【推しの子】ヤケクソハッピーハーレムルート   作:ただの暇神

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誤字指摘ありがとうございます。


仮面

あの面接から一ヶ月が経った。

 

「そういえばお兄ちゃんにあかねちゃん!昨日の動画見たよ!」

 

あかねが加入してさらに賑やかになった苺プロの事務所。

その一室でアイ、アクア、ルビー、あかねの四人が揃って休憩をしている中、アクアとあかねの二人が出演したコラボ動画についてルビーは話を振る。

どうやら語りたくて仕方がなかったらしい。顔からワクワク感が溢れ出ていた。

苺プロ所属配信者が開催したネタ企画『俺たちは幼稚園児より賢いの??』。

それにアクアとあかねがゲストとして呼ばれたのだ。

企画内容は単純で幼稚園に通う年齢の子供とクイズバトルをして勝てるかというシンプルな物。

実のところ二人とも幼稚園に通ってはいなかったが、語呂がいいので採用されたタイトルらしい。

やはり知名度がない間は、有名配信者とのコラボがもっとも手っ取り早くかつローコストで認知度を上げられる。

今のあかねはひたすらレッスンをして地力を付けながら、映像慣れをする段階だった。

配信は見られている人数が可視化されることもあり、良い教材となっている。

 

「えー、ルビーずるいよ。私昨日疲れて寝ちゃったからまだ見てないんだよね」

「40分くらいの動画だから時間がある時に分けて見たらいいんじゃないか?」

「その……頑張りましたので、見てもらえたら嬉しいです」

 

問題については勉強というよりひらめき系で固めており、幼稚園児側に知識がなくとも思いつけば回答できるように配慮されている。

クイズなどは台本もなくちゃんとした本番一発勝負。

最初はどうなるかとアクアも不安に思っていた。

ただアクアがほどほどに正解を出しながら、あかねが普通に答えていった結果、子役チームが最後の最後に大逆転勝ち。

アクアとしてはイメージダウンにならない程度に正解するつもりが、あかねの頑張りにより勝ってしまった。

 

(頭いいだろうなと思ったが、これは凄いな。末は博士か大臣かって奴だな)

 

こんなことをアクアが思うほどである。

配信者達もマジで負けるかぁとアクア達の前で普通に凹んでいた。

最後はリベンジさせてくださいと土下座で完結。

ただ幼稚園児に逆転負けする大人という絵面はオチとしてデキが良く、ネットでかなり話題となっている。

 

「あちゃーお姉ちゃんが見てないならネタバレはできないなぁ。今度みんなで話そうね」

「ごめんねルビー、絶対見ておくからアクア達の出番」

 

最近の配信者部門の人たちはB小町にもらった知名度を自分の人気に昇華して、今度は他に還元を始めている。

先見の明がミヤコにあったということだろう。

そんな話をしていると部屋にミヤコが入って来る。少し慌てている様子が見えた。

 

「アクア、あかね。あなた達に仕事が入ったわ。それもかなり大きい奴よ」

 

ミヤコはそういいながらアクアとあかねに概要資料を手渡す。

受け取った資料を見て二人揃って目を丸くした。

 

「……マジか」

「えっ!?私地上波デビュー作でこんなお仕事いただいていいんでしょうか」

「アクア、あなたは相手のご指名よ。どうしてもあなたが使いたいって意図が相手方にあったみたいね。あかねに関しては壱護がバーターでねじ込んだみたい。最低限普段のレッスン動画は見せてOK貰ったから安心していいわ」

 

相手はどうしてもアクアを使うことに拘っていたらしい。

元々アクアは見た目が子供なのに中身は大人にしか見えないような言動が得意な子役である。

その分野に関しては、非常に自然な振る舞いが可能であり、他の子役でそれを行うのは難しい。

早熟している子供と中身が本当にアラサーの男では比較にならなくて当然と言える。

これが何を意味するかと言えば、創作で稀にある大人が子供になってしまうシチュエーションをさせるのにこれほど適した役者はいないということだ。

以前話していた他に真似できない究極の一を今のアクアが持っているからこそ、今回の仕事が入ってきたのかもしれない。

 

