【波村ハズハ視点】
実りの多い、出来事だった。ミレニアムには観光目的で来たかったが、そうも言ってられない事情が出来た。
ツヅミちゃんに発信機の類が付けられていた。
これを見て自分が想像した最悪の事態の1つとして、ツヅミちゃんが生きてる事が犯人にバレたのではないか。
この場合、相手側からアクションを起こすまで、こちらは受けに徹しなければならない。面倒だよね。
只々後手に回るのは癪なので、自分は元を断つ頃決めた。
結果的には、ミレニアム側には犯人は居なかったね。うーん当てが外れたわ。
しかしこうなると、何処に、何の目的があったのかが分からない。現段階で調べられることがコチラとしては無くなった。
ネル「オラァ! 戦闘中に余所見とは、随分舐め腐ってんじゃねぇか!」
ハズハ「君単体ならさほど脅威じゃないからね。カンナの援護が途切れたなら警戒に値しないね」
ネル「言ってくれるじゃねぇか。ならその薄ら笑い消すまで、弾ぶち込みゃいいだけだ!」
うーん脳筋。この清々しいくらいのゴリ押し。惚れ惚れしちゃうね。正直、貫通属性の攻撃が厄介だっただけなんだよなぁ。そうなれば装甲特性を軽装に変えれば、ネルの攻撃は殆ど痛くないね。
後、ツヅミちゃんが目的を達成した。ささっと、帰らないと。またツヅミちゃんにどやされる。
それに、もう銃弾の残りも心許ない。第一ミレニアム、ヴァルキューレの子達を倒す必要性も無い。ネル、カンナに至っては、今の自分じゃ仕留められない。火力不足かつネームドが退場するのはねぇ。
ハズハ「ここいらで失礼するよ。もう、要件は済んだし」
ネル「勝手に仕掛けておいて、そのまま帰すわけねぇだろ」
ハズハ「追いかけるのは良いけど、アスナちゃんの所の爆弾付きのドローンをどうにかしなよ」
ネルにモニターを見せる。アカネに担がれながらアスナが歩いていた。
ネル「チッ」
軽く舌打ちをして離れてゆく。念の為にタイマー起動。
ネルの後ろ姿を眺めていると、肩に弾丸が貫通する。キリノとカンナが追いかけて来た。
カンナ「私が諦めると思うなよ」
キリノ「局長、援護します」
ハズハ「良いね、先輩後輩の友情というやつは。だが残念時間切れだ」
カンナとハズハたちの間に、グレネードと銃弾がスコールの様にばらまかれ、カンナは身を引いたが、キリノはふっとばされた。カンナは自分を追うのをやめ、キリノの介抱へと向かい、ハズハは戦線を脱した。
ハズハ「ナイスアシスト。丁度良かったよ。シスイちゃん」
PCサイズのデータバンクを背負った、シスイが真顔でサムズ・アップする。
ハズハ
「それで、ツヅミちゃんの支援は上手く言ったの? 余計なことだけしたんじゃないよね。ヒマリを連れてきた時はびっくりしたよ。出会いたくなかったんだから」
シスイは、タブレットをよこした。データバンクから持ってきたのは、デカグラマトンのAIを構成するアルゴリズムやOSの設計図。いわゆる復元図であった。
恐らくヒマリが、手掛けたものであろう。
ハズハ
「ミレニアムの資料室以外に何処に行ったと思ったら、とんだ爆弾をって来たね。まぁ、興味がなかったわけじゃないから良いけど。帰ってから除くよ」
後、装備品買い揃えたりしないとなぁ。今後の課題も見つけたことだし。
ハズハ
「じゃあ、整理終わったら本格的に【連合】落とそうか。あそこのオーパーツ欲しいしね…」
帰宅後、ツヅミちゃんにデカグラマトンの事を報告したら驚かれてた。そりゃそうだよねぇ。でもツヅミちゃんってAIにも明るいんだ。案外ハイカラな子? だったりするのかねぇ。
*?????*
思えば、この時に少しおかしかった。デカグラマトンの出現は原作では、先生の登場後の活動であるはず。エンカウントも時期的にはズレている可能性が高い。
例え、調月リオが命じて、ヒマリが特異現象捜査部の設立から動いていたとしてもヒマリ一人で、デカグラマトンをどうにかしたとは思えなかった。設計図自体がおかしかった。
取り敢えずイベント戦終了です。…あとエピローグ書こうかどうかは…明日考えます。多分更新が空きます。ご容赦ください。私用と重なるんのどうにかしなきゃ…