次回で完璧に終わらせる。
長かった…いやほんとに
パチェが始まりの一手を打ち出した。
それに呼応するように、永琳が弾幕を打ち出した。
これにより、輝夜も手に持っている枝の様な何かで、
弾幕を打ち出した。
パチェの弾幕と合わさり、目の前は蜘蛛の糸が張り巡らされたように、
弾幕が展開されていた。
これ程の弾幕の量、さらに速度も音が後から付いて来るほどの速さで、
展開される。
当然と言ってもいいが、目で追うことも叶わない。
が、パチェは雷雨の様に降り注ぐ弾幕に、
全て自らの弾幕をぶつけ、相殺をしていた。
永琳「面白いわね。中々…本当に人間かしら?あなた…」
パチェ「人間なんて…
そんなちゃちな者に、分類しないで欲しいわね。」
永琳「それじゃあ、蓬莱人なのかしら?」
パチェ「蓬莱人?
そんな聞いた事のない様な種族じゃないわ。
私は見ての通り、魔法使いよ。」
輝夜「貴女!魔法使いって言うの!へー!面白い!」
と言うと、輝夜の弾幕が少し威力が増した様に感じる。
が、それに当たり前の様に簡単にパチェは対応をする。
そんな均衡した状態を破るかのように、
フラン「ぎゅっとして…どかん」
と言うと、逃げ場の無い廊下で大爆発が起きた。
そんな事を予想していなかった永琳と輝夜は、
モロにそれを食らってしまった。
パチェは、来ることを予想していた様に、
魔法で美鈴ごとガードして見せた。
煙が晴れていく。
家は壊れていない。
が、物ともしないように、
食らった2人が余裕の笑みを浮かべて、たっていた。
永琳「爆発する。いきなり…これは、貴女の能力?」
輝夜「面白い!何をしたの?気になるわ!」
妹紅「何が起こってんだ?今ここで何が起こってるんだ?」
輝夜「あら妹紅?殺し合いは後にしてくれる?
今いい所なの。」
妹紅「別にお前に用があって来たわけじゃねぇよ。
それで?お前らか?
けいねを…怪我させたのは?」
パチェ「だから?」
妹紅「コロす」
と言うと、
珍しい火の弾幕を展開した。
面白がるように、輝夜が弾幕を張り巡らせた。
これをサポートする様に、矢の弾幕を、
隙間に入れていく。
流石にパチェも、3人の弾幕を防ぎ切るのは、
至難の業。
少しずつ、されど着実に、
軽い攻撃が通り初めて来る。
服にかすり跡が出てくる。
永琳「所詮人…それは変わらない。限度があるもの…ね?」
パチェ「それはどうかしら?
家の主は案外こういう時、心強いのよ?」
と言うと、後ろで槍を顕現させたレミリアが、
静かに構えを取っており、
目が紅く煌めく。
かと思うと、弾幕を切り裂く様に、
その紫の光が迷いなく進んでいく。
そしてその光は
妹紅「やっ!?」
妹紅に着弾する直前に、
フラン「ぎゅっとして」
その時、全ての視線は、
ある少女に釘付けとなった。
そして…
フラン「どかん」
かと思うと、その槍は、
四方八方に分裂し、無差別に弾幕が散ることになる。
パチェの様に、輝夜の様に、規則性がある訳でもない、
その考えもしなかった弾幕を、
パチェは、自身と、美鈴を守るのに必死で、
フランと、レミリアまで手を回す事ができなかった。
レミリアは、弾幕で相殺、と考えたが、
パチェ程の技量が無いため、
自らの小さな体を差し出し、その弾幕から、
フランを守ろうとした。
が、時がどれだけ過ぎようとも、
着弾する様な気配は感じる取れなかった。
目を恐る恐る開いてみると…
レミリア「レイ…ナ?」
レイナ「ふー、まさか、まさかこの僕が気絶する事になるとは…
まぁいい、怪我は無いか?」
レミリア「えぇ、私は元気よ、それよりも…」
能力による狂気に飲まれぬ様に必死に抑えるフランが、そこにはいた。
そして…
フラン「あは、アハハハハハハハハハハハノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \」
