リリカルなのは 紅と青の異邦人と転生者達   作:神無 龍希

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 今回でマテリアル達との決着がついてBOAパートの終了となります


巡る凶座とマテリアルの王

 

 蒼真視点

 

 俺の目の前にいるのは闇の欠片とはいえ巡 凶座

 

 烈火の炎に登場した人物で水鏡 凍季也の剣の師にして祖父、そして敵である

(うるは)十神衆の首領補佐でもあった人

 

 その凄絶な生き様、想いは誰にも真似ることも測ることも出来ないものだった

 

 「もう巡らぬはずの凶座が巡り俺と相対することになるとは思いもしませんでした」

 

 「ここがどこかもわからぬ、いつから意識があったのかもわからぬ、そして何故お主がそのことを知っておるのかもわからぬ」

 

 「そうでしょうね、でもこれは特別な夢だとでも思って無理やりにでも納得してください、

俺にも説明出来ませんから」

 

 「そう言うものか、それにお主が持っておるのは閻水か,巡らぬはずの凶座が巡り

剣士が相対したならばやることは一つであろう」

 

 「それはバトルジャンキーのセリフですよ」

 

 「結構なことよ、しょせん儂は修羅だからの」

 

 俺は閻水を構え巡 凶座は氷魔閻(ひょうまえん)を構えて剣気を高めて技を放つ

 

 「氷紋剣、水成る蛇!」

 

 「氷紋剣、水成る蛇!」

 

 お互いの技がぶつかり合い、巡 凶座の蛇が俺の蛇を押し潰して俺に向かってきた

 

 俺はその可能性が低くないと思っていたから少し大きめに避けることが出来た

 

 「くっ、ならつらら舞!(つららが通常表示不可なためひらがな)」

 

 「ほれ、つらら舞じゃ」

 

 つらら舞がぶつかり合って俺のつらら舞が砕かれて襲ってくる

 

 俺は巡 凶座のつらら舞の進路上に氷柱を設置することで凌ぐことが出来た

 

 「やはり水鏡の剣の師だけあって一枚も二枚も上手だな」

 

 「それも知っておるとは本当に色々と不可解じゃの」

 

 純粋な氷紋剣の勝負じゃ勝てそうにないな、なら切り札を切るか

 

 「純粋な氷紋系ではあなたに敵いそうにない、なら氷紋剣を基にした新たな技で

あなたを倒そう」

 

 「ほほう、面白いことを言うの、こい小童!」

 

 「そのためにも準備をさせてもらう、霧よ来たれ」

 

 俺は自分の能力でどんどん水を作り出して閻水に送り込み、閻水で辺り一面を霧に

包み込む

 

 「この程度で儂を倒せるようになるとは思わんことだの」

 

 「ええ、わかっていますよ、まずはこんなところでどうだ、アクアシューター」

 

 俺は水で作った魔力弾を操作して巡 凶座を狙い撃つ

 

 「ふっ、そこか氷雨!」

 

 巡 凶座の氷魔閻から氷の針のようなものが雨霰のごとく射出されアクアシューターを撃った俺に直撃した

 

 氷雨に撃たれた俺はバシャという音共に水になって砕け散る

 

 「これは水傀儡か、だが水傀儡はしょせん人形、ここまでは出来ぬはず」

 

 「俺の仲間に忍術を使えるやつがいてね、分身なら水傀儡の役に立つと思って色々と教えてもらったんだ」

 

 「なるほどな」

 

 「そしてこれが俺の最強の技だ、氷紋剣、水成る蛇が奥義、つらら成る八岐大蛇(やまたのおろち)

 

 俺は霧に隠した八体の水傀儡と一緒につらら成る蛇を撃ち出して一斉に巡 凶座に

襲い掛かった

 

 さすがに八岐にして九頭のつららの蛇を全て捌ききることは出来ずに体を二か所蛇に抉られて

巡 凶座は戦闘不能になった

 

 「さすがに強かったです、今まで戦った誰よりも」

 

 「ふぉっふぉっふぉっ、儂こそ礼を言うぞ、これほど楽しく戦えたのは久方ぶりよ」

 

 「名残惜しいですけどそろそろお別れの時間のようです」

 

 「そのようじゃな」

 

 巡 凶座の体が少しずつ消えていく

 

 「今度目覚めた時は平和な人生を送れることを祈っていますよ」

 

 「そうじゃな、子供も孫もおって穏やかな生活が出来ればそれに勝ることはなかろう、

ではな氷紋剣を使う少年」

 

