リリカルなのは 紅と青の異邦人と転生者達   作:神無 龍希

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 今回はタイトル通り未来組やエルトリア組で合流した人達の自己紹介です

 前作の白騎士物語シリーズで回収してなかった伏線も回収してますよ


巡回終了と自己紹介

 

はやて視点

 

 今回は八神家Aチームのリーダーとして私が語るということやね

 

 私達も巡回中に大きな魔力反応を見つけてそこに行ってみたんやけどな

 

 おかしいな、魔力反応があった時は二人分感じたんやけどなんで一人しかおらへんのや

 

 それも体中に刺青かタトューみたいな赤いラインで文様がついとるし、髪は灰色でワイルドな

顔つきをした少年やしちょっと見には悪役にしか見えへんで

 

 それになんや私の方を見てびびっとるように見えるんは気のせいやろか

 

 「なあ、あんた何もんなん、次元漂流者やったら管理局の方で保護せなあかんのやけど」

 

 「えっ?、八神司令ですよね?」

 

 「どこの司令かしらへんけど確かに私は八神 はやてやで」

 

 「それにシグナムさんにヴィータさんですよね、あっシャマルさんにはよくお世話になって

ます」

 

 「確かに私はシグナムだが会うのは初めてだぞ」

 

 「ええ、お世話になってるといわれてもそんな覚えはないわよ」

 

 「ええっ、あっそうか、そういう可能性も、なら」

 

 「んっ、いったいどないしたんや?」

 

 「あのう、今新暦何年なんでしょうか?」

 

 「今は新暦65年の12月24日やけどそれがどないしたん?」

 

 「ええっ、新暦81年じゃなくて65年なんですか」

 

 改めて驚いとることに妙な予感がするんやけど

 

 「俺達過去に来ちゃったんだー!」

 

 やっぱりかい

 

 「これも次元漂流者ということになるんやろうね」

 

 「そうですね、保護しましょうか」

 

 「とりあえずアースラのリンディさんに会うまで私達についてきてくださいね、元の世界に

戻れるように尽力しますので」

 

 これはまだ今回の事件の序の口なんやろな、せやけど精神的に疲れたわ

 

 

フェイト視点

 

 私達もアースラチームに協力してチームを組んで巡回してるけどそのメンバーはほとんど身内だ

 

 リーダーの私と双子の姉のアリシア姉さんと連と以前雷刃の襲撃者と名乗っていた

レヴィ テスタロッサとアリサ バニングスである

 

 アリサは属性があまり偏らないようにするためとのことで炎熱変換資質を持つ者がいない

私のチームに入ることになった

 

 確かに他のチームは何かしら炎熱系魔法が使えるのに私のチームだけはその可能性があるのは連だけだから炎熱系が不足してるのは確かだった

 

 そして魔力反応を感知してその場所に行ってみたら見覚えのある紅いツインテールの少女がいた

 

 私はこの時巡回に出る前のアースラでのブリーフィングを思い出していた

 

 

回想

 

 クロノとエイミィからの連絡で魔法関係者で戦闘力のある人は全員アースラの会議室に集まっていた

 

 「さて、みんなにあつまってもらったのは他でもない、今朝方軽度の次元震を観測したので

伝えておこうと思ってな」

 

 「えっ、次元震って危ないやつじゃないですか」

 

 「次元震と言っても今回は危ないものでもない、ただ時間とか空間を越えて何回も跳躍してる

何者かがいてその余波を感知したにすぎないからな」

 

 周りを見てみるとアリシア姉さんを含めて何人か理解していないようだ

 

 クロノがやれやれといった感じで説明しようとするとレティラが水の入ったタライをテーブルの上に転送してきて説明を始めた

 

 「クロノくんが言ってるのはこの水面を次元の壁とか世界の壁に例えてだね、こう壁を蹴って

別の次元に移動したりこのままチャポンと次元の中に入ると丸い波が出来るでしょう」

 

 レティラが壁を蹴る例えとして水面に勢いよく指先を入れてすぐに抜き出したり水面にそのまま指先を突っ込んで水面が波立っているのを指摘したりしてる

 

 「特殊な能力を使うと次元の壁に触れたり超えたりすることで過去とか未来、またはまったく

別の世界に行ったりすることも出来るのよ」

 

 「だがその時はさっきレティラがやったように水面が波立ち余波が残る、今朝方感知した次元震はその余波ということだ」

 

 わかりやすい説明だったのか理解出来ていなかった人達もなるほど、感心していた

 

