大ざっぱに書くと
・管理局サイド(善人)が協力
・グレアム一味計画がばれたりとか色々
・転生特典に関する話
・この世界に関わる以前も含めてレティシアの色んなことをばらす
レティラ視点
「さて、これで夜天の書の過去については大ざっぱにでもわかったと思うが次は夜天の書の今の状態でも語ろうかの」
「待って、その前に聞きたいことがあるんだけどいいかな」
「かまわぬが手短にの」
「さっきは大ざっぱと言ってたけどそれでも闇の書が夜天の書という名前だとか闇の書が改竄
されたものとか守護騎士の始まりとか今まで聞いたこともなかったんだけどなんで知ってるの」
「それは妾がアルハザードの時代から存在しておった試作型統合ユニゾンデバイスだからよ
(少なくともこの世界においてはの)」
「ユニゾンデバイス、適合率の都合上あまりにも使いこなせる人が少なくて今や絶望的なまでに希少な存在じゃないか」
「確かユニゾンデバイスの情報は古代ベルカのものしか確認されていなかったけどアルハザードにもユニゾンデバイスが存在していたなんてね」
「そんなわけで妾は汝等の誰よりも年季が入っておるのでな知りたいことがあれば闇の書の真実であろうが夜天の書であろうがいくらでも知りようがあるということよ」
「それにしたって限度があだろうが」
ヴィータちゃんが附かれたうに突っ込んでたけど聞かなかったことにした
いや、実際はヴィータちゃんの言う通りで原作知識があるから突っ込んで調べて裏をとれたん
だろうけど原作知識がなければそもそも存在すら知らなかったわけだから知らないものについての情報なんて集めようとも思わないわけで、その辺りがヴィータちゃんの言った限度なんだろうなと思うよ
「これで答えにはなったかの」
「少なくても計り知れない存在だということだけははっきりとわかった」
「では次にと言いたいがついでだからこのタイミングで管理局側のゲストに繋ぐとするかの」
「なっ、管理局だと!」
ヴォルケンリッターが色めき立って騒ぎ出す、過去が過去だけに無理もないけど
「管理局といっても汝等が敵対してきた者達のような一方的なものではないぞ、最高評議会に
組するような胡散暗い輩ではないし夜天の書が壊れていることも理解しており汝等を救うために
協力することを望んておる」
「ちょっと待て、壊れているだと?」
「さきほど汝等を作り夜天の書の収集能力を改悪して愚かな所有者の話をしたであろう」
「あの後の色々と改竄されたせいでの、汝等も夜天の書…、いや今は闇の書であったか、も
壊れておるのよ」
「汝等は主に記憶が壊れておる、守護騎士として差し支えが出る程ではないが過去のことは
あまり覚えておらぬのはもう身に染みたであろう」
「確かにそれには反論できねーよな」
「それでだ、今日のこの集まりは夜天の書を救うために行動する者達を紹介しようというのが
主旨の一つでな、管理局にも夜天の書を救いたいと思うものがおるから紹介したいわけよ」
「そーなんか、壊れているとかいうあの子のために頑張ってくれる人がいると言うならちゃんと紹介せなあかんやろ」
その言葉を待っていたように空間投影式ディスプレイが展開されて緑髪の女性と黒髪の少年が
映し出された
「初めまして夜天の書の主とその守護騎士の皆さん、私が夜天の書修復計画の管理局の協力者で次元航行艦アースラの提督のリンディ ハラオウンよ」
「同じく協力者で管理局の執務官を務めるクロノ ハラオウンだ、母さん共々よろしく頼む」
続いてもう一つディスプレイが展開されて老人が三人映し出された
「私はミゼット クローベルよ、そしてこちらがラルゴ キールとレオーネ フィルスね」
「もう管理局への権限はないが私達は割と有名なのでな、今でも色々と融通が利くので協力
させてもらうことしたのよ」
ブレシアさんがタイミングを計ってミゼットさんに話しかける
「裁判の時は助けていただいてありがとうございました」
「いいのよ、そもそもの原因は管理局にあるというのにあんなことをしようするなんて許せる
ことじゃなかったしね」
「まったく最高評議会も150年もあれば腐りきるには十分だったようだの」
「そうよね、そもそも管理局が作られた理由は次元航路の確立だけではなくて次元世界に暮す人々のためだったはずなのにね」
「組織というものは大きくなるとどうしたって腐ってくものです、目的と手段が入れ替わることもそう考えればさして珍しいことでもないでしょう」
