ゼノブレイドクロス転生オリ主の日記   作:影後

1 / 1
1日から13日

コレは転生した1地球人の話だ。

 

1日目

宇宙戦争、そんなSFじみた事が起きたのは俺が地球を離れる前の話だ。白鯨を汎用人型兵器〘ドール〙にて警備していた。俺はパイロットだ。士官学生のパイロット科を卒業し、22歳にして中尉まで登れた。なんて誰が読むかも判らない日記に何を書いているんだろうな。今日、俺は追撃で現れたのは異星人の艦隊と交戦し撃墜された。単機での大気圏突入は肝が冷えたが何とか生き残れた。白鯨はどうなったのだろう。ドールは戦闘出来ないが、ビークルモードは使えるかもしれない。

 

2日目

今日、この星の原生生物も思える化け物に遭遇した。愛用しているロングソードである俺が設計製作を依頼したオリジナルの完全武装〘政宗〙で何とか殺す事はできたが、腹の中から俺達の武器が出てきた。スナイパーライフルのようだ、幸い弾は無限とは行かないがある程度はある。しかしこれでわかった、俺以外にこの星に落ちたやつがいる。生きてる死んでるはどうでもいい、死んでれば物資を使わせてもらおう。生きてれば仲間にすればよいのだから。スナイパーライフルなのもグッド(≧∇≦)b

…何顔文字書いてんだ俺。兎に角、修理がてら近くの物資の回収を始めようか。

 

3日目

豚の顔で口に触手が生えた異星人と戦闘した。スカウトだったようで周りに増援はいない。とりあえず武器を回収する、奴等の技術は気になる。今更ながら俺の墜ちた地点を記そう。当たりは自然豊かな森だ。原生生物も沢山、異星人も沢山、どうにかしてBC(ベースキャンプ)としてドール付近を構築しなければいけない。幸いなのはあの位置はバレづらく、隠れやすい。今日も落ちている物資を回収している。ドールの修理も早くしなければ。

 

4日目

敵異星人はどうやら俺達の完全なる敵のようだ。地球人の同胞が敵に捕らえられていた。何とか殲滅したが弾はもうない、まぁ殺した分以上の情報を手にしたと思えば良い。だが、目覚めない。

おかしい、いや目覚めるまで何とか手当はしてやろう。

 

――――

「起きたのか」

 

私が目を覚ますと若い男性が焚き火の前に座っていた。整った顔付きで所々傷付いてでも…私に向ける顔は優しかった。

 

「あの……皆は……」

 

「判らない、俺が見た時お前しかいなかった」

 

「………あの、ポッドは他にありませんでしたか!妹が居るんです!!一緒に墜ちた」

 

見た限り私の目の前の男性は軍人みたいだ。

無理だと判ってるけど、それでも。

 

「……判った。助けよう、聞かせてくれ。この星に墜ちた時の事を」

 

私はこの星に来てから攫われるまでを話した。

怖かった、助けてと何度も呼んだ。

 

「俺が助ける、無理でも……遺品は持ち帰る」

 

私は言葉を紡いだ。

 

「私も行かせてください!」

 

わかってる、私は戦った事はない。

でも……

 

「妹を……私も助けたいんです!」

 

「……よし、良いだろう。付いてきな」

 

男性は私にアサルトライフルとナイフを手渡してきた。そして使い方をレクチャーされた。

 

「こう考えろ、妹の為だ。家族の為だ、だから……生き抜け。生き抜く為に殺すんだ」

 

「はい…先生!」

 

「せっ…先生?」

 

「はい!先生です!宜しくお願い致します!!」

 

――――

5日目

あの異星人共の施設から俺達の物資が腐る程出てきた。殺して良かったと改めて思う。俺はアサシンじゃないが、暗殺は楽だった。兎に角だ、手に入れた物資の中に大量の弾丸もある。使わせてみよう。

 

 

 

今日は上だけで終わるつもりだったがここに記す。あり得ない、スナイパーのセンスは無かったがアサルトライフルのセンスはピカイチだ。反動を利用し、集弾を最小限に抑えてやがる。この嬢ちゃんは思わぬ拾い物だ。それにナイフ捌きも良い。試しに近くの原生生物と戦わせた。勿論、俺がサポートしたんだが……近接戦は普通だ。1兵士としてはまだまだだが、良い人材だ。ドールの修理の腕もある、戦闘は出来ないが移動はできる。明日、救助に向かう。

 

6日目

 

「先生!」

 

「良いから運転しろ!!」

 

敵のドールの駆動系を破壊する。

移動狙撃も慣れている、この身体なら。

鍛え上げた、この肉体なら。

 

「頼む………見えた」

 

敵のドールのメインカメラを撃ち抜く。

生身でドールと戦うにも戦略がいる。

俺は、最大限勝てる要因が無ければ戦わない。

 

「よし……撒いたな」

 

ドールはボロボロ、また修理しなくちゃいけない。ったく、ふざけているにも程があるぞ。

 

「やっと……帰ってこれた」

 

意識の無い少女を草のベッドに寝かせる。

気温が一定なのは良い、流石に雨は降るが今の俺達の身体なら問題ない。

 

「……疲れもするし、嫌な気分だよ。ったく」

 

肉体的な疲労は無いが精神的な疲労は感じる。

もう、眠い。

 

7日目

最悪な事態が起こった。妹が目覚めないらしい、コールドスリープの事故だと予想できるが俺がメンテナンスできるのはドールと武器位だ。コールドスリープの影響なんてどうしょうもない。

助けてやりたいが、今は寝かせるしかない。

 

8日目

目が覚めない妹を思う弟子に何とかできないかと思う。ドールの修理もできるが、人の慰め方は判らない。どうすれば良い?

