私は個人的に好きな2人ですね
1番は咲夜ですけど…
ある山の頂上に建てられた神社から、
何やらいい匂いが霊夢の鼻腔を擽らせた。
霊夢「ん〜」
体に掛かってある掛け布団を退かしながら、
少し体を起こし、目を擦る。
魔理沙「お、起きたか」
黒い割烹着を着た魔理沙が、
台所からお盆に、
いい匂いをする何かを乗せ、
霊夢が寝ていた布団の横にある机に並べる。
新じゃがとわかめの味噌汁、
鰆の西京焼き、
オクラと長芋の梅おかか和え、
アスパラとスナップエンドウの胡麻和え、
そして、炊きたての白米、
起きたばかりだと言うのに、
お腹の音が鳴る。
霊夢「…?」
魔理沙「どうした?食べないのか?」
霊夢「食べ…る、のだけれど…なんで魔理沙が?」
魔理沙「覚えてないのか?」
と言いながら、頭に付けた手拭いを解き、
少しボサボサになった髪の毛を櫛でとく。
霊夢「昨日…」
何か絶対してはいけない事をした気がする…が、
霊夢「何も覚えてないわ」
魔理沙「…そっか、まぁいいや。
別にそこまで重要な事でもないし。
さ、早く食べようぜ!」
嘘である。
魔理沙を殺しかけたのだから。
今回が何が原因でこんな事になったのか、
それが分からない限り、
今の霊夢がまた暴れ出したら、危険すぎるからだ…
が、それを思い出させてしまえば、
人殺しを仕掛けてしまったと、
霊夢の心が潰れてしまうかもしれないと、
危惧していたため、
覚えてい事に、少し胸を撫で下ろした。
魔理沙「それじゃあ、せーの!」
魔理沙「いただきます!」
霊夢「いただきます…」
と言い、
霊夢は、箸を手に取り、まずお米から手を付ける。
魔理沙はお味噌汁の蓋を取り、お椀を持ち上げ、
お箸を取り、お椀を鼻に近づけ、匂いを楽しむ。
そして、口に近付け、汁と具を交互に楽しむ。
霊夢「ん、美味しい…」
魔理沙「そうか!それは良かった!」
霊夢「モグモグ…」
魔理沙「ぱくぱく…ゴクゴク…」
霊夢は、味噌汁だけを飲みきってしまった。
魔理沙は、綺麗に全部一定のリズムで食べている。
霊夢『なんか、魔理沙、食べ方綺麗…
アーンしたらどんな反応するんだろ…』
霊夢「魔理沙」
魔理沙「なに?」
霊夢「はいアーン」
魔理沙「むぐっ!?」
と、1口サイズのに切られた魚を返事をして空いた口に入れさせた。
魔理沙は、思わぬ霊夢の行動に、だんだん余裕が無くなっていき、
赤く染まっていく。
霊夢「上品に食べるから、
これぐらい華麗に躱すと思ったのだけれど…
可愛い所あるじゃない…」
魔理沙「〜〜///!、な!何して!」
もっと顔が赤くなっていく、
心做しか湯気が上がって行くようにみえる。
その姿を見て思わず、立ち上がり、
顎に手を当てて、上目遣いの状態にさせ、
前髪を退かしていく。
そこには目を真ん丸にして、可愛い黒目がこちらを覗かせている。
その顔をもっとしっかり見る為、もっと躙り寄る。
魔理沙「あ…う…」
と声にならない声を鳴きながら、
顔をゆっくりと逸らそうとする。
が、霊夢は魔理沙の顔を無理矢理自分の方に向かせる。
今にも息が当たってしまいそうな距離に居る。
が、2人とも緊張からか、息が詰まって、息が上手く出来ていない。
まつ毛の長さ、目の大きさ、鼻の形。
改めてお互いの事を知っていく。
何故自分が相手をこの様に思う様になったのか。
魔理沙は重力に従う様にゆっくりと、
倒れ込んでいく。
霊夢は怪我をしないように支えながら、
倒れ込ませていく。
霊夢と魔理沙は優しく手を絡ませていく。
魔理沙は柔らかく目を瞑る。
霊夢は緩やかに顔を近づけていく。
そして…
萃香「ニマニマ」
霊夢と魔理沙はそこに居る存在に気付き、
齷齪として、さっきまでいた席に改めて着き、
急いで食べていく。
魔理沙も作法を守っているのかよく分からない形で食べていく。
そして互いに激しく合掌をし、
霊夢・魔理沙「「ご馳走様!」」
と言うと、魔理沙は食器をお盆に乗っけていき、
台所に足早に去っていく。
霊夢はその場に居るのが、気恥しくなり、
飛んで何処かに飛んで行ってしまった。
魔理沙は霊夢の後を追うように、急いで洗い物を済ませ、
箒に跨り飛んで行ってしまった。
萃香「は〜、もっと素直になれば良いのに…
いや〜、それにしても、良いツマミになるぞ〜これ」
と言い、瓢箪の酒を思いっきり飲み干してしまった。
ウォー!!!
この萃香がよ〜!!!!
この酒カス!!!!!