ドラゴンボール~兄より優れた弟は存在する!~ 作:ナッパにウィッグを。
なのでそこまで書けてません、申し訳ない。
体調によっては更新が遅れるかもしれませんがご容赦ください。
「ターレスよ、どうじゃ調子は」
鶴仙人は、石の上で座禅を組み瞑想にふけるターレスに声をかけた。
「……悪かねぇ……鶴師匠……過去の俺はどうだったか知らねぇ……だが、心が落ち着いているような感覚を覚えているぜ……」
ターレスは瞑想の状態のまま、鶴仙人の問いに答える。
その答えを聞いて満足気にうなずく鶴仙人は言葉を続ける。
「うむ、精進せいよ。助けた恩を忘れず、弟子入りまでしてくれるとは……なんて律義者の弟子じゃ」
「記憶の無い俺を助けてくれてるんだ……弟子になることで恩を返したことになるのなら安いもんだ……」
そう、ターレスは鶴仙流に弟子入りをしていた。
それは、弟子を増やしたい鶴仙人と記憶が戻るまで何とかして生き延びたいターレス。
いわばお互いの利害が一致した故の弟子入りではあった。
「うむ……ところでターレス……、さっそくじゃが一つ、鶴仙流の奥義を教えてやろう」
「奥義……、そんな昨日今日入ったばかりの新弟子に教えていいもんなのか?」
そんな質問をするターレスに鶴仙人は口角をいやらしくニヤリと上げる。
「なぁに、お前さんの潜在能力を確かめるためのテストのようなもんじゃ……すぐにできるとは思わんしの」
「……なるほどな、その技で俺の実力を計ろうってか。面白い……早速教えてくれ」
「わかった。今から伝える技は『どどん波』という技じゃ。あそこの岩を見ておれよ?」
鶴仙人はそういうと、己の片腕を上にあげ伸ばし、人差し指を立てる。
その指の先に気が溜まっており、ほとばしっているのがわかる。
「どどん波ッ!」
瞬間、人差し指から細長いビームが岩に当たり、岩に当たった。
当たった部分を確認すると貫通しており、向こう側が見えるようになっていた。
「これが『どどん波』じゃ。いくら相手が何重にも防具を付けて守っていたとしても、気を1点に集中させ撃つことにより貫通することを目的とした技……暗殺にはもってこいじゃな」
「……これが『どどん波』か……早速試してみてもいいか?」
いうが早いかターレスも片上を伸ばして人差し指を立てた。
目標は先ほどの岩である。
「ほっほっ。そんなすぐに真似ができるとは思わんが、向上心が凄まじいのう!」
(そんなすぐにできるわけが無かろうて……)
口では褒めちぎり、心ではちょっと馬鹿にしていた鶴仙人であった。
「どどん波ッ!」
ターレスが叫ぶ。と、指先から紫色のビームが飛び出し、岩に命中した。
「な、な!?」
鶴仙人は困惑する。
それはそうだ、まだ鶴仙流に入ったばかりの弟子が『どどん波』を簡単に習得しただけでなく──。
(岩が……無くなっておる!?)
自分よりも威力とスピードが格段に上だったのだ。
「……で、できた……」
意外そうな、やってしまったような何とも言えない顔で呟くターレス。
そっと鶴仙人の顔色を窺うように見つめる。
プライドの高い鶴仙人のことだ、不機嫌になるのではないか? と──。
「素晴らしいぞ! ターレス!!」
ところが、鶴仙人の反応はもっぱら上機嫌だった。
彼にとって、奥義をいとも簡単に習得されたのは確かに癪ではあるが、それ以上に──。
(ここまでの逸材とは……勝てる! 孫悟空めに勝てるぞ!)
孫悟空への復讐の方が大事であった。
鶴仙人はこの逸材に鶴仙流の全てを教え込むことに決めたのであった。
◇◇◇◇◇
天津飯とヤムチャはカプセルコーポレーションの敷地内にある重力トレーニング室で修行をしていた。
「ご、悟空とラディッツはあの世でこの重力の中修行したんだよな……これは効くぜ!」
「た、確かに効くな……。今頃、宇宙のピッコロたちも同じような訓練をしているだろう。我々も負けていられんな」
10Gに設定した中で腕立て伏せや腹筋など思い思いにトレーニングする二人。
その二人の会話はいつしか『界王拳』の話になっていた。
「悟空とラディッツが教えてくれていた『界王拳』なんだが、発動のコツが掴めなくてな……天津飯はなんか掴めたか?」
「いや、俺もまだだが……しかし必ず会得したい技だ、なんせ実力が上の相手でも戦うことができる」
そうすれば、悟空たちがいなくてもある程度は戦える様になる──悟空たちの負担を減らせるのだ。
「武天老師様は何かつかめそうと言っていたな……」
「そうか。……あとで武天老師様のところに行ってみるか」
そんなこんな話をしている時だった。
「ごめんくださ〜い……?」
重力トレーニング室の外から誰かの声が聞こえる。
……どうやら、ブリーフ博士たちは今はいないようだ。
「ヤムチャ、重力スイッチをOFFにしてくれ……俺が出る」
「了解」
重力トレーニング室の重力が元に戻ったことを確認して扉を開ける。
そこには、アフロヘアーの、どこか調子乗りに感じる男が立っていた。
「あの、ここにラディッツさんはいませんか?」
「ラディッツ……? 失礼だが、あなたは?」
男はそう聞かれると「申し遅れました」と天津飯に名刺を渡す。
「私はマーク……通称ミスター・サタンと呼ばれている男です」
頭が痛いよ〜寝ても治らないよ〜