「どんなの見せて見せて!」

「アイ、勝手に取らないでくれ」

「って仮面ライバー!いいんじゃない?アクア、かっこいいもんね」

「仮面ライバー!お兄ちゃんが……年齢間違えてない?」

 

今この場にいるのはアイ、アクア、ルビー、あかね、ミヤコの五人。

皆反応はそれぞれだが、驚きは変わらない。

仮面ライバー。それは昭和の時代から続いている大人気シリーズ。

子供向けでありながら大人にも根強い人気があり、毎年新作が出るたびに話題となる長寿作品だ。

新人俳優の宣伝を兼ねていることが多く、これをきっかけに飛躍する若手役者も珍しくない。

今回依頼されているのは、今やっているシリーズではなく、もう少しすると始まる新しいシリーズの撮影である。

 

「とはいっても主役というよりゲスト出演みたいな感じらしい。ほら、ここ。主人公役ではあるけどちょっと特殊な事情がある設定みたいだ」

「私もヒロイン役。……ゲストとはいってもいきなり重い役割だなぁ」

 

改めて説明を読めば、今回二人に来た仕事は仮面ライバーの新作『仮面ライバークロノス』の主人公・ヒロイン役だ。

ある日拾ったカードの力で過去に飛ばされた主人公とヒロインが、それを狙ってくる怪人と戦ったり、時間旅行を楽しむストーリーになっている。

 

何故主人公やヒロイン役なのにゲスト扱いか。

それは劇中で主役二人がトラブルによる幼児化を起こすシーンがあり、アクアたちはその期間の主役だから、というわけである。

何でも新フォーム獲得前に起きた力の暴走という設定だとか。

 

「うぅ……責任重大だなぁ。でもしっかりレッスンも受けさせてもらっているし頑張らないと」

「あかねは役の心情理解が上手いからこういう役得意じゃないか?出番も主演級にしては軽めで美味しい仕事だと思う。俺は……主人公の人がどんな演技をするかによるかもしれないな」

 

最近演技力という意味では一つの壁にぶつかってしまっているとアクアは感じていた。

転生によって生まれた見た目と中身のギャップは今のアクアにとって大きな武器だ。

今回の役も普段はクールな態度を取っており、内心には熱い物があると抽象的だが、吾郎としての人間性に近く、演じるのも基本的には問題ないとアクアは考えている。

だが、今のうちに演技力を鍛えなければ、転生ボーナスは小学生が終わるあたりで期限切れになって来る。

アクアにもそれは分かっており、自分のために、自分の殻を破る試行錯誤を繰り返していた。

あかねの加入によって演技の楽しさをしっかり思い出せているからこそ、モチベーションそのものは高い。

だからこそもっと役者を続けたい、成長したいと足掻いている。

 

「それに……大人が子供になるってことは演技の演技をする必要があるのか」

 

『それが始まり』のようにただ吾郎と吾郎としての経験によって無理やりその場をまとめることを求められているわけではない。

その応用で、そこから演技をかぶせる必要がある。

 

「練習とかで人の真似することはあるけど、丸ごと演技するのは珍しいよね〜。私もしたことないかも」

 

アイの言う通り、演技の演技するというのは珍しい。

普通は演技指導などであれば、自分のアレンジを入れるのも個性として許される。

だが、今回の場合は、本人に可能な限り近づけないといけない。

かなり特殊な演技だからこそ、これが何かのきっかけになればと本来の主役の欄を見る。

 

「神木輝か。どんな人なんだろう。テレビではあまり見たことがない気がするな」

 

