【推しの子】ヤケクソハッピーハーレムルート   作:ただの暇神

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この日、アクアはアイと仕事の予定が入っている。

バラエティ番組のゲストという形で共演予定であり、ルビーもコネを使って手に入れた番組観覧をするためについてきていた。

 

「アクアとお仕事楽しみだな〜」

「か……アイ。普段からそれなりに共演してるだろ。こないだもあかねと一緒にドラマで共演したし」

「私は夏休みで久しぶりに二人の共演を生で見られるから幸せ!早く見たいなぁ」

 

アイのマネージャーとなったニノの操縦する車に乗って移動する三人。

助手席に座るアイ、後ろで仲良く並んで座っているアクアとルビーという席順になっていた。

車での移動ということで、うっかりアイのことを母と呼びそうになり慌ててアクアは修正する。

すっかりこちらの呼び方の方が馴染んでしまっていたが、ミヤコとは違い事情を知らないであろうニノの前でその呼び方はないと気を引き締めるアクア。

だがそんなアクアを見てニコニコしながらアイは衝撃の言葉を口にする。

 

「あっ今はママのことアイって呼ばなくて大丈夫!ニノちゃんにはバレちゃってるから」

「は!?」

「えぇ!?」

「あはは……実は知ってるのよ」

 

アクアはニノが星野家最大の秘密を普通に知っていることに驚いた。

それはもうアクアを知っている人が見れば、写真でも撮りたくなるような驚きようである。

アクアもアイとB小町のメンバーがランドに行った写真などを見せられており、仲良くなったとは思っていたが、想像以上の仲の良さだと認識を改めさせられた。

そんなアクアを見て何か誤解をしているらしいことに気がついたアイは訂正を入れる。

 

「というか私が話したというより、妊娠自体バレちゃってたみたい。私たちがギスギスしてたのもその辺が理由なんだ〜」

「……それは喧嘩になるのも仕方がない気がする」

 

自分のグループのセンターが突然妊娠して秘密出産なんて自分も巻き添え喰らいかねない大事件だ。下手したらグループどころか会社ごと消滅する大惨事。

喧嘩にならない方がおかしいとアクアは思った。

実際には他の理由がメインなのだが、アクアにわざわざ説明しようとはアイも思っていない。

 

「もしかしてニノさんが俺への態度を軟化させたのも」

 

以前アクアは体感できる程度にはニノに避けられていた。

事務所で会うことすら珍しいのは入り浸っていたアクアからすると珍しく、よく記憶に残っている。

 

「そうね、私とアイの和解がキッカケよ。ごめんなさい貴方にも当たりそうだったから避けてたの」

「ニノちゃんがその後、時々アクアのこと甥っ子みたいにしてたの面白かったよね!」

「アイ!その話は言わないで」

 

楽しそうな声色の母を見て、アクアとルビーは思わず笑みがこぼれた。

まさかの血縁バレという情報により、アクアたちは目的地に着くまでに相当リラックスして会話することができることになる。

 

 

「じゃあねママ、おにいちゃん!私はニノちゃんと大人しくしてるね」

「またね〜ルビー!」

「あまり騒ぎすぎて迷惑にならないようにな」

 

衣装などの準備があるアイとアクアの二人と別れて、ニノと共にルビーはバラエティの観覧席へと向かう。

今回は一般からは女性のみの募集ということで、ルビーたち二人以外も観覧席にいるのは女性ばかりだ。

ニノは元B小町の一人なので、流石にそのままの格好だと目立ち過ぎる。そのため伊達メガネを掛けて変装していた。

周りも全く騒ぐ様子がなく、意外とバレないものである。

 

「ルビーちゃんの席はここね」

「うわっ!近い!見やすい!ここなら二人の活躍もよく見えるね」

 

案内された自分の席を見て、ルビーは更にテンションが上がる。

そんな彼女のそばに女の子の声が聞こえてきた。

 

