アリシア視点
私の目の前にいるのは確かにママに間違いはない
でも顔色が悪くてやつれていて私はこんなママを見たことがない
だけどフェイトはこのママを知っているしその話も聞いている
ジュエルシード事件の発端になっていて管理局の闇に操られていたママ
仮死状態だった私を死んでいると思い込まされて色々と無茶をやって体を壊していっていた
「アリシア?、いえあの娘が生きているわけがないわ」
「ママ、これはママの見ている夢なのよ」
「生きているわけがない…、生きているわけがないのになんで?」
あっ、話を聞いていない、いや管理局の闇が仕込んだ精神操作で話が聞こえていないのかも
「そう、あの紛い物の人形と同じ、アリシアを侮辱するクローンの人形なのね」
これってやばい方に逝ってる(誤字にあらず)
「紛い物の人形なんて消えてしまいなさい、サンダー・レイジ!」
「ハウルバード!」
私のデバイスのハウルバードに呼びかけてママの攻撃を防ぎ切れるだけの防御魔法、
ディフェンサー+を展開する
「つうぅ!」
防御魔法で防ぎ切ったのにバシュンという音と共にかなりの衝撃が伝わってきた、流石に限定SS、いや今は-Sかな
それでも十分すぎるほどに強い
「フォトン・ランサートライシフト」
私は攻撃を防いだ衝撃で下りながらも牽制弾を撃つ
トライシフトで周囲に展開したフォトンスフィアから散発的に撃っているけどママは牽制弾なんて歯牙にもかけていないみたい
「アリシアには魔法の素質なんてないのにあの紛い物の人形と同じように魔法を使うなんてね、忌々しい!」
これはほんとのママじゃない、ママの過去の可能性を再現した欠片に過ぎないってわかっては
いる
わかってはいるんだけど…、やっぱりきついな
さっさとやっつけて悪い夢から叩き起こしてあげないとね
「ここらへんで決めにいこうハウルバード、吼えてハウルバード!」
腹の底に響くようなハウルバードの咆哮と閃光でママの目と耳を塞いでおいてソニックムーブで接近しながら渾身の一撃を繰り出す
「閃光一閃フォトン・スラッシュ!」
だけどその一撃はママの杖で防がれて押し合いになってしまった
カンが働いて咄嗟に防いだのかもしれない
ならここでちょっと無茶をして更に押し込もう
「フォトン・ノヴァ!」
押し合いになったまま燻っているフォトン・スラッシュの魔力を爆発させた
このままだと私とママに均等にダメージがくるからハウルバードがオートでディフェンサーを張ってバリアバーストの術式でディフェンサーを最小威力で爆発させてわざと吹き飛ばされた
そのおかげで私のダメージは最小限ですんだ
それに距離を離すことが出来た、ママの方がダメージが大きいと思うし動きが鈍ってると思う、ならここが決め時だよね
私はミッド式の収束術式でハウルバードの先端に魔力を集める
なのはちゃんの収束よりはかなり劣るけどミッド式の収束がこれしかないから仕方がない
なのはちゃんのはレアスキル認定されるくらいのレベルの高いやつだし、そんな高レベルを感覚で組んじゃってるから比べても仕方がないんだけどね
収束してる間に魔法の術式をちゃんと考えないと、フェイトと同じじゃつまらないし…ユニゾンしてる時に知ることが出来たレティちゃんの術式を参考にしよっと
よし、いい感じに集まってきた、と思ったらママも収束砲を用意してた
いくらデバイスの補助があるからといってもダメージの大きい体でそんな大魔法を短時間で用意できるなんてしゃれにならないよ
もう後は撃ちあうしかない
「プラズマ・ロード・ブレイカー!」
「デモリッション・フォトン・ブレイカー!」
私とママの収束砲がぶつかりあう
その時横目にフェイトとそのそっくりさんの戦いが見えた
なんて言うかフェイトのそっくりさんは元気一杯でフェイトが同じくらいに強いことを楽しんで戦っていた
フェイトもそっくりさんのそんな様子が微笑ましいのか前向きに楽しんで戦うことが出来てる
みたい
そっか、楽しむこと、心に余裕を持つことを忘れちゃいけないね
『
そうだねハウルバード、あの娘に感謝だね
余計な力が抜けたためか私の収束砲が効率が良くなって真ん中の一線に魔力が集中
してママの収束砲を貫いた
「ギャアアアアアアアー!」
あ、ママが魔力ダメージで気を失って落ちていく
私は急いで落ちていくママを受け止めに行った
その際にハウルバードに今の収束砲の術式をちゃんと記録しておくように指示する
ことも忘れない
実体のある魔法陣を展開させてママを寝かせる、闇の欠片だからどうせ消えちゃうのはわかってるけど私の力でママを治せるかどうか試してみようかな?
