今年も折り返しの頃。
アクアは自身の休止を公式を通じて発表した。
10年活動を続けてきたアクアの休止はかなり話題になり、Twitterのトレンドやネットニュースにもなることになった。
その情報に対して反応は様々だが、一例はこのような感じである。
【速報】星野アクア芸能活動休止
名無しさん
大活躍してるのにどうして……
名無しさん
もう12歳だぞ?子役なんてやってられないだろ
名無しさん
わいのあかねちゃん誑かしてたから許せん
名無しさん
いやあかねちゃんはアクアのだろ
名無しさん
は?アクかなが至高なんだが
名無しさん
ナマモノCPやめろ
名無しさん
おはロリコンども
名無しさん
子供の頃は天使みたいだったけど今も天使みたいだよね
名無しさん
方向性が愛らしいから凛々しいになりつつあるよな
名無しさん
クールキャラやってるくせに重度のドルオタなのすこ
名無しさん
休止だからそのうち戻ってくるんじゃね?
元記事に思春期による身体の変化で演技を乱さないためって書かれてるし
名無しさん
それかなちゃんやあかねちゃんの時も書かれてたけどまだ復帰してませんよね?
名無しさん
まだ一年しか経ってないぞ
名無しさん
うちの姉がアクアファンだったから泣いてたわ
実力不足やししゃーない
名無しさん
アクアが実力不足とか感覚おかしすぎて草
というか苺プロから子役絶滅しちゃった
名無しさん
まぁ苺プロにはアイとC式部がいるから
名無しさん
アクアなら今後もやれただろうに勿体ねぇ
名無しさん
アイのTwitterでファンは情報摂取しろよ
名無しさん
アクア関連botをアイって呼ぶのやめろ
名無しさん
アクア本人はSNS見る専なんだよなぁ
復帰するかしないかは半々、若干そのまま引退する方が多めに考えられているようだ。
かなとあかねの活動休止もまだ1年だが、ファンからすればかなり長く感じているらしく気にする声もちらほら見られる。
アクアが自分についての反応を確認していると横から声が聞こえてきた。
「うちもアクアさんの復帰今から楽しみですよ?」
「ありがとう寿。というかわざわざ定期的にこっちに来てもらって悪いな」
本日みなみはB小町Rのみんなで合わせの練習をするのに神奈川から苺プロに来ていた。
まだ全員が集まっていないタイミングなので、事務所にいたアクアへと話しかけたわけである。
「うちが自分で決めたことやし、電車代は苺プロが出してくれとるから気にせんといて。来年からこっちの中学校入る予定やし」
「うちの学校入るんだったよな?まぁ外部入学でもそんなに無理せずいけると思うけど、もし手伝えることがあったら気にせず言ってくれ」
自分の妹のグループというだけでなく、知り合って一年経つ友人なのだからアクアができることは協力したいと思っていた。
そんなアクアを見てくすりと笑うみなみ。
付き合いが長くなってくるとテレビで見えなかった部分が見えてくる。
人によってはそれによって幻滅することもあるだろうが、みなみはむしろ親近感が湧いていた。
彼女がアクアを評するならばどうしようもないお人好しだろう。
「せやね、その時はお願いしよかな?もしかしたら受験勉強はお願いするかもしれん。アクアさん勉強得意やもんね」
「ああ、時間は作る」
それからもアクアとみなみの二人きりで会話をしているとガチャリと音がして金色の影がアクアに向かって一目散に突撃していく。
「おにいちゃーん!」
「……暑い」
「ほんまルビーちゃんはお兄ちゃん好きやね」
べったりと張り付いたルビーにアクアは苦言を呈するも振り払う素振りを見せることはない。
年頃に差し掛かった異性の兄妹の割にはずっと仲がいいなぁとみなみは微笑ましい目で見ていた。
「勿論!私将来はおにいちゃんのお嫁さんになるのが夢なんだ〜」
「え?お、お嫁さん!?アイドルやなくて???」
