リボーン×東方~外界異変~   作:Lan9393

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プロローグです。


——少女は賢者に決められるのを拒んだ。


現在~外界異変の始まり~
プロローグ


 

 

「いやよ!なんであんたに決められなければいけないの?!」

 

赤いリボンが、やや茶の混じった黒髪が揺れる。

普段は閉ざされていることの多い口が、いつもより大きく開かれている。

その表情には怒りの色が滲み、その握りしめた手で、バン、と卓袱台が叩かれた。

卓袱台の上におかれていたもの・・・写真が舞う。

幻想郷にやってきたメモリーカードなどによって色鮮やかに移されたソレは、畳の上に落ちていく。

 

「しかたがないことでしょう?それは、代々伝わる『ウチ』の博麗の巫女の運命、『しきたり』よ」

 

女性——八雲紫——は目を閉じ、冷静なまま茶を飲んで・・・そんな巫女に返答する。

ぐっと言葉が詰まった巫女は一旦落ち着いて座り直した。

未だ不服そうなまま。

 

「・・・とにかく私はいやよ」

「もうスキマをつないでしまったのに?」

 

ひょい、と手を上げ、また指を動かせば、くぱぁと開くスキマ。

空間に切れ目が出来、それが中央から開いていく。両端はリボンで結ばれている。

そしてその中には・・・大きな目が幾つも幾つもあった。

趣味の悪いものだ。こんな目がいっぱいで、どうして見ていられるのか?

 

「・・・だけどいやよ。そんな『しきたり』に従いたくないわ」

「『ウチ』の博麗の巫女は代々、とある世界の中で力を持つものと婚約し子を成してきた・・・それを潰える気?」

「潰える潰えないじゃないの。そもそもがどうして・・・」

 

巫女は唯一卓袱台の上に残っていた写真・・・否、先ほど巫女が卓袱台を叩いた際、命中し舞い上がることはなかった写真を八雲紫に押し付ける。

 

「こんな、たいしてパッとしない男なわけ?!」

「その子と結婚しなさい。きっと、感覚の鋭い子が産まれるわ」

「結構よ。する気ないわ。しなくても紫が連れてくるでしょう?」

「それは緊急よ。あなたが子を産む前に死んだ時の対処法なのよ。あなたが産まないといけないの」

 

写真を受け取った八雲紫は渋い顔をして写真をまじまじと見る。

巫女は「ふん」とそっぽを向くと、次の瞬間立ち上がって不機嫌そうに障子を開け、閉め、八雲紫の家から立ち去った。

感覚でわかった。彼女は八雲紫の式神に止められても止まらず、博麗神社まで戻るのだ。

クスリ、と笑んで指で写真をつまんで懐にしまう。

 

「いいと思うのだけれど、『沢田綱吉』は」

 

ポツリとつぶやいた八雲紫はその口元に笑みを浮かべ、スキマを展開した。

 

「藍、橙、準備なさい。わからせてあげるわ、霊夢」

 

 

 

———「『しきたり』の重要性を、沢田綱吉の元でね!」




『しきたり』で、こんなんあったらいいなって。

次回から、急展開ながらそれぞれ東方メンバーとリボーン主メンバーを会わせていきます。
キャラは調べながら。
リボーン読んだことありますけどね・・・(汗
では!
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