フェイト視点
私達は管理局のアースラチームに協力していくつかのチームに分かれて無作為に出現する過去の負の記憶の再現体である闇の欠片を殲滅するために魔力反応のあった地点の一つに向かっている
私のチームのメンバーは私とアルフと姉さんと連とアリサの五人で組んでいる
「もうすぐ魔力発生地点に到着だねー、みんな頑張っていこー」
「もちろんよ、闇の欠片の一つや二つくらい私がぶっ潰してあげるんだから」
「今までのデータからして大丈夫とは思うが油断はするな」
「わかった、慎重にいく」
魔力発生地点についたら魔力による黒い渦が現れてそこから三人と一機の存在が出てきた
一人はアリサそっくりの少女
「あんたは私そっくりね」
「そうかしら、私はあなた程口汚くないわよアリサ バニングス」
「そういうあんたの名前はなんて言うのよ」
「私の名前はアリサ ローウェルよ」
名前と見た目からしてアリサのあり得たかもしれない可能性ということなのかな?
一人は顔色の悪い母さん、これはきっと
「ママ、ママなの、これはママの過去なの?」
「正確には管理局の闇に精神操作されて仮死状態のアリシアちゃんを死んでいると
思い込まされていた頃のブレシアさんよ」
アースラからエイミィさんが通信でフォローを入れてくれた
一人は私とそっくりの少女、ただし髪が水色で眼が紫で何よりも雰囲気が私と大きく違う
「お前がオリジナルだなー、お前を倒してボクがさいきょーだって証明してやる!」
うん、大きく違う、少なくても私は自分のことをボクと言ったりしない
一機は人型の機械で鎧とか母さんが使ってた傀儡兵みたいに見える
「機巧魔神の鋼か、だが過去の亡霊で俺を倒せるなどとは思わないことだ」
どうやら連の知ってるやつみたい
何だかこっちに合わせたみたいに色々と癖のある人選だけど闇の欠片となれば倒さないといけないことに変わらない
アリサ視点
それぞれ誂えたかのように相手になる闇の欠片が出てきたということは基本的に一対一に
なるわね
「アルフ、結界お願い」
「任せときな」
周りに被害を出さないために結界も張られたことだし準備OKね
「私の相手はあんたということね、アリサ ローウェル」
「そういうことになるわね、あなたなんてさっさと倒して男という男を皆殺しにしてやるわ」
冗談じゃないわ、私にはお父さんがいるしみんなそれぞれ何らかの形で男がいる、すずかのとこだって親戚に誘拐の時の屑と違ういい人がいるかもしれない
色々な意味で絶対に負けらんないわよ
「まずは挨拶代りにこれでも食らえ、コロナスパーク!」
フェイトとブレシアさんに雷属性変換の術式を組み込んでもらって使いこなせるように練習した成果を見せてやるわ
私のデバイスのミネルヴァから迸る灼熱の雷光はローウェルのいる辺りに万遍なく叩き込まれたわ、これを回避することなんてまず出来ないはずよ
でもコロナスパークが消えたその場所にはローウェルが平然と立っていた
「まさか、ダメージを受けてないの?」
それに何だか黒い炎のようなものを纏っているわね
「避けられないなら防げばいい、この
「なによそれ、それなら威力のある一撃をくれてやるわよ、食らえプロミネンス・バスター!」
「邪竜炎殺波!」
ローウェルが右手を突き出すとローウェルの纏ってる黒い炎の右手の部分が射出されて黒い炎の竜を象った飛び道具になって私の砲撃を撃墜したわ
「やるわね」
「温いわね」
「なんだって!」
「非殺傷設定?、敵を殺す気もないの?」
「何言ってんのよ」
「敵なら男であろうがなかろうが殺すのが当たり前じゃないの」
「どうしてそんなこと言うのよ?」
「あなた命がけで戦ったことはないの?」
「命がけで戦ったことと言えば、闇の書関係以外は昔誘拐されたことくらいね」
「闇の書関係での戦い、あの程度で命がけとか言う気」
「あんたね、私をバカにしてんの」
「あんな程度じゃ命がけなんて言わないわね、男という
あるかしら?」
「そりゃ…、誘拐された時がそんな感じだったけど」
「じゃあその獣達が欲望丸出しで服を引き裂かれて裸にされたことは?」
「なっ…?」
それからしばらく耳を塞ぎたくなるような酷い経験談を話していたけどそこはカットするわよR18じゃないんだからね
「だから私は男という
確かにローウェルの味わった絶望は酷いと思う、皆殺しにしたいという気持ちも全然わからないとは言えない
だけど
だけどそれでも、それでも
「守りたい世界があるのよー!」
