麗羅視点
あたしは作戦の第二段階がある程度進んでからは万が一にも怨念の塊を逃すことがないように
レティちゃんとのシンクロ率を高めた上で戦場全域を見張っていたんだ
それで遊里ちゃん達がブレイカーを叩き込んだことで決着がついたかと思ったけど今までの経験ですぐにユーリちゃんから出てくるはずの怨念の塊が出てこないことを怪しいと思ったよ
出てこないということはこっそりと逃げようとしてんじゃないかなってね
根拠と言えばカンとしか言いようがないけどここで逃げられちゃったら後々厄介なことに
なるのは目に見えていたから作戦を少し前倒しにすることにしたんだ
「皆さん破邪結界を発動させます」
その作戦とは私を星の頂点に据えた五芒星を私とシャマルとクロノとユーノと連さんで作って
戦場そのものを破邪結界による疑似世界に閉じ込めようというものだよ
もう少し読者向けに噛み砕いて言えば「邪なる威力よ退け」のマホカトールの結界でダイオラマ球や無限の剣製のような一つの世界を作ってしまうと言うものなんだ
それで戦場全域を囲む五芒星を構築してそこから積層型立体魔法陣だのなんだのと色々とやって戦場そのものを包み込む結界の形を作ってから魔法陣そのものを破邪の魔力に変換していざ発動
「邪なる威力を囲め、マホトルオーブ!」
私の言霊で魔法陣が強く輝き魔法陣の中にある戦場も含めて破邪の疑似世界に隔離したよ
これでどうやっても怨念の塊が逃げことは出来ないはず
魔法陣を発動させた時に五芒星を形成してたあたしたちも疑似世界の中に入るようにしてたから今外にいのは万が一のために外で怨念の塊が逃げ出さないか見張ってもらってる辰美とクロノ以外のアースラクルーだけだよ
結界の中に転移して回りの様子を見ていたら攻撃メンバーが取り囲んで監視してる先に黒いもやのようなものがだんだんと実体化していた
どうやら今までの経験から敵わないと判断した怨念の塊が存在を隠してこっそりと逃げようと
したけど怨念の塊を探すことを早々に諦めて戦場ごと破邪の結界に閉じ込めたことで弱体化して
逃げられなくなった上に姿を隠すことも出来なくなったようだね
これは簡単に終わるかなと思ったけど黒いもやのようなものからぼこぼことドラゴンの頭が
いくつも生えてきたことで簡単ではないと思い知らされたよ
ドラゴンの頭からは炎属性に氷属性、雷属性に毒属性と様々な属性のブレスが乱れ撃ちされて
いるよ
それだけじゃなくて黒いもやのような本体から黒い飛礫のようなものが無数に撃ち出されているよ
《レティラ、あの黒い飛礫の一つ一つが怨念ぞ》
なんだって、だとするとこのままだとやられるのは確実だからと自分を削りながら悪あがきを
してるってこと?
そんなどこぞの氷炎将軍のような悪あがきをするなんて
けどこれってショットガンのようなものだから近づくと密度が上がって厄介だし距離をおいても狙いをつけずに飛んでくるからまぐれ当たりが怖いし第一避け続けるのがめんどくさい
ほんっと、どーしよ
「ディバインスプラッシュ・バルカンレイド!」
「パイロシューター・マルチブラスター!」
「フォトンランサー、マルチショット!」
「フォトンフリスビー、マルチショット!」
「フェンリルシューター・ハンターシフト!」
まずなのはちゃんとシュテルちゃんとフェイトちゃんとアリシアちゃんとすずかちゃんが対処を始めたね
なのはちゃんがディバインスフィアから機関銃のように魔力弾を吐き出して怨念の飛礫を掃射
してるし
シュテルちゃんとテスタロッサ姉妹はそれぞれのシューターを複数展開して確実に怨念の飛礫を潰すようにしてるね
すずかちゃんの狼を模したシューターは三頭一組で確実に逃がさないように取り囲んで潰してるね
どれもこれもタスクの使用量は並大抵じゃないはずなのにマルチタスクの限界に挑戦だね
「スティンガーナイフ、エクゼキューションシフト!」
「
基本骨子百振り選別
構成物質選別
構成物質、幻想物質へ変換
構成物質補強
全行程完了
全投影待機
五人だけじゃまだ足りないと思ったらクロノくんと和也くんが加わってくれたよ
「マルチロックオン
