うちはオビト憑依忍伝   作:asd

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右手は嘘、左手は真実。拍手をするとどちらの音がなる?

オビトたちは雨隠れの里、暁のアジトのそばに潜んでいた。

 

フォーマンセルはオビト、イタチ、シスイ、大蛇丸で構成されバディは大蛇丸とオビト、イタチとシスイで動くこととなるだろう。さらにオビトは5人ほどの影分身を産み出し、イタチとシスイの援護をすることとなる。

 

オビトたちの服装は暗部の者でもなく、かと知って木の葉支給のベストをつけているわけでもない。帳の統一服としてオビトが選んだのは、原作におけるトビの暁加入前の忍装である。そしてそれに、黒塗りの暗部の仮面をつけ、顔を隠している。

 

「にしてもイタチ。お前、ちびくて似合わないな。ま、シスイもだけど」

 

「そういうオビトさんは妙に似合ってますね」

 

「たりめーだろ。俺に似合う様にデザインしてんだから。一番似合っていないのは大蛇丸さんだけどな、ククク」

 

この忍装に関しては大蛇丸は似合っているとかいないとかというレベルではない。明らかに着られている。そして、オビト自身知らないことではあるが、忍装を作ったのはうちは御用達であり、フガクにより手が加えられており、うちは一族に似合う仕様にされているのである。

 

「んじゃ、作戦開始ね。次の秒針が0になったら実行で」

 

そう言うと、オビトは影分身を残し、大蛇丸をつれ、時空間へと消えた。残されたイタチとシスイも初撃の爆撃の準備をする。

 

起爆札のついたクナイを取り出し、時計を確認する。秒針がゼロになると、クナイを拠点の壁へとさし、爆破する。

 

爆音に気が惹かれた入口の二名を気絶させ、イタチとシスイは拠点へと入る。そして、オビトの影分身たちは窓、というべきかどちらかといえば吹き抜けから飛び出してきた忍の相手をする。

 

 

 

 

 

 

 

突如の爆音と振動が長門たちを襲う。談笑をしていた長門たちは音の方へと顔を向けるが、それに対してオビトは音とは反対側に姿を現した。爆発を起こさせたのは全てのこの一瞬のため。長門、弥彦、小南の三人を時空間へと攫い、自らもまた時空間へと戻る。

 

時空間では大蛇丸が桶を用意して待っており、長門たちは大蛇丸とオビトの間に挟まれている。

 

「なんだ ! お前たちは」

 

オビトも大蛇丸も仮面をしていて、その正体には気がついていない様だ。隠す必要性もなく、オビトは仮面をとった。

 

「や!御三方」

 

「オビト・・・・・・」

 

つぶやいた小南を庇うように長門がオビトへと一歩踏み出す。弥彦は大蛇丸をかなり警戒している様だ。まあ、なんだかんだで不吉なイメージがつきまとうからな。あの人は

 

 

「いや、すいませんね。こんなところに招いちゃいまして。まあ、一応火影様からの書状もあるし。まあ、他にも色々」

 

「じゃあ、それを渡してくれるのかい?」

 

長門は知り合いとはいえ、オビトに対する警戒心が解けきれていないようだ。最も、忍である以上、他里の忍に対しては知り合いといえど警戒をするのは当然のことであるので、あまり気にならないが。

 

オビトは書状を取り出すと、クイッと手首のスナップで長門へと飛ばす。長門はそれを受け取ると中身を検める。

 

「これは・・・・・」

 

「長門、何が書いてるの?」

 

「岩隠れとの和平の交渉を川の国で行うからその場の護衛を頼むといった内容だ。それも半蔵殿と連名で。そして・・・・・・」

 

小南は目を見開き、書状を覗き込む。確かにそこには波風ミナトと半蔵の名が並んでいた。その横には両天秤のオオノキ、即ち土影の名があった。これは暁にとって大きなチャンスだ。この和平がなり立てば、暁の名は一気に売れるだろう。

 

だが、これがタダなわけがない。もし、そうであるならばオビトは自分達をこんなところに招いたりはしなかっただろうと長門は興奮を抑えながらも思った

 

「何が望みなんだ。オビト」

 

弥彦は大蛇丸を警戒しながら、オビトの方を向きもせずに問う。大蛇丸は未だ面をしているからその正体はバレていないはずなのだが、弥彦の危険人物に対する察知能力は流石と言わざる終えない。

 

「いえ、ちょっと口寄せをしてほしいだけです。長門にね。まあ、ぶっちゃけ輪廻眼が手にはいればそんなことをする必要もないんですが、お互い不必要な犠牲は出したくないでしょう?だから、平和的に口寄せをお願いしてるんです」

 

「口寄せ?あのでかい奴をか?あんなのを使って何をする気だ」

 

なるほど、外道魔像を呼び出したことはあるようだ。オビトにとってはここで本当の目的をペラペラ喋ってしまってもそこまで問題ではないのだが、ここは虚実入り混ぜて説得する方向に持っていく方が後腐れがないだろう。

 

「部外秘でお願いしますが、実はあのでかい奴は外道魔像といって初代火影、千手柱間によって作られたもので初代火影は木遁忍術の使い手だたのは知っていると思いますが木遁には尾獣の力を抑える能力があって、初代は未来の木の葉のために外道魔像を作ったのでしょうが、不手際があって行方不明になっていたのです。それで調べていたら輪廻眼であれば口寄せできることがわかって、まあ、近い内に九尾の人柱力が出産することになっているんですが、それで出産の際に封印が弱まるので外道魔像の力を使ってその間九尾の力を押さえつけようということになりまして、俺がその回収の任を受けまして、まあ、外道魔像を木の葉へと返却してもらうために態々、岩隠れや雨隠れを飛び回って、暁に役立ちそうな物を手に入れ、交渉にきたというわけです」

 

相手に口を挟ませないように真実に嘘をいれて話す。一体どれくらい理解したかは分からないが、出産のあたりに力を入れて話したので、まあ、平和のために使いたいという事は伝わっただろう。

 

「要は、外道魔像は九尾の力を抑える事ができて、出産のために欲しいって解釈でいいのかしら」

 

上手く誤魔化せたようだ。勿論です。と頷く。小南はそれで納得したようで、いいんじゃない?と長門に語りかけていた。弥彦は話についてくるのがやっとのようで、首を捻りながら頭で整理しているようだ。長門は付いてこれていない。

 

「ええと、じゃあ、口寄せすればいいのかな」

 

「はい、この時空間は本来口寄せはできないんだが、そこは俺が神威で現実と繋げておくので遠慮なく口寄せしてくれ」

 

じゃあ、と長門は口寄せを発動した。煙と共に外道魔像がその巨大な身体を現した。

 

「じゃあ、ご苦労さん」

 

オビトは三人に触れて、時空間から追い出す。そして、外道魔像に向き、こういった。

 

 

 

 

「もう、隠れてなくていいぞ。うちはマダラ」

 

 

 

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