ドラゴンボール~兄より優れた弟は存在する!~   作:ナッパにウィッグを。

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いや多分本当に空きます。動画のストックがやべぇの。助けて精神と時と金の部屋。


弟はナメック星へ 兄はあの世へ 強敵は地球へ ★17

「はぁっ!」

「ほいさっ!」

「ハイーッ!!」

 

 ターレスに向けて三人──天津飯、亀仙人そしてヤムチャの拳が吠え蹴りが舞う。

 

「なかなかいい動きしているじゃねぇか……ほれほれ!」

 

 そんな猛攻を前に、ターレスは受け止めるか回避を余儀なくされる。

 いや違う……余裕を持って余儀を無くすることを楽しんでいた。

 その証拠に攻め立てているヤムチャたちは汗をかいているのにターレスの方は涼しい顔でかわしているのだ。

 獲物が足掻く姿を楽しむ絶対捕食者のように──。

 

(こいつ……!)

 

 バカにしているのか……無性に心の底から腹が立つ。

 その怒りは車のローンなのか、はたまたまるで小バエのようにあしらわれる己の姿への恥辱か──。

 手に力が入り、拳に力が入りのめり込んでしまったヤムチャは、不意に世界がバランスを崩したことに気がついた。

 

「足元がお留守だぜ?」

「!! しまっ……!」

 

 過去に聞き覚えのある、己の弱点を示すセリフをターレスに言われ、足元を掬われたことに気付く。

 

「俺の足元でおねんねしてな……!」

「……!」

「ヤムチャーッ!!」

 

 そのまま蹴りを放たれるが間一髪、天津飯がヤムチャの手を思いっ切り引っ張った。

 ターレスの蹴りが空を蹴り、ヤムチャは必死に態勢を立て直す。

 

「す……すまん天津飯、助かった!」

「ヤムチャ……先程まで怒りに震えていた俺が言えることではないが冷静になれ! それでなくては勝てんぞ!!」

 

 それを聞いてターレスは呆れた様子でため息を付く。

 

「言うねぇ……さも冷静であれば俺に勝てるかのような口ぶりじゃねぇか……アリはアリらしく、踏み潰されていれば苦しまずにすんだものを……」

「いくらアリでも、踏み潰される前に足掻きはしたいのう……痛いもんはイヤじゃからな……そぉれ!!」

 

 ──萬國驚天掌じゃ! 

 

 今のどさくさに紛れてターレスの背後に回り込んだ亀仙人の両手から電撃が迸り、ターレスを包む。

 その電気の拘束に、初めて彼の顔が歪む。

 

「ッ……! てめェジジィッ!!」

 

 その拘束から足掻いて抜け出そうとするが、そのたびに電流が絡みついて拘束を強くしていた。

 

「今じゃヤムチャ! 天津飯!」

 

 亀仙人の言葉に、二人の若き戦士は答える。

 己のありったけを込めた必殺技に気を込めて──。

 

「! かめはめ波!!」

「! どどん波ッ!!」

 

 それぞれの手から放たれたそれは、いまだ動けないターレスにあたりそして──。

 

「ぐっ……うぅ……チクショぉおおおおお!!!」

 

 彼の悲痛な声とともに弾けた。

 その衝撃か、空中には煙が舞っており、ターレスの現状を確認することはできない。

 

「……や、やったのか?」

「ロ、ローンの借りはねぇけど返したか!?」

 

 天津飯とヤムチャは倒せたのが信じられないといった様子だが、警戒を解きつつあった。

 

「……! 警戒を解くでない! あやつはまだ……!」

 

 亀仙人が注意を喚起したその時。

 

 ──そのとおりだぜ……! どどん波ッ!! 

