麗花   作:不思議の国の爱丽丝

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ん、皆風邪には気をつけるべき。


ご飯は無理して食うもんじゃないね…

レイナ達3人は、気が狂ってる金髪ロリ吸血鬼から逃げるため、洋館の最上階の窓を突き破り、森目掛けて飛んでいた。

 

ルーミア「イヤッイヤ イヤ!!!飛べない!私飛べないって!」

 

レミリア「待って!待って!もう飛ぶ体力無いわよ!」

 

レイナ「なんとかなれーッ!」

 

ルーミア・レミリア「「イヤアアァァァァアアアァァァァアアア!!!!」」

 

そう言うと3人は、紅い月が反射する深い森の中に音をたて、消えていった。

 

 

 

レイナ「ん、ここは?」

 

冬の朝、夜の紅い空が嘘かの用に晴天が広がっていた。

まるで誰かが青い絵の具をこぼしたのかと思わせる程だった。

そんな空の下、鳥のさえずりが冷たい空気の中にかすかに響かせていた。

静寂を破るその音は、澄んだ空気の中で1層鮮やかに響き渡る。

そんな鳥のさえずりでレイナは目を覚ました。

 

レイナ「窓から飛んでその後?ダメだ記憶がない。」

 

そう言って、ふと横から鳥とはまた違う音が聞こえてきた。

そうして、横を見ると土汚れがとても酷い少女2人が寝息をたてて寝ていた。

その足に着いている土汚れから、あの後自分を連れて来てくれた事が容易に想像出来る。

そんな姿にレイナは、ふふっと微笑をこぼした。

そして、レイナは2人の少女の体に触れ能力を発動した。

すると、段々傷が癒えていき、更に安心したように2人は深い眠りに落ちていった。

そんな姿に、

『僕をここまであのボロボロの体でとても疲れていたのだろう。』

と、思うとまた微笑が漏れた。

ただ、レイナはもう体を動かすのもやっとな体で能力を使ったため、意識が飛ぶようにまた深い眠りについた。

 

 

 

しばらくすると、2人の少女が目を覚ました。

 

ルーミア「ふぁぁあああ」

 

レミリア「うーん…あれ?ここは?」

 

ルーミア「忘れたの?私の洞窟に頑張って2人でレイナを運びながら、あんたの妹から逃げたんじゃない。」

 

レミリア「あぁ、そうだったわね。」

 

と、2人の少女が目を覚ました。

すると、2人は不思議な感覚にようやく気づいた。

 

ルーミア「あれ?そういえば、あんなに足が動かなかったのに、今では羽の用に軽い。」

 

レミリア「そうね。多分今なら羽で飛ぶことも、槍を出すことが出来るわね。」

 

ルーミア「しかも、昨日とてもお腹が空いていたのに、今は全然。なんならお腹がいっぱいなぐらいだわ!」

 

レミリア「そういえば、いつもはお腹がこの時間位になるとへるのに、今回は減ってないわね。」

 

ルーミア・レミリア「「これをやったのが、あなたじゃないのなら…」」

 

そう言うと、2人は同じ方向を向いた。

それは、寝息をたてて深い眠りに着いている、レイナだった。

 

レミリア「ますます彼の能力が分からないわ…一体何なのでしょう?」

 

ルーミア「それは私も気になるわね。」

 

レミリア「まあ、今はゆっくり休んでるんだし、そっとしておきましょ。」

 

ルーミア「それもそうね。」

 

ルーミアがそう言い終わると、レミリアは立ち上がった。

 

ルーミア「?あなた、何するの?」

 

レミリア「何って、食べ物でも探しに行こうと思って…」

 

ルーミア「あなた、吸血鬼よね?陽の光大丈夫なの?」

 

レミリア「そうだった!!ダメじゃん。」

 

そう、レミリア問わず妖怪は陽の光に当たると、力が目に見えるほど弱くなってしまう。

だからレミリアは、空を紅くしてしまったら、弱点が無くなるため、簡単に幻想郷を落とせると思っていた。

ただ、レイナと戦い、もしもルーミアがもっと強かったら、あのままやっていたら負けていただろう。

そう考えると、

『負ける可能性が有るのなら、別にそこまでしてやる必要ないや!』

と思い、異変をやめたのだ。

まぁ、なんとも幼稚な…

などと言ったら殺られるから決して言わない用にしよう。

 

ルーミア「はぁ〜、私の能力は闇を操る事が出来るの。それで陽の光を避ける事ができるわ。」

 