ミゼットさんが管理局が大きく腐り歪んでいることにため息をつくとなのはちゃんのお父さんが世界の裏とかをよく知ってるような物騒な言い方で相槌を打った
「協力者はまだ他にもおるぞ、ほれいい加減顔を見せぬか」
「う…うむ、そうだな」
年季の入った男性の声が聞こえると新たにディスプレイが展開されて黒髪に白いものが混じった髭の似合う穏やかそうな男性と見た目がよく似た茶髪の猫耳娘二人が映し出された
「私はギル グレアムだ、こうして会うのは初めてになるな、はやてくん」
「グレアムって…、もしかして毎年仕送りしてくれとるグレアムおじさんなん?」
「あぁ、その通りだ、今まで顔も見せずにすまなかった」
「いやー、毎年毎年うちの親の親戚や言うてえらい額の仕送りしてくれてんのに一度も会えへんかったから礼の一つの言えへんかったやん」
「それは…その、すまない」
なんだかグレアムさんの喋り方がぎこちなくて戸惑ってるような感じがするな、何を言っていいのかわからないようにも見えるね
「何を言ってというか、はやてにどう言えばいいのかわからないように見えるの」
レティちゃんもそう感じてたんだ
「もしや11年前の事件に端を発するあのことを話すのが怖いのか?」
「そんなのここで言うことじゃないじゃない」
リーゼロッテさんがレティちゃんに言い返すが次の言葉で封じられる
「だがあの計画は仕送りをしていた理由にも繋がるしあの幼さで何年も一人暮らしをしておったことにも繋がることぞ、たとえ許されようが許されまいがはやてに伝える責任と義務があろう」
「うっ…、確かにそれはそうだけど」
「確かに私達はそう言われるだけのことをしたことを否定することは出来ないわ、でももう少し時間があると思ってた」
「それに直接言うのは酷よ、もうちょっとやり方を考えてよ」
「いや、いいんだロッテ、アリア、ここで逃げてはいけないのだろう」
グレアムさんは覚悟とか色々と決めたんだろうね、表情とか雰囲気とかががらりと変わって重みというか貫禄とでもいうものに重みが増した感じがするよ
「すまんはやてくん、私は闇の書諸共はやてくんを永久封印するつもりだったのだ」
「永久封印って、それってどういうことなん」
ここでクロノくんが執務官として冷静にはっきりと説明する
「後で詳しく説明するが闇の書は起動したら多数の魔力を収集して書の完成を目指すことが基本になる」
「その通りだ」
「闇の書を完成させたらすげー力が手に入るはずだからはやてにも勧めたんだけどな」
「けどな、その魔力の収集ってのやったら他人様に迷惑かけてまうんやろ」
「それはそうですけど、なにも殺すわけじゃないんだし」
「それでもあかんもんはあかん」
「とも言ってられないのが闇の書だ」
「それはどういう意味だ」
「闇の書は収集をしない期間が長引くと所有者の魔力を収集するようになるんだ」
「そしてその状態が続くと次第に体が麻痺していって最後には心肺機能まで麻痺してしまう」
「そんな、それだとはやてちゃんは」
「はやての足が動かい理由もそれか」
「そうだな、そして闇の書は所有者が決まるまでは姿を現すことはなく、所有者が決定すると
所有者の近くに突然現れるもこの時点で外部からのアクセスを受け付けなくなり無理に内部に干渉しようとすれば所有者ごと巻き込んで転生機能を発動する」
「そうなると所有者は死に闇の書は何処かもしれぬ場所へと瞬間移動する、そうなるとお手上げだ」
「な…っ、ならさ、それなら闇の書を完成させれば」
「それも所有者が死ぬことに変わりがない」
「どういうことだ、闇の書を完成させても守れぬと言うのか」
「そうなるな、何しろ闇の書が完成したら闇の書が所有者を取り込んで暴走し無差別に破壊を
繰り返した後で最終的には自壊してしまうとのことだからな」
「そんなばかな、闇の書が完成したら力を得られるんじゃないのか」
「では誰かその時のことを覚えているのか」
「そんな…、思い出せない、いや、そもそも覚えていられるような状況だったのか」
「覚えていられるような状況ではなかったであろうな」
「そうなのか、なんとはなくだがそのような気はしていたがな」
「さて、色々と絶望的だということがわかったがグレアム提督はどのようにして闇の書を
永久封印するつもりだったのだ」
「それはもっとも可能性が高いと思われる方法で封印するつもりだがそれでも確実とは
言えなかっただろう」
「人一人巻き添えにして殺すような計画でそれか」
「知ったようなこと言わないでよ!、お父様がどんな思いで」
