シャーレ特殊部隊   作:実力と発想が見合わない人

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戦闘シーン!ガンバルどー!


アビドス・戦闘

◇アビドス高校・校庭

 

 

 

 

『おーおー、やってるねぇ。』

 

 

校舎から出てきたハルガを待ち受けていたのは、そこら中から聞こえてくる激しい銃声だった。

ライフル、ハンドガン、マシンガン、ショットガン、様々な銃が相手を攻撃するために火を噴いている。

ハルガは対策委員会の後方でマシンガンを構える。ちなみに名前の確認は無線で済ませておいた。

 

 

『相手さんの数は・・・1個小隊*1ぐらいかな?』

 

 

マシンガンの二脚(バイポッド)を立て、照準器(サイト)をのぞき込む。

そして一人のヘルメット団の生徒に照準を合わせると、迷わず引き金を引いた。

 

 

ダダダダダダッ!

 

「ぐわっ!」

 

『腕は落ちてねぇな。じゃあ、どんどんいくか。』

 

 

放たれた弾丸は吸い込まれる様に命中し、敵の意識を刈り取った。

気絶を確認したハルガは次々と敵を撃ち始める。

いくらかの敵を倒した時、無線から先生の声が聞こえてきた。

 

 

”ハルガ。一気に前線上げるけど、前進できるかな?”

 

『おう。任せな。』

 

 

先生からの指示に従い、マシンガンを抱えて前線へと急行する。

全速力で走り、対策委員会のみんなと合流する。

 

 

『待たせたな・・・今どんな状況だ?』

 

「相手はほとんど敗走状態だよ。これから追撃を加えて、徹底的に追い払う。」

 

”ノノミとセリカはそこから援護を、ホシノを中心に突撃して。”

 

「わかったわ。」

 

「了解です~☆」

 

「おじさんに任せて~」

 

”ハルガとシロコはホシノの援護をしながら一緒に前進して。”

 

『了解。』

 

「うん。任せて。」

 

”よし・・・じゃあ、始めて。”

 

 

先生の合図と共にノノミのガトリングとハルガのマシンガンが火を噴いた。

真っ先に弾を撃ち切ったハルガはマシンガンを置くと、腰からショットガンを取り出し先行しているシロコとホシノを追いかける。

もはや、背を向けて逃げる敵を撃つだけの掃討戦となっていた為、ショットガンを連射し撤退する敵を威圧するだけだった。

 

 

「カタカタヘルメット団、校外エリアに撤退しました。」

 

 

通信機からオペレーターをしていたアヤネの声が聞こえる。

どうやら戦闘は終わったらしい。

 

 

「わぁ☆私達、勝ちました!」

 

「あははっ、どうよ、思い知ったかヘルメット団め!」

 

「皆さん、お疲れさまでした。学校に帰還しましょう。」

 

『了解した。・・・その前に置いてきた武器を回収してくる。』

 

「はい、先生とお待ちしております。」

 

 

勝利に喜ぶ少女たちの声を聞きながら、ハルガは置いてきた機関銃を拾い、アビドス校舎へと帰還した。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

◇対策委員会・教室

 

 

戦闘後、学校へと帰還したみんなは勝利を喜んでいた。

 

 

「いやぁ~まさか勝っちゃうなんてね。ヘルメット団もかなりの覚悟で仕掛けてきてた見たいだったけど。」

 

「まさか勝っちゃうなんて、じゃないですよ、ホシノ先輩。勝たないと学校が不良のアジトになっちゃうじゃないですか・・・」

 

「先生の指揮が良かったね。私達だけの時とは全然違った。」

 

 

ホシノとアヤネのやり取りをよそに、シロコは純粋に先生の力を褒めていた。

 

 

”いやぁ、それほどでもないよ。”

 

『そうなのか?私にはあまり指示が飛んでこなかった気もするが・・・』

 

”う~ん・・・正直な話、ハルガは指示をする必要がなかったかな?理想的な立ち回りだった感じだね。”

 

 

ハルガは武器の手入れをしながら、先ほどの戦闘を振り返っていた。

先生の指揮が良いのは知っている。度々シャーレにやってくる早瀬ユウカやその他の生徒からもよく聞くからだ。

 

 

「すごい量の資源と装備、それに戦闘指揮まで。大人ってすごいね。」

 

『ああ、シャーレで仕事に潰されそうな姿が嘘みたいだな。』

 

”ちょっ・・・それを言わないでよハルガ。”

 

「あはは・・・」

 

『それよりも、あのヘルメットどもは何だ?聞いた限りじゃ何度も襲撃してきてるみたいだが。』

 

「それが私達にもよくわからなくて・・・ただ、校舎を狙ってると言う事だけは分かります。」

 

「あいつら・・・何度も、何度も、懲りずにやってきて!しつこいったらないわ!」

 

「ん、おかげでたくさん弾を消費してた。」

 

「だねー。補給品も底をついてたし、さすがに覚悟すしたね。なかなかいいタイミングで来てくれたよ、先生。」

 

 

想像以上にギリギリだったようだ。先生は心の中で間に合ってよかったと安堵した。

 

 

「けど、こんなことで攻撃をやめる奴らじゃないけどね。」

 

「いずれまた来るでしょうね。どうしたらいいんでしょうか?」

 

「こんな消耗戦、いつまで続けたらいいのでしょうか・・・他にもたくさんの問題を抱えているのに・・・」

 

 

不安げな表情を浮かべるアヤネ。そんな中、3年生の小鳥遊ホシノが声を上げた。

 

 

「そういうわけで、ちょっと計画を練ってみたんだー。」

 

「え!?ホシノ先輩が!?」

 

「うそっ・・・!?」

 

 

ホシノの発言に驚いた様子のアヤネとセリカ。

そんな中、ハルガは少しワクワクしていた。

 

 

『それで、その計画ってのは何だ?』

 

「うへー、のりきだねぇ。」

 

『作戦って聞くとワクワクするんだ。』

 

「どうせ、ヘルメット団は、数日もしたらまた攻撃してくるはず。ここんとこずっとそういうサイクルが続いてるからねー。」

 

「だから、このタイミングでこっちから仕掛けて、奴らの前哨基地を襲撃しちゃおうかなって。今こそ奴らが一番消耗してるだろうしさ。」

 

『なるほど、反転攻勢ってわけか。』

 

「そそ、今なら先生もいるし補給とか面倒なことも解決できるからね。」

 

「なるほど。ヘルメット団の前哨基地はここから30㎞くらいだし、今から出発しようか。」

 

「はい~☆それじゃあ出発です!」

 

 

まるでピクニックに行くような様子で出撃する生徒たち。

しかし、銃弾で死ににくい彼女たちにはその程度の事だろう。

 

 

”よし!ハルガ、私たちも行こうか。”

 

『先生は後方で待機ですよ。』

 

 

ハルガは銃を持ち、ウォーカーギアを連れていく。

先ほどは活躍できなかった分使ってやりたい気持ちがあるのだ。

 

 

『さて、もうひと頑張りしますか・・・』

 

*1
50人くらい




今回はここまでです。

次回、隠れた負傷


それではまた次回・・・
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