「ほんまにここなん?めちゃいい席やけど」

「合ってるわよみなみ。ここがあなたの席。良かったわね結構見やすい場所よ」

「ありがとお母さん。子供ってほんまはあんまり連れてこられないって聞いたから嬉しいわぁ」

「ふふっちょっとだけ会社の繋がりでコネがあってね。ダメ元だったけど用意してくれたわ」

 

ルビーは近くにやってきた可愛らしい声に気が付いた。

子供らしい声に自分のことを棚に上げて珍しいと気になった彼女は視線をそちらに向ける。

そこにはルビーと同い年くらいの子供と、巨大な双丘があった。

 

「へ?……おっき!?ミヤコさんくらいあるんじゃ」

「こら、ルビーちゃんダメよそんな露骨に見ちゃ」

 

母親とその子供らしい二人組の内、大人の女性、そのとある部分のサイズを見て思わず声に出してしまうルビー。

その声に反応して親子がルビー達の方へ向き直った。

 

「ふわぁ……えらい可愛い子おる」

「ほ、ほんとね。芸能人のお子さんかしら?」

 

ルビーの容姿は小学四年生にもなれば、万人が可愛いと評する容姿をしていた。

単純な容姿だけを見れば、今集めているメンバーのような最上位と並んでも最高と言い切れる。

やはり幼い頃から人を魅了してきた母の遺伝子の力だろう。

親子がルビーを見て驚くのも無理はなかった。

ルビーは同じ番組観覧に参加する身としてこれ以上気まずい気持ちを味わないために、彼女たちへと話しかけることにした。

 

「さっきは思わず失礼なこと言ってごめんなさい!」

「えっとどうしましたか?」

「あっいえ、えっと……胸大きいなって……思わず反応しちゃってごめんなさい!」

 

あまり気にした様子のない女性に、話しかけた手前、気のせいですなんて言えなくなってしまったルビーは、勢いを落としながら先程の経緯を話していく。

流石に周囲に変な目で見られないよう少し小声だ。

彼女の周りだとミヤコが圧倒的に大きかったので、同レベルを見て感動してしまったのだと嘘偽りのない説明をした。

それを聞いた女性は笑いながらルビーに話しかける。

 

「ふふっありがと。悪気があって言ったわけじゃないみたいだし、女性として魅力があるって言ってもらえているようで悪い気はしないわ。気にしないで?」

「次から気をつけます!……それとこの子は」

「私の娘よ、もし良かったら今日だけでも仲良くしてあげてくれないかしら?」

 

先程の会話から考えてアクアのファンだと考えたルビー。

兄について語れる相手と仲良くしない理由もない。

ルビーは同担拒否しない少女だった。

 

「はじめまして!私は星野ルビーって言います!小学4年生です!」

「星野?アクアさんと同じなん?うち寿みなみって言います。おんなじ4年生、よろしゅうね」

「そりゃそうだよ、だっておにモゴモゴ」

 

ルビーが余計なことを言いそうになったのでニノが口を塞いで目で注意する。

はっとしたルビーは指をグッとやり誤魔化すことにした。

こんな場所でアクアの妹なんて名乗っても混乱しか呼ばないと理解したのだ。

 

「リアル関西弁初めて聞いた!可愛い!大阪の人?」

 

先程の会話などまるでなかったかのように別の会話を振るルビー。

ルビーは生まれが宮崎で育ちは宮崎と東京だが、関西弁を聞くのは初めてでテンションが上がっているのは本当のことだ。

みなみの可愛らしい喋り方でルビーは食いつくように質問する。

 

「いや、生まれも育ちも神奈川。喋り方はなんというか……ノリ?」

「エセ関西弁だった!?」

 

ショックを受けて口をぱっかりと開く。

そんな姿も絵になるのだから超がつく美少女はお得なのかもしれない。

気を取り直してルビーは先程盗み聞きしてしまった会話で話を広げる選択をする。

 

「おに……アクアを見にきたってさっき聞こえたけどほんと!?」

「せやね、うちアクアさんのファンで。乱歩からのにわかなんやけどかっこええし」

 

