中央暦 1639年5月19日 12:00
戦いはフランの時とほぼ同じ形で推移していた。魔王やゴーレムの攻撃をレミリアが避けて反撃する。違いがあるとすれば、レミリアの方が上手く互角のような戦いを繰り広げることができているというところだろうか?
レミリアはフランと同じで、よくネクロマンス首脳部に所属している人物などと遊びと称した戦闘訓練らしきことをしている。紅魔館のエントランスに結界を張って周囲に被害が及ぶのを事前に防いでから、そこで戦闘している。だいたいは結界の崩壊で戦闘は終わるのだが、その度にもう一回張り直して戦闘を再開、それをどちらかが飽きるまでやり続ける。そのようにやっていくうちに、レミリアやフランの素の実力が高まっていた。それを2人が自覚するとまた同じように遊ぶ。この時、結界を張り直して遊ぶために毎回パチュリーが苦労するのだがそれは別の話。
「ふふん♪少しはやるようね」
「言わせておけばッ!!」
戦いはまた激しくなる。レミリアは吸血鬼特有のスピードを生かして縦横無尽に動き回って魔王を攻撃する。魔王はフランとの戦いを経てそのスピードに慣れたのか、あっさりレミリアを捉えて黒い炎を放つ。それをレミリアは腕を顔の前で交差させることで防ぐ。
「そうだ。今からあなたの土俵で戦ったあげるわ。手加減にはちょうどいいでしょう?」
レミリアは飛翔をやめて地面に降り立ち、拳を握って構える。彼女は上のようなことを言っているのに対し、魔王は火に燃料を投下したみたいに怒りのボルテージが上がっていた。
「来なさい。あなたがどう来ようともあなたが敗北する運命は変えられないのだから」
「戯言がっ!!」
魔王は愚直に突っ込む……………と見せかけて自前の身体能力を生かしてレミリアの背後に回って拳を振り下ろす。レミリアはそれを難なく振り向きながら片手で受け止め、もう片方の手で殴り飛ばす。殴り飛ばされた魔王は空中で体勢を立て直して着地する。魔王は怒りまくっていても思考は冷静だった。
「踏み潰せ!エンシェントカイザーゴーレム!!」
着地した瞬間にそう叫ぶ魔王。それと同時にレミリアの足元に巨大な影が出現する。レミリアが上を見ると、そこには足を振り上げて彼女を踏み潰そうとするエンシェントカイザーゴーレムの姿があった。レミリアは咄嗟に影の範囲から出ることでなんとか回避するが、その回避地点には魔王が急速に接近していた。彼女は目を見開いて驚愕する。
「今度こそ消し炭にしてくれる!!魔王炎殺拳奥義【炎殺黒鳳波】!!」
本日何度目かも分からない奥義の発動。それにも関わらず威力は今まで一番高く、放たれた黒い炎はエンシェントカイザーゴーレムからの攻撃の回避直後の一瞬の隙をついた攻撃だったため、容易くレミリアを呑み込んだ。
トーパ王国騎士団は彼女はやられたのかと思っていた。彼らの間でどよめきが広がっていく。
「中々いい攻撃だったわ。その様子だとまだ上がありそうね」
その声がした後、黒い炎が突如掻き消えた。それをしたのはレミリアであり、彼女は至近距離で今までで一番威力が高い『炎殺黒鳳波』をくらっても無傷だった。それどころかもっと上があるとしてさらに魔王を挑発する。
「でも出来なさそうね?やっぱり自称魔王だったのかしら?」
その最後の一言が魔王を再び怒り狂わせる原因となった。魔王は怒りで雄叫びをあげながらレミリアに突っ込んでいく。
レミリアは突き出された拳をヌルリと受け流して、魔王の腹部を目掛けて膝蹴りを放つ。吸血鬼の力で放たれた膝蹴りは人間より威力が高いのはもちろんのこと、紅魔館の門番である美鈴から教わったと見られる『衝撃通し』を使用して魔王の体内、所謂内臓に直接ダメージを与える。
「グッ、ゴボッ!」
地面に膝を着き、立ち上がりながら血を吐く魔王。そこにレミリアはさらに追撃を加える。魔王の首を掴んで上に投げ、跳躍でそれに追いついて踵落としを腹部に命中させる。空中での踵落としなため、それを受けた魔王は勢いよく地面に背中から激突した。その衝撃で辺りには土煙が舞い上がる。
(耐久力も上がっている?)
