アリシア視点
ママは今まで何だか変だった
それにやたらとフェイトのことをいじめたりするのも文句を言ってやりたかった
でもフェイトと一緒に来た人達と色々あってママが私の誕生日のお願いを思い出してくれたのは嬉しかったな
でもその後でママはまるで別人のようになってしまった
何かのっとったとか言ってたけど悪い感じのする話しでわかりたくないと思ったよ
そして連お兄ちゃんがママを捕まえた後でレティラという名前の青い髪のお姉ちゃんが体を悪くして末期とかいうのになってるから体を治してからママをのっとってるやつをぶっ飛ばすとか
言ってた
青い髪のお姉ちゃんがママに何かしてから(多分体を治してた)物凄い光線を叩き込んでたけど連お兄ちゃんがしっかり捕まえてたから吹っ飛ぶことはなかったね
でもあんなに物凄い光線食らっててママ大丈夫かな、大丈夫だよね、そのために体治してたんだと思うし
大丈夫だよね、多分…きっと
そしてママが目を覚ますまで待とうって話になったけどそろそろ話しかけようかな
『ママが目を覚ますまで待っている時間があるならレティシアの目を覚ました方がいいんじゃ
ないかな』
そう、元々普段部屋からあまり離れない私がここに来てるのは私とユニゾンしたまま意識を
失ってるレティシアが何か感じて反応したのに興味が出たから何に反応したのか探してのこと
だしね
レティシアが反応するあのレティラってお姉ちゃんがレティシアを目覚めさせてくれれば何とかなる気がするのよね、ってこれってレティシアの影響かな?
「確かにすぐにでもそうした方がいいんだろうけど、さっき凄く疲れる魔法を二連続で
使っちゃったしレティの目を覚ますためには多分あたしの魔力を渡さないといけないから更に疲れちゃうのよ」
レティラお姉ちゃんの言葉を聞いて周りの人達も「ああ、なるほど」と納得してた
さっきレティラお姉ちゃんに魔力を渡してたしよくわかるんだろうね
それでレティラお姉ちゃんがレティシアを起こすのは明日にして今はママが目を覚ますのを
待つことにしたんだって
後宿題とか色々あるからレティラお姉ちゃん達はお家に帰るんだって
みんなが帰ってそれなりに時間が経ってからママは目を覚ましたよ、目を覚ましたママはさっきまでと違って私とレティシアがユニゾンする前の優しいママに戻っていて泣きながらフェイトに謝っていたよ
もし反省の一つもしてなかったら思いっきり怒ってお説教するつもりだったけどこれならその
必要はないかな
連お兄ちゃんが頃合いを見計らって私を普通に見えて話せるようにしてくれたことでママは
私にも泣きながら謝っていたよ
でも連お兄ちゃんの説明してくれたので悪いのはママじゃなくてママを好き勝手にしてた奴らだってことがわかったよ
その後は家族のみんな+連お兄ちゃんで色々なお話をしたよ
レティラ視点
フェイトちゃんのお家の時の庭園に行った翌日、学校から帰ってある程度宿題を片付けてから
集合時間の5時に間に合うように公園に向かったよ
現地で合流という手筈になってたから一緒にいる遊里ちゃんとなのはちゃんと恭也さん以外の面子も公園に着いてたよ
「みんな、みんなありがう…、ほんとにありがとう」
フェイトちゃんがあたし達を見つけるなりいきなり泣きながらお礼を言ってきた
これはさすがに慌てるよ
「ちょっとちょっと,いきなり泣きながらお礼言われてもわけわかんないって」
「そ、それもそうだね、ごめん」
「ブレシアさんを助けたのも弩派手に決めたのもレティラだし一番気になっても仕方がないかもね」
「フェイト、最初からちゃんと話した方がいいんじゃないかねぇ」
「そ、それもそうだね」
ちょっと照れてるように見えるのはさっきの自分が恥ずかしかったのかな
「みんなが帰った後でしばらくしたら母さんが目を覚まして昔の優しい母さんに戻っていたの」
「正直あの鬼ババがあんなにかわっちまうなんて思わなかったよ」
「もうアルフ、そんなこと言っちゃだめでしょ」
「ごめんごめん」
「えーっと、それでブレシアさんからどれだけ話を聞いてるのかな」
