【推しの子】ヤケクソハッピーハーレムルート   作:ただの暇神

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開幕

「マリン、私が演技手伝おうか?」

 

匁こと鴨志田がアクアの視線に驚いてB小町Rから離れた後、フリルがアクアにそんな提案をする。

 

「フリルが?」

「うん、鞘姫なら何度か寸劇でやったことあるし脚本も見させて貰ってるから合わせられるよ」

「あっ!ズルいよフリルちゃん私が提案しようと思ってたのに!」

「う、ウチまた出遅れたんやけど……。皆バイタリティ強過ぎるんよ」

 

ルビーとみなみも何か言っているが、アクアとしては悪くない提案だと思った。

今アクアが求めているのは『奇跡が起きた事によるありえない再会』。

色々な人物と最後のシーンをやってみる事で、何か感覚が掴めるかもしれなかった。

 

「悪いけど頼めるか?」

「順番!順番決めよ?流石に先着順はアレやろ?」

「うーん仕方がないね、じゃあジャンケンしようか」

 

そんな訳でアクアの相手を順番決めする。

ジャンケンをしている彼女達を横目に、案内をしたメルトは不思議そうな顔をしていた。

 

「かなちゃんや黒川は子役からやってるから分かるけど、他のB小町Rメンバーって演技できるのか?」

「……あぁ、そういえばあまり知られていないのか」

 

まだあまり多くの映像作品に出た訳ではないルビー、フリル、みなみの三人。

ただ最近になってどんどん仕事が増えており、近々公開されたり発表されたりと露出が増える予定となっている。

あまりB小町Rを知らない人がそう思うのも無理はないだろう。

 

「心配はいらない。俺と一緒にずっと演技の練習やってる奴らだからな」

「……そりゃ頼もしいな」

 

その一言で彼女達が自分より演技上手いなと確信するメルトだった。

 

 

「一番不知火フリル!鞘姫やります」

 

ジャンケンで順番を決めた彼女達。まずは結局フリルから演技に入る。

手を挙げて宣言した後は、鞘姫のシーンに合わせてパタリとその場に力無く倒れ込んだ。

オーディションかよと色々突っ込みたい意思をアクアは何とか抑え込んで刀鬼の役に没入する。

 

「……」

 

本当に死んだのかと思うくらいに静かになったフリル。

普段はその愉快なトークで紛れているが、彼女の容姿はB小町Rファンから『黙っていれば、国民的美少女』と評されるだけはある代物だ。

フリルの演技はいい意味でも悪い意味でも、何をやっても不知火フリルという属性が付いてくる事にある。

本人が持つビジュアル、雰囲気、振る舞いが印象強いために起きる現象で、あかねとはある意味真逆と言っていい。

本人は悪く捉えがちだが、これはこれで他の誰にもない強みだ。

 

「刀鬼」

 

なんとか目を覚ます様子を表現する。

その容姿で弱々しい声を出せば、自然と儚さを演出できる。

あかねとはまた違うが、奇跡的に助かったばかりで、どうにか刀鬼を安心させようとする誇り高き鞘姫を綺麗に演じられていた。

 

「鞘姫」

 

金田一の前で行った演技とは違うどちらかといえば、少し弱っている刀鬼をアクアは再現する。

今回アクアが取った演技は、どちらかといえば原作に近い少し弱い感情演技。

フリルという人物に引っ張られた結果、倒れたが無事で良かったという身近に近い安堵を引き出す。

奇跡ではないが、前回の演技よりも優しさが混じる事でまたかなり印象が変わるとアクアは踏んでいた。

 

「おお……やっぱアクアすげぇな。……というか不知火さんの演技マジでうめぇ」

 

実際に前の演技も見ていたメルトは、同じ言葉、同じテンポなのにガラリと変わった演技に驚きの声を上げる。

そしてその演技を引き出すポテンシャルの高いフリルの演技にも賞賛を送った。

演技は見ることも勉強だとアクアから言われており、メルトは自分の演技に活用できる何かがないかと探っている。

演技が終わったフリルはそんなメルトの方へと近付き、視線を向けた。

 

「えっえーっと……」

「確か鳴嶋メルトくん……だったよね?」

「は、はい」

 

メルトは実はたまにB小町Rちゃんねるを見ており、メンバーの中ではフリルが好みだった。

そのため推しというほどではないがちょっとしたファンのような感情がある。

女慣れしていても芸能人を含めてもトップクラスの容姿に見つめられて、メルトは柄にもなく少し緊張していた。

そんなメルトをしばらく見たフリルはスッと離れて首をうんうんと振りながら呟く。

 

「うん、やっぱり顔がいいね。『今日あま』はいい。アンチエイジングで卵肌になった」

「え?なんて」

 