土煙で魔王の姿が確認できない中、レミリアは踵落としの手応えからそう感じていた。すると不意にレミリアは背後を向く。そこにはエンシェントカイザーゴーレムが彼女に向けて巨大な拳を振り下ろそうとしている姿だった。それを見てレミリアは確信した。魔王はまだやられていないと。
「面白くなってきたじゃない♪」
口角をあげながらレミリアはそう言って、迫り来るゴーレムの拳に自身の拳をぶつけた。普通ならゴーレムの方が競り勝つが、レミリアは吸血鬼だ。競り勝ったのはレミリアの方で、ゴーレムは弾き飛ばされた。それと同時にレミリアの背後から魔王が飛び出してきた。
「ゴーレムは中々だったけど、あなたはどうなのかしら?」
レミリアと魔王は拳をぶつけ合った。拳と拳が接触した瞬間、衝撃波が生まれて辺り一帯にそれが伝わる。ゴーレムより魔王の威力の方が強かったのだが、レミリアはそれでも競り勝った。一瞬拮抗した後に魔王が弾き飛ばされたことから、彼女はそこら辺の力の調整が上手いのだろうか。
「お姉様〜!!頑張って〜!!」
フランの声が聞こえる。魔王とゴーレムの2体と戦いを繰り広げている途中にチラッとフランの方を見る。彼女のことを見た瞬間、レミリアは手加減を忘れて魔王を殴ってしまった。魔王は手加減なしの吸血鬼の拳がそのまま腹部に直撃したため、血を吐きながら飛ばされて地面をバウンドしながら包囲している39式戦車の前面装甲に激突した。
「ちょっと、フラン!?何勝手にプリンを食べているのよ!?」
「だって暇なんだもん!そしたら煉が食べていいって」
「煉!?」
「大丈夫です。レミリアさんの分を残してあります」
「そうじゃなくて!………はあ、もういいわ」
レミリアはため息をつきながらゴーレムと対峙する。ここで彼女は気付く。
「あれ?魔王はどこに行ったのかしら?」
「さっきお姉様が殴り飛ばしてたよ」
フランはプリンを食べながら魔王がいる場所に指を指す。魔王は体を再生しながら立ち上がっており、魔王が激突した39式戦車は後退していた。そこでレミリアは自身が加減をミスしていたことを理解する。
「あっ……ふ、ふん!………早く立ちなさい。魔王なんでしょう?自称魔王なんて言わないわよね?」
ゴーレムと戦いながら慌てたように魔王を挑発するレミリア。それでも魔王にとっては屈辱的なものだった。魔王は怒りで肩を震わせつつ、レミリアにやられた傷を再生していた。
その頃の日本軍は、レミリアと魔王の戦いよりレミリアとフランのやり取りに何故か注目していた。
「こ、これはまさかあれでは!?」
「あ、ああ。まさかこんなところで見れるなんて……」
彼女たちのやり取りのどこにそんな感動するところがあるのだろうか?煉は不思議に思いながらも部下たちのやり取りを聞く。
「あの有名な、
カリスマ⭐︎ブレイクが見れるなんて……」
(はっ?)
