シャーレ特殊部隊   作:実力と発想が見合わない人

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今日も頑張って書くゾー!

イェソドのギミックだる・・・


飛翔

◇対策委員会・教室

 

 

”みんな、おはよう。”

 

『おはようございます。』

 

 

日が昇ってからしばらくたった時間。

アビドスを訪れた先生が目にしたのは、並べた椅子の上でホシノがノノミに膝枕されている光景だった。

 

 

「おはよー、二人とも。」

 

「ハルガさん、先生。おはようございます。」

 

 

少しだらけたように返事をするホシノと元気に挨拶を返すノノミ。

ホシノは完全にリラックス状態で寝っ転がっている。

 

 

”あれ?他のみんなはどうしたの?”

 

「んー、シロコちゃんはトレーニングでしょうし、アヤネちゃんは多分勉強しに図書館でしょうか・・・」

 

「ノノミちゃんは学校の掃除と教室の整頓してくれたよねー・・・よいしょっと。」

 

 

ホシノは大きく伸びながら起き上がると、盾と銃を持ちながら扉へと向かった。

 

 

「うへ~、とにかく先生も来たことだし、私はこの辺でドロン。」

 

「あら先輩、どちらへ?」

 

「おじさん、今日はオフなんでね。てきとうにサボってるから、何かあったら連絡ちょーだいね。ノノミちゃん。」

 

 

そういって教室を出ていくホシノ。

その背中を少し心配そうにノノミは眺める。

 

 

「ホシノ先輩、またお昼寝に行くみたいですね・・・」

 

『大丈夫なのか?』

 

「うーん・・・まあ、いいんじゃないでしょうか。会議はアヤネちゃんがしっかり進めてくれますし。」

 

『ならいいが。』

 

 

年長者が真っ先に居なくなる事に思う事があるのか、少々眉を顰めた様子のハルガ。

そこへ先生がすかさずフォローを入れる。

 

 

”ホシノも、自分が居なくてもみんなが大丈夫だって信じてるんじゃない?”

 

『うーむ、そう言う捉え方もありますが・・・』

 

「まぁまぁ♪それよりも・・・先生もどうですか?膝枕!」

 

”え!?良いの?”

 

 

面倒くさい話題を吹き飛ばすようにノノミは膝枕を先生に勧める。

そのセリフに目を輝かせながら並べられた椅子へと先生は飛び込んでいった。

 

 

”わーい!”

 

「ふふっ♪」

 

『・・・まぁ、今は良いか。』

 

 

深く考える事をやめたハルガは、他の対策委員会のメンバーが集まるまでの間に銃の整備をしてしまおうと一部の装備を外して椅子に腰かけるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たいちょー、私も膝枕・・・」

 

『・・・少しだけだぞ。』

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

◇1時間後

 

 

 

 

ドゴゴゴゴゴゴゴーーーーン‼

 

 

 

「ん!?」

 

「え?な、なに!?」

 

 

昼を超えようかと言う時間帯。

対策委員会と先生達が会議を終え、何をしようかと話し合っていた時だった。

 

戦闘時以外は静かなアビドスに超巨大な爆発音が鳴り響いた。

 

 

「は、半径10㎞内で爆発を検知!」

 

『こちらでも確認した。ドローン(UAV)を展開する。』

 

「隊長、飛ぶ?」

 

『いや、まだ場所が分かってない。指示を待て。』

 

「衝撃波の形状からするとC4爆弾の連鎖反応と思われます。砲撃や爆撃ではないようです。」

 

『UAVスタンバイ。映像が届いたぞ。』

 

 

アヤネが情報解析を進める中、端末を操作していたハルガは映像が全員に見える様に投影した。

そこにはモクモクと上がり続ける黒煙と何かの建物の残骸が映し出され、爆発地点の周囲にも被害が広がっている様子を確認できた。

 

 

「ちょっと、煙で何も見えないじゃないのよ!」

 

『無茶言うな。余熱でサーマルも機能しない以上、煙が晴れるまではどうにもならん。』

 

「確認しました!爆発地点は市街地、正確な位置は・・・紫関ラーメン?!」

 

「はぁ!?なんであの店が狙われるのよ!?」

 

「戦略拠点でも重要な交通網でもないのに。いったい誰が・・・」

 

『貴重な飲食店を破壊して兵糧攻めか?』

 

「そんなの聞いたことないわよ!」

 

「憶測は後でも遅くない。今は手を打たないと。」

 

『なら現地に向かうのが一番だ。私のヘリを使おう。』

 

 

真っ先に動き出したシロコを先頭に、対策委員会と先生たちは屋上に止めてあるヘリへと向かった。

 

 

『ツガミ、出番だぞ。』

 

「わかった。座標は?」

 

『座標はHÙDに送る。気にするな、()()()()()()()。』

 

「了解。」

 

 

階段を駆け上がり、屋上へと全員が到着する。

真っ先にヘリに飛び込むシロコとセリカ。遅れて先生とアヤネが乗り込む。

遅れてやってきたハルガは操縦席に着く。最後にやってきたツガミは―――

 

 

「ちょっと!どこに言ってるのよ!?」

 

 

ヘリから離れ、ゴーグルを装着しながら屋上の端へと走る。

そして飛び上がり、転落防止用のフェンスを足場にして跳躍―――いや、飛翔した。

 

 

”えっ!?”

 

「あれって・・・翼!?」

 

 

全員の視線の先で空を飛ぶツガミの背中には、その体躯に見合わないほどの大きな翼が広げられていた。

腰と足に取り付けられたスラスターユニットにより生み出されるその推進力は、ツガミ単身でヘリよりも早く飛行することを可能としていた。

 

 

”あの翼って本当に飛べるんだ・・・って言うか翼があったんだ。”

 

『ジャンプキットと脚部ジェットパックです。実際は翼の大きさの関係で、推進力で無理矢理飛行している状態だがな。』

 

「あれって大丈夫なんですか?」

 

『あぁ、さらに強化フレームで翼への負荷は最小限にしてあるし、ある程度上昇と加速をしたら後は滑空すればいいからな。』

 

 

説明をしながらも、慣れた手つきでエンジンを動かし始めるハルガ。

そこにツガミからの通信が入る。

 

 

「隊長、現地に着いたらどうすればいい?」

 

『到着後、すぐに着陸だ。爆発地点から柴大将(民間人)を救助してくれ。』

 

「了解。」

 

 

先生たちを乗せたヘリは旋回し、市街地へと進み始めた。

 

 




今回はここまでです。


これ書きながら「たった10㎞でヘリを動かすか?」って思った。
でも細かいことは気にしちゃいけない。建物とかもある訳だし、飛べるに越した事は無い。


それと非常に申し訳ないが、風紀委員は次回に持ち越しになっちまった!
次回こそは・・・次回こそはヒナちゃが出るはずだから!


それではまた次回・・・
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