すずかの戦闘シーンもあるよ
なのは視点
フェイトちゃんと出会ってから三日後、五月のゴールデンウィークを利用して温泉旅行に
いくことになったの
行くのは私の家とレティラちゃん達の榊家とすずかちゃんとこの月村家とアリサちゃんとこの
バニングス家だから大部屋の一つや二つじゃ足りないね
温泉旅館についたら早速みんなで浴衣に着替えてゲームコーナーで遊んでるよ
あっ、ゲームと言ってもゲームセンターにあるようなやつだけじゃなくて卓球とか温泉宿に
在りがちなゲームの道具が色々と用意されているよ
「温泉にくるのも久しぶりだしやるか忍」
「ええ、負けないわよ」
お兄ちゃんと忍さんの勝負は最初の内こそカッ、コン、カッ、コンと普通の打ち合いでしたが
慣れてくるにつれてカッコンカッコンになりそれがカコンカコンにしまいにはカカカカカカカカカと残像が見えるくらいのすごい速さでの人外卓球になりました
すずかちゃんとレティラちゃんと遊里ちゃんも人外卓球全開なので私では相手になりません
でもアリサちゃんや久遠にレティラちゃんと遊里ちゃんのお父さんとお母さんが相手してくれるので退屈はしませんでした
日が暮れて家では食べれないような和風でちょっと…とは言えないほど豪華な夕食を食べた後はお楽しみの温泉です
アリサちゃんが騒がしかったりすずかちゃんがアリサちゃんに狙われて逃げていたり遊里ちゃんがアリサちゃんを止めていたり他にも色々ありましたがとっても楽しい温泉でした
温泉から上がってみんなで長椅子で飲み物を飲んでいると赤い髪のお姉さんが近づいてきました
そのお姉さんは私をじろじろと見ると指差して話しかけてきました
「あれあれ~、あんたがそうなのかい、それほど強そうには見えないけどね」
「あんた何もんなの、なのはの知り合い?」
そんなわけないといった刺々しい口調でアリサちゃんが問い詰める
「ああ、悪いねぇ、この子が知った顔に似てた気がしたんだけど勘違いだったみたいだわ」
と言って赤い髪のお姉さんは離れていく、でも
《今は見逃してやるけどあたし達の邪魔をするようならガブッといくからね》
と脅してきたと思ったら急におどおどして逃げるように行っちゃいました
いったいどうしたんだろ?
それに念話ということは魔法関係者、この前の子の仲間なのかな
なのは視点終了
なのはと赤い髪ま女性が出会った時にこんなことがあった
レティラ視点
「あれあれ~、あんたがそうなのかい、それほど強そうには見えないけどね」
この人ってアルフさんだよね
「あんた何もんなの、なのはの知り合い?」
「ああ、悪いねぇ、この子が知った顔に似てた気がしたんだけど勘違いだったみたいだわ」
今のアルフさんは何て言うか、嫌な感じだね
《今は見逃してやるけどあたし達の邪魔をするようならガブッといくからね》
よしちょっと
《あなたこそバカやってなのはちゃん達を泣かせるようなことをした時には…殺すからね》
アルフさんにだけ聞こえるように絞った念話にそっと殺気を乗せてお届け
アルフさんがビビクッと物凄くびびってるね
無理もないか、今まで渡り歩いた世界で命のやり取りの10や20は軽くしてるからね
アルフさんは逃げるようにと言うか、正にそそくさと逃げ出した
ちなみにこの時一部の人達には気づかれてたけど美由希お姉ちゃん曰く「ものすごく怖い笑顔」だったそうです
すずか視点
温泉から上がって布団を敷いてからガールズトークを楽しんでいるとどこかで魔力が膨れ
上がっていくのが感じられました
「これってもしかしなくても」
「間違いなくジュエルシードだね」
「しかもいつ暴走してもおかしくない、ユーノくん!」
なのはちゃんが慌てて念話で男子部屋のユーノくんに呼びかける
旅館の入り口に着いた時ユーノくんだけじゃなくて恭也さんもいた
「お兄ちゃん?」
「俺も行かせてもらうぞ」
七人という大所帯でジュエルシードを回収しにいくことになった
だけどジュエルシードの元へ着く前に前方の空間がぐにゃりと歪んで穴が開きその中から赤い鱗のドラゴンが出てきた