煉は自分の耳を疑った。彼はいつの間にそんな有名になっていたのかと疑問に思った。レミリアは確かにカリスマ⭐︎ブレイクする時があるが、それが軍の間で広まるほどいつ有名になったのか?煉は近くの部下に聞いてみた。
「あの…その『カリスマ⭐︎ブレイク』とやらはどこから広まったのですか?」
「ん?あっ、黒岩隊長すみません。どこから広まったか分からないんです。いつの間にか広まっていたということしか知りません」
「そう……ありがとうございます」
煉は再び頭を抱えた。それを聞いていたフランは小悪魔的な笑みを浮かべてレミリアが隠していたことを暴露した。
「そういえば、お姉様って思いつきで動画配信やろうとして視聴者10万人の前で思いっきりカリスマ⭐︎ブレイクしてたわね。その部分だけが切り抜かれた動画もいくつかあがっているみたい………ほら」
「うわ……思ったより人気あるんですね…確かに思いっきりしていますね」
「ちょっとフラン!?何話してんの!?」
レミリアにこの会話は聞こえていたようで彼女は戦いながら慌てて突っこんでいた。恥ずかしさからか顔が心なしか赤い。
この噂はしばらく治まりそうになかった。
「はぁ、はぁ、やれ!!なんとしてでもヤツを潰せ!!エンシェントカイザーゴーレム!!!」
レミリアに何回もやられて息切れを起こしながらも、魔王の戦意や日本軍に対する殺意はむしろ増していた。この頃になると、後から追いついてきた魔物の大群がレミリアたちがいる場所から目視できる位置にまで接近していた。そのため包囲網を少しだけ弱める必要が出てきたが、日本軍はここで試験兵器の実地試験をしようと動き出した。彼らは実地試験はお預けだと考えていたが、魔物の大群が侵攻してきたことを丁度いいとして意気揚々と実地試験を行おうとしていた。
「ヘ型を前に出して下さい!!目標、魔物の大群!!」
ヘ型に乗り込んだ搭乗員は照準を魔物の中心に合わせながら砲門にエネルギーを充填させる。そのエネルギーとはプラズマであり、磁力で閉じ込めてビームとして射出させる。その試作品がこの兵器である。
「試製プラズマ砲!!撃てぇ!!」
そうして放たれたプラズマ砲は狙い通り魔物の中心に着弾する。着弾したプラズマ砲は高温によって付近の魔物を瞬時に溶かし、またプラズマ砲が着弾するまでに通った射線上には魔物が溶けた状態で存在していた。その一撃だけで30以上は殺ったと思われるが、魔物の大群の前には氷山の一角でしかなかった。魔物は止まらずに進撃を続ける。
「フランさん、あれと
「いいの?やったー!!!」
フランは羽をパタパタさせながら喜んでいた。そうして彼女は魔物の大群に突っ込んでいく。そんな彼女の片手にはレーヴァテインが握られていて一気に薙ぎ払うつもりのようだ。
「禁忌【レーヴァテイン】!!!」
炎の斬撃が魔物を薙ぎ払っていく。日本軍も負けじと39式戦車や38式装甲車ハ型で砲撃を加えるが、フランが魔物を殲滅するスピードにはついていけなかった。
フランがレーヴァテインを振り回し始めてから30秒が経った頃、数が多いのかフランは興奮しながら次の
「禁忌【フォーオブアカインド】♪」
だからなのか、フランは4人に分身する技を使用した。しかも4人とも弱体化していない完全体だ。普通は分身した数によってオリジナルより弱くなる。例えば2体なら分身はオリジナルより二分の一、3体なら三分の一、4体なら四分の一というようにだ。オリジナルの強さは変わらないが分身はそうではないのだ。だが、フランはそれを覆した。他の人でフランのような弱体化しない分身を生み出すことができるのは、ゆかやパチュリーなど少数しかいない。雪もできるが、あれは分身というより氷で作ったゴーレムなのでカウントしていない。
フランは四方向に別れてそれぞれで魔物を殲滅していく。彼女が4人になっているために単純計算で魔物を殲滅するスピードが4倍になったことで見るみるうち魔物が減っていった。そうなった要因として魔物が密集しながら侵攻していたこともあっただろう。だがそれよりもフランが本気を出していたことが要因に入る。フランが本気を出せば魔物がいくら密集しようとも意味がないのだ。
