今回は万年人手不足の管理局が魔法プログラム体の守護騎士に目をつけたらこうなるというお話です
レティラ視点
はやてちゃんの魔力コード流しが始まってから二日
この二日の間は闇の書の魔力の通り道である魔力回路に魔力によるプログラムコードを流し込み転生機能周りの魔力回路から魔力が漏れて万が一にも防衛プログラムに気づかれるということが
ないように魔力回路をリペアプログラムコードで舗装して修復していた
毎日一時間魔力コードを流し込むためにレティちゃんははやてちゃんにユニゾンして情報用
デバイスの
ブレシアさんを加えた三人で闇の書修復計画について色々と研究したり話し合ったりしている
そしてレポートを元に闇の書に合わせて魔力コードを細かく調整したおかげで明日から追加の
プログラムコードで強制転生プログラムをロックするために外堀から少しずつ埋めていく段階に
入っていくことになった
それにしても魔力コードのベースは異世界の機戒神の術式なのにこの短時間で理解するだけじゃなくて闇の書とかはやてちゃんとかに合わせて調整出来るなんて二人共本気で天才だね
そして今ははやてちゃん達と一緒に買い出しをしている
メンバーはあたしとはやてちゃんと魔力コード流し一時間ではやてちゃんにユニゾンしてる
レティちゃん、それにシャマルさんにザフィーラにアリサだよ
他のみんなははやてちゃん家で宿題を片付けてるよ、あたしとアリサちゃんは余裕で片付ける
ことが出来るから買い出しにつきあってるしはやてちゃんは足のことがあるからずっと通信教育
だよ
逆にうんうん唸ってるのがやばい順にアリシアちゃんと遊里ちゃんとなのはちゃんだね
アリシアちゃんは理数系以外全体的にまずいしなのはちゃんは理数系は強いけど文系がね、かなーりまずいの…(この世界の魔法はプログラム式で理数系は必須)
そしてレティちゃんとユニゾンしていて見た目が変わってるはやてちゃんはレティちゃんが認識齟齬魔法で魔力を隠した上で幻影魔法で普段のはやてちゃんの姿を被せているから問題ないよ
「はやてちゃん次は何を買いましょうか」
「せやな、そこの八百屋に行ってくれるか」
買い出しの仕上げとして八百屋へ向かっている途中で辺り一帯に封鎖結界が張られた
「これは、位相をずらす封鎖結界?」
「いくら暴れても大丈夫な結界ってことは襲撃でもしてきたということかな」
「上等、それなら返り討ちにしてやればいいじゃない」
そう言ってる間にはやてちゃんが上空の一点を睨み付ける、どうやらはやてちゃんが…、と言うよりレティちゃんが敵を見つけたみたいだね
「そこ、出てくるぞ」
ベルカ式の三角形の魔法陣が上空に展開されると黒い書物を持ったどことなく小物臭の漂う男性と隙のない挙動をしてるのにあまり歴戦の戦士らしさを感じさせないようなどこかちぐはぐな
雰囲気を感じさせるモノクロな騎士鎧を纏った四人の男女が現れた
「くくく、見つけたぞ、闇の書を我らのものにしてやる、この黒天の書とシュヴァルツリッターの力でな」
「黒炎の将マグナム!」
どことなく遊戯王カードのダーク・グレファーを彷彿とさせるような白い長髪を後ろに束ねた
赤目のモノクロな騎士鎧を纏った青年が名乗りを挙げる
「
次に灰色の髪と肌色が黒人系な褐色であることとモノクロな騎士鎧を纏ってること以外はヴィータとよく似た少女が名乗りを挙げる
それにしても名前もよく似てるね、著者が間違えないといいけど
《メタなこと言わないでほっといてー》
何か聞こえたような気がするけど気のせいだよね
「黒天の守護獣サルフィア!」
