リリカルなのは 紅と青の異邦人と転生者達   作:神無 龍希

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 今回はなのは達が決着をつけてそれぞれに何かがあります


託された力 想いの強さ 明星への桜色の誓い

 

すずか視点

 

 私は吸血鬼の私の攻撃をプロテクションで防いだ衝撃に乗って吹き飛ばされて距離を開けることが出来た

 

 吸血鬼の私の攻撃を防いで距離を開けたことで少しは余裕を持つことが出来るようになった私は冷静さを取り戻して吸血鬼の私について考えることにした

 

 思い返してみればコウモリのような被膜の翼に鋭い牙、それにさっきまでの言葉が「紅い」に「甘い」「殺してあげる」で狂ったようにに笑っていたことを踏まえると

 

 どう考えても東方のフランちゃんが混じってるわよね

 

 フランちゃんは確か狂気と全てを破壊する程度の能力を宿していたせいで紅魔館の地下の特別室に500年も閉じ込められていた娘でそのせいで遊ぶことが殺すことになってしまっていて当主のレミリアさんが抱えてる問題の中で色々な意味で一番の娘だったよね

 

 もし私が以前誘拐された時にみんなに言葉で、態度で、行動で、人外でも構わないと

受け入れられなければどうなっていたんだろう

 

 吸血衝動に悩まされ、化け物と罵られることを極端に恐れてフランちゃん程じゃないにしても

ひどいことになっていたかもしれない

 

 目の前のこの娘は私の闇の欠片というだけじゃなくて色々と他人事じゃないのね

 

 だからこそ、全てを壊すこの悪い夢は終わりにしないと、全てを壊して後悔しか残らないなんて悲しすぎるから

 

 「アイスバインド!」

 

 これで吸血鬼の私を捉えたはず

 

 だけど吸血鬼の私はにやりと笑うと思いもかけない行動に出た

 

 「禁忌、フォーオブアカインド」

 

 吸血鬼の私が発動した能力は分身を作り出して合計で四人に増えた

 

 吸血鬼の私が作り出した分身はくすんだ赤色の魔力弾を当ててアイスバインドを打ち砕くと

私から距離をとって無数の魔力弾で弾幕を張り出した

 

 「禁弾、過去を刻む時計」

 

 宣言と共に吸血鬼の私が放つ弾幕のパターンが変わった

 

 あちこちに柱時計のビジョンが現れて吸血鬼の私達を中心に放射状の弾幕を張っている

 

 でもよく見ると一か所だけ魔力弾の色が違う

 

 フォーオブアカインドからばら撒き始めた魔力弾はくすんだ赤色だったけど一か所だけ鮮烈な

までに鮮やかな紅い魔力弾で弾幕を張られていた

 

 まさか、でもやってみ価値はあるかなと思って紅い魔力弾をシューターで消していくと一人の

吸血鬼の私への道が見えてきた

 

 これって…?

 

 「禁忌、カゴメカゴメ」

 

 四人の吸血鬼の私は私の周りを回りながら弾幕を張るパターンに変えてきた

 

 でもやはり吸血鬼の私の一人から紅い弾幕が張られている

 

 そしてその弾幕は他の弾幕とは微妙にパターンが違っていてシューターを当てて魔力弾を消していくことで辿っていくと紅い魔力弾を撃つ吸血鬼の私へと辿りつくようになっていた

 

 やっぱり、ならもっと速く、もっと正確にシューターを制御して追いついてみせる、あり得た

かもしれないもう一人の私のためにも

 

 「秘弾、そして誰もいなくなるか?」

 

 また弾幕のパターンが変わった、でも慌てる必要はない、紅い弾幕が一筋の道になっているから

 

 だからそんな悲しい言葉で終わらせない

 

 「証氷(しょうひょう)、そして誰もいなくならない!」

 

 私の氷の魔力弾の連弾が紅い魔力弾を撃ち消しながら辿っていって遂に吸血鬼の私に当たった

 

 「あ、あっあっ…?、アァアァアアアアアアー!、誰?、誰?、誰誰誰!?」

 