 「ええ、さようなら偉大なる氷紋の剣士よ」

 

 巡 凶座はその名前に似合わない穏やかな表情で消えていった

 

 

はやて視点

 

 蒼真やレティちゃんが頑張ってる時に私も何もしてなかったわけやないで

 

 けどクロノ君達の形勢が不利でちょっと気になってまうねん

 

 「ふん、小鴉、向こうの様子が気になっておるようだな」

 

 「やっぱばれとる?」

 

 だってな、シャマルやザフィーラがバインドなりなんなりの搦め手で補助して

シグナムとヴィータとクロノ君の三人で攻撃すればなんとかなると思ったんやけど

そんな思惑(げんそう)は木端微塵に砕かれてるもん

 

 エグザミアの暴力的なまでの魔力でバインド系はかけた途端に砕け散って意味がないし、

シャマルの旅の扉で直接エグザミア狙おうとしても体に纏うエグザミアの暴走魔力が邪魔になって位置の特定ができへんし、旅の扉そのものがエグザミアの魔力に弾かれるしまつや

 

 今は力勝負を避けてクロノ君のスティンガー・スナイプやヴィータのシュワルベ・

フリーゲンやらを絶妙な位置に撃って足止めしたり、シグナムがボーゲンフォルムで牽制したり、シャマルが味方を癒したり強化したり、クロノ君とザフィーラがバインドで一瞬だけ時間を稼いで攻撃が直撃するのを避けたり

 

 どれもこれもギリギリの綱渡りでいつ危なくなってもおかしゅうない状況や

 

 それに何より決定的な火力がないから時間稼ぎしかできへんのかやばい

 

 「集中できん小鴉など甚振っても意味はなかろう、それにまだ切り札があるからそうして迷って気にしておるのだろう」

 

 あぅ、私ってそんなにわかりやすいんやろか

 

 「切り札があるならさっさと切ってしまえ、王との戦いで集中できんなど侮辱以外の何ものでもないわ」

 

 「主よ、私もその意見には賛成です」

 

 「リインフォース…」

 

 「確かに彼女の言う通りでしょうしそれに、おそらくは妹のメンタル的なことを気にしているのでしょうけどあの御仁達が夜天の書に関しては完全に終了したと豪語してるのですから

それを信じて出すべきでしょう」

 

 「せやな、ありがとなアインス」

 

 「私は主から頂いたリインフォース・アインスという名前の通り強く支える者なの

ですから当然のことです」

 

 「家臣に恵まれたようだな小鴉」

 

 「ああ、ほんまにな、私の自慢の家族や、そして自慢の家族をもう一人呼ばせて

もらうで、ナハトヴァール!」

 

 「夜天の防衛管制官ナハトヴァールここに」

 

 ありきたりな言い方だけど2Pカラーのリインフォースと言っていい美女が現れた

 

 「わざわざ召喚なさるなどよほど急を要することがあると見ましたが?」

 

 「とりあえずはあれを見てな」

 

 私が指差した先ではヴィータの鉄球をまともに食らってるのにダメージを食らった

様子もなくシグナムの撃ったボーゲンを素手で叩き落としとるリインフォース

エグザミア(長いので闇リインに省略)の姿だった

 

 「なるほど、計測不能なほどの魔力による防御壁で火力がたりないと」

 

 「それに威力も一撃必殺レベルや、いつやられてもおかしくないから早く助けてやって」

 

 「承知しました我が主」

 

 返事をするな否やシグナム達が苦戦している戦場へ飛んでいった

 

 実力はアインスと同レベルやし左手にバンカーも持っとるから万が一にも火力不足はありえへん

 

 「これでシグナム達の方は心配あらへんやろ」

 

 「ならこれで集中できるということだな」

 

 「そういうことや、アインスやるで!」

 

 「はい!」

 

 「祝福の風吹く時、夜天の王は真の姿を現す!、「ユニゾンイン、」祝福されし夜天の王八神・はやて見参!」

 

 やってみるとようわかんやけどシンクロ口上はやる時がむっちゃ楽しいねん、だからついやってもうたわ、後悔はしてへん

 

 けど後になってそれは嘘やと言いたくなったわ

 

 後になってすずかちゃんや恭也兄ちゃんには中二病と言われて生暖かい目で見られた

のはへこんだからな

 

 特にすずかちゃん、吸血鬼っぽいが東方吸血鬼にジョブチェンジしてリアル中二病になっとる

のにそれはないやろ

 

