やっとこさこの話数なんだなぁと思うと、自分の更新の意欲が低いようで・・・。
毎度毎度どつかれるたび思うんですが、プロット来るの遅くない?ねえ?
そう言うと毎回「じゃあオメェで書けよ」といわれるので言いません。言いませんよ!
(;'∀')
では、どうぞ!
しばらく経って、レミリアが浮かない顔をして俺の目の前に現れる。
こんな顔するなんて、よっぽど嫌なことがあったのだろうか・・・。
そんな風に俺が考えていると、レミリアは顔をうつ向かせた。
俺はなんだか間がもたなくなり、つい問う。
「で、何だよ・・・。レミリアが頼みたいことって」
そう。
レミリアは俺の元まで来たかと思うと、「頼みたいことがあるの」といって、俺を中庭・・・人気のないところへ連れていった。
そして、今に至る。
「・・・これよ」
彼女は封筒を取り出し、俺に手渡す。
俺は何気なく宛名を探す。
「私の家から、手紙が送られてきたの」
「へー・・・?」
「今度のパーティーに、私も参加しろって。だから、あんたも一緒に来なさい。・・・ボディーガ―ドとして」
「え?俺?」
俺は、彼女の言葉に自らのことを指さす。
「ええ」
「いいけど、勝手に人連れてきて大丈夫なのか?」
「いいのよ。一人や二人ぐらい・・・。それに、私・・・・・・いえ、なんでもないわ」
「わかった・・・。俺も行くよ。一人じゃ心細いんだろ?」
「・・・っ!そんなわけないでしょ、馬鹿!」
ぼこっと一発殴られ、俺は「おおう」という声を上げた。
パーティーかぁ・・・。
俺はわくわくしていた。どんな楽しいパーティーなのかと!
――――――――――――――――――――――――――――――――
「それで?」
パーティー会場に向かう車内で、レミリアが声を上げた。
「なんでスペルビまでいるのよ」
「俺にもよくわからねぇ」
助手席で首をかしげるレミリアに、俺の隣でスクアーロがレミリアの問いに答えるように、ぽつりと声を漏らした。
俺は二人に聞こえるような声で答えを告げる。
「ほら、俺よりスクアーロのほうが強いだろ?それに、大勢で言ったほうがレミリアもパーティー楽しめるしさ!二人でもいいんだろ?」
「・・・・・・余計なお世話よ」
つんと彼女が顔をそむけながらそういう。
ガーン、と俺は肩を落とした。
うう、喜んでもらえるかと思ったのに・・・。
☆ ☆ ☆
パーティー会場はやっぱりいろんな人がいた。
それをぽつりとつぶやくと、レミリアからは「当たり前でしょ」と冷たい言葉。
しかし、その表情はやっぱり楽しそうではない。
・・・なにか、あったのだろうか・・・・・・。
俺はとりあえず出されている料理に手を出す。
あ、美味い。
スクアーロにもそれを差し出すと、彼もそれを食べた。
「――久しぶりだね、レミリア嬢」
「・・・お久しぶりですね、おじ様」
(うわ・・・っ)
レミリアに近づいた男は、ちょっと老けた感じのおっさんだった。
・・・だいたい、三十後半くらいだろうか?
それぐらいに見えた。
「元気そうで何よりだよ」
どこを見て言っているんだ。
レミリアは現に、少しばかり顔を青くしてる。
俺がそっとレミリアの元に逝くと、俺の手に触れられた。
俺にやっと気づいたおっさんは、問いを投げかけた。
「ところで、そちらの少年たちは友達かい?」
「・・・はい」
「俺は、警護で「あ、俺の友達です!」・・・オイゴラァ」
浮かない顔をして黙るレミリアの代わりに、俺が答える。
彼はけして、レミリアの表情に気づくことはなかった。
・・・こんなにも、明白にわかるって言うのに。俺でも、わかるのに。
「そうか。では、私はこれで」
「・・・・・・はい」
レミリアは間を開けて、「さよなら」とつぶやいた。
おっさんは離れていき、他の人と談笑する。
「・・・なんだ?あのおっさん」
「私の親戚」
先ほど少々おびえた態度をとっていた割に、淡白に答えるレミリア。
俺は「そうか」と答えて、・・・一つ、疑問を口走った。
「なあ、レミリア。・・・俺ら、周りからめっちゃ見られてないか?」
「多分話しかけてくるわよ」
ため息交じりに、レミリアはそう答えた。
俺がつい、「えっ?!」と返すと、スクアーロが俺らの元を離れる。
「俺は、抜けるぞォ」
「えっ、ちょ、待てよ・・・て、もういねぇ・・・」
「・・・勝手にさせておきなさいよ」
俺の服の裾をつかみながら、レミリアがうつむきがちにそういった。
「さっきから、どうしたんだよ・・・大丈夫か?顔色、悪いぞ」
「・・・・・・私、苦手なのよ。あの人たち・・・。だから、その・・・少しだけ、裾、つかんでてもいい?」
「いえーぜ・・・でも、あれだなぁ」
「?なによ」
きゅっとつまんでくるレミリアに不満はない。
むしろ、これくらいでいいのかと思う。
・・・その成果、体が動いた。
「こっちのほうが、安心しないか?」
ぎゅうと握る。
俺は彼女の手を取って、握った。
手をつないで、俺は笑いかける。
ボボッと顔を赤く染めるレミリアに、俺は怒るスイッチでも押してしまったのかと思ったが、そうでもなかった。
「・・・・・・ばかじゃないの?」
そっぽを向いて、それだけ、つぶやかれた。
俺はそれを聞いて笑った。
他の連中よりクールなレミリアが手をつなぐぐらいで照れるなんて!
