【推しの子】ヤケクソハッピーハーレムルート   作:ただの暇神

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今日あま編
プライド


肌寒くなってくる時期へ差し掛かっていた。

もう紅葉も終わりを見せ、季節の移り変わりを感じさせる。

撮影が始まるまでまだしばらく時間があり、アクアとかなの二人は雑談に興じていた。

 

「ルビーとフリルが出演してたバラエティ見たわよ。ルビーから聞いた話とは印象違ったけど」

 

芸能人としての意識が高いかなはしっかりとバレにくいがオシャレも欠かさない。

アクアがマネージャーの期間は電車での移動が多く、芸能人らしからぬ状態だったため、自然とそういう格好が増えている。

そんな彼女が振った話題は愛瑠の誕生日に撮影されたバラエティ番組の放送についてだった。

 

「ああ、まなさんのエピソードトークが一番注目されたが、それに合わせて公開されたB小町Rの初ライブ映像や配信シーンも尺使ってたし、あとは単純にバラエティ撮影で撮ったルビーとフリルのオタ語りシーンも割合がかなり多かったな」

 

番組の尺で言えば2時間の番組で30分はB小町R関連という優遇っぷりだった

 

「いやーあの時は踏み台なんて言っちゃったけど、ここまで計算してたとしたらやるわねあのアイドル」

 

まなのエピソードは彼女とその仲間達の評価をあげるのは勿論だが、『鈴城まな』を覚醒させたアイドルという付加価値をB小町Rに付けた。

これによってまなが更に有名になればなるほどB小町Rの認知度も加速度的に上がるようになっていた。

 

「アンタもついでに宣伝してもらえてよかったじゃない」

「……あれは宣伝になったのか?一部の新規ファンへ恨みを買っただけな気がするが」

「でもテレビで言ってもらえないと新規ファンは私たちにアクアがいるって知らないでファンになるんでしょ?それは流石にね」

「言い方に悪意がないか?というか普通のアイドルなら営業妨害もいいとこだけどな」

 

アクアはB小町R紹介の時にテレビが出した文面を思い出す。

 

『一世を風靡した天才子役、星野アクアの幼馴染五人組が結成したユニットB小町R』

 

この肩書きまでつけられるならプロデューサーアクアでいいんじゃない?と投げやりなミヤコの顔と言葉がアクアは忘れられない。

このキャッチフレーズを許可したのは壱護であり、もう彼女達はこの方向性で行くと決めたようだ。

 

「そしてそんなB小町Rに追い風の中、今日は久々の主演。有馬かなここにあり!ってのを見せて吉祥寺先生にも喜んでもらう。これが私の目標よ」

「張り切ってるな……」

 

楽しそうに笑みを浮かべているかなを見ながら、アクアは自分の裏目標を思い出していた。

 

――――――――

先日、あかねとルビーと共に15年前の真実を探すため得ている情報の整理を行っていた時の事だ。

 

『新聞のバックナンバーやインターネットの記事、この辺りはとにかく可能な限り漁って資料化してる。二人も確認しておいてくれ』

 

アクアはそう言って自身のPCから作成したデータをグループの共有フォルダへとアップした。

pdfファイルとして保存された文書や、当時のネット記事に新聞の切り抜きがずらりと並んでいる。

一見アイとヒカルに関係のなさそうな物であっても、どこから情報が繋がるか分からないため、苺プロとララライ関連の一通り集めてある。

それだけではなく、この資料を整理して時系列順に並べており、その時アイとヒカルが何歳だったか、どのくらいの知名度だったかなどアクアの所感も入れてあった。

 

『こうやって見るとまだまだ足りていない情報も多いな』

『ごめんねアクアくん。私も得意分野だからお手伝いしたいんだけど』

『いや、仕事が空いている俺が一番時間取れたからな。今はあかねもルビーも大事な時期だ。俺がメインで動くのが一番だろ』

 

今B小町Rはとにかく仕事をこなしていく必要がある。

折角、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しているのだから、このチャンスを失うわけにはいかない。

だからこそアクアが負担を背負うのが一番合理的だった。

三人で資料を整理していくと、アイはまだいくつか初期の資料もあるのだが、ヒカルに関する情報はかなり少ないというのが分かる。

そもそもララライはこの頃そこまで大きな劇団ではなく、ヒカルの成長後に成長したという経歴がある。

だからこそそれより昔の情報ともなれば、少ないのも致し方がない事だった。

 

『ララライに関してはこの辺りの時期に印象深い記事は……これだな』

『無理心中……』

 

【上原夫妻無理心中。夫の女癖の悪さに行動か。】

この時期で芸能界の闇なんて言葉に一番似合うのこの事件だろう。

ただヒカルと関係があるとは思えないため、アクアとしては首を傾げるところである。

そんなアクアを見てあかねは声を掛ける。

 