その言葉にルビーは飛びつくように乗っかる。

同世代とする兄の話は何度しても飽きないようだ。

 

「いいよね!乱歩のアクア!あの影がある感じがたまんない!ってよく友達も言ってるし」

「そうそう!あの顔にアンニュイな感じがええよね。それに普段のアクアさんも冷静な感じ出してるけど、実はアイドルオタクやし、好きな物は熱く語るしでその辺のギャップがたまらんのよ」

 

みなみの方もルビーが話しやすい雰囲気を纏っているからかガンガン話に乗ってくる。

元々相性が良さそうな二人が共通の話題を持っていれば話も弾むものだ。

 

「あれは見た?こないだアイとアクアとあかねちゃんが共演してた奴!」

「見たよぉ、春のやつやろ?アレも良かったなぁ。特にアクアさんとアイさんの掛け合いが小気味良くて。いつもよりコメディちっくなアクアさんもよかったわぁ。これまでのバラエティ見てる感じもそんな雰囲気あるから今日も楽しみ」

「うんうん、家……事務所でもあんな感じなんだよ〜」

「事務所?」

 

少しみなみは会話の中で引っかかるものがあったが、ちょうど収録が始まることになり、二人の雑談は終わる。

ニコニコ顔のルビーとみなみの前で収録は始まった。

 

一方、ルビーがみなみと話をしていた頃、アクア達は今回のプロデューサーへ挨拶をしていた。

 

「久しぶりだね〜鏑木さん」

「お、アイくん。よく来てくれたね。随分大人な感じになったものだ」

 

アクアは直接会ったことはなかったが、既に何度かアイに仕事の手配をしてくれたと名前を聞いたことがあった。

 

「鏑木さんにはお世話になったからね〜、この仕事くらい全然受けるって!」

「いやいや有難いよ。今の君ほどのタレントがそう言ってくれるなんて実に心強い」

 

軽くアイの挨拶が終わったところで鏑木はアクアの方へと向き直って言葉を発した。

 

「それでこっちが星野アクアくんだね。はじめまして、僕は鏑木勝也。よろしく」

「はじめまして、星野アクアです。アイからよく話は聞いています。本日はよろしくお願いします」

 

そんなアクアの礼を見て本当にできた子役だなと苦笑する。

その顔を改めて正面から見て、少し首を傾げた。

 

「うーん……君本当に初めてあったよね?」

「ええ、間違いないと思いますよ。プロデューサーにも普段から挨拶するようにしていますから」

「じゃあ気のせいかな?君、まだ幼いけど顔立ちは相当整ってるね。うん、実にいい。君がまだ売れっ子じゃなければ僕が磨きたかったんだけどね」

 

ずっと昔、出会ったばかりのアイに少し似ている気がして引っかかった鏑木だったが、はっきりと言い切るアクアに特に隠し事はないと判断して流すことにした。

 

「幸い運が良くてここまで売れることができました。ただ子役なのでそろそろ方向を決めないといけないかもしれません。その時はお願いしてもいいですか?」

 

アクアは声変わりの時期が来る前に一度休業をしようと考えている。

これは撮影が長期間になると演技のクオリティが保証できなくなるのを危惧しており、ついでに成長期で子役ではなくなったと印象付けたいという狙いがあった。

復帰戦の場所を今は考えており、いくつか候補を選定している。

 

「ふふっ賢いね君は。そうだね、君は今よりずっと整った顔立ちになりそうだし、少しの損で今後ずっと得するならその方がいい。アイくんが可愛がってる子だしね」

「しょーがないな〜。アクアをいい感じに復帰させてくれるなら貸し1つにしてあげよっか」

 

アイに恩を売る意味も込めて彼女へと視線を向ければニコニコと返事をする彼女が目に入る。

ここまで分かりやすい喜びをあらわにしているアイの姿に鏑木は目を見開いた。

 