 それはそうとしてや

 

 「ほう、管制機とユニゾンすることでよい魔力の強さとなったの、これならば我が

相手をするに足るというものよ」

 

 「それは光栄な、そーいやあんたはなんていうんや」

 

 「我は闇総べる王と呼ばれておる、砕けえぬ闇システムU-Dを含む紫天を制御・

守護する構築体(マテリアル)の王よ!」

 

 「いや、それ個人の呼び名と違うんじゃないかと思うんやけど」

 

 「ふむ、そうか、だが他の呼び名はマテリアルDくらいしかないが」

 

 「もうええわ、私は王様と呼ばせてもらうで」

 

 「よかろう、実際我は王だからな」

 

 いや、態度が王様なだけやと突っ込む人は…おらんやろな、突っ込む気力もない私も含めて

 

 『後でシャマルに治癒魔法でもかけてもらいましょう』

 

 『せやな』

 

 「それじゃ、ぼちぼちいくで王様」

 

 「受けて立つ!」

 

 『なら牽制としてこの魔法はどうでしょう』

 

 と言ってアインスが認識させたのはアインスのお得意の魔法を私用にアレンジした

ものだった

 

 『アインスの魔法をアレンジしたやつか、よっしゃそれでいこう』

 

 「まずは小手調べや、大気よ凍れる牙となりて突き刺され、フリジットダガー!」

 

 これはアインスの使うブラッティダガーを私用に調整して凍結属性効果を追加した

ものや

 

 私は氷系の属性と相性がええからありがたいで

 

 「凍結効果など小賢しいわ、インフェルノ!」

 

 名前と短剣状の魔力弾から凍結効果を見抜いたみたいやね、その上で黒い魔力弾を

複数撃ち出してフリジットダガーを全部かき消したわ

 

 「次はこちらからいくぞ、受けよ王の一撃、アロンダイト!」

 

 「なんのクラウソラス!」

 

 お互いにバスタークラスの砲撃を撃ちあってかき消した、おおよそ互角といったところか

 

 「ブリューナク!」

 

 「エルシニアダガー!」

 

 その後もお互いに魔法を撃っては防がれる撃ちあいを繰り返した

 

 手札自体はアインスの分も使える私の方が多いけど王様の方が使い方が上手いから

互角に持ち込まれていてこの互角の状態をどう実力でで打ち破るか考えながらやりあうのが実に

楽しいんや

 

 どうやら王様もそれは一緒みたいで不敵な笑みを浮かべていて実に楽しそうや

 

 きっと私もあんな表情(かお)をしてるんやろな

 

 せやけどその楽しい時間は無粋な横槍によって終わってしもた、それも最悪な形で

 

 

闇総べる王視点

 

 楽しい

 

 ああ、すごく楽しい

 

 小鴉とやりあうのがこれほど楽しいとは思わなかったぞ

 

 それに小鴉も楽しんでおる

 

 あの顔を見ればわかる

 

 なんとも嬉しそうに不敵に笑っておるではないか

 

 我を倒せるつもりでおるのか

 

 その不敵な笑みの張り付いた顔を悔しがらせる時が楽しみでならんぞ

 

 だが我は忘れていた、あまりにも今のこの時が楽しくて我ら紫天に憑りつく邪悪な

存在がいることを

 

 『何をぐずぐずしている、駒を多数呼び出して全力で攻撃すればそれで片付くであろうが』

 

 『黙れ!、我の至福の時を邪魔するな!』

 

 『貴様がやらぬなら我がやる』

 

 『何をするつもりだ』

 

 何か嫌な予感がする

 

 嫌な予感を裏付けるように違和感を感じてきた

 

 『これは、貴様ァ、我を、我を』

 

 何か、何か入ってくる、我が消える、消される

 

 嫌だ、嫌だ、我はまだあの小鴉と決着をつけておらん

 

 嫌だ、いやだ…

 

 われを…、けさな…いで…

 

 

 はやて視点

 

 急に王様の様子がおかしゅうなった、ビクンと一度体を震わせてからしばらく

止まったままやったけど急に頭を抱え空を見上げて叫びだした

 

 いや、叫ぶとか吠えるとかやないな、何か断末魔の、そう悲鳴のように聞こえるわ、

どないなっとんねん

 

 やがて操り人形の糸が切れたかのようにガクンと力が抜けて両手も顔もだらーんと

下を向いてしもうたが私のシュベルト・クロイツとよく似たデバイスが調整しとるのかぷかぷかと空中に浮いたままや

 

