紫「それじゃあ、今回は特別に、私の能力で帰してあげるわ」
パチェ「ちょっと待ちなさい!幾らなんでも説明無しは…」
と言っている時に、下にいきなり重力を感じたかと思えば
パチェ・レイナ「「ぎゃーーー?!」」
と、絶叫が暗闇に溶け込んでゆき、
祭りの後の静けさの様な空気が辺を覆った。
妹紅「なんで止めるんですか!
これじゃあ、慧音の仇取れないじゃないですか!」
輝夜「それじゃあ私は疲れたから寝に行くね!ばいばーい」
と言い、輝夜は寝室に踵を返した。
皆自由である。
永琳「せめてお風呂に入りなさい!」
輝夜「え〜〜〜」
妹紅「ちょっと無視しないで下さい!今回ばかりは、」
紫 「ここ病院でしょ?
なんで慧音を連れてこず、仇討ちしようとしたの?」
妹紅「っそれは…」
紫「は〜もう…」
と言うと、妹紅の上から何かが落ちてきた。
それを咄嗟に抱き抱える。
妹紅「うわって、けいね?!」
慧音「はっ?へっ?」
紫「これからは、冷静に考えて、行動しなさいよ。」
妹紅「ごめん、けいね。
先走っちゃって…」
慧音「何がなんだか分からないけど…
まぁ、これから気を付ければ良いだけだから」
と言い、慧音は妹紅の頭に手を置いた。
その手を拒むことは無く、受け入れた。
その間には心地よい静寂だけが流れた。
輝夜「あれなーに?」
紫「良いわね〜、この今の季節にピッタリ。
永琳もしたくなって来てるんじゃないの〜?」
永琳「ふふふ、そんなはず無いでしょ。
私の歳を考えなさい。そんなの何度もしてきて今があるのよ。」
輝夜「ねーえー。あれなーに?」
紫「あれはね。貴方がもっと精神的に成長すればよく分かるわ。」
輝夜「なんかバカにされた気がするけど…
まぁいいや!おやすみなさーい!」
永琳「あ!待ちなさい!
お風呂に入りなさい!」
輝夜「イヤだね!」
と言い、走って廊下の奥に消えていった。
永琳「全く…鈴仙。そこにいるのでしょ?」
鈴仙「!?」
永琳「全く…まぁいいわ。
輝夜を追ってお風呂に入れさせて。
それが嫌なら、私の薬の被検体になってもらう…」
鈴仙「すぐに行ってきます!」
と言うと、風音がなったかと思うと、
瞬きする間もなく、その場を離れていた。
奥では何やらドタドタと忙しく音が聞こえる。
紫「…まだ12月では無いのに、忙しないわね。」
永琳「これが良いのよ。」
紫「…それもそうね。」
永琳「所で…」
紫「何かしら?」
永琳「良かったの?あそこまで省いて。説明をあの子達に」
紫「あーれね。良いのよ。」
永琳「何故?」
紫「だって、説明面倒だもの。
そんな暇あるなら少しでも寝ていたいし。」
永琳「ふふっ、なんとも紫らしい理由。
それじゃあ後日私から説明しておこう。」
紫「宜しくね〜。
あっ、そうそう。異変が解決されたから、
ここで宴会開かれると思うから、準備しておいてね。」
永琳「は?」
紫「よろしく〜」
永琳「まて!そんな事するなんて…」
その言葉に耳を塞ぐように、
空間に裂かれた隙間の中へと逃げてしまった。
永琳「全く…」
戦いが終わったばかりだと言うのに、
走り回ってる輝夜、それを追いかける鈴仙、
甘える妹紅と、全て受け入れる慧音。
混沌とした空間に、永琳は、思わず口角が釣りあがってしまった。
窓が空いている
月を仰ぎ見る
満月が顔を出している
少しいつもより暖かい風が吹き抜ける
夏が顔を覗かせている
…りん、えーりん?」
永琳「え?、えぇ、どうしたのかしら?」
輝夜「どうしたのはこっちの話…」
肩に何かが乗る感覚が体を駆け巡る。
鈴仙「はぁ、はぁ、やっと捕まえた…」
輝夜「やべ☆」
と言うと、目の前から消え、
鈴仙「ちょー!」
輝夜「捕まえてみなー」
と、また廊下を辿々しく、走り去って行った。
永琳「感傷に浸るだなんて…この私が…
らしくないわね、輝夜にまでバレるほどに…」
と言い、自室へと戻るのだった。
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【紅魔館】
パチェ「はー?!何あいつ!」
と言い、頭に血がのぼりながらも、
冷静に、ただ落ちて行くレミリア達を救いあげようとすると、
横から何者かが黒い風の様に通り過ぎて、
浮いている人達を全員ゆっくりと床に下ろした。
咲夜「お嬢様!妹様!大丈夫ですか?!