俺らはしばらく、親戚の人々と談笑し、俺らだけで話し、飯を食っていた――――そしたら。
パリーン!!!!
窓ガラスが割れ、室内に散乱する。
悲鳴と、謎のうめき声が響き、俺らは状況把握に少し遅れた。
「なんだ、あれ・・・モンスター?!って、こっち来るし!」
「大きいわね・・・全長10mってところかしら」
「冷静に分析してないで逃げろよ!俺は腰抜けたからおいていっていい!」
しりもちをついてしまっている俺はせめてレミリアだけでもという思いでレミリアに叫ぶ。
すると、彼女は呆れた顔で言った。
「・・・あんた、本当にバカね。私がこんな倒し甲斐のあるようなエモノ、見逃すわけないじゃない」
その言葉の後にレミリアは長い槍を取り出した。
赤い、紅い槍。
「れ、レミリア?」
モンスターにとびかかるレミリアは、鋭く突きを放った。
それをモンスターはぎりぎりで避けられず、肩を深くえぐられる。
「グォ、アアアアアアアアアア」
「うるさいわね・・・まったく」
くるくると一回振り、耳に指を入れてモンスターの奇声が聞こえないようにするも、ため息をついて彼女は地を蹴る。
「はっ!」
上段から振り下ろし、一旦槍を後ろへ振ってからまた突き刺す。
今度は的確に心臓部を貫いたらしく、妖怪は何度か痙攣した後、くたりとその場に倒れ伏した。
鮮血は噴き出していないらしく、彼女には返り血が・・・ついていた。
おそらく俺の死角になってる部位で噴出した血があったんだろう。彼女の右半分はほぼ鮮血にまみれていた。
「・・・しくじったわね。せっかくのドレスが」
「おおおお、おい、レミリア大丈夫か?!」
「あんたも見てわかるでしょ、ただの返り血よ。怪我はないわ」
「なら、よかっ―――レミリア、後ろ!」
「ッ!」
俺が指さした方向には、同じ類のモンスターが室内に入り込み、レミリアに拳を振り上げていた。
レミリアはその場にうずくまり、衝撃を槍で防御しようと槍を頭上に構えてそれを待った。
しかし、いつまでたっても衝撃は来ない。
「スクアーロ!・・・と、誰だ?」
「ケッ。・・・ウ"ォ"ォ"イ"!俺にもこのデカブツもっと寄越せェ!!」
「・・・うるせぇぞ、カス共」
そのスクアーロの後ろには知らない人がいて、その人は手から炎を・・・えっ、炎?!
その人をよく見る。
いや、知らない人じゃない。
知っている!!
「ざ、ざざ、ざ、ザンザs」
ドゴォオオオオン!!!
爆音が響く。俺はとっさに目を閉じて、端っこでプルプルしていた。
・・・しばし、静寂が訪れる。
目を開ければ、目の前には槍をしまっていたレミリアが立っていた。
「何ボーッとしてんのよ、役立たず」
「や、役立たず・・・」
「・・・まあでも、無事でよかったわよ」
「はは、ありがとな」
「・・・・・・ッ。別に」
レミリアが顔をそむけて、その視線の先に会った先ほどのモンスターを見つけて顔をしかめる。
俺もそちらを見やり、「あれ、なんなんだろうな」とつぶやく。
「どこかで、見覚えが・・・あるような、ないような・・・?」
「??そう、なのか?」
「・・・いえ、気のせいかもしれないわ。この惨状・・・どう説明するべきかしらね」
「あっ、確かに。ザンザスとスクアーロが遠慮しないから・・・」
「ウ"ォ"ィ"?!俺のせいかァ!?」
「・・・・・・うるせぇ。俺は一足先に帰るぞカス」
ザンザスはそのまま踵を返した。
・・・何しに来たんだろう。
レミリアはそんなザンサスなど知らぬといった風に話を続ける。
「まあ、私が責任とるわよ。あんたたちは私の知り合い・・・友人って理由で連れてきてるから」
「そうか・・・ごめん、レミリア」
「いいのよ」
苦笑して見せるレミリアに、俺は幾分か心が落ち着いた。
「さて、親戚のおじさま方に事情聴取される前に、あんたたちは早く行きなさい。あとは私に任せて」
「わかった。じゃあな!」
「・・・・・・」
俺はスクアーロと一緒にその会場を出た。
何だったんだろう、あのモンスター・・・。
レミリアのことも心配だ。ボディーガ―ドの件に関して・・・もっと真剣に取り組む必要があると思った。
いやでも、レミリアあんなに強いならボディーガ―ドの意味、ないじゃん?
モンスターが登場!
友人N氏と考えてて思ったんですが、ディノレミ編はどんな感じで終わるんだろう・・・。
そろそろだと思うのですが・・・。
黒曜編ちゃんと入りたいですね、もう少ししたら(願望)。
ではでは、次回を乞うご期待!