消えるとわかっていてもこののじゃあんまりだし
「んっ…」
考え事をしてる間にママが目を覚ましたみたい
「ここは…?、アリシア?、アリシアなの」
私を認識…してるの?
「そうだよママ」
「ああ…、アリシア」
魔法ダメージで気絶させたことが良い方向にいったのかとか、フェイトのことどう思ってるのかとか思う所とか聞きたいこととか色々とあるけどママと話をするのが一番大事
「アリシアとこうして話をすることが出来るなんて夢のよう、もっとよく顔を見せて」
「うん、ママ」
ママは私をじっと見て撫でて抱きしめてくれた
「ママ大好きだよ」
「私もよアリシア、何だか眠くなったきたわ、少し寝かせてもらうわね」
「うん、おやすみママ」
「おやすみ」
ママが眠りにつくとママの体が少しずつ光になって消えていった
ほんとは次はお兄ちゃんのお話なんだけどあっさりしすぎてるから私が話すね
お兄ちゃんの相手は動く鎧みたいなのだったけどお兄ちゃんにとっては知ってる相手だったみたい
何でも空間を支配する能力を持ってたそうだけどお兄ちゃんは白の剣撃で空間を
斬って出たり入ったりとか黒の拳撃を好きな場所に出して攻撃したりとかゴーレム創成の技で黑鐵と白銀を両方作り出してオリジナルの剣撃と拳撃を再現したりとかなんだかレベルが違ってるみたいでお兄ちゃんが満足するまで確認したら一気に攻撃を仕掛けて倒しちゃった
フェイト視点
私の目の前にいるのは私そっくりの少女
「オリジナル、ボクはいつでもいいぞ、どっからでもかかってこーい!」
でも性格とかは私と違って元気いっぱいみたいだ
「なら遠慮なく、バルディッシュ!」
私はバルディッシュを構えてソニックムーブ接近すると共に振り下ろすが
バルディッシュの色違いと言えるデバイスで受け止められた
「さっすがオリジナルは動きがいいし強いね、だけどボクとバルニフィカスだって
負けてないからね」
「雷爆破!」
お互いに押し合っていた状態で私のそっくりさんが私達の間で魔力を爆発させてその衝撃波で距離を離した、なのはのバリアバーストみたいなものかもしれない
「光翼連斬!」
更には私のハーケンセイバーと同じような魔力刃を連続で飛ばしてきた
でも私は防御が薄いからこそ速さを追及して訓練してる、このくらい避けれないわけがない
「当たらなければどうということはない」
「わあー、赤い角付きのロボットにでも乗っていそうなセリフだね」
「プラズマランサー!」
「ボクだって避けれるよ」
確かに私にそっくりなら避けれてもおかしくはない、でも私の
「ターン!」
私のそっくりさんに避けられて通り過ぎていったプラズマランサーが私の指示で私のそっくり
さんを狙ってUターンした
「むっ、見える」
どこかの白い悪魔のようなセリフを言って後ろから狙ってきてたプラズマランサーを避ける私のそっくりさん
「これも避けるなんてさすがね、…そう言えばあなたの名前を知らなかったわね、何て言うの?」
「ボクの名前?、そんなこと言っても元々がプログラムだし決まった形がないから相性の良い
オリジナルの姿になってるんだけどね、そーいやプログラムの名前として力のマテリアルって
呼ばれてたね」
「力のマテリアルか、でもそれって何だか人の名前っぽくないよね」
「そうなの?、でも他の名前って言ったら、そーいや二つ名として雷刃の襲撃者