 吸血鬼の私は氷の魔力弾が当たったことにひどく困惑してものすごく動揺してる

 

 「私は貴方、貴方は私、だから誰もいなくならない」

 

 吸血鬼の私の魔力、いや妖力かもしれないけど、が膨れ上がる、私もとっておきの一撃を放つ

ために準備をする

 

 「私は」

 

 「私は」

 

 「「私達はここにいる!」」

 

 私と吸血鬼の私り言葉が重なって一つの言葉になる

 

 これは偶然、いえ…これは必然よ

 

 何故か根拠もなくその確信を持つことが出来た

 

 「禁忌、レーヴァテイン!」

 

 「コキュートス・ブレイカー!」

 

 私達のとっておきはお互いの中間点で押し合い燻り続ける

 

 だけどその結果はわかってる

 

 私が負けるわけがないという言い方は傲慢に聞こえると思うけど勝てるという確信はある

 

 吸血鬼の私の想いは「私はここにいる」「私に気づいて欲しい」とう刹那的な願いであり想い

 

 それも私が彼女に気づいたことを無意識にでも理解して既に叶っている

 

 そして私の想いは、私が人外でも受け入れてくれたみんなのために必ず戻ること

 

 みんなの笑顔を悲しみに変えないためにも必ず生きて戻ることが私の想い

 

 だからこそ負けられない重みがある

 

 「いや、いやいやいやー!、キャアアアアアー!」

 

 レーヴァテインをコキュートスブレイカーが押し戻して吸血鬼の私を飲み込んだ

 

 ブレイカーが通過した後で吸血鬼の私は氷漬けになって落ち始めたけどすぐ下に踏み台としての魔法陣を展開して受け止めると吸血鬼の私を包んでいた氷は砕け散った

 

 私はすぐに彼女を抱き上げた

 

 きっと彼女は人の温もりを碌に知らないと思うから少しでも私の温もりを伝えてあげたかった

 

 「ちょっと乱暴にしすぎちゃったかな、大丈夫?」

 

 そう言って私は彼女の手を取る

 

 「あ…、あったかい」

 

 そう言ってきゅっと手を握り返してくる彼女の目にはもう狂気は存在していなかった

 

 でも彼女の体のその手足の先から少しずつ消え始めていた

 

 「私、いなくなっちゃうの?」

 

 と不安そうな表情で呟く

 

 「大丈夫よ、これは辛い夢、そうただの夢なんだから」

 

 「夢…、なの?」

 

 「そうよ、きっと次目が覚めた時には誰かが待っていてくれると思うから起きたら笑顔で

おはようと言ってあげなさい」

 

 「うん、ありがとうもう一人の私、それじゃあもう寝るね」

 

 「おやすみ」

 

 「おやすみなさい」

 

 その言葉を最後にして吸血鬼の私は消えた

 

 だけど彼女の紅い魔力光は消えずに私の中に入ってきた

 

 それがどういう意味を持つのかは彼女の魔力光が教えてくれた

 

 これは彼女が私に自分の能力を贈ってくれたのだと

 

 試しにバサッとコウモリの被膜のような翼を広げてみる

 

 ほんとに翼だけで飛べてる

 

 まるで東方の吸血鬼になったみたいね

 

 みんなに話すことがいっぱいできちゃったな

 

 

遊里視点

 

 私の目の前にいるのは基本的には禁手の二天竜の全身鎧を纏ったやばいくらいに赤と白の

ドラゴンのオーラが迸ってる人物だ

 

 基本的にはということは違う部分もある

 

 例えば二天竜の全身鎧が鋭角的で刺々しくでより攻撃的に歪に歪んでいることとか

 

 私が全開の譲渡で赤と白の歴代所有者の怨念を押し付けたせいでただでさえ歴代所有者の怨念に苛まれているのに怨念が二倍になったとか

 

 でも一番の違いは私は禁手で相手は覇竜だということよね

 

 とりあえず覇竜が立ち直る前に

 

 『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost』

 

 『いや、それはさすがにひどいのではないか』

 

