それもオーフィスの時と同じでその場の思いつきでやってしまいました
なのは視点
みんなが闇の欠片に襲われた翌日、アースラチームがやってきて大きな魔力反応を海鳴の
あちこちで確認したことを伝えてきた
それで闇の欠片が現れたことを伝えてアースラチーム預かりの事件として捜査することになり
現地の嘱託魔導士は基本的に参加、それ以外にも希望者の参加を認めて調査することになったの
とはいえ法則性もなくデタラメに出てくる闇の欠片は出たら潰すの対症療法を繰り返すしか
なくて主に守護騎士達の黒歴史を暴きながら(闇の書歴代所有者に使われてる頃の守護騎士が
出てくる意味で)数日が過ぎていった
そして数日後何人かで小隊を作って海鳴全域を見回り魔力反応が出たら急行することを繰り返して闇の欠片を潰して回ってるよ
何度か闇の欠片と接触していく内に闇の欠片が夜天の書を闇の書へと変えていた怨念の塊と関係がありそうだということが分かってきたよ
「なのはちゃん、エイミィさんから通信でこの近くで魔力反応があったから行ってほしいって」
ということで私達、私とユーノくんと遊里ちゃんとすずかちゃんは魔力反応があったと聞いた
ポイントへと向かったよ
魔力反応のあったポイントには闇の塊のような黒い穴が浮いていたよ、その黒い穴は三つに
分かれて私と遊里ちゃんとすずかちゃんの目の前に移動してきて人のような形を取り始めたよ
私の目の前にきたのは色違いのバリアジャケットとレイジングハートによく似たデバイスを持つ私の姿に
「ふぇ、私?」
すずかちゃんの方はコウモリのような翼と牙を持つ肌が青白くて眼が紅いいかにも吸血鬼なもう一人のすずかちゃんに
「まるで東方の吸血鬼みたい、でも私は羽は生えてないからそこまでじゃないよ」
遊里ちゃんの方は龍を模した赤と白の二色の全身鎧を纏った人に、でもその鎧ととても刺々しくて攻撃的でどこか歪に歪んでいるようにも見えた
「これってジャガーノートドライブよね…」
「魔力を糧に闇の書の復活を、そして闇の書の主様を砕けえぬ闇に…」
もう一人の私が虚ろな目で無表情に呟いている、闇の書の復活が目的?
でもそれがほんとにあの娘の目的なの、何か違う、捻じ曲げられてるって気がする
ならどうする、そんなの決まってる
「レティラちゃんがやるように一回ぶっ飛ばして元に戻してからちゃんとお話するの!」
「アクセル・スプラッシュ!」
ディバインスプラッシュの無数の魔力弾の中にいくつかアクセルシューターを紛れ込ませて確実に当てに行くよ
「パイロ・シューター、マルチシュート」
散弾銃の銃撃のように放射状に飛び散っていく無数の魔力弾は大半がもう一人の私の魔力弾に
当てられて打ち消し合ったけど残りの魔力弾はもう一人の私に当たらない軌道で素通りしてその内の何発かは私の思考で操作してもう一人の私に後ろから襲い掛かったの
でもその攻撃は読まれてたみたいでスプラッシュを迎撃したのとは別の魔力弾がスプラッシュに紛れ込んでいたアクセルシューターを潰したよ
「うわぁ、余裕で迎撃されちゃった」
「あなたも強いですねタカマチナノハ、私のオリジナルだけはありますか」
「オリジナル?」
オリジナルってことは私の真似をしてるということ?
「はい、元々私達マテリアルは無限連環機構を制御するためのプログラムなので形が
ありません、なので外に出る時はデータにある形を借りる必要があります」
「それで、なんで私の恰好を?」
「貴方もご存じだと思いますが闇の書の闇の完全消滅によって闇の書の更に奥に隠されていた
私達の居場所であった紫天領域も消滅しました、それにより私達も消滅したはずですが…」
え、あの時彼女達も消しちゃったの?
「何故か数日前から自分の存在が認識出来るようになりました、そして他のマテリアルも
無限連環機構も確認出来ないので合流するために闇の書を復活させることにしました」
「それ飛んでる、どこか理論が飛躍しておかしくなってるよ、それに多分闇の書の闇の怨念に
操られてる」
「そうですか、闇の書を復活させるということは霊帝様に従うのが当たり前のことでは
ありませんか?」
何か相当にまずいことになってる、ほとんど乗っ取られてない?