「でもあの人はそんなこと絶対に望まないわ!」
「母さん…」
「そう…だな、だが私はそれしかないと思っていた、愚かだな」
「それはそれで後でお話すればええと思うわ、それよりもどんな方法でうちごと封印するつもりやったん」
みんながすごく驚いた顔ではやてちゃんを見る
グレアムさんもはやてちゃんを見てそれから続きを話し始めた
「まずは氷結に特化した最高級のデバイスを用意する」
「まだ最終調整が終わっていないが現状ではほとんど完成しているな、名前はデュランダル、
インテリジェントデバイスの能力をいくつか持つストレージデバイスだ」
「デュランダルが完成すれば計画の第一段階として闇の書を完成させるつもりだった、闇の書は完成までいかないと封印することが出来ないからな」
「確かに完成するまでは干渉したら主ごと強制転生とか言っていたわね」
「だから完成して暴走が始まるまでの僅かな隙をついてデュランダルで氷漬けにして虚数空間に投棄するつもりだった」
「虚数空間なら魔法が使えないから手出し出来ない、それに氷漬けなら転生しないと思って
いましたか」
「ああ、その通りだ」
「その程度で封印出来るつもりだなんて甘いね」
蒼真くんが氷漬けにする封印方を一刀両断で否定する
「この方法は不備があると」
「あるよ、誰か炎属性が得意な奴、火のスフィアを出してくれ」
「わかったわ」
遊里ちゃんがブレイズをセットアップして小ぶりな火のスフィアを浮かべる
「確かデュランダルでやるのはこれだな、《ミニマム・エターナル・コフィン》」
蒼真くんが極局所的に展開してブリザードで火のスフィアだけが氷漬けになる
「さて、この状態からどうする」
「簡単なことよ」
氷漬けになったスフィアの中で魔力が少しずつ活性化していく
スフィアの魔力を活性化されることで新たにエネルギーが生まれてそれが氷を解かす熱へと
繋がっていく
「こんなことが…、画面越しでだが見た限りではその氷は確かにデュランダルの
エターナル・コフィンに極近いものだ、だというのにそんなにもあっさり破られるとはな」
スフィアを封じてる氷が解けだしたところで遊里ちゃんはスフィアを消した
「なるほどの、闇の書が完成したところを狙うということは今まで収集した魔力がたっぷりと入っておる魔力の塊のようなものよな」
「その上炎属性を持っていると思われる烈火の将と一点突破に秀でた鉄槌がいるなら
デュランダルでの封印くらいどうとでもなるということか」
「それに世の中には魔法以外にもいくらでも力はある、虚数空間でも使える力が見つかれば闇の書を回収するのは簡単なことよな」
「つまり、私のやろうとしていたことは」
「時間を稼げれば御の字といったところで事態が悪化する未来しか見えないな」
「せやな、そんなわけでうちごと永久封印するつもりやったっつう話は今のであかんとわかったな」
「そうだ、それにさっき聞いての通り闇の書は完成するまで干渉することは出来ずそれだけに
碌に解析することも出来ない、さらに言えば闇の書は完成直前に守護騎士達を回収する」
「なんだと」
「マジかよ」
「事実よ、だからこそ汝等は闇の書が完成してからの記憶が存在しておらぬ、最初からないものが存在しておるわけがないがの」
「なんてことだ」
「そして闇の書は完成すると所有者を取り込んで無差別破壊を始める、無差別破壊を始めて30分後に耐え切れずに自壊して全てが終わる」
「ただ、闇の書が完成して自壊するまでの30分の暴走の間は強制転生
機能が緩和し闇の書に
干渉することが出来るようになる」
「だが30分で闇の書をどうこうするというのは、普通に考えて無理よな」
「はい質問」
「気になることがあるようだのなのは、わかることであれば何でも答えようぞ」
「完成して闇の書に取り込まれてる間はやてちゃんはどうなっちゃうの?」
「所有者が闇の書に取り込まれると『幸福なる
「寝ちゃうんなら叩き起こせばいいんじゃないかな」
「確かにその方法はある、だが暴走しておる間は闇の書の管制人格が破壊活動を行うのでな守護騎士達より遥かに各上な騎士が闇の書で収集した魔法も使ってくるというのに魔力ダメージを叩き込んで起こすことなど出来ると思うか」
さすがにこの言葉に答えられる者はいなかった
「だが諦めるつもりはなかろう」
「当然だ」
「あったりめーだろ」
「主を守れずして盾の守護獣などと名乗れぬ」
「はやてちゃんを健康に、元気にしたいのは私達みんなの願いなんですから」