ハイマットフルバースト!」
今度はレオス君がエクリプス・FフリーダムフォースにガンダムXXのビットモビルスーツの
応用でデンドロビウムとミーティアをオートモードにして弾幕を張って黒いもやの飛礫を迎撃することに参加したよ
八人で完全に封殺した今は黒い飛礫の心配はしなくていいね、撃墜数が一番多いのが一番最後に参加したレオスくんだというのがなんだけどデンドロビウムとミーティアを追加した過剰弾幕で
飛礫の三割は落としてるとなれば納得だよ
でもこのの弾幕を張り続けたらいくら破邪の結界で弱体化し続けて自分の存在を削りながら攻撃してるとはいえこっちの弾幕が尽きるほうが早いだろうね
「そうだろうね、だからこそ止めの一撃がいるのよ」
と口を挟んできたのは遊里ちゃんだった
「そうだね、飛び散らばる怨念達は今対処してるみんなに任せて本体に止めを刺す準備をしますか」
そう聞くと遊里ちゃんは連続倍加を開始した
他のメンバーとしてはやてちゃんとディアーチェとレヴィとアリサちゃんと蓮さんとシグナムさんと蒼真くんとフローリアン姉妹を呼び出した
「それじゃ、みんないくよー」
「ホーリークリア…」
「抹殺の…」
「響け、邪悪を滅する聖なる笛…」
「きさまの犯した罪を数え絶望に足掻け塵芥!」
「雷神封殺…」
「フェニックス・コロナ…」
「機巧魔神の…」
「翔けよ隼…」
「氷紋剣奥義…」
「「A&Kヴァリアントコンビネーション!」」
まずはフローリアン姉妹が仕掛ける
バルカンレイドとラビットトリガーで対角線上に弾幕を張りながら怨念の本体の上空で交差して半回転すことでUターン強力なエネルギー爆撃弾を落とし元の位置に戻ったところで止めの一撃を撃つみたいだよ
「「ヴァリアント・ブレイカー」」
次は私の番ね
「ブレイカー!」
そのまま遊里ちゃん・はやてちゃん・ディアーチェと順番に撃ち込んでいく
「ラストブレイカー!」
「ホーリーラグナロク!」
「エクスカリバー!」
「爆滅剣!」
「ブレイカー!」
「交響曲!」
「シュツルム・ファルケン」
「つららなる蛇!」
それぞれの最強攻撃が怨念の塊の本体に突き刺さる
「だけど前回はここまでやっても復活したから更に追い打ちをさせてもらう」
え…、完全に倒したこの状態で更に追い打ち出来るの?
そう思って蓮さんのやることを見てると白の剣撃の切っ先を更に鋭くして怨念の塊のいた空間に穴を空けたよ
そのすぐ後で黒の拳撃の重力拳で空間に空けた穴を更にこじ開けたよ
「時空の壁によって隔てられた全き無に叩き込んで空けた穴を塞いでしまえばいくらなんでも
復活することはないだろう」
「な…、なんだこれは、虚数空間でもないしこんな不安と悍ましいまでの恐怖を掻き立てる空間なんて僕は知らないぞ」
「これは虚数空間でもなければ辰美が知る空間の狭間でもない、空間を隔てる壁によって
守られた向こう側、ゲームの例えるならバグ技によって到達する決してこれないために作られて
いない場所だな」
「うわ、具体的な例え、でもそうとしか言えないよね」
「本来なら完全にノックアウトした上でこの結界に閉じ込めて消滅させつもりだったけどその
必要もないみたいだね、完全なる無の空間は存在そのものが摩耗して無そのものになってしまう
からね」
「それでは作戦は終了ということになるのかしら?」
「そうなるね、一応怨念の残滓が残らないようにしばらくこの結界を維持しておくけどね」
そしてあたし達は結界の中にいる全員を集めてから転移魔法で結界の外に出た
破邪結界が発動した時はまとめて結界に取り込む形になっていたからみんな結界の実態を
知らなかったからなのか結界を見て一様に驚いていたなー
なんせ封時結界のように戦場をそのままコピーした空間が中に入ってる手に乗るサイズのガラス玉のような球が結界の正体なんだから
この辺はダイオラマ球の応用だね
そしてアースラに帰還したことでオペレーションシェルブリットの全てが終了した
これでマテリアル編も後始末を残すだけになりました
活躍出来ていないキャラもいかもしれませんがそのキャラのファンの皆さんには申し訳ありませんと謝るしかありません