたたいている様子を、部下である鬼とかは信じられない者を見るような目で見てきた。
そんなにこの人怖いのか? 見た目だけだと怖いけど、中身は割と優しいオッサンだと思うんだがな。
「な、なぁ今日はやけに天国行きの魂が多くないか?」
「そ、それより……あの閻魔大王様と話している男はなんだ!? 閻魔大王様に信じられない口ぶりだったが」
「ど、どうやら閻魔大王様の弟弟子らしいぞ……あいつを見て多くの悪い魂が暴れるのをやめていたぞ!」
「お、おい、閻魔大王様が鼻歌まで!? 明日は地獄が降ってくるんじゃないか!?」
あの世で働く者たちにとって天変地異のような閻魔大王の様子は、またたくまにあの世に広まったのであった。
ドラゴンボールスパーキングゼロをプレイしてたら腕が筋肉痛になりました。