シャーレ特殊部隊   作:実力と発想が見合わない人

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これは先生がキヴォトスに来る前の記憶


番外編;在りし日の記憶

◇連邦生徒会・会議室

 

 

 

「ハルガ君、この後ちょっといいかな?」

 

 

連邦生徒会の定期会議が終わりそれぞれが持ち場に戻る中、ハルガに向かって一人の女性が話しかけてくる。

その女性は、清潔感のある真っ白な制服に、目を引く淡い水色のロングヘアは内側が桃色であり彼女が歩くたびに左右に揺れている。左目は髪で隠れているが、その眼はしっかりとこちらの事をとらえている。

 

そう、彼女こそが連邦生徒会のトップであり、キヴォトスの全生徒の代表である―――

 

 

『どうされました?()()()()()()。』

 

 

連邦生徒会長である。

今の会議室にはハルガと連邦生徒会長の二人だけになっていた。

 

 

「そんなにかしこまらないでよ~。一応、同期なんだしさ!・・・ね?」

 

『それ以前に、あなたは私の上司ですので。敬語にもなりますよ。』

 

「む~、気兼ねなく話せる数少ない友達なのに~。」

 

『・・・あなたは連邦生徒会長なんですから。もっとその役職に責任をもってですね―――』

 

「あーあー!聞きたくない!聞きたくないですー‼」

 

 

連邦生徒会長は両手で耳を塞ぎ、駄々を捏ねる様に話を遮る。

それを見たハルガは呆れたようにため息をする。

 

 

『・・・もう子供じゃないんですから。しっかりとしてくださいよ。』

 

「ふーんだ。・・・こんな事なら連邦生徒会長なんてなるんじゃなかったなー。」

 

『なんてこと言うんだよ。あんたがやらなかったら他に誰がやるんだ?』

 

「そこはほら・・・リンちゃんにしてもらうとか。」

 

『はぁ・・・まあいいや。それで、要件は?』

 

「え~。もっとお話しようよ~。」

 

『午後から次の作戦のブリーフィングをしないといけないんだよ。部下を待たせてる。』

 

「分かりましたよ~・・・えっとね、次の週末に久しぶりにお休みが取れそうなんだけどね。その時に一緒にアクアリウムに―――」

 

「連邦生徒会長‼」

 

「ぴゃっ!」

 

『あ、七神さん。』

 

 

連邦生徒会長が何かを言おうとした時、会議室の扉が勢いよく開かれ、主席行政官である七神リンが突入してきた。随分とお怒りである。

 

 

「こんなところで油を売って。やらないといけない仕事がいっぱいですよ!」

 

「えぇ!?そんなぁ~・・・会議の前には終わらせたはずなのに。」

 

「先ほど、例の危険組織の足取りを掴んだとの情報があってから、その調査などお為にたくさんの書類が必要になりました。」

 

『お、ほんとだ。私の方にも情報が来てる。』

 

「はい、ハルガさんも調査に行ってもらいますので、よろしくお願いします。」

 

『任しときぃ。それでは連邦生徒会長、私はこれで失礼します。』

 

「あっ!行っちゃった・・・うぅ・・・」

 

「さ、早くいきますよ。連邦生徒会長。」

 

「・・・リンちゃんのバカ。」

 

 

ハルガと同じように会議室を出ていく二人。

しかし、その後しばらくは連邦生徒会長の機嫌は悪かったそうな。

 

 

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◇連邦生徒会・作戦室

 

 

 

『・・・以上が、次の作戦の内容だ。質問がある者は?』

 

「ありません。」

 

「特になし。」

 

「ありませーん!」

 

「なし。」

 

『よろしい。作戦開始時刻は明朝〇五〇〇(マルゴーマルマル)。非戦闘員に気を付けながら制圧を開始しろ。それでは解散。』

 

「「「「了解‼」」」」

 

 




今回はここまでです。

次で番外編を終わらせてから本編に戻ります。
次回で少しだけ曇らせ要素入れるつもりです。

連邦生徒会長、あんたのミスだよ。

それではまた次回・・・
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