シャーレ特殊部隊   作:実力と発想が見合わない人

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砂漠でも使える兵器って何かあるっけ?


生活必需品

◇シャーレ・執務室

 

 

「せ~ん~せ~い~!?この領収書は何ですか!?」

 

”えっとね、ユウカ・・・これは必要な出費なの、見逃してくれないかな?”

 

「見逃しませんよ!そもそも、こんなおもちゃに8万円も掛けるなんて・・・計画的に使わないから食費を削る羽目になるんですよ!」

 

”で、でも・・・”

 

「言い訳無用です‼」

 

”ハルガ助けて~”

 

『すみませんが今は手が離せないんで、ご自分で何とかしてください。』

 

”そんな~”

 

 

シャーレのオフィスにて少女に説教される大人が一人。

それは溜め込んでいた領収書が見つかり、ユウカに問い詰められる先生の姿だった。

先生の助けを求める様な声をよそに、ハルガは愛銃の整備をしていたが、その説教がいつまでも続く様な気がしたため、助け舟を出すことにした。

 

 

『・・・そこまでにして置きましょうよ、セミナーの会計さん。先生にも欲しいものくらいありますから。』

 

「私は早瀬ユウカです!生活に影響が出るレベルはさすがに見過ごせないわよ!」

 

 

ハルガは愛銃の整備が終わり、それをホルスターへと戻す。

そして携帯食料を取り出すと、ヘルメットの隙間から食べ始める。

 

 

「・・・あなた、それがお昼ご飯なんて言わないよね?」

 

『そうだが?』

 

「・・・まさか、あなたも金欠じゃないでしょうね?」

 

『ん?いや、そんなことはないが・・・』

 

「じゃあ、なんでそんな質素な食事をしてるのよ!」

 

 

御もっともである。

しかし、ハルガが食べてる物は、はたから見るとただの栄養バーの様に見えるのだ。

だが、それに対してハルガは説明を始める。

 

 

 

『ああ、これは連邦生徒会で支給されるレーション(携帯食)なんだよ。』

 

『一日分の栄養をこれで摂取できる完全食だ。・・・ただ、栄養面を重視しすぎたせいで味が終わってるけどな。』

 

「ダメじゃないのよ・・・」

 

『何も知らない奴がこれを食べると、まず吐き出す。おかげで連邦生徒会ではもっぱら非常食か眠気覚まし用だな。』

 

「もっとダメじゃない!」

 

 

ハルガのおかげで解放された先生はその携帯食に興味を持ったようだ。

彼に近づき、机に置かれた携帯食を一つ手に取ると、口に放り込んだ。

 

 

『あ。』

 

「先生!?さっきの聞いてましたか!?」

 

”うん・・・砂みたいな味だね。”

 

 

もぐもぐと咀嚼する先生だが、その表情は微妙なものだった。

 

 

”んぐ・・・ハルガっていつもこんなの食べてたんだね。”

 

『まぁ・・・それよりもよく食べられましたね。普通なら吐き出すはずなんですが。』

 

”大人の意地だよ。”

 

「それならちゃんと計画性を持ってほしいですけどね。」

 

 

苦笑いする先生をよそに、ユウカはハルガに詰め寄る。

 

 

「それよりも、本当に大丈夫なの?証拠を見せて頂戴!」

 

『あぁ、これでいいか?』

 

 

そう言って自身の端末を差し出すハルガ。

その端末には、とんでもないものが記されていた。

 

 

「なによ・・・この金額!」

 

『なにって、家計簿みたいなものだが。』

 

「違うわよ、金額よ金額!」

 

”どれどれ・・・・って、なにこれ‼”

 

 

そこには学園単位で運営しているような桁の数字が乗っていたのだ。

ユウカはすぐにハルガを問い詰める。

 

 

「こんなの信じられる訳ないでしょう!?どういうこと!?」

 

『いや、間違いなく私の物だ。』

 

「でも、こんな数字・・・セミナーでしか見たことないわよ!」

 

”すごい金額だね・・・この〈サヘラントロプス〉とか予算だけでも凄い数字になってる。”

 

『あぁ、他にもタイタン、テンペスト、ゴリアテ、強化外骨格・・・色んな兵器を開発中だ。』

 

「兵器なんですか!?なんでこんなに・・・」

 

『いや、私の仕事道具よ。』

 

 

そう、基本的にハルガの仕事は戦うことがメインであるため、武器や装備の重要性が高い。

そのため、彼は常日頃から武器や装備の開発には力を入れているのだ。

 

 

「それにこれだけの資金はどこから出てくるんですか?」

 

『それは企業秘密(特別任務:クレジット回収)だね。』

 

”あやしい~”

 

『はいっ!この話お終い‼・・・先生も仕事しないとまた残業になりますよ!』

 

 

ハルガは無理やり話題を変える。

先生達には疑問が残ったが、残業はなるべく避けたいため各々の仕事に戻る。

そんな中、ハルガはバレないように安堵していた。

 

 

 

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◇シャーレ・執務室・数日後

 

 

 

『アビドス高校・・・ですか?』

 

”うん、そこから救援要請の手紙が届いたの。”

 

 

目の前の先生は笑顔で答える。

アビドス高校・・・数年前はキヴォトス最大ともいえる規模だった学校だが、今は気候変動で砂漠化しており、まだ生徒が残っているかどうかも怪しい状態だった。おそらく昔の地図は当てにならないだろう。

 

 

”早速、出張に行こうと思うんだけど・・・ついて来てくれるかな?”

 

 

ハルガに向けて、若干の上目遣いで訪ねてくる先生。

だが、元より彼は先生の護衛の為に着いて行くしか無いのだ。

 

 

『聞かれるまでもないですよ。先生に一人で行かせたら護衛の私は何をするんですか・・・』

 

”た、確かに・・・でも、一応聞いておこうかなって思って。”

 

『ですが、準備が必要なので少し時間をください。砂漠となると入念な準備が要りますので。』

 

”全然いいよ!”

 

『それでは準備が終わり次第、連絡します。』

 

 

ハルガは装備を準備するために部屋を出る。

 

 

『アビドス砂漠ねぇ・・・』

 

 

砂漠に特化した装備は少ないため、今回は少し時間が掛かりそうだと感じながら。

 

 

 




今回はここまでです。

どうだっていい話を書くんだ。それが後で生きてくるから。

それではまた次回・・・
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