メルトはにわかファンとはいえそれほど熱心に追っていた訳ではないため、フリルのボケシーンをあまり見ていなかった。

そのため、この清楚系の整った容姿から出た謎の面白トークに疑問符が頭に浮かび上がる。

そんなメルトのためにアクアがフォローの言葉を掛けた。

 

「悪いなメルト。フリルはこういう奴なんだ」

「マリン嫉妬しないでいいよ。貴方の顔の方がもっといいから」

「嫉妬じゃねぇよ、お前の天然発言に混乱してるメルトのフォローだっつの」

 

楽しそうな二人のやりとり。それを見てメルトはあの犬も食わない夫婦漫才がアクかなコンビだけでない事を知る。

そして妹であるルビーはともかく、現場でかなやあかねと仲良くしている姿を思い出して、アクア周りに一つ結論を付けた。

 

「……やっぱ芸能界って凄いんだな。俺って井の中の蛙だったんだって改めて思ったわ」

「なんで今のやり取りで思ったんだよ」

 

アクアは呆れたように返すが、メルトは今後自分がモテるなんて口が裂けても言わないようにしようと思うのだった。

 

「次ウチの番やんな?」

「ああ、悪いが頼む」

「鞘姫は結構得意やし、あかねさん程やないけどそれなりにまとめるわ」

 

役者が入れ替わり、次はみなみの鞘姫が始まる。

彼女の場合は以前の撮影で色気の制御を覚えたが、この場面で使うのは難しいだろう。

緊迫した場面であり、色香が介在する余地がないだろうというのがアクアの解釈である。

ただ良い意味で予想を裏切られた。

 

「……」

 

切られて倒れるみなみが演じる鞘姫。

ただ倒れているだけなのにそちらに注目をしてしまうのは、どこか上品な艶があるからだろうか。

姫という上位の存在を艶という形で見せているとアクアは気付いてこういう発想もあるのかと感心する。

 

「刀鬼」

 

フリルはどちらかと言えば透き通るような言葉だったが、みなみのソレはどこか幼げな様子が見られる。

まだ世間を知らないタイプの姫。普通にイメージされる鞘姫とは異なるが、そういう一面もあるかもしれないと死から生還した極限状態で思わされる。

先の倒れる際に見せた艶とのギャップが、鞘姫に独特の魅力を生み出していた。

 

「鞘姫」

 

その演技に合わせるのであれば、アクアの答えはこうだ。

ベースは金田一に見せたアイの時に感じた感情の演技。それを幼いキャラクターへ押し込む。

刀鬼がどれだけ切羽詰まっていたかを普段のクールキャラの崩壊という形で引き出す演技だ。

幼い子供と刀鬼の二重演技ともいえるかもしれない。

 

「やっぱ芸歴=年齢の奴はちげぇな。渋谷クラスタ三番手として俺が悪目立ちしねぇようにしないと……メルト、お前も新宿クラスタの3番手ポジなんだからもっと練習しとけよ」

「鴨志田さん……言われなくてもやってますよ。一応秘策も考えてるんで」

「そうかよ、下手なりに頑張ってんじゃん」

 

鴨志田の中では及第点の演技でしかないメルトだが、今回は自分も演者の中で下から数えた方が早いと考えている。

そのため自分の一番の見せ場であるキザミとの戦闘シーンは特に力を入れており、相方のメルトには頑張ってほしいものだと思っていた。

 

「いや~真打登場だよ!私が完璧な鞘姫を演じてみせるから」

「……その自信はなんだ?演技でそこまで自信あるの初めてだろ」

 

アクアは妹の自信満々な様子に、困惑と不安を感じている。

ただルビーとしてはアクアの許嫁役など前世で結婚の約束をしていた自分しかいないだろうと謎の自信をたぎらせていた。

 

「そりゃ~私はおにいちゃんと結婚の約束までした仲だもん!適役じゃない?」

「おお……マジでここまで重度のブラコンって実在するんだな」

「ルビーちゃんはアクアさんの事になるとこうなりがちなんよ。ほんまごめんなウチのルビーが」

 

困惑するメルトにみなみが我が子のように謝罪する。

同い年なはずのルビーだが、時折妙に精神年齢が12歳くらいなのではと感じさせる場面があり、庇護欲を掻き立てるものだ。

 

「じゃあ始めるね」

 

その言葉と同時にルビーの雰囲気が変わる。

星野ルビーという現役アイドルにして一度も大きな病気も怪我もなく、夢に向かって邁進している少女ではない。

姫として育ち、混血というハンデがありながらも自立している、普段は毅然としているのに、内にはコンプレックスを秘めた女の子。

そんな鞘姫の演技が、アクアには違う少女の面影に重なった。

ルビーが演じる鞘姫がただ目を閉じているだけ、なのに何故だかアクアは目が熱くなり、喉に痛みが走る。

この感覚を覚えている。もう永遠に開かれることがなかったあの世界全てが輝いて見えたあの目。

それがゆっくりと、だが確かに開かれる。

 

