麗花   作:不思議の国の爱丽丝

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何やかんやで第6話!凄いな〜


惡のカリスマには誰だって憧れるよね

 長い廊下の先にある禍々しい扉を前に2人の男女がいた。

 

レイナ「いや〜、緊張するなぁ。」

 

ルーミア「大丈夫!アンタならやれる。頑張って!!」

 

レイナ「スーハースーハー、よし、行くぞ。」

そして無駄にデカイ扉を押して開けようとした。

 

レイナ「あれ、開かない。もしかして鍵掛かってる?でも、鍵穴なんて無いな。」

 

ルーミア「そういう能力なんじゃない?」

 

レイナ「確かに!そうなったら、この扉をぶっ壊すしかないな!」

そう言ってレイナは数歩後ろに下がり、助走を付け思いっきり飛び上がり、両足で思いっきり扉を蹴り飛ばした。

そこには、紅い月に照らされた姿がとても似合った少女が、その姿に似つかわしくない口をあんぐりと開けた表情で、玉座の様な椅子に悠々と座っていた。

 

???「ちょっと?!あんた達、何壊してんのよ!普通に開けて入って来なさいよ。」

そう言う、少女はギャグ漫画に出てくる様な表情になっていた。

 

ルーミア「?鍵かかっていて開けられなかったわよ?」

 

???「あんた達、どうやって開けようとしたの?」

 

レイナ「そりゃ〜、押して開けようと…」

と言い終わる前に少女は、大きい声で叫ぶ様に言った。

 

???「あんた達!全部の扉は押せば開けられると思っているの?押すんじゃなくて引くのよ?!」

 

レイナ「そんなのどうでもいいだろ?これから戦ったら壊れる可能性があるんだから。」

 

???「それも…そうね。それじゃ挨拶から。戦う前には必要でしょう?私はここの主にして当主、レミリア・スカーレット。今日はこんなに月も紅いのだから本気でころ…」

と、かっこよく決めようとした彼女にレイナは咲夜から奪ったナイフを持ち、レミリアの方に飛びナイフを刺突させた。

 

レミリア「ちょっと?!かっこよく決めさせなさいよ!」

 

レイナ「あれを避けるのか、凄いな。まぁあれだけの威圧を、扉の向こうから出せるだけあるな。」

 

レミリア「ちょっと!!無視しないでよ!」

 

レイナ「いいだろ?勝負なんて勝てればそれでいいんだから、皆結果しか見てない。戦った人がどんな性格が、どんな思いで戦ったか、そんなの関係ないし、誰も興味がない。そう、相手がどんな思いをしても、皆、自分さえ良ければそれで…」

などと言っている彼の目はどす黒く濁っていた。そんな目を見ていたレミリアとルーミアは、底知れぬ恐怖を感じた。

 

レイナ「っと、話が逸れたね!それじゃあさっきの戦いの続きをするか!」

と、目が元の様に光を取り戻した。

 

レミリア「あなたは、即刻殺さなければならない危険分子なようね。」

そう言うとレミリアは、彼の感情の変動具合の大きさを不気味に思い、冷や汗をかいてしまった。そして、ホタルイカが、餌に集まって来るように、紫色の光が手に集中して集まり、形成し、段々槍の形を作っていく。それは、確実に当たった者を必ず殺すという意志を感じる程の禍々しさを放っていた。

 

レミリア「それじゃあ、いくわよ。」

そう言うと、レミリアはその槍を投擲してきた。ただ、咲夜のナイフよりも遅く、簡単に避ける事が出来た。しかし、避けたはずの槍が後ろからきた。そんな気配を感じ、レイナは倒れる様に避けた。

 

レミリア「へぇ〜、やるわね。あれを避けるだなんて。」

 

レイナ「まぁ体が勝手に動いたからな。それに、お前の攻撃、遅すぎて簡単に避ける事が出来るよ。」

 

レミリア「そう、それじゃあ、ここからが本番。本気で避けてね♡」

そう甘い声で呟くと、まるで紫の雷がそこを通ったんじゃないかと思わせる程の速さで、こちらに向かってくる。もはや目で追うことの出来ない速さに、レイナは唖然とした。そして、避ける事が出来ないと悟った彼は、山勘で槍を掴もうとした。ここまでの思考時間僅か0.06秒。