「これは驚いた。君は……随分変わったね」

「そうだよ?鏑木さんも招待したんだからラストライブ来れば良かったのに」

「アレは本当に惜しいことをしたね。伝説のライブ見たかったんだけどあの日は予定が空けられなくてね」

 

アクアは自分が思っているよりアイが鏑木に対して恩義を感じているのを理解する。

アクアが知らない昔のアイもよく知っているだろうと思うと少しだけ詳細が気になった。

 

「アイさん、アクアさん。本番始めますよ」

「はーい!いこっアクア」

「ああ」

 

二人はゲストが待機するカーテンルームへと移動する。

そしてスタッフから指示を受けて二人取り残された。

 

「さっきの人、アイはいつから付き合いがあるの?」

「鏑木さん?私がまだB小町入ってすぐくらいかな?ファッション雑誌の仲介で知り合ったんだけど、めちゃくちゃ面倒見てくれてね。やっぱ顔の良さってお得だね」

(ドヤ顔可愛い)

 

アイは実のところもうすぐアラサーと呼ばれる年齢に差し掛かるが、可愛らしさと美しさは色褪せるどころか磨きがかかり続けている。

そんな彼女の前では奴隷の心など一瞬で持っていかれるものだ。

思考がファンに戻っているアクアを現実に引き戻すようにアイは会話を続ける。

 

「ふふっ、あの人顔面至上主義だからアクアのことも気に入っていると思うよ?」

「それはまた。親に感謝だな」

 

流石にここで直接的に名前は出せないので濁したような言い方になったが、その意図を察してアイの表情は綻んだ。

ちょうどその時、合図が出て慌てて二人とも正面を向く。

 

「さて、今日のゲストは!苺プロから〜アイさんと星野アクアくんです!どうぞ」

 

そんな掛け声と共にスモークが焚かれ、カーテンが開かれた。

 

(今、アイはノリに乗っている。だから俺はそれを考慮した演出ができるように挑戦してみよう)

 

アクアもアクアなりに輝くこともできる。だが、今必要なのはそれじゃない。

演技に限らず、こういったテレビではどこに視点が集まるか、どう演出が考えるかを考え、アイに視線が集まるような動きになるよう意識する。

上手くいったかは後日の放送で確認することに決めて立ち回り始めた。

 

「うお……相変わらずアイさんのオーラ凄いわぁ。久しぶりやん?アクア君も本当にゲストで来てくれるとは思わなかったけど」

「あの時は協力ありがとうございました!おかげでアクアの可愛い顔も撮れたし最高だったよ〜」

「俺はアイには勝てないんだ、もう諦めた。ヘラリーグ以来ですね。お久しぶりです」

 

どうも番組名の使用許可は出ているらしく、この辺りは台本で出していいと表示されていた。

こういう時は局が違う場合、あまり出さないのが基本だが、番組内でMCが共通で何かしらやりとりがあったのだろう。

アクアの頭の中ではワイプでモザイク付きに映像が流されているビジョンが浮かんだ。

「アイさんもすっごい事件からようここまで完璧に復帰したなぁ」

「まっ私は『完璧で究極のアイドル』になろうと頑張ってたから!」

「おっ『アイドル』の歌詞で出てたな!半年以上経ったのにまだオリコン居座ってるのびっくりするわ」

「流石に一位はそろそろ厳しそうかな〜、でもみんなで一緒に作った曲だから評価されて嬉しい」

 

今年の紅白歌合戦はおそらくB小町が健在なら彼女達がトリを飾ったことだろう。

ただ既に解散したグループであり、アイも自分一人では歌わないし歌えないと言っており、音楽界では残念がられていた。

ひとしきりアイに話を振った後は、陰に徹していたアクアにも話を振る。

この辺りはベテランらしい気遣いと言えた。

 

「アクアくんも毎月何かしらのゴールデン出てるし苺プロいい感じやん」

「そうですね、俺を応援してくれる人たちには感謝しかありません」

「ようやっとそういう言葉遣いでも違和感なくなってきたわ。大きくなってきたな」

 