守護獣と名乗ったのは銀髪のショートカットがビンビンに逆立ってぼさぼさになってる赤褐色の目と褐色の肌をしたいかにもキップが良さそうな姉御肌の大柄な女性だ
ちなみに守護獣というのはミッド式で言う所の使い魔にあたるから久遠やアルフさんみたいなものだね、ザフィーラさんの時は言い忘れてたから今言ったけど
「
最後の一人は喪服のような漆黒の医療衣を纏うウェーブのかかったきれいな黒髪黒目と白い肌の優しそうな顔の女性だった
「我ら黒天の書を守護せし騎士団「「「シュヴァルツリッターなり!」」」」
シュヴァルツリッターが名乗りを上げた所でアリサちゃんが一人ずつじっくりと見てから「ふ~ん」とつまらなそうにため息をついた
「な、なんだ、何か言いたいことがあるのか小娘」
「じゃあ、言わせてもらうけどね、守護騎士とか言ってるけどシグナム達のパチモンにすぎないじゃないのよ」
「パチモンとは言ってくれるじゃねえか、闇の書を手に入れて研究を重ねればこいつらを完成
させることも出来るようになる」
「小娘に使われるより俺に差し出した方がよっぽど役に立つってもんだ」
「うっわー、こいつはくっせー、ゲロ以下の臭いがプンプンするよ、間違いなくクローン大好きな腐れド外道の臭いだよ」
「別に波紋疾走なんてせえへんからな」
はやてちゃんこのネタわかるんだ
「わかっておらぬようだの、ヴォルケンリッターは書が選びし者でない限り使いこなすことは出来ぬぞ」
「あたしが見る限りはやてちゃんは今までの所有者の中で一番守護騎士達を使いこなしてると
思うよ」
過去の所有者のほとんどが実験道具か守護騎士という名に人形としてしか扱ってこなかった
のとは違ってはやてちゃんは人間として、家族として扱っているし守護騎士達もそれに応えて自分の想いを持っているからね、過去の所有者が引き出せてない一面を引き出せているという意味でも歴代で一番だと思うよ
「おい、俺の話を聞いているのか、闇の書を差し出す気がないなら叩き潰して奪っていくまで
だぞ」
「ほお、うちの家族を差し出せ言うんか、ふざけんなダボ!、ファングセットアップ!」
はやてちゃんが殺る気に満ちた表情でレティちゃんのファングを展開する
どーやら敵確定の男性の言葉に一気に切れそうになってる上にレティちゃんもやる気みたい
だね、家族を差し出せなんて言われたから無理ないことかもしれないけど
「寝言は寝て言いなさいよね、ミネルヴァセットアップ!、並びにフレイムタンユニオン召喚、ユニオンデバイスミネルヴァX!」
アリサちゃんがミネルヴァを展開してフレイムタンをミネルヴァに召喚してユニオンすることで一部のデジモンみたいにXモードを発動させる
するとミネルヴァはより攻撃的な尖ったデザインになって感じられる力が増幅した
ちなみにフレイムタンはジュエルシード事件の時の温泉で手に入れたカードをそのまま使って
いるよ
ついでに言うとすずかちゃんはフレイムタンの対になっているアイスブランドを持ってるよ
「あんまり強そうじゃないしサクッといきますか」
「きて、クラールヴィント」
「これ以上奴らの好き勝手にさせるわけにもいかないしな」
あたしは絆をセットアップしてシャマルさんもクラールヴィントをセットアップ、ザフィーラ
さんは人型になって拳を構えた
「シャマルとザフィーラは本物の強さを見せつけたれ、他の三人は」
「あたし達でやる」
「とーぜんよ」
役割を決めたところでヴァータがドリルのついたハンマーを構えて突撃してきた
「シュピラーレ・ハンマー!」
ハンマーが魔力光に包まれてドリルが回転しながら振り下ろされるがレティちゃんが圧倒的な