 なんてことを言ってるけど

 

 「そんなドライグに一ついいこと教えてあげる」

 

 『なんだ、嫌な予感しかしないが』

 

 「勝てば官軍という言葉は生き死にの戦いの真理なんだよ」

 

 『今ばかりは相手に同情する』

 

 あれ、私そんなにひどいこと言った、アルビオン

 

 とーにーかーくー、炎熱特化の魔力にドラゴンのオーラも足して禁手最強の一撃で叩きのめしてやるんだから

 

 『Explosion』

 

 食らいなさい、これが二天竜を宿した魔導師の最強の一撃よ

 

 「ドラゴニック・ブレイズ!」

 

 赤炎と白炎に彩られた炎の竜が覇竜目がけて襲いかかる

 

 『とんでもない威力だな』

 

 『少なくても俺はあんなの食らいたくはないな』

 

 私は、そして恐らくはドライグとアルビオンも軽口を叩くことである言葉を言わないように

してるし出来れば考えることもしたくないと思っている

 

 だって「やったか?」なんて言葉はやれていないフラグでしかないんだし

 

 「これで終わってくれると楽出来るんだけどな」

 

 『そう容易くはいかんらしいぞ』

 

 『そうだな、確実にダメージは与えたはずなのに感じる力はむしろ強くなっている』

 

 覇竜に私のとっておきの一撃が直撃したことで湧き出ていた煙が薄れて覇竜の姿が確認できるようになってきた

 

 覇竜は全身鎧がボロボロになっていたけど力はむしろ上がってる

 

 それもやけっぱちになったかのようにオーラが迸ってる

 

 「なあ、あのオーラの出方って?」

 

 『ああ、ただでさえ覇竜は生命を削ってるというのに更に生命力をオーラに変換して限界以上の力を引き出している』

 

 『あまりにも無茶がすぎる、これではいつ死んでもおかしくないぞ』

 

 それに全身鎧がボロボロになったついでに頭部を守るフルフェイスの仮面も壊れて素顔が見えている

 

 ええ、わかっていましたよ、闇の欠片の時点で十分あり得るとは思ってました

 

 覇竜の正体がもう一人の私なんてことは、でもそのすぐ後に覇竜が叫んだ言葉こそが一番の驚きになった

 

 「アアァァーシアアアアアーーーーーーー!」

 

 え、なんでアーシア、貴女は私よね?

 

 なのになんで一誠みたいに叫んでるの?

 

 しかも暴走覇竜でアーシアってディオドラがアーシア攫って好き勝手やった時の暴走なの?

 

 だとしたらあれは一誠の代わりに主役やってた平行世界の私?

 

 それとも平行世界の私の前世が兵藤 一誠だったの

 

 『そんなことは俺達にもわからん』

 

 『だが確かなのはあの覇竜はアーシアという娘を守れなかった絶望と元凶に対する度を越えた

怒りによって暴走したものだということだろう』

 

 そうよね、原作通りの状況から生まれた闇の欠片だとすれば暴走の原因はあまりにもはっきりしすぎていわね

 

 『ならやることは一つだろう』

 

 『絶望を抱いたまま暴走の果てに生命を絞りつくして死ぬのはあまりにも憐れだ』

 

 だから非殺傷設定での全力全開で止めてやれってことね、望むところよ

 

 「ドライグ、アルビオン、倍加と半減を全力でやっちゃって」

 

 『わかった』

 

 『負けるなよ』

 

 「もっちろん」

 

 『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost』

 

 「インパルスドライブ!」

 

 私は倍加した能力を存分に使って超加速で覇竜に接敵した

 

 とは言っても全力で一撃入れるためじゃなくて覇竜に触れて半減を使用すための条件を満たす

ことが目的の技だったので闘気の類が薄かったのか覇竜は私の超加速に反応しきれずに触れることを許してしまった

 

 よーし、ここで赤龍帝の篭手は一旦リセットして、お次は

 

 『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost』

 

 『Divide Divide Divide Divide Divide Divide Divide Divide Divide Divide』

 