それに…」
と、服が破け、辛うじて、秘部は隠れている、
アラレもない姿となっている美鈴を見て…
咲夜「風邪ひくでしょうに…」
そういうと、全員を、1度床にゆっくり寝かせてあげ、
自分の服を脱ぎ、着させてあげる。
が、ある一部分だけが上手く服が入らない。
咲夜『この脂肪の塊…切り落とそうかしら…』
パチェ「何か変なこと考えてない?」
咲夜「ハハ、マサカ」
パチェ「おい、言葉がカタコトだぞ」
と言う、パチェの方も比べ、
咲夜「…ふっ」
パチェ「おいなんだその笑いわ」
咲夜「いやなんでも…」
などと他愛もない話をしていると、
咲夜が通って来たであろう廊下の奥から、
走って来る者が1人
レイナ「クソが、あいつまじでなん…」
ルーミア「レーイーナー!!!」
と言い、飛び掛る様に抱きつきにきた。、
レイナ「うわ!」
押し倒されてしまう。
ルーミア「もう…もう…どこに……どこに?いってたの?」
レイナ「…別に、どこでもいいだろ…」
ルーミア「わたし…が、じゃま…なら、いって?
じかく…は、してる、、つもり…
で…も、だま…っては、、、いなく…いなくならないで、
ほしいの…わがまま…なの…は、わかってる…」
レイナ「黙っていなくなるわけないだろ!
こんなに一緒にいて、なんでいきなり居なくなるんだよ!
逆にお前が俺から離れるな!」
ルーミア「!…うん!」
パチェ「アオハルねぇ…け!」
咲夜「あら嫉妬?」
パチェ「まさか?!この魔女が?ありえない。
ちょーっと今まで籠って過ごしてたから、
こんな眩しい経験が出来なかったからなんて嫉妬?
はっ笑わせてくれる。」
咲夜「…あのー、ごめんなさいね?」
パチェ「笑いたきゃ笑えよ!」
咲夜「WWWWWWW」
パチェ「そんなに笑う奴があるか!」
咲夜「あー笑った。
さて、私はお嬢様達をお風呂に入れて来るわ。」
パチェ「あ、私も入りたい。」
咲夜「そ、そんな…幾らお嬢様達が可愛いからって…
手を出すのは流石に…」
パチェ「いやしないが!
というより咲夜の方が手は出す可能性が高いでしょ!」
咲夜「まさかこの瀟洒なメイドが、
手を出す等という愚行に走るはずございません」
パチェ「すげぇ、さっきまで人を馬鹿にしていたとは思えない口調」
咲夜「それじゃあお風呂に行きましょう。
あ、パチェが入るんなら、美鈴を洗ってあげて。」
パチェ「はいはい、分かりました。」
と言い、虫の息になりながらも、
全身の筋肉を使い、美鈴をおぶうのだった。
パチェ「あんなに変態行動している咲夜が、
レミィの裸見ても、なんにもないだなんてねぇ。」
咲夜「えぇ、瀟洒なメイドですから。」
パチェ「それにしても、あんたなんで背中しか向けないの?」
咲夜「瀟洒なメイドですから」
パチェ「あんたbotみたいになってるわよ。」
咲夜「瀟洒なメイドですから」
パチェ「ちょっとこっち向きなさい」
咲夜「……」
パチェ「まぁいい、私が見れば良いだけだから」
と言い、周り子で、咲夜の顔を覗き込んだ。
そこには、鼻から血液が止めどなく溢れ続けている。
よく見ると、咲夜の前には、池のように、薄く広げられていた。
そのせいか、顔には生気が宿っていなく、
気合だけで、体を動かして居るようだった。
パチェ「ちょ!なんで戦っていないあなたが死にかけてるのよ!」
と言う声に、メイドとして働いている妖精達がすぐに駆けつけ、
物凄い手際の良さで後始末をしていくのだった。
パチェは1人残されてしまい、
目の前で起きた事の処理を頑張ってするのだった。
次回はレイマリ回かな?