『かなちゃんの撮影期間に劇団ララライからお仕事の依頼が来てるし、そっちの筋からカミキさんの情報探してみるね。もしかしたら二人とカミキさんが仲いいなんて事もあるかもしれないから』

『……そういう可能性もあるのか。悪い、過剰に触れすぎない程度で探ってほしい』

 

人死が出ている事件なので、あまり突っ込んだことは聞けないだろうとアクアも思っている。

 

『後はアイの事だけど……ニノさん視点の話は全部聞いてるから後は社長くらいか?』

 

他に長い付き合いの相手を思い付かないアクアにあかねが一人の名前を出した。

アイは交友関係が狭いため、情報源の少なさは仕方がないかと思うアクア。

ただそこでルビーが待ったをかけた。

 

『そういえば鏑木さんは?おにいちゃんと鏑木さんってママ経由で知り合ったんだよね?』

 

ルビーが思い出したかのように一人の人物の名前を出す。

兄の話してくれた内容はどんな細かなことも覚えようとしているあたり、ルビーの興味があるものへの記憶力は本物だ。

その名を聞いてアクアは初めて鏑木と出会ったときのことを思い出した。

 

(確かに……。あの人と初めて会った時、アイはB小町入ってすぐ出会って付き合いが長いと言っていたはずだ。もしかしたら何か知っている可能性がある)

 

当時はアイを見ながらドヤ顔可愛いとしか思っていなかったアクアだが、冷静に考えると壱護を介していない情報を得る相手としては適切かもしれない。

 

『今度かなが『今日あま』の撮影に行くときに俺が同行して確認してみる。何も知らない可能性もあるけど、社長以外聞く相手がいないよりはマシだろ』

『うん、そっちはお願いするね』

『よーし、私はじゃあ壱護さんにお話聞くよ〜皆で頑張って調べるぞ〜』

 

ルビーの気の抜けるような声の中、三人はそれぞれ情報収集をすることを決めたのだった。

――――――――

 

 

アクアは頭の中で自分の目的を再確認しながらも、自分の立場は忘れない。

あくまでかなのマネージャーとしてここにいる。

後で時間ができたところで鏑木と話をしようと思いつつも、一旦は忘れて職務に戻ることにした。

 

「そういやアンタも台本読んだ?」

 

かなは鞄から台本を取り出しながらアクアへ確認する。

既にかなの台本にはかなりの数の付箋が見て取れた。

 

「ああ、ざっと俺も台本を読んだが、原作14巻分を6話にまとめようといろいろ苦労した面が窺えた」

「ほんと酷いわよね。最初は何これふざけてんの?と思ったけど……むしろこの条件で今日あまとしての体裁をなんとか保ってはいるのが凄いのかしら」

 

アクアもかなも原作を最後まで読んでいる。

原作にない要素を増やしつつも、エピソードは削れるだけ削る構成になっている。

今日あまという過去のタイトルを使って宣材にすると言った鏑木の考えにアクアは経営視点からは反対する気はないが、心情としては引っ掛かっていた。

 

「あとは役者達の演技次第よね〜、私としては吉祥寺先生に頼られた以上は本気でやって完璧な作品にしたいとこなんだけど……あら、来客かしら」

 

アクアとかなの待機部屋の扉が叩かれる。

二人は目を合わせたあと、どうぞと声をかけた。

 

「失礼します」

 

その声と共に入ってきたのは一人の女性だった。

眼鏡をかけており、髪を肩口で切り揃えている彼女は視線をかなに向けるとぺこりとお辞儀をする。

 

「有馬さんでしょうか?」

「は、はい」

 

かなは入ってきた相手が誰か分かって少し硬くなる。

元々漫画のインタビューなどに顔写真が載っていたことで知っていたようだ。

 

「突然お訪ねして申し訳ありません。私は吉祥寺頼子。本日から撮影予定の『今日は甘口で』の原作者です。本日はよろしくお願いします」

「わっ……き、吉祥寺先生やっぱり。本物。……えっと私は苺プロ所属B小町Rの有馬かなです。こちらこそヒロイン役に選んでいただいて光栄です」

 

ペコペコとお互い頭を下げる様子にアクアは少し苦笑しながら様子を見守ることにする。

大人なだけあって先に吉祥寺がお辞儀合戦に区切りをつけて話を切り出した。

 

「改めまして有馬さん今回は受けていただいて本当にありがとうございます。忙しかったですよね?ライブも沢山やられているみたいですし」

「忙しくないと言ったら嘘になりますけど……先生の作品には本当に助けられたので、もし予定が被っていたらズラしてでも受けたと思います」

「そうなったら交渉するの俺かミヤコさんだったんだが」

 

アクアが思わず横から口を挟んでしまうと、先程までかなしか見えていなかった吉祥寺の視線がアクアへ向く。

 