私はミネルヴァを両手で持って天高く掲げて切り札を呼び出す言葉を叫ぶ
「フレイムタン召喚!」
それは、ジュエルシード事件の時の温泉旅行に行った際に手に入れたカード
すずかのアイスブランドと同じようにミネルヴァにインストールすることで自由に使うことが出来るようになったものを召喚した
「いくわよフレイムタン」
「キュアアアー」
私はフレイムタンに騎乗すると空高く舞い上がりいくつもの光の輪に包まれる
どうしてシンクロの演出が入るのかわからないと思うから説明するけどジュエルシード事件が
終わった後でフレイムタンをインストールした際に私をなのは達みたいにシンクロするための処置としてモンスターカードとしての私とシンクロモンスターとしての私、そして私をチューナーとして
扱うために魔法カードのライトニング・チューンを炎属性に変えたものをフレイムタンと一緒にインストールしていたのよ
「レベル3アリサ バニングスとレベル5フレイムタンでチューニング、
私とフレイムタンは光の輪の中で8個の星になって光の中で一つになる
・・
その光が収まって現れたのは紅蓮の金属鎧を身に着けた大人の女騎士
そうシンクロしたことで私は二十歳少し前くらいの大人の体になっていた
なのは達がシンクロした時はこんなことはなかったはずなのに、どうなってるのよ
MS-紅蓮の戦乙女・アリサ・バニングス
モンスター 効果 シンクロ 戦士族 炎 ☆8
ATK/2500 DEC/2000
名前にアリサを含むチューナー+チューナー以外の炎属性ドラゴン族を含むモンスター1体以上
・シンクロ召喚によって召喚されたこのモンスターは攻撃力+500
・このモンスターが攻撃宣言した時からバトルフェイズの終了時まで相手がコントロールするカードの効果は無効になる
「何なのよそれは!」
「これが私のとっておきよ、これであんたの黒い炎を消し飛ばしてヴァルハラへと送ってあげるわ」
私は全身に炎を纏って高速飛行魔法で炎の翼を羽ばたかせながらローウェル目がけて突き進む
「返り討ちにしてあげるわ、
ローウェルが構えた両手から邪竜炎殺波を上回る黒い龍のような形をした砲撃が撃ち出された
邪竜炎殺波がバスタークラスならこれはブレイカークラスね
でも今の私には関係ないわ
「フェニックスブレイズ!」
私が身に纏う炎が猫が毛を逆立てるようにぶわっと大きくなって炎に触れた黒い龍のような砲撃はあっさりと消え去った
「そんなばかな!?」
「今の私に特殊効果は効かないのよ、紅蓮一閃!」
炎を纏ったミネルヴァを振り抜いてローウェルを切り裂いた
ローウェルはその事実が信じられないのか間の抜けた表情で茫然としている
「どうして私は負けたの…?」
それは誰に聞かせるでもない独り言のようなものだったんでしょうけど私は答えることにした
「私にはあんたと違って守りたいものがあんのよ、それが時として自分の命よりも大事と言えるくらいにね」
「そんなものに…」
「皆殺しなんて想いよりも守りたいって想いの方が遥かに重いのよ、だからあんたに勝てた
のよ」
「そうなの、そんなこと知らない、…いえ、忘れてたわ」
「そう、ならさっさとこんな夢から目を覚ましなさいよ、そうしたらきっと退屈だけど平和な
日常が始まるわよ」
「そうね、そうさせてもらうわ」
ローウェルはその言葉を最後にこの世界から消えていった
今回は独自設定としてローウェルに幽遊白書の邪眼の少年の能力を元にした能力をつけて
みました
それと今回登場したオリカも書いておきますね
MS-アリサ バニングス
モンスター 効果 戦士族 炎 ☆3
ATK/1000 DEC/600
管理局所属
嘱託魔導士
・このカードを召喚・特殊召喚した時このカードに魔力カウンターを一個乗せる
・魔力カウンターを一個消費することでデッキから名前にミネルヴァとつく魔法カードを手札に加えることが出来る
・守備表示のモンスターに攻撃した時守備力を超えた分だけダメージを与える
MS-紅蓮の戦乙女・アリサ・バニングス
モンスター 効果 シンクロ 戦士族 炎 ☆8
ATK/2500 DEC/2000
名前にアリサを含むチューナー+チューナー以外の炎属性ドラゴン族を含むモンスター1体以上
・シンクロ召喚によって召喚されたこのモンスターは攻撃力+500
・このモンスターが攻撃宣言した時からバトルフェイズの終了時まで相手がコントロールするカードの効果は無効になる