麗花   作:不思議の国の爱丽丝

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Q、咲夜は寝ているお嬢様達をどうするか?


スカーレット姉妹てぇてぇ

 咲夜は右腕にフラン、左腕にレミリア、

そして背中に美鈴を涼しげな顔で担いで紅魔館に向かっていた。

その隣でパチェが、歯を食いしばってレイナとルーミアを担いでいた。

その時の顔はまるで出産する時の妊婦のようだった。

 

パチェ「ハァハァ、クッソが!あとどんだけ距離があんねん!」

 

と、図書館で優雅に本を読んでいる姿は何処へやら、

キャラが崩壊している。

 

咲夜「頑張って下さい。あともう少しですよ。

この森を抜けたらゴールですから。」

 

パチェ「ハァッハァー、その、この森ッハァ、は、

あとどれだけしたら抜けられるねん。」

 

咲夜「あと10?20?もしかしたら30分ぐらいじゃない?」

 

パチェ「はぁ〜?あと最低10分?

私の足がもう悲鳴を上げてるのに。もうこれ筋肉痛確定。」

 

と、パチェの足を見てみると、筋肉が痙攣しているのか震えていた。

 

パチェ「と言うか、ハァ、あんたキツくないの?」

 

咲夜「何が?」

 

パチェ「何って、3人も抱き抱えてキツくないの?」

 

咲夜「キツくないって、

お嬢様と妹様はもう人形なんじゃないかって思うぐらい可愛っ、

軽いから実質美鈴1人を抱えてるのと変わらないわよ。」

 

パチェ「それなら、はァ、

このレイナをレミリアかフランと交換してよ。」

 

と言うと、咲夜は怪訝そうな顔をした。

が、流石にパチェが限界そうなので、

渋々、本当に渋々レイナとフランを交代させることにした。

そして、咲夜がレイナを持ち上げて思ったのが、

 

咲夜「あ、軽い。」

 

と、思わず声に出してしまい、

まるで何も中身が入って居ないんじゃないかと思う程だった。

 

パチェ「重っ!」

 

と、思わず声に出してしまった。

それはレイナよりフランの方が重いことを示唆していた。

 

咲夜「…もしかしてルーミアさんの方が重たいんじゃないんですか?」

 

パチェ「いやそれは無いでしょ体格的に。」

 

咲夜「一気に下ろしたから分からなかったんじゃないの?

レイナだけ持ち上げてみたら?」

 

パチェ「そんな事したって絶対に変わらないでしょ…」

 

と言いながら咲夜がレイナを抱っこして、

そのままパチェに渡した。

 

パチェ「重いけど…耐えられる重さね…」

 

咲夜「でしょ?と言うかあまりにも軽すぎない?」

 

パチェ「嘘でしょここのロリは等しく重たいの?」

 

咲夜「それじゃあパチェ、あなたはレイナだけで良いわ。」

 

パチェ「でも4人もどうやって…」

 

と言うとスカーレット姉妹を丸太のように抱えこみ、

ルーミアを器用に肩車の体勢にさせ、

そして美鈴をそのままおんぶさせた。

 

パチェ「器用ね…と言うか寝ている人を肩車出来るんだ…」

 

咲夜「コツを掴めば一瞬よ、こんなの」

 

と言い、また歩き始めるのだった。

 

 

パチェ「つ、着いた〜。」

 

と言うと、

パチェはレイナを抱えたまま視界がブラックアウトするのだった。

が、地面に激突する事はなかった。

なぜなら咲夜が足を器用に使い、支えたからだ。

が身動きする事が出来ないので、

 

咲夜「妖精達ー!」

 

と言うと、紅魔館から十数体の妖精が出てきた。

 

咲夜「この人達を部屋に運んで上げて。」

 

と言い、フランとレミリア以外を運ばせるのだった。

そして、咲夜は寝ているフランとレミリアの服を器用に脱がし…

そしてそのまま…

シャワーを浴びせるのだった。

 

咲夜「本当に起きないわね。…死んでないわよね?」

 

と、あまりにも無反応無防備の2人にそう思うのだった。

 

 

そして、今は夜中、夢と現実の境界がほどけ、魂が自由に彷徨う刻。

長い長い廊下を裸足で何者かが歩いているのか、

裸足特有の音が鳴り響いていた。

その足音の主が窓に近ずくと、

月光により金色の髪がより一層光輝き、目を惹きつけるのだった。

そして、ドアの前に目的を持って立ち止まった。

 

コンコン、

 

レミリア『こんな時間に誰かしら?』

 

と言い、眠い目を擦りながらドアに近ずき、

 

レミリア「だれ?」

 

と言いながら開けるとそこには、

涙目を浮かべているフランがいた。

 

レミリア「フラン!?どうしてここに?」

 

フラン「あ、あのね」

 

と、震えながら続きを言おうとするフランに

 

レミリア「怖い夢でも見たの?」

 

フラン「…うん」

 

レミリア「…一緒に寝ましょうか」

 

フラン「…うん」

 

と言い、そのままフランはレミリアの部屋に入って行くのだった。

 

パシャ。

 

何やら不穏な音が聞こえた気がするが…

 

咲夜「私がこんなベストショットを逃すはずか無いでしょう。」

 

と、ガッツポーズを心の中で決める者が居るのだった。

 

 

フラン「お姉様?」

 

レミリア「なーに?」

 

フラン「…迷惑だった?」

 

レミリア「そんなわけないじゃない。

私の大切な1人の家族なんだから。」

 

フラン「…でも」

 

レミリア「でもじゃない。家族っていうのは助け合い、守るものよ。

だから、今はそんな事を考えなくて良いわ。一緒に寝ましょ。」

 

と言い、一緒に布団に入るのだった。

 

フランはたまに夜中に甘えてくる事がある。

これは能力の反動からだ。

フランの能力は【ありとあらゆる物を破壊する】程度の能力だ。

が、この能力は通常時だと使う事が出来ない。

狂気に自分の精神を沈めなければ使うことが出来ない。

レイナが初めて出会った時、

狂気的で敵味方の判断が出来なかったのは、

レミリアを守る為に能力を使い侵入者を倒そうとしていたからだ。

が、狂気に飲まれている時の記憶は残らない。

だからこの時のことをレミリアは言っていない。

心配させたくないからだ。

そして、この能力を使って1週間の何処かで、

今までにあった嫌な事を思い出していまう。…そう、あの時の…

そんな夢を見ると、その少女は不安に思ってしまうのです。

『お姉様が何処かにまたいってしまうのではないか』

と、だから今回のように居るのか確認をすると同時に、

甘えに来るのです。

 

フラン「おやすみなさい、お姉様」

 

レミリア「おやすみ、フラン」

 

と言うと、重い瞼を閉じるのだった。

 

 

そして、それから3日後、また宴会をしていた。

そしてその3日後にも、更にその3日後にも、更に…




A、何もしない。
なぜなら咲夜はお嬢様達が嫌な気持ちになる事を絶対にしないから。
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