慧音の攻撃を避けながら美鈴は思考していた。
美鈴『向こう中距離型、こっちは近距離…
お嬢様の槍ならいけるかもしれないが…
後のこの異変の主犯とお嬢様が戦うのなら、
無駄な体力を減らせられない。』
美鈴「武士道精神に欠けますが…
そもそも相手が遠距離攻撃をやってきていますし…
少々の事はやってもいいでしょう。」
美鈴は慧音の首に地面に手を着き、
その手を軸とし回転し、蹴りを叩き込もうとした。
が、当たり前かのように、首を後ろに逸らし避けた。
すると、それが分かっていたかのように、
美鈴はその回し蹴りをした足を、そのまま地面に着くと、
蹴りを入れる時の遠心力を使い、上半身を起こすと、
手に掴んでいるそれを投げつけた。
その投げた物が拡散し、思いがけない攻撃に、
慧音は対応出来ずそれに当たってしまった。
慧音「ゲホゴホ、目が〜!」
投げつけた砂により、思わず噎せ返り、
目も開く事が出来なくなってしまった。
美鈴「恨まないで下さいね!」
と言うと、開けた手の指先を慧音のお腹に付けると、
寸勁を決め、慧音は受身を取る事が出来ず、吹き飛んでしまい、
村の家を傷つけず、そのまま後ろの木に激突をした。
美鈴「勝負あり…ですね。」
美鈴は突き出した手を引っ込め、体勢を整えた。
慧音「トドメを刺さないのか?」
美鈴「いやだってあんた悪い人じゃないでしょ?
まぁ、お嬢様に攻撃的だった事は少々腹立たしいですが、
当の本人はあまり気にして無さそうですし…」
レミリアの方を見る。
なんかむっちゃ笑顔や…
美鈴「好きな人と初めて異変解決が出来ることへの、
笑顔なのか分かりませんが…
取り敢えず気にしていないという事で何もしませんよ。」
慧音「そ、そうか…」
美鈴「あ、そうそう、ここの里の人達、
もしかしてだが、ここに居る?気の所為かも知れないが…」
慧音「これは驚いた…よく見破ったな…
そうだよ。私の能力で、ここに里はなかったと、
歴史を改変したんだ。バレちゃ意味が無いがな。」
美鈴「そうか、じゃあ無くなった訳じゃないんだな。」
慧音「そうだ。そんな事聞いて何になる?
ってそうだった。お前の家で使う物が里で買う物が多いんだったな。」
美鈴「まぁそれもあるんですが…まぁそれでいいです。
村を戻しても問題無いですよ。
あの人達は人に危害を加える気はありません。
まぁ信用出来ないなら別にいいですが…」
レミリア「終わったかしら?」
美鈴「えぇ、終わりましたよ。
それにここに居た村人達は大丈夫です。」
魔理沙「そうか!それは良かったんだぜ。」
と、後ろの簡易シェルターからレミリア達が出てくる。
ルーミアは、普段使わない程の能力を使った為、
眠りに着いてしまった。
今はレイナがおんぶをしている。
慧音「ところで、お前らはそんな人数引連れてどこ行くんだ?」
レミリア「今回の月に起きている異変を解決しに行こうと思うの。」
慧音「…これからどこにむかうんだ?」
レイナ「あっち」(北)
レミリア「あっち」(北東)
魔理沙「あっち」(南)
美鈴「お嬢様の行く方へ私は行きます。」
なんとみんなの意見が対立してしまった。
レミリア「私の方の意見が多いわ!きっとこっちよ!」
魔理沙「それは美鈴があんたの意見に合わせてるからだぜ!
きっとこっちだぜ!」
レミリア「は?」
魔理沙「あ?」
レイナ「僕は…」
慧音「みんな違うぞ…月の異変を起こした奴ならあっち(西)」
レミリア「ウソ…でしょ?私が1番予想から離れている?」
魔理沙「ざまぁwwwwないんだぜwwww」
レミリア「美鈴、こいつの体を東、頭を西に向けてあげて。」
美鈴「ちょっとお嬢様!?物騒ですよ!?どうしたんですか!?」
レミリア「だってこーいーつーがー!」
レイナ「落ち着けって…」
レミリア「ぐぁー!」
魔理沙「流石カリスマ(笑)吸血鬼。
これじゃあカリスマじゃなくて、カリチュマちゅかーれっと、
レミちゃんにでも改名したら(笑)」
レミリア「こいつは生かしておけねぇ」
慧音「美鈴…これが普通なの?」
美鈴「はい、なんならまだ平和ですよ。」
慧音「…そうなんだ…」
この時慧音は、
慧音『コイツらと呑むの楽しそうだな』
と、思わず思ってしまうのだった。
レイナ「それじゃあ美鈴さん、ルーミアを頼みましたよ。」
美鈴「はい、お任せ下さい。」
寝ているルーミアを無理に連れていく訳にもいかない。
もしもそれで取り返しのつかない自体になったらダメだから。
だから、此度の戦いで体力が削れた美鈴が、
ルーミアを連れて紅魔館に戻る事になった。
美鈴「魔理沙さん、レイナさん、お嬢様を頼みますよ。」
魔理沙「バッチグーなんだぜ!」
レイナ「こいつは大丈夫だろうが…
まぁ、危なかったら助けるわ。」
美鈴「お願いします。
私は1度戻りますが、
ルーミアさんを咲夜さんに預けたら戻ってくるので。」
といい、1度レイナ達と、美鈴達は村で別れるのだった。
魔理沙「よし、進むか。確かこっちだったよな。」
と言うと、奥にある竹林へと歩を進めるのだった。
その竹林は、
月光さえも届かぬほどの闇が広がり、
その奥へ踏み込むことをためらわせる。
竹の間から覗く薄暗い空間は、
まるで誰かが潜んでいるかのような気配を感じさせた。
兎に角、不気味だ。
ここで、初めてレイナとルーミアが別れた!
なんも考えて無いや…ここからの展開( ◜ω◝ )