「それなら大丈夫だ、全て聞いてその上で大丈夫だ」
「はい、アリシアのことも私がプロジェクトFというので作られたクローンだってことも聞いています」
「クローンだって聞いた時は凄く悲しくなりましたけど母さんが「クローンでも何でも私の
愛する娘に違いはない」って言ってくれて凄く嬉しかったです」
「そっか、それなら良かった」
「ならみんな揃ったことだしそろそろ行かないか」
その時近くで転移反応があった
「誰か来たみたいだね」
「まず相手がどんな人なのかを確かめないとね」
少ししてあたし達の魔力反応を頼りにしてなのか黒い衣服を着た黒目黒髪の少年がやってきた
「切羽詰った状況というわけでもないようだがこのような場所でこれほどの魔導士達が集まる
など普通はあり得ないな、詳しく話を聞かせてもらって構わないか?」
「んー、それならまず自己紹介をしてもらえないかな」
と言いつつあたしは遊里ちゃんと連さんに念話を送る
《原作通りなら見た目とタイミングからしてクロノくんだと思うけどねー》
《それならリンディさんから聞いたことがあるから安心できるけどね》
《むしろこのタイミングでこなかったら闇の書事件で手間が増えるから都合がいいとは言えるな》
「僕は時空管理局アースラ隊所属の執務官クロノ・ハラオウンだ、よろしく」
「ハラオウンってことはリンディさんの家族かな?」
「母さんのことを知っているのか」
「あたしの両親と仲良いからね、あたしはレティラ、榊・レティラだよ」
「私は榊・遊里よ、よろしくね」
「榊ということはもしかして榊二等陸佐と榊技術副長の?」
「そういうことね」
「後の紹介は着いてからでいいかな、今から行くところがあるし」
「僕も行かせて欲しいがいいかな?」
「いいよ、むしろリンディさんが来てもいいくらいだけどどうしよっか」
出待ちしてたかのようなタイミングで空間投影式ディスプレイが展開されて緑髪の女性が映し
出される
「それなら私はこれでお話することにしましょう」
「そーだねー、フェイトちゃんの家に転移した後でクロノくんが繋げばいいし必要とあれば
あたしが転移させればいいもんね」
「その時はお願いするわね、レティラちゃん」
「それとブレシアさんは闇の被害者だから詳しい話しをするとなったら転移で呼ぶ必要が
あるからね」
「なるほど、わかりましたわ」
ということで管理局のクロノくんを加えて時の庭園に行くことになったよ
フェイトちゃんがあたし達をまとめて転移して時の庭園の玄関と言える場所に着いたよ
そこからフェイトちゃんは食堂へ案内してくれてそこにはいくつかまとまった数の洋菓子を
入れた入れ物と飲み物の入ったグラスを並べたテープに着いたブレシアさんが待っていた
「昨日ぶりですブレシアさん、それでブレシアさんはどこまで覚えていますか」
遊里ちゃんが挨拶も抜きでいきなり聞き出す、そんなに気になってたのかな
「そうね、アリシアのお願いを忘れていたことに凄くショックを受けて… 大体そのあたりから覚えていないわね」
「そっかー、予想通りだね」
そのショックを受けて心が弱くなったのを好機と見て乗っ取ったと考えてたからね、ほんとに
予想通りだよ
「母さん、その後は連とレティラが助けてくれた」
「ああ、レティラって娘はそこの髪が青くてツインテールにしてる娘だからね」
「あなた達には本当にお世話になったわね、後はあの子が目覚めてくれれば」
「その前に色々とお話を済ませなくっちゃね、クロノくんリンディさんに直接ここに来るように言ってくれないかな、もう呼んでも大丈夫だってことはわかってるよね」
「それはいいが通信で済ますのはだめなのか?」
「だめな理由は後でわかるよ」
そう聞くとクロノくんは黙って見た目は何か考え込んでるような様子になる
でもきっとリンディさんと念話でやりとりしてるんだろうな
クロノくんが黙ってからそう時間が経たないうちにミッド式の魔法陣が展開されてリンディさんが現れた