仮面ライバーは若手を選ぶことが多いので、きっとこれから売り出したい役者なのだろう。

びくんと小さく近くで何かが震えた感覚。

アクアは誰が震えたか確認したが、顔色を見てもよくわからなかった。

 

「難しいことは置いといて!ゲストとはいえライバーだよライバー!これから仮面ライバー俳優名乗れるじゃん!」

 

話が難しくなる前に乱入して兄と会話をしたかったルビーが元気よくアクアへ話しかけて、アクアの思考がそちらに向く。

 

「アホ、あれは主役が名乗るべきものであってだな」

「他のライバーが名乗ってることもあるって聞いたよ。それと比べれば一応主役でしょー?いいなー私デビューしたら自慢して良いよね」

「何を自慢するんだ……」

「ふふふ、本当仲良し兄妹だよね」

 

ルビーが喜びを抱きつきで表現しており、アクアは少し鬱陶しそうな顔をしつつも嬉しそうだ。

そんな二人をニコニコ眺めるあかねも短い期間にすっかり星野兄妹の過剰な仲良しになれたものだ。

最初はおっかなびっくり二人とコミュニケーションを取っていたが、今は三人揃って名前で呼び合う仲になっている。

ミヤコはあかねを入れて正解だったなとあの日、手違いで子役を募集してしまった奇跡に感謝した。

 

そんな四人とは別に内心焦っている人物がいる。

双子の母親、星野アイである。

息子の口から出た名前には非常に覚えがあった。

 

(うーん……どうしよう。でもアクアに教えちゃったら輝くんに伝えちゃうかも……。知られちゃうと負担になっちゃうよね)

 

彼は少なくともあと一年、誰にも搾取されない期間がないといけない。

それがアイの見立てだった。

いつまでも隠し通せるとは思っておらず、一年ほど後に彼へ電話して声色的に立ち直っていそうなら、子供達に会わせてみてもいいかもしれないと考えていたがまだ早い。

彼に相談をせず、こっそり産んだのは自分だ。

今バレたら負担になってしまうこともわかっている。

だから子供達がもうちょっと大きくなったところで、アイは彼に伝えてあげたいと思っていた。

君が責任取らなくても育てられているから大丈夫。だから命の重みを感じなくてもいいんだよと伝えよう。

それがアイの思いだった。

 

(……まだ大丈夫だよね?)

 

アクア達が成長したら親の面影が出てしまうかもしれない。

そうなると本人には流石に隠しきれないだろう。

だが今ならばアクア達が態度にも出さないならばバレないよね。

そうアイは判断した。アクア達も知らなければ態度に出てしまうこともない。

アイは真実を嘘で隠す仮面を被る。

 

「神木君はバリバリの演技派だからアクアの参考になるかもね」

「ん?アイ、神木輝って役者と知り合いなの?」

 

珍しく名前を覚えているアイにアクアは気になって質問を返した。

才能ある人は名前を覚えられるよ?とは言っていたものの、かな以外にちゃんと覚えている部外者を見た記憶がなかったアクアは訝しむ。

それに対してごく自然にアイは返事をした。

 

「昔ララライっていう劇団のワークショップで神木君から演技を教わったことあるんだ〜。懐かしいなぁ」

「壱護の名前はいつまでも覚えないのに。あの人には内緒にしておきましょうか」

「アイの演技の師匠……ね」

 

自然と神木の存在は知っているけど、なんとも思っていないよという演技をしたアイにアクアはあっさりと納得させられる。

この辺りは演技力の差というより嘘の纏い方の差だろう。

全てが嘘というわけではなく真実を話しながらもあえて少しだけ語らない部分を作る。

嘘というより詐術の類だった。

 

「ララライかぁ。私は演劇も興味あるから舞台出身の人がどんな演技をするのかちょっと気になるかも」

 

