3話目でございます
かなり遅い展開ですが、ゆっくりいきます
徐々に字数も多くしていきますね!
感想お待ちしております
では、ごゆっくり
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「なんだこりゃ。無ぇ......ログアウトボタンがどこにもねぇ」
赤髪のバンダナ男、『クライン』によって衝撃の報告を受けた黒髪のイケメン男、『キリト』がすぐに手慣れた手つきで自らのメニューウインドを開き最下層にあるログアウトボタンを探す
しかし、正式サービスが開始された今日の午後一時にはしっかりとそこに存在したログアウトボタンが綺麗さっぱり消滅していたのである
「無い......でも、ログアウトできないなんてバグを運営がほっておくわけがない......クライン!GMコールしてみろよ、もしかしたら運営が落としてくれるかもしれないぜ?」
「さっきからやってるが全然返信がねぇんだよ、まぁなんだかんだ言って正式サービス初日だかんな、今頃運営は苦情だらけで半泣きだろうな。しっかし、冷めたピッツァなんてネバらない納豆以下だぜ......」
のんびりとした口調でそういうクラインに対してキリトは焦ったかのように声をあげる
「クライン......よく聞いてくれ。ログアウトボタンで自発的にログアウトする以外に俺たちが現実に戻る方法はないんだ。緊急対応マニュアルにも特殊ログアウトの方法は載ってなかった。」
焦燥したキリトの声色を聞いたクラインが頓狂な声をあげる。
「仕方ない。こうなりゃ、頭のナーヴギアをはずすししかねぇな......」
そういって『クライン』は自分の頭を掻く......しかし、外れたのは、これが俺のトレードマークです。と言わんばかりの『クライン』のバンダナだった。
「俺たちは今、ナーヴギアによって脳から出力される信号をインタラプして、このアバターを動かす信号に変換してるんだ。だから、俺たちは現実の体を動かせないんだ......」
キリトによって自嘲ぎみに発せられたこの言葉によって、独り身のクラインは独身である自分自身を呪ったのだった......
キリトとクラインがログアウト騒動で話し込んでいたのは、五分といかないだろう。
突然、リゴーン、リゴーンという協会の鐘のような音が鳴り響き両名のアバターを鮮やかなブルーの光が包み込んだのだ
「んな......っなんだ!?」
クラインは、全く訳がわからない。といった驚愕した表情を張り付けあたふたしていたが、βテスター時に何度も経験していたキリトは全く違った意味で驚愕していた
この現象が、場所移動用アイテムによる『転移』と呼ばれるものだったからであり
同時に
キリトもクラインも転移を引き起こす移動用アイテム『転移結晶』なる高価なアイテムを持ち合わせていなかった為である
『転移結晶を使用していないのに転移する』
そんなことが起こりうる可能性はGMだけが利用を許される『強制転移』しか無いこともキリトは察することができた。のだが......
......相変わらずバンダナの男は「やべぇ!からだの半分がなくなっちまったぞ!?」などと喚き散らしていたのだが......
『強制転移』が終わり、まばゆい光から視界が解放され再び景色が戻ってくる。
だが、もうそこにあるのは、先ほどキリトとクラインが共にフレンジーボアを狩っていた夕暮れの草原ではなく、洒落た中世風の町並みが広がる見慣れた景色......
......アインクラッド第一層に広がる『はじまりの街』の中心に位置する大きな中央広場だった
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すべてのプレイヤーが知っている。といっても過言では無い『はじまりの街』
それもそのはず、正式サービスでアインクラッドの仮想世界に降り立った約1万人のプレイヤーたちはまずここに転移されるからである
しかし、そんな常識すら超越した人物がアインクラッドに1人存在している......