なんて呼ばれてたこともあったよ、けっこーかっこいいでしょう」
「うーん、それじゃあとりあえずは雷刃って呼ばせてもらうね、それと私のことは
オリジナルじゃなくてフェイトって呼んでほしいな」
「えーと、へいと?」
「へいとじゃなくてフェイトね」
「へい…、ふぇ…ふえ…ふぇ、ああーもうへいとでいいや」
「いや、だからフェイト」
「へいとでいいの、へいとで!」
「もう、仕方がないな」
「いっくぞーへいと、スプライトフォーム!」
「なら私も、ソニックフォーム!」
私達はお互いにバリアジャケットを軽量化して余った余剰エネルギーを全て機動力に注ぎ込む
速度重視形態へと移行する
「むぅ、ボクだけだと思ってたけどへいとも出来るんだ、まあいいやこれでもくらえ、
「受けて立つ、ジェットザンバー!」
お互いにデバイスをフルドライブのザンバーにチェンジして巨大な魔力刃を展開して斬りかかる
ガィン、ガィンと何度も撃ち合わせるが速さは互角で力は雷刃の方が上、だけど戦闘技術とか
細かいところで少しずつ私の方が上で結局は互角になっている
「やるなへいと」
「あなたこそ」
「このままじゃー、らちがあかねー」
「ならとっておきを出す?」
「いいねー、それで決着をつけようよ」
お互いに距離をとってデバイスの一点に魔力を集める
「食らえ雷神の一撃、プラズマ・ザンバー・ブレイカー!」
「こいつがボクのとっておき、
お互いのブレイカーが真ん中でぶつかり合って燻ってる
威力は互角、なら後は積み上げてきた想いと覚悟の重さが勝負を決める
「全力を振り絞れバルディッシュ!」
「Yes sir」
「負けるなバルニフィカス!」
「Yes sir」
お互いの魔力を振り絞り最後まで押し切ったのは私だった
私は魔力を使い果たして地上へ落ちていく雷刃を残り少ない魔力を振り絞って飛んでいき
受け止めることが出来た
そのまま地上に降りて少ししたら雷刃が目を覚ました
「あれ、ボク…、そっか負けちゃったんだ」
そう言う割にはどこかすっきりした表情をしていてあまり勝ち負けに拘っていないように見えた
「何かさっきまで頭の中がぼおっとしてよくわからなくなってたとこがあったんだけど今は
すっきりしてる、きっとへいとのおかげだね」
「そうかな」
「うん、それとすっきりしたから伝えなきゃいけないことがある、ボク達マテリアルと
マテリアルが制御するシステムが闇の書の闇に憑りついてたやつに憑りつかれてるんだ」
「夜天の書に闇の書にした元凶が?」
「うん、そして今はボク達マテリアルの王様に憑りついているんだ、だけど多分王様を倒してもシステムに繋げてると思うからシステムに憑りついて逃げると思うよ」
「なら二回倒して今度こそしぶとすぎる怨念の塊に止めを刺せばいい」
「へいとならきっと出来るよ、だから王様とシステムU-Dのことはお願いね」
「わかった、私と仲間のみんなで必ず助け出すよ」
だんだんと雷刃の姿が消えていきながら私達は約束を交わす
「うん、きっとだよ、約束だからね」
約束を交わして雷刃の姿は消えた、決して違えるわけにはいかない約束を交わし想いを託して
アリシアのプラズマ・ロード・ブレイカーはレティシアが機戒神ファングに乗っている時の
必殺技である
ブレシアの収束砲は原作では見つからなかったので殲滅を意味するデモリションを名前に
してみました