 

 何かを感じ、横へ高速回避する亀仙人は、先程まで顔のあった位置に一筋の紫色の光線が疾走り、己の肩の肉を少しえぐり飛ばした事に気付いた。

 

「ぐぅっ……!」

「む、武天老師様!」

「い、今の技は……!」

 

 その光線は煙の中から放たれており、三人の心にやはり、とまさか、という思いが交差する。

 

「おやおや……かわしちまったか……今のを避けなければ楽に死ねたにも関わらず……往生際が悪いジジィだぜ」

 

 ターレスが、傷などありませんが? という飄々とした態度で煙の中からあらわれた。

 

「俺はな……あのベジータとかいうボンボンとは違って常に最前線の下級戦士なのさ……命のやり取りの格が違う……」

 

 次は誰を目標にしようかと指をふらふらと悩ませている。

 

「貴様たちも……どうやらカカロットとやらに甘えきっていたみたいだな……甘えきってぶくぶくした戦士の技は俺でも簡単に撃てちまう……こんなお遊戯みてぇにな……!」

 

 ピシュンとヤムチャの足下にどどん波が放たれ、ヤムチャは思わず後ずさる。

 

「クソッ……俺達の戦いは……お遊びだってことかよ……!」

「……俺達はあまりに……弱い……!」

 

 そのどどん波が削り取った地面の跡は、いうなればメラだけどなんだ? メラゾーマじゃねぇぞ! と言わんばかりにえぐれていた。

 ヤムチャは戦意を著しく失い、天津飯もまた、己が習得した技をいともたやすく返されショックを隠しきれない。

 そんな中、亀仙人だけは一人、血が流れ出る肩を抑えながらターレスに対してニンマリと笑う。

 

「ターレスよ、人の生死は己が握っとると考えとるようじゃが……そう簡単に人の生死は変えられんぞ?」

「御高説をどうも。しかし……現にお前たちの命の手綱は、俺が握っている……こんな風にな! どどん波ッ!!」

 

 ターレスがどどん波を亀仙人の顔目掛けて放つ。

 しかし、亀仙人は避けなかった。なぜなら……。

 

 

 ──命の手綱を握ろうとするには、ちょっと早いんじゃあないか? 

 

 

 そこへ頭に輪っかを浮かばせた男が一人、そのどどん波をその腕で受け止めかき消したのだから

 

「……! 誰だ、貴様……?」

「俺か? 俺は……」

 

 腕を組み、ニヤリと口を歪めて男は名乗った。

 

「俺の名は……ラディッツ!」

 

 

 ◇◇◇◇◇

 

 

 あっぶねぇ~~~~亀仙人なんでそんな無茶したんだよ!!! 

 俺が腕伸ばしてなかったらやばかったぞ! ピースしてんじゃねぇぞこっちに!!! 

 

「ラディッツ……? ああ……」

 

 そういうとターレスは苦々しい表情で俺を見定める。

 しばらくしてフッと俺をみて鼻で笑ったようだ。

 

「誰かと思えば……サイヤ人の面汚しじゃねぇか……逃げたかと思ったぜ……」

「俺は今死んでいてな。むしろ地獄から戻ってきたんだから感謝して欲しいくらいだぜターレスさんよ?」

「何を言っているか意味が分からんぞ」

 

 ターレスに冷静に返されたがくじけない。だって本当に死んでるんだもの。

 

「死んでいるのであればもう一度……死ねッ! なっ!?」

「おいおい……この拳はなんだ……? もう少し、お行儀よく戦えないのか下級戦士はよ?」

 

 今まで俺の友人たちを煽り散らかしたんだ。こっちも煽り散らかしてやるか。

 なんならお尻ぺんぺんまでつけるぞ。

 

「……下級戦士、だって? てめぇみてぇなサイヤ人の面汚しにだけは言われたくねぇ……殺してやる!」

「やってみろ、俺にぶっとばされんうちにな!」

 

 ──ここまで煽っておいて思ったけど、俺勝てるかなこれ……まぁほぼ100Gまで鍛えてるんだからいけるか。

 




俺の精神1年10億ゼニーで買わない?
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