 「それに闇の欠片事件から一月以上が立っている、あの事件では黒幕に逃げられているしまだ

システムU-Dも残っているのだろう」

 

 「その通りよ、一刻も早く助け出したいが影も形も見当たらぬときておる」

 

 「こういったこともあって近い内に何か起こるような気がしてな、巡回を強化しようと思って

集めたんだ」

 

 「なるほどの、ならばそのことについて妾から出せる情報がある」

 

 「それは気になるな、聞かせてくれないか」

 

 「今日、闇の書事件の締めくくりと言える事件が起こるぞ」

 

 「何だって」

 

 「どうしてそんなことがわかるのか教えてもらえないかしら」

 

 「アースラで感知した次元震は事件の先駆けと言えるものでな、ある目的のために次元跳躍を

繰り返してこの世界を目指しておる者がおる」

 

 「その余波が次元震ね」

 

 「うむ、だが次元跳躍の乱用の影響は次元震だけではなくて次元交錯線が曖昧になってしまうのよ」

 

 それを聞いてわかる人達は『うわぁ』と内心それまずいといった表情になる

 

 「しかも今回は随分と過去へ遡って跳躍しておるようだから時間の境界線も曖昧に…」

 

 「随分とひどすぎるな」

 

 「それでその影響はどう表れるのかしら?」

 

 「基本的に未来からの知り合いがこの時代の海鳴市に飛ばされてくるの」

 

 「うぁ、大変だ」

 

 「それに、妾も一度この世界に飛ばされてきたことがあっての」

 

 「えっ、ということは」

 

 「乱用した次元跳躍に巻き込まれたみたいでの未来から来た者達に紛れて飛ばされてきて

もうたわ」

 

 そう聞いて私は不安になって質問してみる

 

 「それってまずいんじゃないでしょうか?」

 

 「当然タイムパラドックスだのなんだのといった懸念はある、それに当時の妾もこの世界にもう一人の自分がおることに気づいておらなんだし当時はレティラの存在も知らなんだからの、だから妾とレティラは特殊な方法で身を隠すことにするわ」

 

 「ちょっと待て!、あの怨念の塊にエグザミアがセットになっている状況で君達二人が抜ける

のは戦力として痛い」

 

 「だからこその特別な方法よ、ようは妾達だと認識出来なければよい」

 

 「と言うことは何か手があるのね」

 

 「無論、やるぞレティラ」

 

 「うん」

 

 「「ユニゾン・イン」」

 

 ユニゾンの光の包まれて二人の姿がだんだんと確認出来なくなっていく中で二人の姿は重なり光がおさまった時には大人モードになって髪は青く目は紅いレティラがそこにいた

 

 「これで後は名前も変えておけば私からレティラもレティシアも想像出来ないでしょう」

 

 確かに、これから飛ばされてくると言う過去のレティシアはレティラのことを知らないそうだしこうも特徴を混ぜ合わせれば正解にたどり着くことなんて神懸ったカンでもない限り無理という

ものね

 

 「なるほど、それで参加すればユニゾン分パワーアップしているからそれほど戦力は減らないということか」

 

 「それで名前の方はどうするのかしら?」

 

 「名前は榊 麗羅でどうでしょう、榊はこの世界での名前だし」

 

 みんなから異議は出なかったので事件が解決するまでは大人レティラは麗羅と呼ぶことになった

 

 

フェイト視点

 

 あの時のレティシアの言葉からするとここにいるレティシアは彼女にとって過去の存在のはず

 

 なのに私達より少し年上にしか見えないこの少女からはどれ程追いつこうと足掻いても

追いつけないような、計り知れないほどの只者ではないといった感じがする

 

 レティシアってずっと昔からこうだったのだろうか、どれ程の昔からこうだったのだろうか?