「何処だぁここは、西洋風の建物ばかりじゃねーか」
腰に約2尺ほどのカタナを差し『薄っぺらい』防具に包まれている背中には、『折れます』感が漂っている曲剣が装備されている『割りと』整った顔つきの青年が頓狂な声をあげた
「お、おいお前っ 何でそんなえっらいレアそうな武器装備してるんや!」
西洋風の街並みに心を奪われ心酔していた青年は、やけに耳につく高めの関西弁によって『仮想世界』に引き戻された。
「お前の持ってるやつ それ、カタナやろ!どこで手にいれたんや!」
こう言われても困ったものである。
この腰に携えてあるカタナは、メニューウインドが『勝手に』出たときに嬉々としていじり倒していたとき偶然アイテム欄の底に有るのを発見したためである
前回の回帰で、『幕末最強』とうたわれていた青年はこのカタナを見つけたときに発狂したことは......秘密である。かといってこのカタナは刃が峰と入れ替わっているような特殊な物ではなく、ごくごく普通のものであったのだが......
サボテンのような頭をした関西弁の男に追求されている青年はとても困った顔をしていた
黙っている青年に業を煮やし、一層声を荒げ追求を激しくするサボテン
近くに転移されてきたプレイヤー達も混乱から回復しわらわらとサボテンの大声につられて集まってくる
そして、どのプレイヤー達も青年の腰にあるカタナに羨ましげな視線を送り青年の言葉をまった
「......あ、あれだよ!居ただろ?あの猪みたいなやつ あいつを切ったとたんに出たんだよ!」
もちろん嘘であるが、サボテンは素直に納得する。
......実に単純なやつだ。と青年の心のメモに綴られるのであった
この発言により
フレンジーボアが狩り尽くされアインクラッドにしばらくリポップしなくなるという出来事が起こることになるのだか、それはまだ後の話である。
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「しっかしまぁ宿もあれば、道具屋もあるし住民も居やがる.....」
サボテンから逃れた青年が、徐々に数を増やす強制転移されたプレイヤー達が集まる中央広場を探索していると、どこからともなくGMに対しての苦情や非難の声がところ狭しと聞こえてくる。
そういった声を押し退けて
突如、空を指差し大声をあげるプレイヤーが現れる。つられて大空を見上げると、遠くに2層の地面がうっすらと見える夕暮れに『SYSTEM announce』の警告文字が浮かび上がっていたのだった
......瞬間
この世界はその有り様を永久に変えた。
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「お、おいキリト、アイツはなんなんだよ」
クラインが怯えたように隣に転移したキリトに
突然現れた巨人の......20メートルはあろうかと思われる大きさの真紅のローブをまとった巨人の正体を問いただす
......わかるわけ無いだろ。咄嗟に突っ込みをいれようとしたキリトだったが、それを巨人が遮った。
「プレイヤーの諸君、私が茅場 晶彦だ。そして、今やこの世界をコントロールできる唯一の人間だ」
......こう始まった茅場によるアインクラッドに存在する全プレイヤーに向けた宣言は、この『ゲーム』の有り様をを永久に変えることになる
開発者の茅場によるチュートリアルは、全プレイヤーを騒然とさせドン底に落とし込めるものだった。
「君たちに与えられた赤い色のバー、所謂ヒットポイントがゼロになった瞬間、諸君のアバターは消滅しそれと同時に」
そしてゆっくりと次の言葉が紡がれる......
『諸君らの脳は、ナーヴギアによって完全に破壊される』
こう告げられた瞬間
泣きわめく者や、倒れ込む者があらわれ茅場は口を閉ざすことになるのだが、数刻したのち、彼はまたとても静かにそして力強く警告するかのように言葉を繋ぐ。
『これは、ゲームであっても
遊びではない』
......と
時は動乱を終えた明治時代
平和の時代の始まりは、動乱の時代の終わりを意味し
多く血が流される
幕末最強をうたわれる男となった超越者
平和の時代に燻る動乱の気配
彼は、どのように平和をいきるのか
次回
るろうにの超越者 最終回
『時代を越えて』
この次も、サービスサービス
では。