ドラゴンボール~兄より優れた弟は存在する!~   作:ナッパにウィッグを。

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評価や感想、誤字報告などいただきありがとうございます!

いろいろと文章構成を替えたりと試している部分も多いため
読みづらかったりすると思いますがどうぞよろしくお願いいたします!


優れた自慢の弟に兄如きが勝てると思っているのか? ★4

-蛇の道(道中)-

 

この俺ラディッツと、自慢の弟であるカカロット─孫悟空は界王様の元へ向かうため、

『蛇の道』を走っていた。

 

たしか100万キロくらいあるんだったか。

100万キロって地球25周分ほどらしい。

地球のみんな!ラディッツ兄さんの小話はためになるだろう?

 

 

……ところで。なんで俺も界王様のところへ一緒に走ってるの?

いや理由はわかってるんだ。それは──

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

-ちょいと前の蛇の道(入口)-

 

(なんで地獄から『蛇の道』に来ているんだ?)

 

地獄の入り口付近にいた俺は、突然現れた案内人に連れられて『蛇の道』の入り口にきていた。

そこには一人の男が俺を待っていた。

まて、あの陽気なsilhouetteは──

 

「よう、兄ちゃん!」

 

100mを5秒フラットどころじゃない速さで走りそうな男 孫悟空がいた。

はぁー笑顔でこっちに手を振ってるよ

 

………………。

 

…………こいつ今、『兄ちゃん』って呼んだか?

 

……──俺を?

 

目を丸くしていると、俺の反応にちょっとバツが悪くなったのか

悟空はへへへ……と頭をかいた。

 

「オラ、考えたけんど……兄ちゃんくらい強いやつと一緒に修業すれば効率がいいと思ったんだ!」

 

──ふむ。

 

「だから兄ちゃんもよ、一緒に界王さまとこへ行くぞ!」

 

─なるほど。

 

─あれ俺もしかして好感度調整ミスった?めっちゃ好かれてる?俺、お前の死因だよ?

 

原作の流れがだいぶ変わるなぁ……うーん。

ああでもないこうでもない、と考えていたらしびれを切らした悟空が

さき行ってんかんな!と舞空術で飛んで行った。

 

舞空術で体力が尽きて走りに切り替えてたよなアイツ……。

後先考えないというかなんというか。

 

─俺も見習って原作の流れがどうとか考えるのは辞めだ。なるようになるさ。

 

悟空を追いかけるため、俺も飛んだ。

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

-蛇の道(道中)-

 

……うんうん。そんな流れだったな。今は体力尽きた悟空にあわせ、少し後方で走っているところだ。

しかし『蛇の道』……走りづらいな。なんというかちょっとツルツルしている。

例えるなら雨の日の階段とかに近いか。

 

この下は雲に覆われているが、それを抜けると地獄が待っている。

滑って落ちたら最後、ってやつだな。アゴが長い漫画の『鉄骨渡り』に近いかもしれない。

 

─大丈夫だろうが、念のため悟空にも足元を注意するよう声をかけておくか。

そう思い声をかけようとしたとき、目の前で走ってた悟空が

 

フッっと視界から消えてしまった。

 

─は?消えた……?

 

……………なんかバタバタしているような音がする

 

─!嘘だろ!?足を滑らせたなお前!!!

 

早く助けないと!間に合えぇええええ!!

 

まだ『バイバイドラゴンワールド』にははぇえぞ!!!

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

足を滑らせ、落ちそうになった悟空は間一髪『蛇の道』の横っ腹に何とかしがみついていた。

 

「ンギギ……あっぶねぇ~……」

「カ、カカロット、無事か!?ほら、この手に捕まれ!」

 

どうやって戻ろうかと考えていた悟空の前に、ついこの間まで敵だった兄─ラディッツ─の手が差し伸べられた。

その手を掴むと、いっきに引き上げられた。

 

「た、助かった……あんがとな、兄ちゃん……」

「ハァッ……ハァッ……俺の寿命が縮んだぞ、クソッ……」

 

よっぽど自分のことを心配してくれてたんだろう。

ラディッツは『蛇の道』の真ん中で安堵の表情をおそらく無意識のうちに広げている。

 

(やっぱりだ。─兄ちゃんは悪い奴じゃねぇ……あんときは命のやり取りしたけんど─)

 

 ─本気でオラのことを心配してくれている。

 

 

閻魔大王と神様に「ラディッツ」と一緒に『蛇の道』へ進みたいと提案したときのことを思い出す。

 

『おい……お前の兄は地獄行きだ。いろいろとお前を心配するような言葉をかけてお前を油断させているだけかもしれんぞ?』

『いかんぞ悟空!あやつは悪い奴じゃ!お前だって騙されておったろう!』

 

当然、二人から猛反対された。それはそうだろうと思う。だが─

 

『頼むよ閻魔のオッチャン、神様─。オラ、兄ちゃんがどうしても悪いだけの奴に見えねぇんだ!』

 

必死に頼み込む悟空に、しぶしぶながらも二人は承諾してくれた。

あの判断は、今現時点では間違ってなかった。

 

「……おい、カカロット。こっちを見て何をニヤついてやがる」

 

自然と笑みが浮かんでいたのだろう。ラディッツからそんな声がかかる。

 

「いや……ちょっとうれしいだけさ。あ、そういや兄ちゃん」

「なんだ?」

 

ラディッツの発言でふと疑問に思ったことを、つい口に出す。

 

「『寿命が縮む思い』っちゅーてたけどよ、オラたちもう死んでるから寿命もなんもねぇと思うんだけんど……」

「は?─ちょっとそこに座ろうか、カカロット」

 

(あっ……やっべ。兄ちゃんの顔が……)

 

─オラに説教する前の チ チ みてーな顔になってっぞ……。

 

(!そ、そうだ!オラ落ちても大丈夫だ!それ伝えたら説教も勘弁してくれっかもしれねぇ!)

 

「あ、あのよ兄ちゃん……ちぃーとばかし忘れてたんだけどよ……オラも兄ちゃんも空飛べるんだから……例え足滑らせても大丈夫だと思う……んだけんどよ……」

「ほぉう。確かにそうだな。カカロット」

「そうだろ、兄ちゃん!さ、さっさと界王さまところへ─」

「お前は飛ぶの禁止な、このハデ馬鹿野郎が!!」

 

─いぃー!?り、理不尽だぞ!

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