 

 「あのう、そこの紅いツインテールの人、お話を聞かせてもらっていいでしょうか?」

 

 「いきなり見覚えのない場所に飛ばされてどうすればよいか考えておったところよ、それだけに汝のように話の出来る者がきてくれたのはありがたいの」

 

 「ならまずは自己紹介でもするべきか、俺は九曜 連だ」

 

 「汝は随分と違うの、他の者達とは能力のあり方の質も別次元と言って良いの」

 

 「私はアリシア テスタロッサだよ、よろしくねー」

 

 「うむ、妾は…、そうだの、レティシアと呼んでくれぬか」

 

 「僕はレヴィ テスタロッサ、さいきょーの僕はかっこいいんだからな」

 

 「私はフェイト テスタロッサ、このチームの中ではリーダーを務めています」

 

 「私はアリサ バニングスよ」

 

 「まず妾は突然この場所に飛ばされて右も左もわからぬのでとにかく情報が欲しいの」

 

 「飛ばされたというのは転移させられたということでしょうか?」

 

 「そうだのう、時空交錯線だの世界境界線だのを歪ますどころか突き抜けるほどの魔力も感じたし間違いはなかろう」

 

 「なら私達の母船のアースラまでご同行していただけないでしょうか」

 

 「違う世界から飛ばされたってんなら管理局で調べた方が色々とわかる可能性も高いしね」

 

 「ふむ、なら厄介になるのもよいか、しかし何か手慣れた対応しておらぬか、汝等?」

 

 「そりゃまあ、ここ最近色々ととんでもないことがあったからね」

 

 そのとんでもないことにはアリシア姉さんとレヴィも含まれているんだけど言わない方がいいよね

 

 そしてアースラに帰ってリンディさんがそれぞれのチームから情報をまとめながらみんなが

帰ってくるのを待っているとレティラ…、いや麗羅がレティシアにメモリチップを渡していた

 

 「あなたならこの世界の魔法を自分の使いやすいようにアレンジするくらいはお手の物でしょう、だからこの世界であたしが知る限りの魔法のデータをあげるわ」

 

 「それはありがたいがなぜそのように思ったのだ?」

 

 「だってあたしも精霊のいる魔導書を持っているもの、だから同類の匂いはよくわかるのよ」

 

 「なるほどの」

 

 そして再び会議室に集まった時には人数が六人増えていた、どうやらそれぞれのチームでも人を拾ってきたようだ

 

 「えーと、新しく来た人は元いた年代と名前を言ってもらっていいかしら」

 

 「じゃあまず私から、新暦79年からきました高町 ヴィヴィオです、ストライクアーツを

やっています」

 

 「ちょっと、高町って…」

 

 「はいはい、その辺は未来のことだから突っ込まないでね~」

 

 「次は私ですね、ヴィヴィオさんと同じく新暦79からきました

ハイディ アインハルト ストラトス イングヴァルトです、長いのでアインハルトとでもお呼びください」

 

 「はいはーい、ヴィヴィオちゃんとの関係は?」

 

 「ヴぃっ、ヴィヴィオちゃんですか?」

 

 「かっ…かかかか、かかかか、関係って、そっ…、そういうのじゃありませんから」

 

 顔を真っ赤にして否定したら余計怪しく思われるんじゃないかな?

 

 「はいはい、落ち着いて落ち着いて」

 

 エイミィさんがアインハルトさんを宥めているけど口元はにやにやとしていて、絶対そういう

方向だと思ってる(主に腐った人達が妄想する百合の花的な意味で)

 

 「わっ、私とヴィヴィオさんとの関係は親友でありライバルであるといったところでしょうか、ヴィヴィオさんがストライクアーツを修めているように私は覇王流(カイザーアーツ)継承しています」

 

 「覇王流って…」

 

 「それも未来の話、あるいは過去の話、だろ」

 

 「そうだな、今話すことではないだろう」

 

 「そうだったわね」

 

 「次は俺の番か、俺はトーマ アヴェニールで新暦81年で暮らしていたはずなんですが…」

 

 「今は新暦65年よ」

 

 「と言うことは16年前に来ているってことですか、と言うことは八神指令もなのはさんも十歳かそこらということですか」

 

 「ちょおーっとトーマ君、見た目に関わらず女性に年齢の話は厳禁やで」

 

 はやては静かに普通に言っただけのはず、はずなんだけど

 

 「ひいっ、もう言いません、許してください八神指令」

 

 トーマが急にガタガタ震えだして虚ろな声で許しを請い始めたよ

 

 「はやて、お前トーマにどんな教育をしているんだ」

 

 「そんなこと言われても知らんがな」

 

 「模擬戦いや、全力全壊いや、桃色の光が…、桃色の光が…」

 

 「これってなのはだよね」

 

 「そんなこと言われても私も知らないの」

 

 「でもスターライトは食らいたくないな」

 

 この言葉にほとんどの人がうんうんと頷いた

 

 「みんなひどいよ」

 

 とまあ、ちょっとしたドタバタはあったもののまだ自己紹介していない人がいるので次へと

いきます

 