「俺も出来る限りの手は尽くしたが定期的にエーテルを飲ませて症状を緩和するのが限界
だった」
「なら闇の書の状態を詳しく知ることで
「そしてそのためにも明日にでも闇の書を持ってもう一度集合した方がいいだろうな」
「それに本来よりも戦力の多い俺達ならやれないことはないのではないか?」
と連さんが言う
確かに遊里ちゃんの二天龍の装具に連さんのアスラクラインの能力にあたしとレティちゃんに
恭也さんにアリサちゃんとすずかちゃんとブレシアさんにアリシアちゃん、それにまだ能力は
はっきりとはわかってないけど強いはずの蒼真くんと原作よりも随分と戦力が充実してるから確かに叩き起こすくらい確実に出来そうだけどそれは…
「確かに出来るであろうがそれでは助からぬものもおる」
「管制人格のことか」
「その管制人格ってのはよくわからんけどその子も夜天の書の騎士なんか?」
「はい、夜天の書の管理や運用の重要な部分全般を担っている者で魔力を400ページまで収集すれば自由に意思の疎通が出来るようになります」
「なあ、400ページでそれだったら管制人格はいつ出てくるんや」
「今は度重なる改竄のせいで壊れた防衛プログラムに主導権を握られておるせいで完成して暴走する時に所有者を取り込んで出てくる30分しか時間がないのよ」
「なんやそれ!、あまりにも…あまりにもひどいやないかそんなん!、それに夜天の書の騎士
ならうちの家族やんか、何があっても助けなあかんやん」
「ふっ、汝ならそう言うやもしれぬと思おておった、ならば両親とレティラ以外は知らぬ真実を話すとしよう」
どうやらレティちゃんは自分の本来の力とか正体とかいった根源的なものについて話すつもりみたいだね
「実を言えば妾のユニゾンデバイスとしての力と精霊としての力を使えば暴走してる時を狙う
より安全に夜天の書へ修復することが出来るであろう」
「うわー、それがわかってるんなら何でもっと早くに言わんかったん?」
「ユニゾンデバイスとしての能力はこの世界のものだが精霊としての能力はこの世界のものではないのでな、あまり濫用するとこの世界の理とかが歪むやも知れぬと思っての」
「二次関係の転生ものとかでよくあることだが、極端な例としては転生の特典として違う世界の能力を得て考えなしに使いまくったせいでその世界の根本的なルールそのものが
成り立たなくなったなどということあるくらいよ」
「わちゃー、そりゃあかんな」
「レティラはこの世界に収まる能力で強さを維持しておるし違う世界の能力を使っておるとしても影分身くらいでレアスキル扱いで済むであろうし遊里は倍加の力を非殺傷つきの魔法以外で使っておらぬようだしの(デバイスと神器を両方展開すれば非殺傷に出来る)連はアスラクライン関係の力を上手いこと魔法として組み込んでおるからこの世界の理を乱すようなことにはならんの」
「そっかー、あたしはその辺のことはあまり気にしたことなんったけど気をつけた方がいいのかな?」
「レティラは大丈夫であろう、意識してかどうかは知らぬがその辺のバランス感覚に優れておるから世界を乱さずに能力を使うことが出来よう」
「と言うかレティラが世界の枠から外れた能力を使ってるところを見たことがないな」
「だってこの世界は魔導プログラムが基本でしょ、だったら今までの経験を魔導プログラムにどう生かすかって考えた方がいいじゃない」
「確かに遊里みたいなでたらめなパワーとか連のような規格外な能力はないけどミッド式を基本にここまで出来るといのも十分常識外れだと思うぞ」
「他人のことは言えんではないか、努力型天才の執務官殿」
「そんなことはない、僕は色んな意味でまだまだ力が足りない、闇の書のことにしても闇の書が過去の心無い所有者に弄られた被害者だったなんて知らなんった、いや…知ろうともしなかった、こういう被害者こそ真っ先に助けなくてはならないというのに」
「クロノくん…」
しんみりとした空気の中守護騎士達がクロノくんに言葉をかける
「ありがとう執務官どの、管理局に貴方のような人がいるとわかっただけでも嬉しい」
「そうね、今まで管理局にはいいイメージがなかったものね」
「あたしらの今までやってきたことがやってきたことだからしかたねーのかもしんないけどよ」
「それでも今回は優しく暖かな主と出会えた、あなた方のような人達と今こうしていることが
出来る、これほど幸せなことがあるだろうか」
またもや空気がしんみりと、こんな雰囲気のままってのはちょっとやだな、あたしも
レティちゃんも