そして、フランは手に何かステッキの様な物を持ち出したかと思うと、
輝夜「あは☆私に来るの?歓迎するわ!」
と言い、弾幕を展開させた。
が、それを炎に纏われたステッキで切り裂いてしまった。
それを予想してか、輝夜は1歩後ろに後退り、回避をした…
かと思ったが、後ろから、何か炎の何かに貫かれた様な感触がする。
輝夜「は?同じ人が2人?」
後ろにはフランがたっており、
輝夜の胸はそのステッキにより貫かれていた。
傷は焼かれている為、すぐに回復も難しい。
そして、目の前にいるフランは、
輝夜の頭を鷲掴みすると、
フラン「ギュとして、」
輝夜「やっぱり」
輝夜「貴女は飽きないわ!」
フラン「ドカン!」
と言うと、輝夜の内部から爆発がおき、
確実に息の根が止まる。
と言うよりも、息をする為の肺、喉、口、
勿論その他の部位も消し飛び、
跡形もなくなってしまった。
この状態のフランを止めるため、
パチェが弾幕を展開するが、
全て無に帰し、切り裂かれ、
ゴリ押しで距離を詰められてしまう。
レミリアも後方支援をしようとする時、
レイナが、
レイナ「レミリア、あの槍、もう1回作れるか?」
レミリア「え?えぇ、作れるけれど、何をする気?」
レイナ「さっきのフランの攻撃を見て、
やってみたい事が出来てね。」
そういうレイナに、レミリアは最後の力を使い切り、
槍を顕現させ、レイナに渡した。
普通は形がある物でない為、取れるはずないが、
レイナはそれを手に持ってしまった。
かと思うと、それを段々と凍らせていった。
レミリア「ごめん…わ…た……し………」
と言い終わる前に、
力尽きて、寝てしまった。
レイナは優しく抱き抱え、
美鈴の横に、置いた。
そして、レイナは
レイナ「フラン!こっちだ!」
その声に、フランはパチェからレイナへと目標を変え、
レイナに向かって来た。
そして、レイナはフラン目掛け、左手で持っている槍を投げたが、
レイナの手が爆発し、槍はフランがした時と同じく、
無差別的な弾幕が展開された、
が、前回と違うのは、
寝ているレミリアと美鈴に当たらない様に飛んで行っている事だ。
そして、フランの後ろからは
輝夜「私も!」
と、怪我から復活した輝夜が弾幕を展開させ、
フランに当てようとしていたが、それを防ぐように、
パチェがまた弾幕を展開させた…
かと思うと、全ての弾幕が元々無かったかのように静かに闇に溶け、
フランは、呼吸が止まるように、倒れ込みながら、眠りについた。
そして、
紫「ストップ!」
と言う声が辺りに鳴り響いた。
永琳「あらあら、干渉するなんて珍しいじゃない。
幻想郷の賢者様?」
紫「嫌味ったらしく言うのはやめてちょうだい。」
永琳「で?何をしに?ここへ?」
紫「そうそう、あんたはもう、今回の異変を起こす必要無いわよ。」
永琳「……は?」
辺りの時が止まった様に静寂が辺りを支配した。
紫「貴女、月の使者達から逃げているのでしょう?」
永琳「えぇ、よく知っているようで、それを知っていて?
何故?異変を起こさない事に?」
紫「だってここは、幻想郷なのだもの。
侵入は不可能なのだもの」
永琳「成程…結界かしら?だとしたら伝えるの遅くなくて?」
紫「私は大妖怪よ?」
永琳「…全く貴女は…まぁいいわ。輝夜」
輝夜「はーい」
永琳「戦いは終わりよ」
輝夜「えー?」
永琳「えー、もありません。終わりよ。」
輝夜「…わかった」
不服そうな顔で輝夜は了解の返事をした。
周りは何が起こったのかさっぱりだが、
ひとつだけわかった事がある。
パチェ「異変解決…で良いのかしら?」
永琳「えぇ、この月も戻しておくから、
明日、またここにいらっしゃい。
そこに倒れている子達の治療を迷惑料としてやってあげるわ。」
そして、永琳と紫以外、
理解すること無く、この異変は終わるのだった。
輝夜はそんな事疑問にすら思わなかったが…
日常生活の話挟んで花映塚かな〜