 「リリィ シュトロゼックと言います、私もトーマと同じで新暦81年から来ました、私は

トーマとリアクトするパートナーのリアクターなので出来るだけトーマと一緒にいたいです」

 

 「えーと、そのリアクトってアインスやレティちゃんがやるようなユニゾンと同じようなもんなんか」

 

 「え~と、同じようなものと思ってもらって構いませんが私もトーマも色々とありまして私はトーマ専用です」

 

 「トーマ専用って、その言い方は…」

 

 「言わせねえよ」

 

 蒼真さんがらしくないほど勢いよくはやてを止めていましたけどそんなにまずいこと

なんでしょうか

 

 「まあ、気を取り直して次の人、自己紹介してくれないかな」

 

 「私はエルトリアのお父さんが作ったギアーズでアミティエ フローリアンと申します、どうぞアミタと呼んでください、ギアーズはこちらで言えばアンドロイドのようなものと思ってもらえば間違いないと思います」

 

 「と言うことはアミタさんはアミタさんのお父さんが作った人間レベルのAIを搭載した

ロボットということですか」

 

 「はい、お父さんであるグランツ フローリアンが作成したエルトリアの環境再生を目的とした自立型のロボットとでも言える存在です」

 

 「すごい、月村の自動人形以外にも人間レベルのロボットがいたなんて」

 

 「私の自慢のお父さんですから、ですけどお父さんももういい歳です、いくら根性があっても

気合を入れても寿命には勝てません」

 

 「もしや君の妹がエグザミアを狙う理由は」

 

 「はい、永遠結晶の巨大エネルギーを利用して一気にエルトリアの死病を駆逐してお父さんに「もうエルトリアは大丈夫」だと言えるようにするためだと思います、でもお父さんはそのために誰かを悲しませるようなことをしたらかえって辛い思いをするような人なんです、だから妹の

しようとしてることは止めなくちゃいけないんです」

 

 「次元世界の平和を守るのが管理局の役割だ、闇の諸事件の最後の幕を閉じるためにもぜひとも協力させてほしい」

 

 「よろしくお願いします」

 

 「これで新しい人は全員紹介したかしら、今紹介した人達以外に関しては全員紹介すと時間も

かかりますし他の人達の紹介はメモリチップに私とクロノとエイミィの解説で紹介してる動画を

入れているので必要な人は持って行ってくださいね」

 

 「ちゃんと人数分ありますので必要になったらいつでも言ってねー」

 

 「あっ、あの」

 

 エイミィさんの言葉で解散といった雰囲気が出てきたところでアミタさんが口を開いた

 

 「最後にもう一人紹介したい人がいるのですがどこか人目につかなくてそこそこ広い、それこそ関係者の家の空き部屋か何かないでしょうか」

 

 「それならあたしの家の地下なんてどうかな、何か楽しいことがありそうだしね、遊里もそう

思わない?」

 

 「こんな非常識の中にわざわざ突っ込ませようとしてるんだから最後に紹介したい人ってのは

並大抵の人じゃなさそうね」

 

 「そういうことなら全員榊家の地下に移動ということでいいかい」

 

 「異議ナーシ」

 

 「私はお母さんに連絡してみんなの分のシュークリームを用意してもらうね」

 

 「ああ、頼む、今の人数に+一人分だからな」

 

 「わかってるよー」

 

 

 そして榊家の地下訓練場の隅に全員集まった

 

 「場所はここで問題ないと思うがどうやって紹介するんだ」

 

 「それはこの携帯次元門を使います」

 

 といって取り出したのは白い球体のような機械

 

 「ちょっと待て、携帯次元門と言ったか」

 

 「そうですよ、エルトリアとここを繋いで行き来することの出来る人一人分の大きさのゲート

ですよ」

 

 「管理局のレベルではありえない技術力だな、レティシアと言いスカリエッティと言い

どうなっているんだ」

 

 クロノがあまりの技術格差に落ち込んで暗雲を背負っているけどそっとしておいた方がいいの

かな?

 

 そうしてる間にもゲートの設置が済んだようで球体のような機械は四分割になって長方形の

ゲートの角になって球体同士を繋ぐ光を出している

 

 そのゲートの大きさは一般家庭のドアを一回り大きくしたものでほんとに人一人分くらいしか

なかった

 

 そのゲートの中かに見えるのはどこかの研究所の一室らしき場所

 

 その研究所らしき場所からこっちへ涼しげなローブを纏った十歳代半ばといった女性がやって

きた

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