そして、見事山勘が当たり、掴む事が出来た。が、その槍は何で出来ているのか、まるで火で出来ているのかと思わせる程の熱を帯びていた。

 

レミリア「あら、あれを受け止めるのね。ほんとに凄いと思うわ。ただ、それ相当熱いでしょ?」

そう、槍は文字通り光の速さでレイナに向かって進んで行ったのだ。空気摩擦により、ものすごい熱を帯びていた。ただ、レイナは不敵に笑うと、その槍を凍らせていった。

 

レミリア「へぇ、あなた。外来人なのに能力を持っているの。見る所氷を生成する程度の能力かしら?」

 

レイナ「そう思うならそうなんじゃない?それじゃあ、この槍返すね」

と言うと、レミリアが反応出来ずに頬を掠め、後ろに飛んで行った。当たった壁は貫通していき、トンネルが出来ていた。

 

レミリア「あなた、ほんとに人間?」

 

レイナ「もちろん、人間だZe☆ちょっと力が強いだけだ」

 

レミリア「たまげたなぁ、全く反応出来なかった。ただ、1回見たらもう対応出来るわ。」

 

レイナ「そう、それだったらこれを避けてみな!」

そう言うと昨夜のナイフを思いっきり投擲した。先程の槍よりも軽いため、少し速くなっていた。が、レミリアはまるで円舞曲を踊る様な、流れる様な身のこなしで避けた。避けた時に、ちょうど紅い月が後ろに彼女を映した。その姿は、舞台だと拍手喝采が起こる程の美しさを出していた。敵ながら、ルーミアとレイナは、そんな姿につい目を奪われてしまった。

 

レミリア「お互い、飛び道具は意味がないわね。お互いに、拳で殴り会いましよまうか。」

 

レイナ「あ、あぁそうだな。」

 

レミリア「それじゃあ、こちらから。」

そう言うとレミリアは、槍と同じ速度でレイナに近いてきた。レイナはそこに合わせ、回し蹴りを叩き込んだが、簡単にガードされてしまった。が、その勢いでもう一方の足で頭に蹴りを入れた。こっちは、綺麗に入った、頭から真紅の血が頬をつたいこぼれ落ちたが、まるで効いてないと言わんばかりにレミリアは、拳をレイナの顎に入れた。レイナは、そのまま後方に飛ばされ、壁に叩きつけられた。こちらは効いて居る様で、すぐには、立ち上がれ無かった。そんな隙を見逃す程レミリアは、優しく無かった。

そこの隙を狙おうとしたレミリアの視界がシャットアウトした。そう、ルーミアだ。今まで戦いに入る事が出来無かったので、力が温存されていた。隙を狙おうとした彼女は、ルーミアの事などの事を忘れていた。だから、普段なら絶対に喰らわない攻撃を受けてしまった。そして彼女はいきなり視界が失われた事を理解する為に、少し彼女の行動が止まって閉まった。そして、起き上がったレイナはルーミアが何がした事に瞬時に気づいた。

そしてレイナはレミリアの、みぞおちに拳を容赦なく叩きこんだ。そうするとレミリアは、レイナと同じ様に後方に飛んで行った。ただレミリアはすぐに立ち上がった。もうレミリアは視界が戻っていた。

そして、レミリアとレイナはもう限界を迎えようとしていた。次の攻撃がラストになる事がよく分かる。そして両方共、相手に向かって全力で飛び、その速さはルーミアには目で追えない程だった。そしてどちら相手の目を睨みながら相手の腹に攻撃をしようとして、そして、そして、そして。

 

???「ギュッとして、ドッカーン」

と、とてつもない殺気を感じどちらも攻撃をやめ、その攻撃を避けるため、後方に飛んだ。そして、声の方を見ると…

 

???「あなた達は、壊してもいい人間?」

とレミリアと同じ服を着ている少女が、そんなセリフを言ってきた。

 

 




やはり高飛車な人ほど、
どこか欠点があれば、
ギャップ萌えって奴が光り輝く。
と、私は思う。
皆はどう思うかな?
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