劇団ララライは最近になって急に勢力を伸ばしている実力派の劇団だ。

あかねはララライの舞台を見たことがあるわけではないものの、他の劇団による演劇は見たことがあった。

劇団ごとに個性が出るため、自分の演技力の向上という意味でも、将来的にその方面でも仕事をしてみたいという意味でも注目している。

 

「そうなの?もっとそういった情報はくれてもいいわよ。可能な限り営業をかけておくわね」

「まだあかねはうちの配信者とのコラボくらいでしか表に出てないが、今回の仕事がうまくいけばそっち方面もアプローチしやすくなるんじゃないか」

「えへへ、楽しみだなぁ」

 

ネット民しか知らない子役の少女、そのデビューはもうすぐだ。

 

ちょうど話が一段落したところでアイのスマホに連絡が来た。壱護から駐車場に来いという催促である。

それを見ていっけないと言いながらアイは急いでその場に置いていた荷物を回収する。

 

「佐藤さん怒ってるよ、やっちゃったな〜。アクア、主役楽しみにしてるね!みんなもいってきまーす」

「いってらっしゃーい!」

「いってらっしゃいアイ。撮影は当分先だから練習しておくよ」

「いってらっしゃいアイさん」

 

事務所から飛び出したアイはそのまま玄関先に待っていた壱護の車へと乗り込む。

みんなからのいってらっしゃいはいつも元気が出る。アイはそれを嬉しく思っていた。

そんなアイに向かって壱護はちくりと文句を言う。

 

「ったく、時間くらい見てくれよな」

「えー見てたよ〜。でもアクアの新しい仕事の話題で盛り上がっちゃってさ」

「ああ、仮面ライバーの奴か」

 

先程も話題に出たように仮面ライバーは人気作だ。ゲスト出演とはいえ主役はかなり知名度アップが期待できる。

アクアの演技をもっとたくさんの人に知ってもらえるとアイは嬉しく思っていた。

 

「あれな、向こうが是非ともアクアにってアポ取ってきたんだよな。アイツのやたら大人ぶってる感じがぴったりなんだとよ」

「うんうん、アクアの頑張りが認められたって感じでいいね!DVD全巻買わなきゃ」

「つっても全50話のうちアクアが出るの10話くらいだぞ。ゲストの割には長いほうだけどよ」

 

『それが始まり』のアクアの演技。

アイは収録が別だったため、試写会まで見る機会はなかった。

だが実際に見た時、ゾワっという感覚と共に手に鳥肌が立っているのに気がついた。

その時からだろう、もしアクアがこのまま成長して役者になればどれ程の役者になれるかなんてアイが期待するようになったのは。

今は演技に得意不得意があって大人の演技以外は子供にしては頑張っているといった様子のアクアだが、毎日少しずつ成長している。

 

(全部があのクオリティになったら彼も超えられるんじゃないかな……なんて)

 

流石に親の贔屓目かな?と自分の考えにくすりとする。

ルビーにしてもそうだ。

最初はびっくりするほど音……いや個性的な歌声だったが、今ではちょっと下手なくらいまで修正されている。

そんな個性がある状態でもルビーが歌っている姿は輝いていて、アイも参考になると思うほどだった。

まだダンスには手を出していないが、間違いなくアイドルとしての才能があるとアイは思っている。

母としてまだまだ負けられないとモチベーションアップにも繋がっていた。

二人が生まれてからまだ2年。

ただその密度はアイにとってこれまでの人生全てを合わせるよりも大きい。

少し気が緩んでいたアイは今の心境を口にした。

 

「私ね、二人が頑張っているのを見るとなんだかポカポカするんだ。なんでだろうね」

「はぁ……。さてな、それは自分で理解しないとダメなやつだろ」

 

呆れたようにため息を吐く壱護を見てアイはくすりと笑う。

いつかわかるといいなぁと心で呟きながらスマホを取り出して『俺たちは幼稚園児より賢いの??』を再生する。

アクア達の活躍を眺めながら現場への到着を待つのだった。

 