「初めての人もいると思うので自己紹介するわね、私がL級次元航行艦アースラの艦長を務めるリンディ・ハラオウンよ、そこにいクロノも含めてアースラの全ての責任者になるわ」
みんなそれぞれにリンディさんに挨拶する
「じゃあまず結界を張らないとね」
あたしは盗聴その他裏関係を防止するために結界をわざと魔力を多めに撒き散らして展開した
連さんはその意味を理解したのか気づかれないように密やかに結界の中の空間を支配した
「連さんサーチャーの類とか大丈夫ですか」
「リンディ提督が転移してから手早く展開したが二機確保したぞ」
空間に拘束したままでサーチャーが運ばれてくる
「やっぱりアースラにも紛れ込んでいたのね」
「サーチャーがいつの間に、間違ってもこんな指示は出していないわよ」
「それは僕も同じだ、いったい誰の仕業だ」
「黒幕が最高評議会だから管理局にいる限りいくらでもやりようがあるだろう」
「そんな、管理局がこんなことをやっているというのか」
「その辺の話はまた後でねー、先にやらないといけないことがあから」
あたしは絆が元々持っている永遠神剣としての能力を発動させる
絆にはこの世界に合わせてデバイスになる前から絆を結んだ者同士ならどんな条件も無視して
意思疎通したり召喚したりできるという能力がある
あたしはその能力を使ってこの世界での父さんと母さんを召喚する
今のこの場所は情報封鎖のために結界を張っていて連さんが空間を支配しているから絆を
使わないと出来ないことなんだけどね
「こうして直接会うのは随分と久しぶりねリンディ」
「ほんとね、昔は私のデバイスが随分とお世話になったものねアカネ」
「クロノくんも随分と大きくなったじゃないか」
「は、はい、ご無沙汰しておりますエン二等陸佐」
「元だよ元、今は退役局員さ、それよりも今は私達の最後の家族を迎えにいかないとね」
「最後の家族ですか?」
「そうよ、ブレシアさん16年前の事故以来アリシアちゃんの髪の色が緋色に変わっているんじゃないかしら」
「どうしてそのことを、確かにあの日以来あの子の髪の色は変わっているけれど」
「それはね、うちのレティラと共にあり続けることを選んだユニゾンデバイスがアリシアちゃんが死なないようにユニゾンしてるからよ」
「そうだったの!」
「確かに昨日見せてくれた時は鮮やかなまでの
そしてアリシアちゃんが眠っている部屋に案内してもらってアリシアちゃんを実際に見ることが出来た
ベットに眠る緋色の髪の少女は髪の色と髪型が違うだけでフェイトちゃんにとてもよく似ていた
ただフェイトちゃんよりは幼く見えて6才くらいに見えた
事故当時は5才のはずだから仮死状態になってからも少しは成長したということだろうか
まずはレティちゃんの目を覚まさないとね
あたしは絆の収納空間からオーフィスの力で封印されて黒くコーティングされたジュエルシード1個を取り出した
取り出したジュエルシードはオーフィスの力で封印されてるため暴走も何も起きる可能性すら
なく無尽蔵に魔力を生成して供給するだけのバッテリーのようなものになっている
封印されたジュエルシードは1ターン毎に魔力を10%回復する能力を持っていると言えば
わかりやすいかな
なのであたしの魔力を存分にレティちゃんに譲渡してレティちゃんが起きれるようにした
《むぅ…、ここは?》
《レティちゃん目が覚めた?》
《レティラではないか、もう原作の時期になっておるのか、となると今の状況は?》
《それならあたしの記憶を読み取ってよ、今送るから》
《わかった》
あたしがこの世界に転生してから今まであったことの記憶をレティちゃんへ転送する
《なるほど、踏み台はありきたりなまで鉄板なのがいたようだの、それにジュエルシードで実験とか敵側にもイレギュラーがあるようだの》
《そーなんだよね、厄介なことになりそう》
《まー、まずはこの体の中で渦巻く暴走魔力を何とか処理せねばならないが万癒霊薬の聖域を
儀式化してジュエルシードから魔力を供給して妾と力を合わせれば何とかなろう》