「そのために外に出る必要がありましたので相性のいい貴方の姿を借りることにしました、姿を借りることによって能力的にも大きな影響を受けることになりますので」
「そうなの、でも闇の書を復活させわけにもいかないし貴方をそのままにするわけにも
いかない」
「ならどうするのですか?」
「レティラちゃんがやったみたいに貴方をぶっ飛ばして目を覚まさせる」
お互いにデバイスを構えて射撃魔法をメインにした技術戦が始まる
遊里視点
私の目の前にいるのはどう見てももう一人の私よね、しかも覇龍バージョン
でも過去においてジャガーノートなんてやったことないよ、だからこれはあり得たかもしれない私の可能性を闇の欠片が再現したってことかしらね
「グガアアアァァァァー!」
考え事をしてる暇なんてないね
『Twin Dragon Balnse Braker』
私は目の前のもう一人の私、いや…覇龍と同じ赤と白の全身鎧に身を包むけど覇龍のような攻撃的な刺々しさもなければ歪な歪みもないよ
私は理性のない覇龍が殴りかかってくるのに対して覇龍を周囲の空間ごと半分にすることにした
『Half・Dimension』
「グウゥゥゥ…、ガアアアァァァァァー!」
覇龍は少しだけ私の能力で空間ごと押さえつけられていたけど覇龍の暴走オーラで空間に作用
する能力を無理やり壊すという力技でハーフ・ディメンションを破った
なんって無茶苦茶やってんのよ、馬鹿力だけはあるんだから
こうなったら理性のないやつには出来ないには出来ないような技術で受け流してやる
私は高速飛翔で接近しつつ右手を大きく振りかぶって殴りかかってくる覇龍を両手にドラゴンのオーラを集めて誰にでもわかるんじゃないかって思うくらいに単純な覇龍の攻撃の軌道を読んで
ドラゴンのオーラを纏って両手で軽く覇龍に触れつつ攻撃をいなした
やれやれ、赤龍帝であると共に白龍皇でもある私に触れるなんて愚の骨頂でしかないのにね
『Divide』
覇龍から吸収した力が流れ込んでくる、でも思ったよりもずっと少ない
もしかしたら暴走して常時溢れだしてるオーラが邪魔になって上手く吸収出来ないのかもしれない
何にしても一割も吸収出来ないんじゃ別の方法にした方が良さそうね
とりあえず限界まで倍加しといた方がいいかな、どうやって叩くかはそれから考える
『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost』
私がブーストするのに合わせるかのように覇龍の鎧のお腹の装甲が展開して砲身が突き出した
確かあれはジャガーノートドライブでのブレイカー級の必殺攻撃に相当する
ロンギヌス・スマッシャーじゃないの
冗談じゃない、あんなもん被害の出る方向に撃たれてたまるもんですか
射線上になのは達がいないことを確認すると地上や海に被害を出さないようにするために限界
まで倍加した状態で遥か上空まで移動した
移動しながらも覇龍と私の両方が二天龍の能力を使っているためか歴代赤龍帝と歴代白龍皇の
怨念達が『白龍皇を殺せ』だの『赤龍帝を殺せ』だのうるさいうるさい
あまりにうるさくて頭の中がガンガンしてくるよ、これが話に聞いたことのある二日酔いの
気分ってやつなのかしらね
こんなうっとおしいのは目の前のやつに押し付けちゃえ
そう決めながら私に向かって放たれたロンギヌス・スマッシャーを避ける
いくら地形を変える一撃必殺の超砲撃でも数キロも離れれば簡単に避けれるわよ
そのまま接近して『Divide』で吸収したら覇龍もやり返してきたところを狙って
『Transfer』
「赤龍帝の贈り物!」
譲渡の時に膨大なドラゴンのオーラで押し流すようにうるさい怨念達を覇龍の方に押し付けてやった
ふぅ~、二日酔いの元凶が消えてすっきりした
すずか視点
闇の欠片として再現された人達は凄惨な過去や悪い方へとあり得たかもしれない可能性の人物
などが出てくることが多い
そして目の前にいるのは闇の欠片としての私
だとすれば人外であることの恐怖とか自己嫌悪で悪い方へといってることは想像するに容易い
「ふふ、ふふふ…ふふ…」
と思うんだ…けど…?
「白い、白い白い…、白い肌…」
何かぶつぶついっちゃってる(言って?、逝って?)んだけど
「白い肌、流れる血、紅くて、甘くて、美味しい血」
紅い眼が完全に逝っちゃってるんだけど
それに吸血鬼な私の口元から血が流れてる
もしかして八重歯、ううん…牙で唇を噛み切ったの?
「流れる血が紅くて」
吸血鬼な私が自分の口から伝う血を指で掬う
「口の中の紅が蕩けるように甘くて」
指で掬った自分の血をなめて口に入れる
「白い肌に滴る血を想像すると楽しくて」
その様子に理屈無用の悪寒に襲われる
「紅い、紅い」
嫌な感じがする
「甘い、甘い、あは」
物凄く嫌な感じがする
「紅くて、白くて、甘くて、滴って…、アハハハハ」
怖い…、怖い…こわい…こわイコワイコワイコワイコワイ
「ほしい……ほしい…ほしい…ほしいほしいほしい、キャハハハハハハ、殺してあげる!」
真っ赤に血走らせて狂った目を見開いて吸血鬼の私は私に襲いかかってきた
「いやー!」
あまりの恐怖に考えることもなく最大級の魔力を込めたプロテクションで吸血鬼の私の攻撃を
防いでその勢いで弾き飛ばされるままに距離を開けた
今回のクロスは原作キャラの月村家に東方の紅い吸血鬼を混入した感じになってます
なので闇の欠片のすずかが存在してる平行世界の忍さんが運命を操る程度の能力を持っていたりノエルさんが原作以上に瀟洒で時を操る程度の能力を持っていたりします