買い替え時かしらね。
もう太陽が一日の中で1番高い所で、
顔を覗かせていた。
そこから、
時間は正午頃だと分かる。
外に顔をやると暖かい風が肌を掠め、
それは春の訪れを感じさせる。
そんな中、
咲夜は紅魔館にある、
自室で横たわっていた。
死んでるんじゃないかと思わせる程、
深い眠りに着いており、
微かに聴こえてくる小さな寝息が、
彼女が生きているという事を物語っている。
気持ち良さそうに寝ている咲夜の顔を、
ニンマリとした顔で咲夜の顔を覗いている人物がいる。
まるで時間を忘れているように、
その人物は眺めていた。
咲夜「お嬢様!」
と、
咲夜は眠りから覚醒すると、
直ぐに体を起こした。
が、
これがいけなかった。
咲夜の顔を覗いている人物の顔に、
勢いよくぶつかってしまった。
美鈴「いた!?」
咲夜「アベシ!?」
と、
美鈴の鼻と咲夜のおデコが思いっきりぶつかった。
その時の鈍い音が、
部屋中に鳴り響いた。
咲夜「なんであなたがここに!?」
美鈴「なんでって、
看病してたからなんですが?」
と、
鼻を抑えながら問に答えていた。
咲夜「そう…ありがとう」
と、
髪を弄りながら恥ずかしそうに、
御礼をした。
美鈴『可愛すぎんだろ!!!
いつもツンツンしてる咲夜さんが見せるデレ!』
と、
ぶつかったせいなのか、
鼻血が垂れてきた。
が、
そんな事お構い無しに、
普通に咲夜さんに話し掛けた。
まるで気付いていないかのように…
美鈴「そうえいば咲夜さん帰ってきた時
びっくりしましたよ。
ボロボロの状態で、
妹様におんぶされて帰ってきたのですから」
咲夜「ってそんな事よりあなた血!
と言うよりお嬢様がおんぶ!?
この身体をお嬢様が!?」
と、
ポケットテッシュから1枚取り出し、
半分に折り、
丸めて、
鼻に詰められるぐらいの大きさにして、
美鈴に渡しながら、
美鈴から発せられる言葉に、
興奮を隠せなかった。
美鈴「ありがとうございます」
と、
咲夜から鼻に詰めるテッシュを受け取った、
美鈴『あ〜、
なんか良い匂いがする。』
美鈴「そうそう、
そういえば、
あなた達が異変を解決したから、
今から宴会が行われますけど、
行きます…」
と、
言い終わる前に間髪入れずに、
咲夜「行きます。」
と、
時を止めて用意をしたのか、
もう行ける準備が整っていた。
美鈴「それじゃあ行きましょうか!」
と言い、
扉に手を掛けて開けようとした。
すると、
何者かにより扉が開けられた。
レミリア「大丈夫かしら?」
美鈴・咲夜「お嬢様!?」
レミリア「もうそろそろ宴会に行くから呼びに行こうかと思って…
ってあら咲夜!体の調子は大丈夫なの!?」
咲夜「はい!お陰様で!」
と、
美鈴と話している時より、
トーンが少し上がっていくようすから、
嬉しさが誰が聞いても分かる程だった。
レミリア「御礼なら美鈴に言って。
彼女、
夜中から付きっきりで貴方の事を看病していたから。」
咲夜「え!そうなんですか!?」
と、
彼女の元気そうな顔から、
そんな風には見えなく、
驚きを隠せなかった。
すると、
もう2人乱入者がきた。
パチェ「あら、
お目覚めのようね。」
咲夜「えぇ、
美鈴の看病のお陰様でね。」
フラン「あー!咲夜!」
と、
フランが咲夜に駆け寄ると、
思いっきり無邪気な子供のように抱きつきにいった。
咲夜『あぁ、
もう死んでもいい。
今までのメイド生涯、
一遍の悔いなし!!』
レミリア「ちょっとフラン!
力を緩めなさい!
咲夜が!
咲夜から!
人から鳴っちゃいけない音が!
イヤァァァ〜!!」
咲夜「あれ?
なんか、
大きな川が見える…」
レミリア「それ三途の川!
咲夜!
帰ってきたら私からもハグしてあげるから!」
咲夜「ハグ?
今ハグと言いましたか!?」
パチェ『死にかけから、
お嬢様の一言で生き返るって、
凄い超えて恐怖にまで感じるんだけど…
まぁそれが咲夜か…』
と、
思うのであった。
パチェ「ここでこんなに時間食ってたら、
宴会の時間が無くなるわよ?
早く行きましょう。」
美鈴「パチェあなた…
5m歩いたら息切れを起こすようなお前が!
自分から外に出ようなんて言って…!」
パチェ「あんたはっ倒すわよ!」
レミリア「まあまあ、
パチェの言う通りだわ。
早く行かないと、
宴会が終わっちゃうわ。」
フラン「それじゃー行くぞー!」
咲夜「あれ?
レイナ達は?」
フラン「まだ寝てるわよ?
咲夜と美鈴を呼んだ後に呼びに行こうと思って居たからね。」
咲夜「そう…」
と、
少し考え込んで
咲夜「私が起こしに行っていいかしら?」
フラン「別にいいけど…
どうしたの?」
咲夜「ちょっと彼らには助けられた所があるから、
御礼がしたくてね。」
レミリア「そう。
それじゃあ玄関で先に待ってるわね。」
咲夜「我儘を聞いて下さりありがとうございます。」
レミリア「今更そんな事で感謝する様な間柄じゃないでしょ!
そんな事より早く行ってきなさい!」
咲夜「感謝します。」
と言い、
自分の部屋を後にしたのであった。
もう少し投稿ペースを早めたいな〜。