今までが幼すぎるのもあって見た目と中身のギャップというのもアクアの魅力の一つだった。

それに関してはもうじき失われてしまう。

だがアクアはそこに関しては心配していなかった。

 

「この辺は割と演技に慣れてコントロールできるようになりました。例えば……これだと皆さんにはどう見えますか?」

「おお、なんか急に幼く見えたわ。それも三歳〜四歳くらいに。見た目はどう見てもそんなはずないのに。えっどうやってるん!?」

 

大きくなったアクアが幼い子供に見えた司会の人はびっくりしたような声をあげる。

実際多少テレビ向けにオーバーなリアクションを取っていても嘘はついていないらしい。

 

「俺が子供だってみんなに見せる雰囲気を作った感じですね。……ってアイまでビビらないでよ」

「いや〜ごめんね……。今のすっごい気持ち悪かったね!」

「だから褒めてないだろ」

 

観覧席では楽しそうな笑い声が聞こえてくる。

こういうバラエティでは生の笑い声があると空気感が変わるので大切だ。

アクアの視界の隅でもルビーが嬉しそうに笑っている姿が目に入る。

 

(隣も子供?珍しいな)

 

そんなルビーの隣には芸能人になれそうな可愛らしい子供がいた。

他の世代が20代以上なため、二人だけ浮いているが、楽しそうなのでアクアはよしとする。

 

「ほんと君らの掛け合い好きやわ。実は『それが始まり』結構好きで割と古参ファンなんよ」

「ほんと!?アクア私たちのファンだってサービスしてあげないと」

「進行があるから程々にな」

「どっちが年上かわからんなほんま」

 

リップサービスかそんな話を振られ、司会の視野の広さに感心しながらも、アクアはその後も楽しくバラエティの撮影を進めることができた。

 

撮影が終わり、帰りの車で今日のことについて家族は話し合っていた。

 

「いや〜おにいちゃんの一発芸最高だったよ」

「この番組は途中で流行りの芸人のネタをやる可能性高いって知ってから結構練習してたからな」

「あっ……だからアクアだけキレッキレだったんだ!もうママにも教えてよ」

 

アクアは今日の仕事では自分が目立ち過ぎたなと内心反省している。

逆にアイは元ネタをあまり詳しく知らなかった影響で、持ち前の天然が以前より世間に知られたかもしれないが、それも愛嬌というやつだろう。

 

「それにおにいちゃんの話をいっぱい語れる人も見つけたし〜やっぱりファン同士の情報交換って大事だよね」

「ん?……ああ、観覧中にルビーの隣にいた子か」

 

アクアは一人心当たりがあった。

ルビーはアクアとは違い、多くの人と仲良くなれる気質だ。

短い時間にアクアという共通の話題を見つけて仲良くなれたようだ。

 

「良かったな、連絡先とか交換したのか?」

「もちろん!神奈川に住んでるみたいだからちょっと会うのも大変なんだけどね!噛み合ったら遊びにも行きたいな〜」

 

ここまで短い期間で仲良くなるのはアクアから見ても珍しかった。余程相性が良かったのだろう。

 

「ごめんねルビー、私のせいでお家に呼べなくて」

 

アイは珍しくアクアたちへ凹んだ様子を見せている。

彼女としても自分の嘘が、子供たちの生活に与える影響を理解している今はずっと申し訳なく思っていた。

 

「いいのいいの!別に遊ぶのなんてどこだってできるし!『嘘はとびきりの愛』なんでしょ?それならしょうがないよ」

「うん……ありがとねルビー」

 

二人の話が終わったところでアクアも口を開く。

 

「というか俺の関係者っていつまでも秘密にするのは難しいだろ。どうするんだ?」

「え?普通にサプライズおにいちゃんするつもりだったんだけど。だって学校の友達とかはおにいちゃんが私のお兄ちゃんだって分かってるわけだし同じようなものじゃない?」

「……それもそうだな」

 

今度会う機会があれば妹が世話になっていると挨拶しようと心に決めるアクアだった。

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