まさかの発言にみなみは動揺を隠しきれない。
思考がクエスチョンマークで埋まりかけたその時、冷静そうな声が助け舟を出す。
「みなみ、心配しないでいいよ。マリンはともかくルビーのこれは病気だから」
ルビーと同じ部屋から出てきたフリルは気にしない方がいいとみなみへアドバイスをする。
そんなフリルの声に反応しようとみなみは声の方へ視線を向けた。
「フリルちゃんそのどこに安心できる要素があるん!?あとそのスマホは何!?」
声は淡々としているが、その手には自前のスマホを持ち、カシャカシャと撮影音を響かせているフリルに思わずみなみは突っ込んだ。
ただその言葉にフリルはツッコミの意図がわからないと言いたげなきょとんとした表情を浮かべていた。
「美少年美少女双子の尊いシーンだよ?撮らないと損でしょ?」
「せやった。フリルちゃんはそういう子やった」
学校でも五年以上同じクラスのフリルからすれば、これは不治の病だと分かっている。
それどころか年々少しずつスキンシップが増えてるのではないかと疑っていた。
そのため、撮影機会は多いもののアクアもルビーも類稀なる美形に育ってきている。
イケメン美女大好きなフリルからすれば何枚撮っても撮り足りないくらいだった。
「ごめんね二人とも。羨ましいかもだけどここは私の特等席だから」
少しずつひっつき虫からスタイルを変えて、ソファに座るアクアの膝の上に座るルビー。
フリルとみなみに対して勝ち誇ったような視線を向けている。
「普通に羨ましい」
「えっフリルちゃんどないしたの!?」
更に場が混乱しようとしたその時に二つの声が聞こえてきた。
「ごめんね遅くなっちゃって」
「ごめん、遅れたわ」
あかねとかなの二人が少し汗を流しながら事務所へとやってきていた。
かなはともかくあかねは珍しいなとアクアが視線を向けると意図を察したのか彼女は説明をし始める。
「かなちゃんが久しぶりにお願いされたファンサービスに止まらなくて」
「しょうがないでしょ、嬉しかったんだから!というか久しぶりは余計よ休業してるんだから仕方がないでしょ」
以前はもっと要求されていたと主張するかなだが、それにあかねが追撃した。
「そうかなぁ、私は週に一回はお願いされるけど」
「ぐぬぬぬぬぬ。わ、私だって4歳の頃……は……」
(まぁ立ち止まってた期間が長かった影響で最後の方はあかねと露出逆転してたもんな)
二人同時に休止を発表したものの、そのタイミングではあかねの方が人気があった。
その影響であかねの方が今でもファンの数が多いのだろう。
対してかなは自分の全盛期と比較してしまうため、余計に少なく感じてしまっていた。
「まぁ二人が来たならぴえヨンときゅんぱんさんがくる前に準備体操だけしといたらどうだ?」
「そうだね!よーしみんな行こう!」
「ついさっきまでアクアの膝上を満喫してたやつとは思えない切り替えの早さね」
あかねとの舌戦に押されながらも視界にルビーonアクアを見ていたかなはルビーに照準を定める。
だが今のルビーは無敵だった。
「ふっふっふ。かな先輩も羨ましいでしょ〜」
「いや、アクアの上なんて全然……全然羨ましく……ないわよ?」
「そこは即答してくれ」
かなは中学生に入って少し成長しており、まだ大きくなっていないアクアだとルビーでもキツイのにそれ以上は無理だと頭で考える。
「冗談よ冗談。ビビらないで」
「ほんま賑やかで楽しいねぇ」
みなみは人が増えて更に賑やかになったメンバーを見て呟く。
B小町Rは順調に仲を深めていけていた。
五人のレッスンが始まったところで、アクアは休憩室へ移動した。
部屋にあるテレビを付けて、DVDレコーダーに持ってきていたDVDを挿入する。
そして早送りで確認したい場所まで進めてから通常速度で視聴し始めた。
