これは数あるVRゲームの中の一つであるVRSNS
そして、さらにその中の人達の集まりの内の一つ。
MMOではないのでスキルもレベルも何も無い。
ただ、雑談している人が其処にいるだけ。

姿は人様々、年齢も様々、性格、趣味、性別だって違う。
そんな人達が集まったり集まらなかったりして雑談したりしなかったりしている日常をほんの少し皆様にもお届け。

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彼、もしくは彼女達

VRSNSの日常

 

 

これは、とあるVRSNSでの一幕、ただそれだけである。

 

 

 

この世界、ゲームは数あれどもVRSNSと呼ばれる物は案外少ない。

 

私が居るのはその数少ない場所の内の一つである。

 

 

幼い頃に夢を見たVRは依然遠く、今だに身体中にごちゃごちゃと、つけなければいけないVRではあるものの、技術は日進月歩、確実に進んでいるのであるよ。わかるかね、猫耳くん?

 

「何言ってるの?急に?犬耳ちゃん?」

 

依然としてフルダイブVRは遠いなってお話

 

「なるほど、確かにね」

 

私達が普段集まる場所でのんびり、特に生産性の欠片も無いことをダラダラと話していると、ポーン。という音と共に元気な声が聞こえてきた。

 

「やあやあ、元気かな!紳士淑女、ろうにゃくにゃんにぅ…………老、若、男、女、犬猫の諸君!!」

 

勢いで誤魔化したな

 

「噛んだのを無かった事にしようとしてるね」

 

来たのは、この場所の主である人物である、諸事情により人の姿をしていないのだが、まあ、この世界ではよくある光景の一つである。

 

「今日は何と!私推しの新しい動画を大きい画面で鑑賞したいのだよ!!………という訳で皆で見ない?」

 

「んー、良いよー特に何も見てなかったからね、隣の犬耳も別に良いって」

 

人に無断で意思表示するんじゃありません。猫耳

 

「動画、嫌なのかい?」

 

動画は良いけどさ………

 

「じゃあ良いじゃん、ほら、家主、動画セットよろしくー」

 

「任された!!私の推しの勇姿を見るが良い!!」

 

自身の意見を封殺され、勝手に進むという恐怖……

此方の様子を無視して、田舎の映画のスクリーンみたいな大きさの画面に映る様、家主が設定していく。

 

まあ、実質相手は家主みたいなものだし、今は何も見てないから、下手にホラーじゃなければいいけども。

それでも自身の都合を完全に無視されるのはそれはそれでなんというか…………

 

「はいはい、ごめんね?」

 

ゆるす!

 

「許されました」

 

そういえば家主ー、どんな動画?

 

そう聞くと家主は満面の笑顔でこっちを見て。

 

「エイリア◯」

 

神はしんだ

 

「宇宙に神なんて居ないんだよ」

 

「VR空間にもな!!」

 

…………!!!

やめて!!私は帰る!!!止めないで!!!

 

「覚悟を決めろ、私は決めた」

 

私関係ないでしょ!!??タスケテ!?

 

「大丈夫!恐怖よりじゃない筈だからね!!あと一人は私もちょっと………」

 

そんな私達をよそ目に動画は始まっていく………

 

 

──────────────

 

ああ!?そんな………

 

これは………………

 

あっこれは………絶対フラグだ………絶対誰かお母さんになっちゃうんだ

 

「ちなみにこいつはフェイスをハガーするぞ!!」

 

飛びついた!?!?

 

「そして出てくるのはチェストをバスターするよ」

 

なにそのちょっとかっこよさげなの

 

「それはこの様にチェスト(胸)をバスター(破壊)するからな!!」

 

ああああ!?!?!?

 

 

…………………

…………

……

…

 

 

 

 

こわいよぉ、宇宙こわい………

 

「でも勝ったの人間だよ?」

 

人間強いなぁ………

 

「見てもらえてよかったぞ!!そろそろ時間もあれだから、寝るとするか!!お休み!!!」

 

来て、布教して、帰っていった………

あの家主自由だなぁ………

 

「だねぇ………寝る?」

 

そうだなぁ………ぼちぼち良い時間だから寝るよ、お休み。

 

「そっか、じゃあ私も寝るね、お休み」

 

 

 

 


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