レミリア「何それ!すごーぃ!」

 

ルーミアは褒められる耐性が全く無いため、こんな事で顔を赤らめてしまう。

 

ルーミア「ふん、別にこんな事誰でも出来るわよ。そんな事より、集めるの?食べ物?もしやるんだったら私もやるわよ。お腹いっぱいにしてくれた恩返ししたいし…」

 

レミリア「とか言いながら、彼の事好きだからやるんじゃないの〜(ニヤニヤ)」

 

ルーミア「ばっかじゃないの!そんな訳ないじゃない!」

 

と、顔を赤らめながら言っていた…まるで説得力がない。

 

ルーミア「そう言うあんたも、あんな風に助けて貰ったから恩返しとか言いながら、実は…とかじゃないの?!」

 

レミリア「ば、ばっかじゃないの?!そ、そんな訳ないし〜。」

 

と言い合いをしていると、このうるささに耐えかねたのか、レイナがうるさそうに起きてきた。

とは言っても起き上がる事は出来ないので、寝返りだけうってルーミア達の方を見るだけだが…

 

レミリア・ルーミア「「あら、起きたの?おはよう!」」

 

そう…ルーミアとレミリアがハモると2人とも睨みあっていた。

 

レイナ「なんか、すっごい険悪そうな雰囲気を出してるんですけど、嫌だな〜怖いな〜、

まあ、そんな事よりお腹が減って動かす事が出来ないから何か食べさせて欲しいんだけど…」

 

ルーミア「それなら、近くに人里があるから行きましょ!」

 

レミリア「そんなのが有るのなら早く言いなさいよ…」

 

レイナ「あの〜、ひとつだけお願いが有るのだけど…」

 

と、レイナは申し訳なさそうに何かを言おうとしていた。

 

レミリア「何?」

 

レイナ「立てないから、人里までおんぶして欲しいのだけれど…」

 

ルーミア「つまり、、それって、、私の体温を直に感じようとしてる?!この変態!やっと本性表したわね!」

 

レイナ「いや違うが?!」

 

ルーミア「違うって、、て事は匂い?!やっぱ、変態!エッなのはダメ!有罪!」

 

レイナ「だから僕はそんなに変態じゃないが?!後有罪ってなんだよ!」

 

レミリア「あら、そんなに嫌なの?ルーミアちゃーん♡

私なら別にいくら匂ってくれたって体温を感じたって構わないわよ♡」

 

レイナ「いや、だからそんな変態じゃないし、お姉さんにしか興味ない!」

 

レミリア「ふーん、私にロリって言いたいんだ、ふーん」

 

と、レイナはレミリアの地雷を踏んでしまった。

 

レイナ『あ、これ、終わったヤツだ。』

 

と、心の中で思う頃には遅く、頭にチョップが振り下ろされた。

吸血鬼のチョップは、人間の力の何倍もある為、体が弱っていたレイナは、簡単に意識が落ちてしまった。

 

 

レイナ「はっ!!」

 

レイナが起きる頃にはもう、空はオレンジ色に染まっていた。

そして、目の前には沢山の、木の実や果物などが置かれていた。

 

レミリア「あら、ようやく起きたの。」

 

レイナ「いや、ようやく起きたって、お前がやったんだろ!」

 

レミリア「あなたが余計な事言わなければ良かったんじゃないの?」

 

レイナ「はい、仰る通りです、、、、」

 

レミリア「は〜、そんな事より食べるわよ。沢山取ってきたんだから」

 

ルーミア「私も沢山取って来たのよ!」

 

レイナ「あの〜、食べさせて貰え無いでしょうか…」

 

レミリア「あぁ、そういえば体動かないのだったわね。それじゃあ、アーン」

 

そう言うと、レミリアはレイナに果物を食べさせた。

 

レイナ「う、美味い!」

 

レミリア「そう、良かったわ。まだまだあるから、はい、アー、、」

 

と言い終わる前にルーミアが、

 

ルーミア「レイナ!アーン」

 

とルーミアが木の実を食べさせた。

すると2人はヒートアップし、用意した木の実や果物、全てレイナに食べさせてしまった。

もちろんそんな量を食べたらレイナは今度は食い倒れて、動けなくなってしまった。

人里まで行くにはしばらくかかりそうだ。




ヒロインが1人の男を取り合う展開は好きなんだよね〜。
何か障壁がある方が燃えるって奴よ。
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