『おいおいおい!甘ちゃんの木星ちゃんよぉ!どうした?俺の雷でその盾ボロボロじゃねぇか!』
『五月蝿いですよ。本当にお前は昔から口を開けば騒音被害を出してばかり』
年度初めに撮影した五反田監督の作品、その関係者用先行DVDだ。
先日細かい編集などが終わり、アクアの元へ手渡された代物。まだアクアも中身を確認できていない。
基本的な演技としては、今できる最大限の演技ができたとアクアは思っている。
自分の感情を加工して扱うアクアの得意な演技とは対極に近い。しかし、だからこそステップアップに相応しい。
五反田もそのつもりでアクアにこの役を要求していた。
『邪魔だ』
(ここはまだ大丈夫だったんだけどな)
大輝と演技した最初の演技には自分の演技が崩された感じはなく、上手く実行できている。
だが、この数分後に問題があった。
テレビ越しでも伝わる感情の嵐を見た後、アクアはテレビの向こうにいる自分に感情が見えてしまったのを確認する。
(感覚的には少し動いたくらいだと思ったんだが、カメラ越しだと思っていたより分かりやすいな)
無に近い目に僅かだが、驚きが混じっているのが分かる。
カメラ越しに見えるということは、その場にいた人間にはもっと伝わってしまっているとアクアは考えている。
よくリテイクしなかったなと五反田のことを不思議がる程だ。
(二回目……こっちはさっきよりマシか?ただ心を閉ざすことに集中し過ぎて細部の演技が粗い)
姫川の演技に限らず、改めて見ればできていると思っていた演技の数々にも綻びが見られた。
例えばアイと漫才のような事をしているパートも所々普通のアクアとして対応してしまっているところを見てとれた。
(こっちはアイの演技が良過ぎて純粋に心のファンが表に滲んでしまっているな。これ母さんと共演する時は気をつけないと)
アクアはこれまでも自分の演技を見返すというのはやってきていた。
だが以前より感情の出力に敏感になっている事に気が付く。
(無感情の演技をやったからか?だとしたらカントクそこまで考えて俺にあの演技をやらせてそうだな)
以前までの自分であれば気が付かなかったであろう些細な感情の変化に敏感になっている。
自主練習の中にも取り込んだ方がいいだろうなとアクアはその効果で判断した。
今後休止中に練習するときも少ない時間でもいいから入れて調整する事に決める。
物語が進み、佳境に入ったところで、近くに人の気配がしてノックをされる。
アクアは慌ててDVDを停止して取り出した。
それからあまり時間差がなくルビーたちが部屋へと入ってくる。
まだ公開されていない映画なので、基本的に他の人には見せられない代物だった。それでもこの場で見たのは少しでも確認時間を増やしたいからというそれだけの理由。
「あれ?お兄ちゃんここにいたんだ」
「暑い……というかなんかさっきよりしっとりする」
アクアは先程と変わらぬ動きでアクアに取り憑いたルビーから、普段よりも身体から感じる湿度の高い空気に疑問を口にした。
それに笑いながら当然と言いたげにルビーは答える。
「あはは、そりゃさっきまでダンスに歌にって体力使いまくったもん汗だらけだよ」
「アンタって本当よく恥ずかしくないわね。ブラコンなのに」
呆れたような声を出しながら二人をジト目で見るかなに対してまるで不安に思う事なくルビーは返事をする。
「おにいちゃんが私を嫌がるはずなんてないもん」
「凄い自信やねぇ。うちだったらもし嫌やったらどうしよって思わずなっちゃうわぁ」
「うーん、二人ともずっと仲がいいけどそもそもどうしてここまで仲がいいんだろう。ただ普通の兄妹として育っただけには見えないんだよねぇ。特にルビーちゃんのそれはどう見ても女の子の想いだし。私の予想通りなら二人の生育環境が作用しているのかな」
みなみが思わず口にした通り、彼女の言葉には絶対の自信があった。