そのドラゴンは全体を見ると角の形が剣の柄っぽく見えたりそこはかとなく剣っぽく見えるようなドラゴンだった
「なっ、ドラゴン?」
「これもジュエルシードの暴走体ってやつなの?」
「いや違う、これからはジュエルシードの魔力を感じないよ」
「じゃあ、前に出てきた金髪の女の子?」
「ううん、それも違うと思うわ」
「そうだよ、フェイトちゃんはそんなことする子じゃないよ」
「なんにしてもサクッとやっつければいいだけだよね」
「ここは私に任せて」
「すずかちゃん」
見るからに炎属性っぽいし遊里ちゃんやアリサちゃんより適任なのは間違いないよね
「行くよ、アルテミス、マルチプルロック」
私はバインドを複数個所に設置する魔法を使ってバインドを設置する
バインドは一度捕まったら力技で突破するにも多少は時間がかかる、だけど
その多少の時間があれば私にとっては十分です
その間にユーノくんが慌てて結界を展開してこの戦闘による被害が出ないようにしている
私はバインドを設置してからひゅんひゃんと立て続けに六発の矢を空へと放った
赤いドラゴンはそんな私を嘲り息を吸い込んで炎のブレスを吐き出した
「すずかー!」
「アルテミス、シェルフリーザー」
シェルフリーザーは自分の身を守る防御魔法としてバリアジャケットなどに付随する自分の身に纏うフィールド系魔法に分類される魔法で冷気の結界を纏って高熱の攻撃から身を守る効果がある
赤いドラゴンのブレスがまともに私を包み込む
だけどこの程度の炎で私の防御は抜けないよ
「あんなの食らってすずかのやつ大丈夫なの?」
「すずかちゃんは一切焦ってなかったよ、すずかちゃんを信じよう」
「その通りだな」
私はブレスが尽きると火傷どころか汗一つかかずに姿を現した
「なっ、大丈夫だっただろう」
「ふ…ふん、すずかなら大丈夫だってわかってたわよ、でも心配なことに違いはないじゃない」
恥ずかしさからかほんのり顔が赤くなってるアリサちゃんを見て思わず笑みがこぼれる
(やっぱりアリサちゃんはかわいいな)
トトトトトト
私が空に向けて放った矢が赤いドラゴンを取り囲むように次々と地面に突き刺さる
でもただ突き刺さるだけじゃないけどね
「あっ、矢を起点して六芒星の魔法陣になってる、やるねすずかちゃん」
そうこれが私の攻性結界魔法
「
赤いドラゴンを閉じ込めた結界の中で猛吹雪が吹き荒れて静かになった頃には結界の中の景色は雪景色になっていた
さすがにこれだけでは赤いドラゴンを倒すことは出来なかったけど結界の中の気温が北国の真冬くらいになっていて寒さのせいで赤いドラゴンが弱っているのは確実だろう
「すずかちゃんすごいの」
「大したものだな」
「ほんとにね」
赤いドラゴンは少しでもなんとかしようともがいたがそのせいで設置していたバインドに
捕まった
「あっ詰んだ」
「これは終わったわね」
やっぱりそう思う、だったら最後の一撃は全力全開で…なんだけど、何となくこれは言ったら
駄目な気がする
「あっ」
「どうしたのなのは?」
「なんとなく気を遣われたような気がするの」
「なんとなくって言われてもわかんないけどなのはちゃんもわからないの?」
「うん」
なんなんだろ、気にしないほうがいいような気がする
それはともかく最後の一撃をきめるセリフはこれでいこう
「受けてみて私の全力、必殺必凍アブソルートブレイカー!」
アルテミスから発射された凍気の極大砲撃が赤いドラゴンを貫く
赤いドラゴンはその一撃に耐え切れずに倒れて動かなくなりました
だけどその後すぐに光に包まれて一枚のカードになったかと思うと光に包まれたままどこかに
飛んでいきました
あのカードがどういう意味を持つのかはわからないけど今はそんなことよりジュエルシードを
封印する方が先です
レティラェ~
戦場の笑顔はほんとに怖いからね
今回すずかが戦ったドラゴンの正体はある程度ばれてると思いますけどそのあたりも次回説明
します