「刀鬼」

 

いつか聞いた違う呼び名がアクアにはダブって聞こえる。

ルビー本人が狙っての演出なのかはアクアも分からない。

 

「鞘姫っ」

 

衝動的にルビーを抱きしめながらアクアは演技を続ける。

少し言葉に詰まったのは、アクアが涙を流していたからだろう。

そんなアクアにその場にいた全員が驚きの表情を浮かべることになるのだった。

 

演技が終わってから少しして、アクアも落ち着きを取り戻し、ルビーを抱きしめる手を解く。

解放されたルビーは顔を赤くしながらニマニマしており、フリル達はド級のブラコンに少し呆れた視線を向ける。

周りに本物の感情の揺れを見られたアクアは、少し恥ずかしく思いながらも口を開く。

 

「今のは逆に奇跡の遭遇って方向に片寄り過ぎたな……今回の3つとも良い参考になった。ありがとう三人とも」

 

感情の揺れという意味ではルビーが一番だったが、アレだと不安からの解放はない。

フリルとみなみに合わせた演技も刀鬼の一面として演技中のどこかで組みこめそうな内容だ。

アクアだけでは思い付かなかった解釈に礼を言う。

 

「役に立てたなら良かったぁ!あとはおにいちゃんとあかねちゃんと二人で、姫川さんと先輩をやっつけて気持ち良く苺プロの名を上げて宮崎で祝勝会だよ!」

「かなさんウチの事務所やけどな」

 

ルビーの応援にみなみが軽くツッコミを入れ、その場にいたメンバーに笑みがこぼれた。

こうしてアクアは思いがけない形で、演技の方向性を決める事ができたのであった。

 

 

 

本番まであと二日と迫った日。

アクアはあかねと稽古をする前に先日ルビー達との稽古で自分なりに感情の表現を見つけた事を彼女に伝える。

フリルが撮影していたアクアの演技、それをあかねに見せてこの方向をベースに演技をしたいと伝えた。

動画のアクアから落ちた静かな涙を見て、あかねは少し気になった点を質問する。

 

「アクアくん、ちょっとだけ質問したいんだけど、このアクアくんの涙って悲しい涙じゃなくて、金田一さんが望んでいたみたいな『起きないはずの奇跡を見た』みたいな泣き方に見えるけど……一体ルビーちゃんの演技に何を見たの?」

 

あかねから言わせれば、あの撮影されたアクアの涙は自然過ぎて、演技としては不自然だった。

元からアクアの演技は感情が本物から作られた物のため、真に迫ることが多い。

だが今回はどう見ても本物にしかあかねには見えなかった。

一応あの瞬間にアクアの感覚がハマって、これまでより演技のレベルが更に上がったという可能性もあるが、あかねは違うと予想していた。

そんな疑問に対してアクアは用意していた答えを返す。

 

「……ルビーが本当に倒れたと想像したら自然にな。正直に話すと役に入り込み過ぎて自然と泣いてしまったって感じだから聞かれるとかなり恥ずかしいんだが」

「ご、ごめんね。つい好奇心が湧いちゃって」

 

アクアは嘘ではないが、本当でもない言葉であかねの追及を躱す。

本当のことを話すのであれば、非現実的な話が絡んでくるため、アクアも自分からは言う気にならなかった。

あかねもそこまで話を引っ張るつもりもなく、一度話を切り上げる。

ただ少し頭の中で今の話で引っ掛かった部分を考察し始めた。

 

(アクアくんにとってルビーちゃんは何よりも大切な人。それこそきっとアイさんよりも)

 

あかねから見た時、ルビーからアクアの感情は恋慕として処理している。

だがアクアからルビーへの感情は今も整理がついていない。

それはアクア本人も同じだとあかねは分析していた。

 

(長年見てきた私でも、どうしてあそこまでルビーちゃんのことが大切なのか理由が想像つかないかな。ただシスコンってだけじゃ説明はつかないと思う)

 

それを言ったらルビーの恋心にも不可解な点は多い。

以前初ライブの時に話していた感じを聞くと、『せんせ』という人物への感情もあかねから見たら本物に見えた。

ルビーの一途さは長い付き合いでよく分かっている。

あかねは本当にこの二人に関する事は不思議な感覚が多いなと改めて思った。

 

(それに……どうしてこの演技を見ただけで思わず泣きそうになったんだろう。確かにいい演技だけど、刀鬼に入り込み過ぎたってだけなら私や他の皆が演じた時も同じような反応が出るはず。ルビーちゃんが特別な理由と今回の涙……何か繋がりがあるんじゃないかな)

 

あかねの思考が相当に真相へと近づいたちょうどその時、アクアはあかねに相談を持ちかける。

 