「ええい、湿っぽくなるでないわ!、妾の話は終わっておらぬどころか始まってもおらぬぞ」
「話は妾の精霊の能力についてであったな、誰か大十字 九郎、アルアジフ、デモンベイン、
覇道 瑠璃、マスターテリオン、エセルドレーダ、リベルレギス、今上げた名前の中で知っておる者はおるか?」
「デモンベイン?、もしかしてクトゥルフ神話を元にしたゲームのことか?」
「家庭用ゲームに移植された時に枕詞が斬魔大聖から機神砲吼に変わったやつか」
蒼真くんと連さんは知っていたみたいだね、遊里ちゃんは知らなかったみたいだけど
「その通りよ、妾はデモンベインの平行世界でアルアジフの役割を果たした者であり本体の真の名を《
「じゃお前はそのネクロノミコンの外典とやらが人に化けた存在か?」
「うむ、わかりやすい形でその証拠をお見せしよう」
レティちゃんはそう言うとぽっぺたの一部が本のページをめくるようにペリッとめくれる
例えるならジョジョの第四部に出てくる漫画家のスタンドを使われたかのようにペリペリと
レティちゃんの顔がめくれ上がり、いつの間にか吹いている風がレティちゃんからめくれ
上がったページを次々と破いて攫っていってページがめくれるほどにレティちゃんの姿が消えていく
そしてレティちゃんの姿が消えるとレティちゃんのページを乗せた風はあたしを中心にして渦を巻いてレティちゃんのページがどんどんあたしの体に張り付いていく
あたしに張り付いたページは他のページとくっついていつのまにかあたしの体をピッチリと包み込む真っ黒なボディスーツになっていた
「これがあたしと「妾の」魔術師としての戦闘スタイルで」
「「マギウススタイルという」」
「このあたりはオリジナルのアルアジフと同じなんだな」
「10年後に出てくる妖精みたいなのはついてないのか?」
「あまり意味がないが出そうと思えば出せるぞ」
一陣の風が吹いてマギウススーツからページを何枚か攫っていくとそまページが一つに
まとまって手乗りサイズの大きさにデフォルメされたレティちゃんになった
「わぁ、かわいい」
「そう言えばさっき妖精がどうとか言っていたが確かにユニゾンデバイスは小妖精型のものが
多いな」
「それでも適正とか逆融合とか色々と問題があって全盛の頃でもユニゾンデバイスの数は極僅かしかありませんでした」
「今の妾は本体がマギウススタイルのスーツに集約されておるのでこの姿を出したところで
メリットはあまりないがの、レティラに言いたいことがあれば念話ですむし魔法を使う手数を
増やすのもマルチタスクが出来れば問題ないしの」
「そーいやゼロ魔のメイジと違って同時に魔法使えるのよね」
「だからもうこの姿になることはないと思うがの」
ええ~、もったいないよとの声があちこちから聞こえてくるけど無視してるね、実際
デモンベインのアルアジフがマギウススタイルの時に小妖精バージョンになってたのはメリットがどうとかじゃなくて製作者サイドの都合だったんだろうなと思うよ
そしてまた風が吹くとマギウススタイルは解けて魔導書のページになって風に攫われていく
そして風が止むとレティちゃんがその姿を現していた
「これでわかったと思うが妾の本質は魔導書よ、言ってみれば夜天の書と同類よな」
「それにデモンベインみたいな巨大ロボットを持ってるんだよな」
「その通りよ、妾は人の身に余る神秘と宇宙世紀に出てくるようなロボットを作れる技術力を
合わせ持った世界で生まれた存在よ、だからこそ汝等に夜天の書を救う気持ちがあるなら打つ手はある」
「確かに、可能性があってもおかしくないだけのものを見せてくれたな」
「救う気持ちがあるならやって、誰に向かって言うてんねん、夜天の書は家族のみんなのこと
やで、救いたいに決まってるやろ」
「もちろん我々も全力を尽くす」
「ならば明日はやての家に行き夜天の書の現状を全て明らかにした上で夜天の書を修復する術を示そう」
「そうか、先ほどのマギウススタイルとやらでこの世界の魔法ではないことはよく分かった、
それに我々にはよくわからないが他にも確かな力があと示したようだしきみが明日示すというその方法に期待することにしよう」
「その期待を裏切ることはないと言わせてもらうぞグレアム提督」
今日の所はこれで解散して明日関係者だけはやてちゃんの家に集まることになったよ
それと明日はなのはちゃんとユーノくんとあたしとレティちゃんと遊里ちゃんがはやてちゃんの家に行くから翠屋のお手伝いを月村家に頼んでおいたよ