 私は倍加で自分の力を高めながら一撃のために集中させている、そう二天竜のオーラも炎熱特化の魔法力も

 

 そのため私を覆う魔力光は炎熱の赤と赤龍帝の紅を白龍皇の白が色を薄めた桜色になっている

 

 「ガァアアアアアアアアアアアアアア!」

 

 『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost』

 

 『Divide Divide Divide Divide Divide Divide』

 

 覇竜も自分の二天竜の能力を全開で使って倍加と半減をしているが、まだ半減は完全に

使いこなせていないのか使う速さが少し足りない

 

 その上私には二天竜の能力だけじゃなくて魔法力もあるから覇竜が暴走によって力そのものが

高いことを差し引いても私の準備の方が先に完了した

 

 「この一撃でその悪夢を終わらせてあげる、食らえ、|桜色の天竜疾走波

《チェリブラサム・ドラゴニック・インパルス・ドライブ》!」

 

 「ヴオオオオオオオオオオオオオ!、ロンギヌススマッシャー!」

 

 桜色の光弾と化した私は真正面からロンギヌススマッシャーにぶつかりそのまま覇竜ごと

打ち砕いた

 

 覇竜は鎧が粉々になって下へと落ちていったが途中で私が拾い上げた

 

 拾い上げた時に覇竜の様子を確認したけど、覇竜は気を失っていて何かに魘されているような

様子もなくて穏やかな寝顔をしてた

 

 そして覇竜もまた、いいえ…もう一人の私もまた手足の先から少しずつ消えていく

 

 消えていくことが何か影響を与えたのかもう一人の私は目を覚ました

 

 「ここは…、はっ、アーシアは!?」

 

 「大丈夫よ、大丈夫、これはただの夢なんだから」

 

 「夢…、ならアーシアは?」

 

 「大丈夫よ、寝てまた目を覚ましたらみんな待ってるわよ、アーシアも一緒にね」

 

 「そうなんだ、なら寝るよ、ありがとう」

 

 『覇竜を越えたな』

 

 『ああ、越えた』

 

 『禁手を越え覇竜を越え、また新しい可能性が目覚めるかもな』

 

 『そうかもしれんな、俺は俺はこれからも相棒と付き合うことになるだろう、それが嫌ではないしな』

 

 『そうか、達者でな』

 

 『お前こそな』

 

 その言葉を最後にもう一人の私は消えた

 

 歴代の怨念も消えて覇竜も越えた今、確かに新しい何かがあってもおかしくないかもね

 

 

なのは視点

 

 「ディバイン・バスター!」

 

 「ブラスト・ファイアー!」

 

 私ともう一人の私が放った砲撃は中間点でぶつかり合ってお互いに消滅した

 

 それにしてもパイロ・シューターの時からそうじゃないかと思っていたけどあの娘は遊里ちゃんみたいに炎属性の変換資質を持ってるね

 

 もっとも遊里ちゃんほど極端じゃなくてフェイトちゃんの雷みたいに切り替えることが出来る

みたいだけどね

 

 「楽しいですね」

 

 無口な性格だと思っていたもう一人の私が話しかけてきたのはちょっと驚いた

 

 でももう一人の私は無表情だけどそれでも口元が楽しそうだと分かるくらいに笑みを浮かべて

いたから私も嬉しくなって

 

 「うん!」

 

 と元気よく返事をした

 

 「貴方との戦いがこれほど楽しいものになるとは思っていませんでした、ですがだらだらと続けるよりもメリハリをつけて最後に必殺技のぶつけ合いで勝負を決めた方がより楽しいと思います」

 

 「確かにね、ならやる?」

 

 「はいやりましょう」

 

 「だったら、レストリクトロック」

 

 ただし拘束するのは両足だけ

 

 「ルベライト」

 

 もう一人の私もバインドで私の両足を固定する

 

 これはお互いの想いが同じだという証

 

 「これでお互い逃げられない」

 

 「だから次の一撃で押し切った方の勝ちってことね」

 

 「そうなります」

 

 お互いにデバイスを突き出して相手に向かって重なり合った環状魔法陣を展開する

 