せめて、食事だけはマシなのを作ろう。幸い豚肉モドキや野菜モドキは沢山あるし、栽培も始めてある。料理は得意だ。

 

9日目

やはり食事だけでは駄目だった。でも、俺が出来ることは他にない。何とかしたげたい。でも……その力は俺には無い。俺の無力さが苦しい。森を探索しよう、何かあるはずだ。やった!暇潰しにしかならないが良い物を見つけた。白鯨のデータサーバーだ、しかも書籍データ。新聞やら何やら……だがいいものだ。俺はドールの部品を使いデータのコピーを取った。でもまだまだある。

 

10日目

久し振りに血が出た。この星の重力は地球の何分の1なのだろうか。考えたら数メートル跳べるし、崖から落ちても痛くない。

やっぱり生きてるのは良い、皆みたいにあの身体になるつもりはない。人は、人だから人なんだ。

 

11日目

奴等の謎の機械を触った。勿論、今回も暗殺で殲滅した。機械共は苦しいが兵士共は変わらず馬鹿だな。いくら警備を強化しても無意味だ。違うそうじゃない……俺が触った機械がどうやら教育コンピュータのようだった。奴等はバイアスという1種族であり敵組織には他にも種族が参加していること。詳しいことは教えられていないが、機材の使い道等は理解できた。コレはアレだ。新兵教育の教材なのだろう。しかも直接知識を植え付けるタイプだ。地球には無かった、流石だな異星人。だが…殺すのはやめない。……皆殺しにしてやる。

 

12日目

敵組織の機材の一つにスパコンの様な物を見つけた。これをドールに積み込み、あの書籍データの塊の近くに向かった。こいつは良い、全てのデータのコピーは終わった。コレはここに置いておこう、2つデータを残すのは当たり前だ。

 

追加だ。

この星の原住民と仲良くなった。ル・シルフェ。「気軽にルーと呼んで下さい」と言われた。彼はこの星で生きている種族らしいが何人とは言われなかった。種族に名はなく、自由気ままに生きているらしい。あのデータサーバーで地球製の端末を広い中々楽しくやっているようだ。そして……まだ弟子には話していないが白鯨の物と思える信号をキャッチした。まだ信用は出来ないが……やるしか無いだろう。

 

13日目

大問題だ、バイアスの奴等に居場所がバレた。武器はある、弾薬もある。やることは決まっている。

 

「先生、コレは」

 

「バイアスのクソ野郎にバレた。奴等、スカウトの死体から範囲を狭めてきやがった。クソ……俺が無闇矢鱈に殺しすぎた」

 

「あの」

 

「東に進み続けろ、ドールなら走破可能だ。端末はあるか?」

 

「はい、ここに」

 

俺は弟子の端末にデータを移植した。

 

「このデータは?」

 

「その位置に白鯨の物と思える信号が出ている。お前達はそこで合流しろ」

 

「先生」

 

「生き残れ」

 

二人を送り出し、データサーバーを隠す。奴等の機材だが、誰が渡すものか。幸いにもここは渓谷の様な地形であり、奴等に航空戦力は無い。見た限り、歩兵戦力だ。

 

「……ゲリラの戦い方を見せてやる」

 

BCの周りにはトラップが満遍なく仕掛けられている。毒液、毒矢、串刺しの罠、木片が肉体に刺さるワイヤートラップ。

全てを守るために作ってきた。

 

「居たぞ、地球人だ!」

 

くぐもった声でそう呟くのはおそらく斥候だろう。視界から消え、近くの茂みに身を隠す。

 

「ぐぉぁぁぁぁ」

 

基本的に全ての罠は脚を狙って設置してある上、毒を仕込んである。すぐに救助しなければ死ぬだろう。

 

「何が」

 

そう呟いていたバイアス人の頭に杭が突き刺さる。落下物のバネを利用したトラップだ。殺せる確率は低いものだったが、まさか成功するとは思わなかった。

 

「ごわぁぁぁ」

 

「ごぶっ」

 

落とし穴だ、祖国日本の竹のように鋭い木材ばかりだったが、きちんと装甲を抜いて殺せているようだ。即座にバイアスの落とした武器を拾い、頭を撃つ。即死させるのだ。救助なんかさせるものか。

 

「撃て!」

 

ぞろぞろと現れる、森の中を走り、逃げる。スナイパーである自分は慣れている。泥の中に入り、身体中に擦り付け壁に貼り付く。湿っている壁と同じ色、目の前をバイアス人が走る。

 

「死ね」

 

「ぐぉぁぁぁぁ!!!」

 

喉を滅多刺しにしたが寸前に大声を挙げられてしまった。すぐに川に入り、簡単に泥を流す。そろそろ数も減っているだろう。

 

「……」

 

一度BCに戻る、敵は残っているが即席のサプレッサーを装着したライフルにより脳髄を撃ち抜き、制圧する。

 

「……データはあるか」

 

今まで記録してきた原生生物と食料、バイアスとの戦闘資料の入ったメモリーを確保し、端末を破壊する。俺はこの日、約2週間隠れ住んだ拠点を手放した。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。