「えっあ、あの……もしかして星野アクアさんですか?」

 

記憶にある星野アクアはまだ小学生であり、自分より背が高いまだ幼さが残るイケメンをアクアだと正しく認識できていない様子の吉祥寺へアクアから答える。

 

「はい、初めまして星野アクアです。本日はかなのサポートをするために同行しています。よろしくお願いします」

「えっあ、はい。こちらこそよろしくお願いします」

 

そんなアクアに動揺した様子が抜けきらない吉祥寺は、もしアクアに会えたら頼みたいと思っていた言葉を口にした。

 

「ちょっと乱歩の演技してもらっても?……ってすみませんもう大きくなられたのに」

 

口にしてしまってからアクアの成長を配慮していないと気が付いた吉祥寺だが、アクアは目を瞑って咳払いをして声と精神を整える。

以前バラエティーでやったことがある幼い子供を彷彿とさせる演技。

流石に身長は誤魔化せないため、座って背を低くし、声色を子供のそれに変える。

気配を意図的に柔らかく崩し、目元をほんのり優しく調整。

後はヒカルに教わった目の演技を用いる。

 

「どうだ?美鈴も志保もいない俺だけで悪いな」

「ひゅっ」

 

話し始めた瞬間からか、それとも目を見たその時からか、幼いアクアの姿を幻視させられ、吉祥寺は息を思わず吸う。

 

「きっも……アイさんがアンタの演技たまに気持ち悪いって言ってた意味がようやく分かったわ。というか珍しく細かい手振りも含めて色々してたわね」

「言葉のナイフ強すぎるだろ。身長どころか顔つきも声も変わってんだから細かく色々調整しないと近い演技できないんだよ」

 

当たり前だが、15歳になっている男が6歳児の演技など無理がある。

仮に同一人物であっても声変わりや体格の変化といった物理的に対処ができない要素があるからだ。

ただアクアはそれに説得力を持たせる。それがより違和感のない違和感として気持ち悪さを生み出していた。

 

(年齢と中身のギャップ……俺が初めてやった演技。見た目は大人で中身が子供をやる演技なんてマニアックではあるが使う機会があるかもしれない)

 

いつかそんな機会が来ればやってみようなんて考えるアクアだった。

少し間が空いてから吉祥寺はフリーズ状態から復帰して言葉を紡ぐ。

 

「はっ……ごめんなさい。今の光景が衝撃的過ぎて思わず固まっちゃったの。素晴らしい演技だったわ星野さん」

「どうも。そう言っていただけると、こちらとしてもやった甲斐があります」

 

最近はリハビリとして演技練習を増やしていることもあり、人に見てもらえるならば、アクアとしてもラッキーなくらいだ。

 

「ほんと憎たらしいくらい演技に説得力持たせるのが得意よね。昔よりもっと自然になったし」

「かなり頑張ったからな」

 

初めて会ったときから進化し続けて自分を追い抜いたアクアへ、かなは再度追いつきたいと思っている。

目の前で見た演技の完成度に悔しさもあるが、自分の演技に取り込むことができないか、何かの参考にならないかとかなも思わさせられる出来だった。

 

先ほどアクアが作った空気感すら変えて信じ込ませる演技の感想が出切ったところで、今度は今日あまに関するトークが始まる。

 

「有馬さんが送ってくれたファンレター今でも取ってあってファイリングしてあるんですよ」

「嬉しいです!私あの頃、結構大変だったけど先生のおかげで元気を出せたんです」

 

そう言いながら、かなはファンレターの中身を暗唱しているのかと言うくらいにつらつらと感想が出てくる。

そんな様子に吉祥寺はこの人は本当に『今日あま』が好きなんだ、お願いしてよかったと思っていた。

 

「やっぱり見せ場のヒロインとストーカーの対峙するシーン。あれ毎回泣いちゃって……あの頃ちょうどあかねの家にいたからあかねがその度に背中擦ってたんですよ」

「え!?有馬さんって黒川さんの家に住んでいたんですか?」

「あっえ、ええ。家庭の事情で」

「……それは大変でしたね。私の漫画が支えになったとまで言ってもらえて作者冥利に尽きますよ」

 

あまり一般公開をしていない情報を思わず話してしまうくらいには、吉祥寺との会話を楽しんでいるのがアクアにも伝わってくる。

先程吉祥寺と話して、アクアは彼女のことを人当りの良い人だと好印象を抱いている。

かなと吉祥寺の喜びの感情が伝わってくる会話を聞いていて、二人のためにも今回のドラマで何も起きないでほしいと願うしかないアクアだった。

 

それから少しして、役者は全員が集められ、役者やスタッフの自己紹介が終わり、早速撮影に掛かる。

アクアがいるという情報はかなと吉祥寺しか知らない状態でリハーサルが始まる。

かなは持てる全てを活かして最初のパートを演じる。一番初めのパートはヒロインの内心その独白からスタートする。

 