 

役者というのはパイの奪い合いだ。元々限られた仕事しかない中で勝ち取る必要がある。

それ即ちあぶれてしまう役者が存在するということだ。

この日、一人の役者が決まったと思っていた仕事に入れないことを知ることになる。

 

「ダメだったか……。向こうは50周年記念で力を入れている作品だし普段よりコストをかけると聞いていたんだがな」

「どうも主人公の方に星野アクアを起用したコスト的問題みたいですね」

「くっ……。まさか向こうが星野アクアの方を優先するとは。コンビ売りさせたのは失敗だったか?」

「もう少しコストに余裕があればコンビ売りが功を奏したと思うのですが」

 

話を聞いている内に、かなは自分が仕事を手に入れられなかったことを理解した。

今回の件を反省しながらも、今後どうするかを話し合う大人達の会話によく知っている名前が出ていた。

星野アクア。その名前はかなにとって馴染みがある。

かなにとってはなんてことない仕事の一つになるはずだった。

空いている時間があるからと詰め込まれた映画の仕事で知り合った子役。

天使のような外見と大人びてクールなようで実は身内思いの男の子、それがかなから見たアクア。

お互い忙しいのもあって頻繁にではないものの、苺プロの事務所にお邪魔することもあるくらいには仲が良い。

ただ最近互いの噛み合いが悪く、ここ一ヶ月ほど顔を合わせられていなかった。

お互いメッセージを送ったりはするものの、数少ない友人に会えないのはかなとしても寂しかった。

 

最近かなは実感していた。自分の人気に少しだが翳りが見えているということを。

子役に限らず役者は基本流行り廃りがある。アクアたちがいうような究極の一がない役者はその流行が終わったところで使われなくなりがちだ。

それがかなにも訪れようとしている。それだけである。

今は人気が高い時期に受けた仕事が十分過ぎるくらいにある。

だけど『それが始まり』をやった時から一年。

新しい仕事についてはかなが分かる程度には影響が出始めていた。

もうあと1年ほどすればテレビでかなを見る機会は減っていく。

そのせいか最近母の機嫌が少し良くない。

そんな時に仮面ライバーの役が取れるかもしれないという話があってかなは嬉しかった。

仮面ライバーは女の子のかなでも知っている。

全国区で売れているかなとしては、そこまで大きい仕事ではないが、子供世代に認知度を高められたら再び親世代の関心も買えるかもしれないと事務所では話題になっていた。

だが、それは主演の鶴の一声でひっくり返る。

 

「実は僕、この子のファンでね。彼なら僕の子供時代を完璧に演じられるんじゃないかって思って」

 

監督も主演が見せた『それが始まり』の演技を見てアクアならば理想を超えるかもしれないと太鼓判。

そして決まりかけていたかなのヒロイン役は、コストを少しでもケチるためにぽっと出の苺プロの子役に取られてしまった。

 

「何よ、何よ何よ!ほんとズル!ずるっ子!またコネで役取ってんじゃない!本当!」

(な◾️で私◾️あ◾️たのヒ◾️インじゃ◾️いの)

 

心の裏にある想いになど、かな自身気がつかない。

まだそれを考えるには年齢が幼過ぎたから仕方がないのだが、早熟な子供故の心の違和感が気に入らなかった。

それを抜きにしても有馬かなは素直じゃないので、どのみち無理かもしれないが。

 

「というか誰よ黒川あかねって!前お邪魔した時に子役は自分だけって言ってたくせに!女たらし!コンビ解消しちゃうわよ!……バカ」

 

苺プロにこれまで一度も見たことない新人が入っていることを知ったかなは理不尽にもその子に逆恨みに近い感情を持つことになる。

一通り口に出して落ち着いたかなは今度会った時はアクアを引っ捕まえて絶対に直接文句を言ってやるんだからと自分の予定を見ながらアクアに送る文面を考えるのだった。

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