【波村ハズハ視点】
想定より早いなぁ。警察って鈍間って聞いてたんだけど、ヴァルキューレはそうでも無いみたいだね。
「只、モブでは相手にならんなぁ。ネームドくらい用意しなきゃ。楽しみが無さすぎる。」
ヴァルキューレのモブを、蹴散らしながらミレニアムに近づく。中には『ライトセーバー』の試し切りにされたのか、四肢が一部切れた生徒が転がっていた。
神秘でそこそこ弾かれると思ったみたいだけど、ネームドじゃないからわからないね。
まあ仕方ないか。釘刺されてるし、小一時間前に―――
ツヅミ『余計な殺生は無しですからね』
ハズハ『君を追放したかもしれない生徒でも?』
ツヅミ『…』
ツヅミちゃんも優しいね。殺されそうになった相手を活かそうとは。まぁ自分も、活け締めはありだと思うけどね。
???「そこの方、止まってください」
ハズハ「うん? …あ~君かぁ。少しは楽しめるかな?」
声がした方へ振り返ると、そこにはキリノが銃を構えていた。
ハズハ「君の銃は、当たるのかい?」
キリノ「な、何で貴方が当たらないことを知ってるんですか!?」
あ、そっか。こっちは知ってても、キリノ側は解んないか。
ハズハ「まぁ、いいかな。ソレより。ネームドなんだ君は。少しは持ってくれよ」
挨拶代わりに、グレネードを乱射。キリノはすかさず撃ちながら遮蔽物に隠れた。それに応じてか、駆けつけたモブが狙いを定め、引き金を引く。ソレをライトセーバーで打ち返すか、逸らした。
いくつか打ち返ってきた溶けた弾丸に皮膚を焼かれながら、吹っ飛ぶ何名かのヴァルキューレの生徒。ソレに構わず打ち続ける生徒が数名。
なかなか出来るじゃないか。流石キヴォトスにおける警察。治安維持のためにも、モブでそこそこのレベルが有るのは嬉しいね。思い切り作った道具の試運転ができる。
ハズハは、グレネードをヴァルキューレの隊列に投げ込んだ。何個かは、撃ち落とされ、あらぬ方向に転がった。
キリノ「皆さん。グレネードをむやみに撃ち落とさないでください。建物の被害が大き過ぎます」
ゲームの時は見られなかったが、指揮もそこそこ出来ると。嬉しい誤算だね。
魔改造されたサブマシンガンを定期的に撃ちながら、ミサイルの用意をした。
そして、10m程後ろから、ミサイルポッドを浮かせ、念で掃射命令を送り出した。
ドガァン――ドガァン――ドガァン
聞こえてきたのは、複数の大きな爆発。ヴァルキューレの隊列に突っ込む形で浴びせされた。煙の中には、割れたライオットシールドや、焼けてひしゃげたり、一部飛び散ったプラスシックを浴びた生徒達の阿鼻叫喚。いくつか破損したシールドには血や煤がついていた。
ミサイルの掃射により、ヴァルキューレは瓦解した。
ハズハ「この程度か。やっぱ攻撃力じゃなくて、防御力や生存能力が無いなぁ。」
立ち去ろうとした背中に、衝撃が走った。
ダダダダダダ―
ハズハ「メインディッシュは欲しいけど、流石に君たちは手が余るなぁ。」
執筆が明らかに遅くなってる…。
来週から遠征に行きます。遠征先で執筆は続ける予定です。気分転換していい内容思いつけばいいなぁ。