戦闘経験値で軽く見切ってはやてちゃんの体を少し傾けてファングを添えるだけで簡単に
受け流して無駄に地面に穴を掘るだけになってしまう
「ハァッ!」
はやてちゃんがヴァータの攻撃を逸らしたことに合わせて絆で追い打ちをかけにいく
「黒龍一閃!」
だけど絆の一撃は割り込んできたマグナムの剣によって止められた
あたしとはやてちゃんがマグナムとヴァータを相手にしてる間にアリサちゃんはミネルヴァXで斬り込んで近接戦を挑んでるよ
黒天の書の所有者はラウンドシールドでアリサちゃんの攻撃を防ぐつもりみたいだけどそれは
甘いね
「なっ、何だとぐはぁ…」
相手のラウンドシールドはあっさり切り裂かれてその勢いのままフレイムタンのユニオンを解除して突進+前足の爪の攻撃であっさりと叩きのめしていたよ
アリサちゃんのユニオン召喚を侮ったのが最大の敗因だね
フレイムタンのユニオン効果はデュエルで攻撃力が1000上がるくらい強いから砲撃魔法を
防ぐつもりの防御くらいはしないと意味がないよ
「そんなみすぼらしいもので龍を名乗るとはの」
レティちゃんがみすぼらしいと言ったのが気に障ったのかマグナムの眉が少し釣り上がって
険しい表情になった
「妾がほんとの黒龍を見せてくれよう、デュエルゲイザーセットアップ」
デュエルゲイザーとは基本的には遊戯王ゼアルのDゲイザーと同じ物で片目に被せるスカウターの他にデッキホルダーとソリッドビジョン搭載の携帯コンピューターをつけたベルトの二つで
1セットになっているデュエルツールで管理局の三提督直轄部隊で使うために開発してたもので
実体化に対応してるよ
一番の特徴としてはデッキホルダーに入れたカードをコンピューター処理することでカードの
現物を手に持つことなく思考と宣言だけでデュエルに必要な処理をデュエルゲイザーが全て行ってくれるのでデュエルをしながら他のことも出来るよ、将来的にはデバイスによる魔法戦闘を
しながらデュエルをすることも視野に入れてるよ
「妾は黒龍の
レティちゃんが黒龍の雛を召喚するとレティちゃんの目の前に可愛らしい黒龍の赤ちゃんが
現れる
そしてその赤ちゃんは急にグングンと成長して体高5m以上の巨大な西洋龍へと姿を変えた
「見事なドラゴンだな」
「そしてこれが本物のドラゴンの炎よ、魔法カード発動、黒炎弾」
レティちゃんが魔法カードを発動するとレッドアイズはマグナムの方を向いてから上を向いて喉を膨らませる、そしてそのまま叩きつけるようにマグナムを睨み付けて口を大きく開けて炎の弾丸を吐き出す
「ぐわああぁぁああああ!」
炎の弾丸が直撃したマグナムは全身を炎に包まれて地面をのたうち回って火を消してなんとか
立ち上がったけど既に色々とぼろぼろになっていた
その間あたしはどうしてたって、ヴァータの攻撃の隙をついて魔法の射手の連弾のフルヒットで一気に気絶にまで追い込んだよ
それとサルフィアとシャミルはそれぞれのオリジナルであるザフィーラとシャマルが相手に
なっていてサポートのサの字も出来る隙はなかったよ
その後はアースラチームを呼んでクロノくんに引き渡したよ
どうやら彼らは裏に回されてジェイルさん達に徹底的に情報を吐かされることになった
みたいだよ、しかも死んだらレティちゃんに引き渡すんだって
レティちゃんって生まれがクトュルフな死霊秘法の外典だからね、死人に口なしなんて通用
しないよ
むしろ嘘がつけなくなる分死人になってからの方が情報を得やすいかも
本文でヴァータが使っていたシュピラーレ・ハンマーのシュピラーレはドイツ語で螺旋という
意味です