「とりあえず俺は前回の演技にこの感情を組み込む形で演技をしたいと思うんだが、あかねはいいか?」

 

アクアとしても偶然があるとはいえ、折角ちょうどいい感情演技の材料を得たのだから試したいと思っていた。

あかねが静かになったのをアクアの言葉待ちと判断して声を掛けたといったところである。

 

「っあっうん!大丈夫だよ、私も三人の演じた鞘姫からいい刺激を貰えたし、前よりいい演技ができると思う」

 

思考中のところで考察を中断されたからか、あかねは一度冷静になる。

舞台が始まるまであと二日しかない。

ただでさえ今回のあかねはスタートが出遅れた上、他の仕事もある中でアクアと共に大輝・かなコンビ以上の演技を完成させないといけないのだ。

 

「アクアくん、じゃあこのシーンからやろうか」

「ああ、こっちから頼みたいくらいだ」

(さっきの考察の続きはこの舞台が終わってから……。今はかなちゃん達に勝つことだけを考えないと)

 

あかねはそう考えて一度考察を頭の中で閉じる。

だがそう遠くないうちに、ずっと知りたかったアクアの秘密が分かる。

そんな予感があかねにはあった。

 

 

役者達が各々最善を尽くして稽古を重ね、ついに開幕を迎える。

劇場の中では一つの再会が起きていた。

 

「ミミおひさ〜!」

「わっ!ビックリした、ゆきとノブケンか」

「ひとまとめにすんな」

 

『今ガチ』でアクあかコンビと共演した四人が一堂に会している。

アクあか、ゆきユキ全て不成立だったにも関わらず今も語られるほどに人気だった『今ガチ』の宣伝効果は計り知れず、全員が自分の分野で活躍を始めていた。

 

「こないだ、そのゆきの出てたファッション誌……買ったよ」

「え!ホントに?嬉しいなぁありがと!ミミもあの苺プロにスカウトされるなんて凄いよ!……アレ?もしかして今日は」

「……他の苺プロの子とかも一緒」

 

ミミは配信者部門ではあるものの、年齢が近いのもあってコツコツとB小町Rのメンバーと仲良くなっていた。

そのため一緒にいても何とか無理せずに会話ができるようにはなってる。

 

「うわ、めっちゃかわいい子いる」

 

ケンゴが一人に視線を向け、その声に合わせて全員が視線をそちらに向けた。

 

「あっその子はやめた方がいい」

「どしたんミミ嫉妬だったり〜?」

 

それを見た途端に否定的な言葉を出したミミの台詞に対して、ニマニマと揶揄う獲物を見つけたとばかりに表情を緩めるゆき。

ただ彼女の言い分は違った。

 

「いや……あの子、ルビーはアクアの妹だから」

「やっぱ遺伝子って強えな。親の顔が見てみたい」

「絶対美人だよね」

 

そんなルビーは隣にいる黒髪のサングラスを掛けたオーラのある女性と一緒に座席を見つけたらしく腰を掛けた。

 

「みなみもいるね〜、こうなるとフリルちゃんも居そう」

「うん、みんな居るよB小町R」

「あの大人気ユニットがこぞって見る公演ってすごいよな」

 

ユニットメンバーがいるとはいえ、これだけ引っ張りだこでよく時間が取れたなと思うケンゴだった。

『今ガチ』メンバーがそんな会話をしている中で話題にもなったルビー。

彼女はニコニコとテンション全開で隣の人物へと話しかけている。

 

「いやー楽しみだね〜お姉ちゃん!」

 

ルビーにとって対外的には姉のような存在、最強のマルチタレントであるアイが笑顔でそこにいた。

ただ周囲は彼女に気付いた様子もない。彼女の平凡な演技が気付かせないのだ。

苺プロの席は少しずつ飛び飛びであり、ルビーとアイは二人だけ他のメンバーから離れた席になっていた。

 

「ふふっそうだね。まさか私も初回公演見る時間が取れるなんて思わなかったよ。ニノちゃんの時間調整には感謝だね〜」

 

アイがアクアの現場を直接目にするのは実に数年ぶりだ。

最後に仕事を共にしたのはアクアが小学生時代とかなり前であり、だからこそアイは生の現場でアクアの仕事っぷりを見ることができる今回の機会に感謝をしていた。

練習はよく見てTwitterなどで好き勝手書いているのだが、アイからするとこの本番は授業参観代わりのような気分なのかもしれない。

彼女自身のオーラが溢れて騒ぎになり、作品進行の邪魔にならないよう、最大限の注意を払いながら、一番星はアクア達の演技が始まるのを楽しみに待っている。

時間が近付いたことで全員が席に付き、あとは幕が開くのを待つだけという状況。

 

「頑張れアクア」

 

アイのした小さな応援と共に舞台の幕が上がり、ついに『東京ブレイド』の舞台はスタートした。

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