麗花   作:不思議の国の爱丽丝

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ようやく、永夜抄にもうそろそろ、
多分、きっと2話ぐらい後に入っていける。


やりすぎは良くない、はっきりわかんだね

 月明かりの下、蜘蛛が静かに獲物へと忍び寄る。

そして、沈黙を破るように蜘蛛が鋭く糸を放ち、

獲物を絡めとろうとした。

すると、衝撃波が地を走り土煙が立ち込めた。

と同時にその土煙は風圧により、瞬く間に晴れていき、

なにやら鍔迫り合い状態の2つの影が出てきた。

 

レイナ「さっきと余り状況が変わっていないように見えるけど、

なーにが肩慣らしだって?」

 

と、刀の反りの部分を横に薙ぎ、言った。

その声は耳を澄ませば震えているようにも聞こえ、

余裕が無いように感じる。

 

萃香「そっちこそ受けて立つとか言いながら、

さっきから行動パターンがあまり変わってないじゃないか。」

 

と、掌でその攻撃を受け止め、言った。

その声はいつも通りのベロベロに酔った時のような、

余裕有りげな声だった。

 

すると、萃香は攻撃を受け止めている方とは別の、

腕をレイナに掌を向けた。

レイナは何か足元の土が不安定に揺れているような感覚に襲われた。

そして、刀を自分の方に引き抜き、

そのまま後ろに投げ捨てながら、いつも通りバックステップをした。

が、これが間違いだった。

後ろから強い衝撃が加わった。

かと思うと、体が萃香の広げた手に吸い込まれていく。

まるで重力の向きが変わったように吸い込まれていく。

が、萃香の広げられていたはずの手は、強く固められていた。

獣が遠吠えを辞めた瞬間のように、心が凍りつく。

すると、その拳をレイナの水月に向かい、

迷いのない一撃を決めた。

それにより後ろの岩が砕け散り、レイナが後ろに弾け飛んだ。

そんな攻撃を食らったレイナは息が上手く吸う事が出来なく、

口を大きく開け空気をすおうとする。

その時に唾液が口から垂れてくる。

もし今瞬きでもしてしまったら、

その刹那の目閉じるだけで眠るように気絶してしまうだろう。

 

萃香「やっぱり⋯これで体の形が保っている所か⋯」

 

萃香が何かを言っているようだが、

レイナはそんな事を聞く余裕なんて微塵もない。

そして、萃香がレイナに向かってゆっくりと歩いてくる。

 

萃香「何か事情があるのだろう⋯

ここでの事を夢だと思ってくれれば⋯いいが⋯」

 

と言いながら、レイナの頭にかかと落としを決めようとした。

すると、静かな湖面に小さな波紋が広がるように、

胸の奥に不穏に揺れた。

そして、萃香は頭をスクワットをするようにしゃがみ込んだ。

すると、空気を斬るような音が頭を風のように通り過ぎた。

 

萃香「へぇ〜、まだ起き上がるか。」

 

妖夢「はぁはぁ、クソ何だこいつ!何で避けられてんだよ!」

 

萃香「ちょっと口が悪いんじゃない?」

 

そのような問を妖夢には答える余裕なんてない。

その時、レイナの横にある黒い刀が目についた。

その刀を拾い上げると、妖夢は少し興奮した口調で言った。

 

妖夢「ねぇ!これ!何処で⋯いや、誰に作って貰ったの!?」

 

と、聞いてきた。

が、今にも死にかけているレイナには答えられる訳もなく。

 

妖夢「まぁそれは後で聞かせてもらいます。

これ、使わせて貰いますね。」

 

と言うと、その黒い刀を横に投げると何者かがキャッチした。

そう、妖夢だ。

覚えている人は覚えているであろう。

妖夢のふわふわ横でスタンゲフンゲフン背後霊のように着いている幽霊は、

妖夢になれるということを!

とまぁそのような事が有り、

 

萃香「同じ奴が2人⋯ドッペルゲンガーってやつか!

始めてみるぜ!」

 

妖夢「もうそれでいいです。

今度は、負けません。」

 

萃香「へぇー。

何か面白そうだな。全く同じ奴を2人同時に手合わせ。」

 

妖夢「それじゃあ、私、勝たせて貰います。」

 

と言うと、幽霊妖夢が何やら足を思いっきり横まであげると、

そのまま前に倒れ込むようにして足をつき、

そのまま肩を思いっきり振り被り、

手に持っている刀を投擲した。

 

萃香「っと危ねぇなぁ。」

 

妖夢「よそ見はしない方がいいですよ!」

 

と言うと、距離を一気に詰め、刀の頭の部分で思いっきり、

萃香の顎めがけて叩きに行った。

これが綺麗にクリーンヒットし、

妖夢が飛ばされたように飛ぶのだった。

すると、妖夢の後ろから何かが猛スピードで走ってきた。

 

レイナ「よくやった。」

 

と言うと、レイナは宙に浮いている萃香の頭をキャッチし、

思いっきり、地面が抉れるほど叩きつけ、

そしてそのまま頭にかかと落としを追加で決めるのだった。

ここまですると、流石に萃香は鬼であっても伸びてしまうのだった。

すると、先程まで満月が浮いていた所に、太陽が登っており、

柔らかな茜色が、そっと森を撫でるように染め上げて行くのだった。

 

霊夢「あ、出てきた。

で、異変は解決出来た?」

 

と霊夢が問いかけると、妖夢は無言で親指を立て、

肯定の意を示すのだった。

 

霊夢「そう、それなら良かったわ。

所で、今伸びているそこの金髪の奴と白髪のやつ。」

 

と言い、指を指し

 

霊夢「紅魔館まで、よろしくね。

今回の異変の犯人はこっちで何とかしておくから。」

 

妖夢「え〜?!」

 

と、疲れ切っているのに、仕事が追加されて、

少し、苛立ちながら返事をすると

 

霊夢「よろしくね?」

 

と、何か黒いオーラの様なものを醸し出しながら、

言ってきたので、否定なんて、選択肢から除外されており、

もう妖夢には肯定するという選択肢しかなかった。




幽々子と紫の後日談があるので悪しからず、
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