 もう一人の私も同じように魔法陣を展開してるのを見て私の姿を借りることが能力的にも大きな影響を受けると言ったその意味がよくわかる

 

 だってこの環状魔法陣はブレイカーを真っ直ぐ飛ばすための砲身であり威力を底上げするためのブースターでもあるもの

 

 「これが私の全力全開、スターライト・ブレイカー!」

 

 「集え明星(あかぼし)、全てを焼き消す焔となれ、ルシフェリオン・ブレイカー!」

 

 お互いの極大砲撃は相手を目指して撃ち放たれ中間点でぶつかり合った

 

 私の桜色の光ともう一人の私の赤い光がお互いを真正面から打ち砕こうと押し合い対消滅を

繰り返したけどやがて私の桜色の砲撃が押し始めた

 

 私ともう一人の私は見た目だけじゃなくて能力的にもよく似ている

 

 だけど私にはあって彼女にないものにレアスキル認定されてもおかしくない程の魔力残滓をかき集めての魔力収束があった

 

 そして彼女にあって私にないものに炎属性変換資質があった

 

 その違いが私のスターライト・ブレイカーに辺り一帯の私ともう一人の私の魔力残滓を上乗せ

することになった

 

 その上乗せの分だけ彼女に勝っていたのだろう

 

 桜色の砲撃が彼女を撃ち貫いてバインドも砕いたことで彼女は落ちていく

 

 落ちていく…、もしかして気を失っている?

 

 私は慌てて落ちていく彼女を受け止めて海岸に着地した

 

 私は抱っこした形になっているもう一人の私をゆさゆさと揺すって起こそうとしてみた

 

 「う…、ううん…、ここは?、私は?」

 

 「覚えてないの?」

 

 「あなたは…、あっ、私達は紫天領域と共に消滅するはずだったのに」

 

 「えっと、何があったか話してもらっていいかな?」

 

 「はい、元々私達マテリアルはあの娘に取り付けられた無限連環機構エグザミアを独力で制御

することが出来なくなったから制御プログラムとして開発されたものです、今の状況だと守護騎士達みたいな魔導プログラム体ということになります」

 

 「そっか、シグナム達と同じなんだね」

 

 「私達はエグザミアの暴走を抑えてちゃんと使いこなせる目途が立つまで夜天の書の中に

隠された紫天の書のシークレットファイルに複雑なパスワードつきで隠されていたはずなのですがどうやら闇の書の闇の消滅のどさくさに紛れて負の集合意識体に乗っ取られてしまった

ようです、おそらくはあの娘を含めた全員が」

 

 「ならあなた達を闇の書の闇から解放すると私に誓うよ」

 

 もう一人の私はその言葉の意味がわからないのかきょとんとしてる

 

 「それはどういう?」

 

 「だってあなたは紫天の書の中で一緒にいたみんなを助けて欲しいんでしょ」

 

 「ええ、でも私はもう」

 

 「限界、そんなことはわかってるよ、でもあなたはもう一人の私なんでしょう」

 

 「ええ、貴女の姿を借り、貴女の影響を強く受けたもう一人の高町 なのはと言っていい存在

です」

 

 「だからあなた達を闇の書の闇から解放すると(あなた)に誓うよ」

 

 もう一人の私はその言葉の意味を今度こそ理解したみたいでとても安らいだ表情になった

 

 「ええ、あの娘達のことを頼みます」

 

 もう一人の私はそう言い残すと今までの闇の欠片と同じように存在が消えていって

そこには最初から何もいなかったかのような静けさが戻ってきた

 

 だけど私の心には確かに私ともう一人の私に誓った誓いが刻まれていた




 すずかの戦いでのスペルカードは一部オリジナルとの違いがありまがスペルカードの名前に
沿って改変したものなので納得してもらえると幸いです

 それとすずかの戦いの中にこっそりとドットハックGUのスケィスネタを入れました

 後すずかがスペルカードの宣言をしていますがスペルカードを知っているわけではなく言葉に
することで想いを乗せる言霊とか誓いのようなものです
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