「人間は嫌い……だって皆自分のことしか考えてないから」

「……凄い」

 

深い絶望を滲ませた声にアクアの隣にいる吉祥寺は小さく感心したような声を出した。

演技に精通していなくとも、かなの演技が一級品なのはしっかりと伝わっている。

アクアから見ても以前より暗い演技を使いこなせるようになったように見える。

これは一度人が離れていく経験とそれを助けられたことによる希望と絶望の温度差を理解したかなだからこその演技だ。

ヒロインの独白はそれなりの時間を取っており、リハーサルだというのに演技に精通した人間全員の視線を集める実に求められた以上の120点の演技だった。

 

「やっぱり有馬さんにお願いして良かった。……あの子の感情をしっかり表現してくれています」

「……かなの事しっかり分かって選んでくれてありがとうございます」

「感謝されるようなことじゃありません。有馬さんの演技がそれだけいいんです」

 

力強く言い切る吉祥寺。

結局ヒロインの独白は誰もが認める撮影に仕上がった。

 

今回の作品は通しでリハーサルをやるようになっていたため、次は場面転換しての学校での話が始まる。

ヒロインと初めてヒーローが出会うシーン。少女漫画としては最も大事なシーンと言っても過言ではないかもしれない。

そんな大切なシーンにスタッフも作者もそしてアクアからも視線が集まる。

流石に初心者なだけあってヒーローの動きが少し硬い。

先程のかなの快演を観たこともあって、一際目立っていた。

そのままかなに追い付いたメルトはヒーロー最初のセリフを口にする。

 

「オマエソンナカオシテテタノシイノ?」

 

アクアはこれを聞いた瞬間、隣の吉祥寺を見る。何せ自分の作品の主演だ。それなりの反応があるはず。

そう考えたアクアはすぐに自分の間違いに気が付いた。

 

(……目が虚構を向いてるな。現実逃避のテンプレって感じな気がする。しかも特にこの出来でリハ注意なし……鏑木さん流石に不味いだろ。人によっては著作者人格権振りかざされるぞ)

 

いくら拝金主義者といえど、原作者が来ている初回でこれはとアクアは視線をそちらに向けた。

その目は演者ではなくアクアを見ており、別に君が自主的に手を出してくれるならこっちとしては嬉しいんだけど?と言いたげな表情を作っていた。

助けたいんだろう?と言いたげな表情にアクアは何を求められているか理解する。

 

(手を出すか?俺がこの場で空気を変える役割をするのはそう難しい事じゃない。別に鏑木さんにいい様に使われたのも勉強代として受け止められるし)

 

そう考えたアクアがタイミングを見計らうために、演者の方へ視線を戻す。ヒーローに注目するため一瞬ヒロインからカメラが外れた時、かなはアクアの方を向いた。

その視線は鋭く強い。まだ私は諦めてないと視線でアクアを制止する。

 

「何それ」

 

そんな短いフレーズ。そこにかなは複数の意味を込める。

原作としてはヒーローのセリフに何言ってるのといった話逸らしの意味合いがある言葉。

ただこの場においてはもう一つ、何その演技という主演のメルトへの呆れも含んだ演技だ。

リハーサルだからこそできる非常にわかりやすい演技。

ヒーロー役であるメルトの表情が少し歪む。

 

「ナんだ、ワラエバカワイイじゃん」

 

かなの視線と演技による挑発によって、先程までの適当に近い形から少し気合の入った読み方をするメルトを見て、アクアは精神的に不安定そうな吉祥寺へ話しかける。

 

「吉祥寺先生、かなの演技で鳴嶋が少しやる気になったみたいですよ。プライドが刺激されたんでしょうね」

「……やる気になっただけでどうにかなるんですか?下手な役者をあえて主演で使われてはっきり言って私は今かなり怒ってるんですよ……すみませんアクアさんには関係ないですよね」

 

アクアが作った話しやすい雰囲気に思わず吉祥寺は本音を話す。

つい当たってしまったと思った吉祥寺だが、その後アクアが言った言葉に、驚かされる事になる。

 

「すみません感情を表に引き出しちゃって」

 

この言葉で、吉祥寺は自分がアクアによって本音を話すように誘導された事に気が付いた。全然そんな素振りを見せなかったのに。

その事を理解して、その時初めて彼女はアクアに凄い役者と思う以上の恐怖を覚える。

ただ、アクアは言葉を続けた。

 

「確かにやる気だけじゃ実力はそう簡単に変わりません……でもやる気があればまだ直せる」

「……そうかもしれませんね」

 

やる気のなさげだったメルトをやる気にさせた、それだけは今回の成果といっていいだろうとアクアは思った。

結局クオリティとしては10点満点中2点の状態で『今日あま』の撮影はスタートする事になる。

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