 少ししてぶらぶらしとった両手が意思を持って動き出して顔を上げたけど正直それを見て少し

後悔したわ

 

 「出でよ」

 

 王様の周囲にいくつか黒い穴が開いてそこから闇の書の闇と戦った時のロボットが

出てきよった

 

 確かディス・アストラナガンとゆーてたっけ

 

 それが群れで出てくるのもひどいけどもっとひどいのは王様の顔や

 

 なあ、頼むから王様の顔でそんな表情せんといてや

 

 王様が怒りだの憎しみだの蔑みだのとにかく不の感情を煮詰めたような嫌らしい表情しとるのは私の方がつらいねん

 

 「お前誰や?」

 

 間違っても王様やあらへん、誰かてわかる

 

 「くっくっくっ、誰とは今更だな小鴉、我は闇総べる王よ」

 

 むかつく、すごいむかつく、安い挑発だとわかっていてもむかつく

 

 「王様は一騎打ちを途中でやめるようなことはせえへん、それに何よりそんな表情

せえへん、とっとと王様を元に戻さんかいクソンダラ!」

 

 「それはできんな、この小娘の能力でシステムU-Dを掌握して世界を、宇宙を破壊し尽すのだからな」

 

 「そんなことさせるわけないやろ!」

 

 「もしこの小娘をどうにかできたとしてもこの小娘とシステムは繋がっているからな、その時は直接システムU-Dを我のものとしてくれよう」

 

 「せやからそうはさせんゆうとろうが、あんたはここで消滅させるんや!」

 

 「出来るつもりか、やれ」

 

 王様に憑りついた闇の書の闇の元凶たる怨念の命令の元ディス・アストラナガンが

一斉にガン・スレイプを展開した

 

 一機につき六個ついてるビット兵器の一斉展開で数えるのが面倒なほどのビットが私を取り囲む

 

 さすがにこれはあかんかな?

 

 あまりのビットの多さにさすがに諦めの気持ちがでてきた

 

 だけどそんな私は神様は、ううん、運命は見捨てなかったんや

 

 「ディス・レヴよ、その力を解放しろ!」

 

 その言葉が聞こえると空が融けるように消えて行って宇宙のような星空に置き換わる

 

 「テトラクテュス・グラマトン」

 

 「テトラクテュス・グラマトンだと、まさかこの声」

 

 「ディス・レヴオーバードライヴ!、回れインフィニティー・シリンダー!」

 

 星空一杯に機動兵器としての、巨大ロボットとしてのディス・アストラナガンが映り込む

 

 「さあ、時の流れを垣間見て冥界へ帰るがいい、霊帝ケイサル=エフェス」

 

 その時何故か拳銃のマグナムのシリンダーが勢いよくジャラーと回っているのを幻視したで

 

 「そして受けよ、アイン・ソフ・オウル!」

 

 星空のディス・アストラナガンから恐ろしいほどの光の奔流が放たれた

 

 私はあまりにも怖くて目を閉じて耳を塞いでいたけどしばらく静かなままやったんで恐る恐る目を開けてみたら状況が一変しておった

 

 ガン・スレイプを大量に展開していたディス・アストラナガンは一機残らず消えて

いて王様に憑りついてる怨念の塊が「くそ!、くそ!」と非常に悔しそうに愚痴っていた

 

 その時男の声が聞こえてきた

 

 「俺にできるのはここまでだ、俺はこの世界に直接干渉することは出来ない、だからあの娘に

憑りついたケイサル=エフェスを倒すのはお前に任せるぞ」

 

 初めて聞く声やけどなんとなく星空のディス・アストラナガンの人やなと言う気がした

 

 「ああ、一騎打ちなら負けへん、必ず王様を助け出してみせる」

 

 私の声が聞こえたのかタイミングよく星空は普通の青空へと戻った

 

 その時レティちゃんから連絡が入ってきた

 

 『何だかそっちでとんでもないことがあったみたいだが大丈夫か?』

 

 『うちは大丈夫や、怨念の塊がまた出てきおったけど巨大ロボットなディス・

アストラナガンが助けてくれたからな、そっちこそ念話しとる余裕なんてあんの?』

 

 『そ、そうなのか、こっちは終わったから念話してる、そっちに合流しようか?』

 

 『ううん、私が倒さないといけない理由があるし、それより聞いた話やとブレシア

さんと戦った時に特別な奴使ったそうやな』

 