《ついでに妹が欲しいアリシアちゃんのためにもう少し体を成長させてせめて双子で通るようにしちゃおうよ》
《そうだな、それも悪くなかろう》
「今アリシアちゃんとユニゾンしているレティちゃんと話してわかったことだけどアリシア
ちゃんの体の中には当時の事故で過度なまでに大量の魔力が入り込んでいて暴走したまま渦巻いているそうだよ」
「だからこのままユニゾンを解除しちゃうと暴走魔力のせいでアリシアちゃんが壊れてしまうんだって」
「そんなのだめよ、絶対だめ!」
「だからアリシアちゃんとユニゾンしてるレティちゃんと協力してブレシアさんを治した
治癒魔法を元にした魔法でアリシアちゃんを助けるんだよ」
「私を治した魔法ということはあの魔法ね、確かに超一流と言われた魔法医師さえ匙を投げた
あの病を治した魔法なら確実だと思うけど確か消耗が激しいものではなかったのかしら」
「だからこの一個だけじゃなくってきちんと封印された10個のジュエルシードも使って治療
するつもりだよ」
と言って絆の収納空間から更に10個のジュエルシードを取り出した
実は昨日フェイトちゃんとブレシアさんに暴走したジュエルシードを簡単に止めたオーフィスのことを話してジュエルシードを封印するためにフェイトちゃん達が集めてきた分を全部借りていたのだ
もちろんなのはちゃんの分も含めてだから見つかったジュエルシードは全部無限封印したことになる
当然封印したのはオーフィスだけどそのオーフィスは部屋に持ち込んだゲームとネットが面白いようで片手間に封印して存分に楽しんでいる
興味がオタク方向になりつつあるのはいいことなのか悪いことなのか
「ちゃんと調べてもらえばどれほど確かな封印をされているのかがわかるよ」
とは言っても無限の龍神の力で無限に暴走と時空関係の可能性を潰して魔力の供給以外出来なくしてからな、いくら調べても深いところまではわからないだろうな
それはともかくとしてアリシアちゃんが眠る部屋の床に魔力光で正位置と逆位置の五芒星を
重ね合わせて床に描く
そして残りの10個のジュエルシードはそれぞれの五芒星の頂点にセットして増幅器にする
そしてベットで眠るアリシアちゃんを浮遊の魔法で魔法陣の真ん中に寝かせる
《アリシア、汝はちゃんと体に戻っておくがよい、不測の事態でも起きたらたまらん》
《はーい》
レティちゃんのおかげでアリシアちゃんもちゃんと戻ったしやりますか
「右手にリレイズ 左手にケアルガ 魔法融合リレイガ」
「固定」
「右手にエスナ 左手にデスペガ 魔法融合エスペガ」
「固定」
「右手にリレイガ 左手にエスペガ 魔法融合万癒霊薬の聖域」
ここまでは昨日もやった、だけどアリシアちゃんを助けるにはこれだけじゃ足りない
「固定」
「五行と五芒の
「固定」
「儀式と術式が交わりし時
儀式に必要な膨大な魔力を制御しながら幾万幾億と連なる可能性を切り捨て続けて最良のみを
選び出して儀式廻廊に固定することで現実として固着させる
治癒魔力を浸透させて暴走魔力を鎮めて慣らして過剰にならないように体から染み出させて治癒魔力の方は体の代謝回復に馴染ませて同化させて消滅させる
それと飽きるという言葉が生易しく聞こえるほど繰り返したものだから魔力の8割を
ジュエルシードから引き出したといっても儀式魔法を終わらせるだけで精一杯でなんの異常も
なく終了したことを確認出来た時点で記憶が途絶えた
レティラがちょくちょく融合魔法を使っては気絶していますけど気絶するのはレティラの魔力が
少ないわけではなく融合魔法があほほど魔力を消費するためです
リレイズとかケアルガとかは元々使われていたFF世界でも召喚魔法を除けば最上級の魔法でそう
ポンポン使えるものではありません
それを数種類融合して使っているのですからその消費魔力は推して知るべしな代物です
それと呪文で輪痕とか言ってたりしてますけどこの辺はそれっぽい呪文にするために適当に作った造語だったりするので気にしないで流してもらえたら幸いです(ネタとしてとあるネタを入れて
遊んでたりはしてますが)