あかねも自分のしているアクアとルビーのプロファイリングだけではここまでの自信に繋がる根拠が見えずに少し首を傾げていた。
実態は前世の約束という普通なら予想できない代物なので、いくらあかねと言えど理解しきれないのは仕方がないだろう。
「それで?アンタは何してたのよ」
「演技の確認だな。こないだ撮影した現場の動画を見て自分の演技を審査していた所だ」
「はぁ〜本当その辺欠かさないわよね。あかねも自分の録画鬼のように見返してることあるし」
B小町Rのメンバーもアクアもよく演技の練習をする。
これは特に役者メインでやっていく予定のメンバーが演技を磨き続けるために有効活用されていた。
だがアクアはかなり細かい分析をするようにしており、この辺りはあかねから学んでいる点も多く似ている仕草なのも当然と言えた。
「アレ?やぁアクアくン。先週ぶりだけど元気かイ?」
続いて休憩室へやってきたのは五人のダンストレーナーを務めてくれているぴえヨンだ。
少しずつ大きくなる身体は都度トレーニングメニューが変わる。
そのためぴえヨンの世話になる場面はアクアたち全員が多い。
「ぴえヨンさん俺は元気ですよ、ぴえヨンさんも元気そうでよかった。五人はどうですかダンス」
「いやー筋いいヨ?しっかり基礎を学んできたおかげで振り付けで体がブレることも少ないシ」
ぴえヨンは少し考えた後、自分の教えている少女たちのパフォーマンスを評価する。
まず各々で基礎ができた上で個性が出ているというのが、ドルオタかつプロダンサーだったぴえヨンの視点から見ても成功が約束されているグループに見えていた。
勿論今の段階で全て完璧というわけではない。
だが、今すぐライブを開いても彼女たちなら成功できるだろうと思わされる何かがある。
「それなら良かったです。俺で協力できることがあれば言ってもらえたら時間作るので」
「ほんとカイ?実はそろそろ一回アイドルに詳しい人に通しでセトリ分完走するのを見て欲しいと思ってたんダ。見るカイ?」
アクアはチラリとルビーたちへと目を向ける。
誰も拒否する様子を見せなかったので、この後の練習をアクアも観察させてもらうことにした。
ぴえヨンの目から見てもアクアに対して全員何かしら強い感情があるのは分かっている。
普通の観客よりもそう言った思い入れのある相手が注視している方がパフォーマンスに影響しやすい。
「久しぶりだね〜お兄ちゃんが見てくれるの」
「そうか?……いや、確かにそうだな」
アクアは自分の記憶を思い出せば、普通のレッスンは見ていてもダンスパフォーマンスそのものはそんなに何度も見ていない事に気が付く。
前に見た時を思い出せばまだB小町Rがフルメンバーになる前だ。
「B小町Rのメンバーが揃ってからダンスフォーメーション見るのは初だよね?もうライブみたいにサイリウム振りたくさせちゃうから」
そんな勢いのまま彼女たちの休憩が終わったのに合わせてアクアはレッスン室へ同伴する。
「じゃあ皆、いっくよー!『サインはB』!」
あくまでライブではないため、細かいパフォーマンスは練習用に調整されているダンスだ。
まだ彼女たちはデビューまで一年以上時間がある。だからこそ振り付けは意図的に粗仕上げ程度に調整されていた。
本番が近づいた頃には、今の成長期状態だと身長や手足のリーチが変わってしまう。
もしそのまま仕上げ切ってしまうと不都合が大きい。
だからこそ詰め切らないダンスで立ち位置や動きの流れなど、本番になっても変わらない部分を重視しているようだった。
全員の動きにはっきりと見える努力の跡。
練習によって磨かれた技術、彼女たちの持つ天性の輝き。
もしダンスが完成されていたらうっかりアクアはこの場でサイリウムを振り回していただろう。
そのくらい楽しい気持ちになりながらも、未完成の振り付けだからこそアクアは冷静さを失うことなく分析ができるのだった。