 『ホーリー・クリア・ブレイカーのことか、確かにあれなら怨念の塊によく効くだろう』

 

 『ならラグナロクの術式を送ってもらえないか』

 

 『了解や』

 

 ラグナロクの術式を送って五秒後にまたレティちゃんからの念話が来た

 

 『ラグナロクに術式を組み込んだ術式パッチホーリー・ラグナロクが完成した』

 

 『早すぎやろ』

 

 『作業自体は魔導書の精霊としての本領を発揮して電脳空間の中でやっておったからあっという間だったぞ』

 

 確か電脳空間は現実の255倍の速さで時間が進むとどこぞの電脳モンスター無印でも

言っとったっけ

 

 『それじゃこのホーリー・ラグナロクできっちり決着つけてくるわ』

 

 『おう頑張ってこい』

 

 さて、怨念の塊の様子を見てみるとまだくそ、くそ、と愚痴っていてご丁寧にも空中に足場を作って蹴りつけているためか私に気づいていない

 

 こっそりとアインスと二人でバインドを準備して怨念の塊にかけてやった

 

 「ストラグルバインド!」

 

 「フリーズン・バインド!」

 

 「まだ戦いも終わってへんのにえらい余裕やな、けどこれでおしまいや」

 

 「なんだと、こんにはずは、こんなはずはー!」

 

 「響け、邪悪を滅する聖なる笛、ホーリー・ラグナロク!」

 

 オリジナルのラグナロクよりも白くて神々しい光の奔流が王様ごと怨念の塊を飲み込む

 

 ホーリー・ラグナロクが貫いた時にバインドも一緒に砕けたのか王様が落ちていく

けど私がちゃんと受け止めた

 

 そうして王様が目を覚ますのを待っているとシグナム達がやってきた

 

 どうやらナハトヴァールが加勢したことで闇リインにダメージを与えられるように

なり形勢が守護騎士有利に傾いてきたところにレティちゃん達も合流して一気に

勝負を決めたらしい

 

 シャマルが王様を回復させて目を覚まさせた

 

 「ん…、ここは?、貴様らがいるということは我の負けか?」

 

 「んなわけないやろ、あんな横槍が入ったんじゃ勝負にならへんわ、ノーカンやノーカン」

 

 「そうか、それなら今度勝負する時はその時こそ負けられんな」

 

 「私かて負けるつもりはあらへんで、今度こそきっちりと勝ってみせるわ」

 

 「威勢がよいな小鴉、だがそうでなくては困る、なんせこれを預けるのだからな」

 

 そう言って王様は一冊の書物を差し出す、よく見たらそれは夜天の書とよく似ていた

 

 「こっ…、これってまさか?」

 

 「気づいたか、これこそは我らの全てを収めし紫天の書よ」

 

 「なっ、なんでこないなもんを私に」

 

 「我らマテリアルはたとえ力尽きて消滅したとしてもその存在は紫天の書へと帰り

再度実体を持つことが可能となる」

 

 「つまりシグナム達にとっての夜天の書みたいなもんか、ならなおさらさんな大事

なもんをなんで…」

 

 言ってる途中で気がついた、王様が消え始めてることを

 

 「そういうことだ、それにシステムU-Dはやつの手の内にあり紫天の書でもどうにもならん、

我に憑りついてたやつも小鴉の攻撃を食らう直前に逃げたようだし今度はシステムU-Dに

憑りついて出てくるであろう」

 

 王様は何かを掴もうとするかのように右手を伸ばす

 

 「任せんかい、システムU-Dとかは私達がかならず取り戻す!」

 

 「頼むぞ、我らの…大事な…家族なのだからな」

 

 そう言い残して王様は消えていった

 

 

 管理局では事件は一時沈静化したと判断したがまだ完全ではないとの報告をくみ取って完全に

解決するまで地球に駐留するように指示が出たらしい

 

 そして12月24日、闇の書事件最後の幕が開く




 はやてのフリジットダガーは原作でリインフォース・ツヴァイが凍結・氷結系魔法を
重点的に習得していたり、STSで空港火災の時に広範囲凍結魔法を使っていたりしていたので
凍結・氷結系魔法と相性がいいというイメージがある、なのでアインスの持ち魔法の一つである
ブラッティ・ダガーをベースに術式を組んだことにしている

 それとストックでここで尽きましたのでGODパートのストックがたまりきってから次回の投降をすることになると思います

 気を長く持ってお待ちしていただくことになりますがどうか見捨てないでいただきたい
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