一通りダンスが終わり、トップバッターと言いたそうにルビーが前に出てアクアの指摘を待つ。
「んふ〜どうだった?おにいちゃん」
「ルビー、さっきターンの時床の蹴り方甘くて少し回転足りてなかったろ」
「うぐっやっぱり見逃してくれないよねぇ……」
ルビーも少しだけ自覚のあったポイントを指摘されて思わず呻く。
普段はアクアから甘やかされているルビーだが、兄からの指摘は専門じゃないのにタメになるため、しっかり聞き入れるようにしている。
とはいえ一番長く練習しているだけあってほとんどアクアも指摘するところがない。
「でもほとんど文句なかったと思う。良かった」
撫でろと言いたそうに頭を突き出すルビーの頭を軽く撫でるアクア。
「んふふ〜極楽浄土〜」
昔アイに撫でられても同じことを言っていたなとアクアは少し懐かしい気持ちになった。
次はかなの方へと視線を移す。
「有馬は……まだ少し照れがあるな。練習で照れてたら本番キツいだろ」
「うっさい!……まぁアイドルやるんだもんね、確かにちょっと恥ずかしいくらいは見抜かれない程度に抑えなきゃ」
「まだアイドル名乗る事に抵抗あったのかよ」
本気でアイドルをやると決めたものの、謎の心理的ハードルがかなを赤面させてしまっていた。
かなは一息ついてから頭をリセットする。
今度はあかねの方へアクアは首を向ける。
「あかねはアイの配分調整をしながらダンスするのが凄いんだが、そちらに意識を割きすぎてワンテンポ遅れていることがあるな」
「あちゃーバレちゃったか〜。……そうだよね、普段より浅めの演技にして調整してみる」
ダンスという激しい動きが入ることで普段は問題なくできていることが、少しズレてしまうのは仕方がないだろう。
あかねは自分の演技に調整を入れる事に決めた。
「フリルは……自分の魅力をよく理解した立ち回りをしてたな、流石古参。ただ周りのパフォーマンスに合わせて動いた方がいいかもってシーンはあったな」
「やっぱり?少し陣形を崩してしまっていたから反省しないと」
ルビーの次にダンスパフォーマンスそのものが良かったのはやはり練習期間が長いフリルだ。
視野が広く、自分の目立ちやすさを把握した立ち回りがアクア的には高評価だった。
「最後寿だけど、流石に基礎部分はまだみんな程じゃないが、その分立ち振る舞いは一番良かった気がする。自分の見られ方を考えて動いてる感じだな」
「なんとなく見られるだろうなぁってタイミングが分かるんよ」
「モデルとかの仕事にもあってるかもな」
みなみは一番芸能人として準備の期間が短い。
ただ見られることに関しては自分流でよく認識できていた。
だからこそ褒める部分は褒めるとアクアは強調したわけだ。
一通りアクアの思ったことを話すのが終わり、ぴえヨンはアクアの分析に対して質問する。
「いやぁ〜アクアくんダンス素人なのに実にいい指摘だったヨ。僕の方からそれぞれに補足の指摘もする予定だけど一番言いたいところは入っていタ。どうやって分析したんだイ?」
「やること自体は演技と同じで結局相手にどう見せるか。魅せ方が違うだけで相手にどう見えているかを考えたら自然とできました」
もし客観的にアクアと同じ視点に立てば、かなとあかねもできたことだろうと彼は予想している。
演技の応用という意味では、アクアにない視点も持っているだろう。あかねとかなは二人でバランスよく相互トレーニングとかしたらいいんじゃないだろうかとアクアは思う。
アクアとしては予想外にみんなの現状を確認できて、そのクオリティに元気をもらえた。
そのおかげもあって、DVDを見て改めて感じた敗北感を、少しだけだが和らげられたのは、アクアとしては思わぬ収穫だ。
休止明けのいつの日か再び共演したとき演技で勝つ。
そんなプラス方向にアクアは気持ちを向ける事に成功したのだった。