「最後はこれね♪禁弾【スターボウブレイク】!!」
『フォーオブアカインド』を解除した後、残った魔物……推定500体に向けてフランはこの技を放った。レーヴァテインで突く形で敵に突っ込んで攻撃、反対側に抜けた後同じようにして元の位置に戻る。その後また同じ形で反対側に行って戻ってくる。しかもフランが通った道には色とりどりの弾幕がばら撒かれている。それを繰り返す。フランの実力からしてこれはもはやオーバーキルと言う他なく、魔物は殲滅された。いくらか逃げた魔物もいたが、フランはそれを追わずに煉の元に戻っていった。
魔王とゴーレム、レミリアの戦いは佳境に差し掛かっていた。魔王はレミリアに対抗する体力も魔力も残っておらず、逆にレミリアはまだまだ余裕であった。魔王は、魔王軍は日本軍に敗北するのが決定的となっていた。いや、既になっていた。太陽神の使いである日帝時代の日本軍にボコボコにされたことがある魔王に、それよりも技術が進歩している今の日本軍に勝てるなど奇跡に等しいほどだったのだ。
「もう終わりなのかしら?」(加減具合を間違えたかもしれないわね……)
「まだだ………魔帝様を侮辱したヤツだけは……」
レミリアはこの状態でも魔王が諦めていないことに感心していた。そして魔王はゴーレムでレミリアに攻撃を仕掛ける。だがそれをレミリアが軽くいなすのはこの頃には見慣れた光景であった。しかし、彼女は拳でゴーレムを殴り飛ばした後に魔王の方を見ていて、その表情は楽しんでいる笑顔ではなく、悪魔の様な笑顔……………本気のレミリアが見せる笑顔だった。
「気に入ったわ。あなたに敬意を表して本気を出したあげる」
レミリアがそう言った瞬間、その場から彼女の姿が消えた。そしてこの場にいる全員がどよめいた。トーパ王国騎士団も、日本軍も全員だ。何の反応もしなかったのは煉とフランだけだ。煉とフランはこのことに対して「本気を出したのか」としか思っていなかった。それはレミリアの性格を考えれば分かることだからだ。レミリアは気に入った相手に対して、自分を気に入らせたことに敬意を表して本気を出す。理由がどうであれ、今回もそれが発動したのだろう。
「な、そ、空が……」
そう言葉を溢したのは誰なのか………それは分からないが、少なくとも異常であることが窺える。
「紅い霧で覆われていく……」
やがて空は紅い霧で覆われた。その範囲は城門前の戦場付近までにとどまっているが、その霧の下は太陽の光が遮断されていて擬似的な夜が造り上げられていく。太陽が見えた位置には見たことがない紅い月があり、それの中心に無数の蝙蝠が集まっていく。
「こんばんは。いい夜ね」
その蝙蝠の群れは人の体を構築していた。そこから聞こえる聞き覚えのある声。その人はレミリアだった。彼女は吸血鬼であるために蝙蝠になることができる。つまりあの無数の蝙蝠はレミリアそのものと言っても過言ではない。
「最期ぐらい楽しい夜にしましょう♪」
レミリアはそう言って片手を上に上げる。手のひらを空に向けるとそこに一本の槍が出現する。レミリアはそれに対して莫大な魔力を集める。やがてそれは槍を覆って巨大な槍と化す。レミリアのその光景は、彼女の威圧感も相まって彼女のカリスマ力を助長させる。
「神槍【スピア・ザ・グングニル】!!!」
放たれたのは一本の神の槍。グングニルは必中の槍と言われる神器であり、放たれたら最期、確定した運命に向かいその槍が動き出す。
「諦めなさい、運命からは逃れられない!!」
魔王はゴーレムを盾にするが、放たれたグングニルの狙いはゴーレムと魔王の2人であった。槍はゴーレムのコアがある部分を簡単に貫いた。貫いた槍は一直線に魔王へと向かっていく。
「何!?」
魔王が驚くのも束の間、神の槍は魔王の胸部を貫いて地面に着弾した。着弾地点を中心として小さなクレーターができる。それだけで槍の威力が窺える。魔王の胸部周りは消し飛ばされ、首と足と腕しか残っていなかった。
「おのれぇーーー!!!」
魔王がそのことに気付くと怒りの声をあげる。それは遠くまで響くほどの猛烈な声だった。
「おのれぇー!!太陽神の使いめ!!一度ならず二度までも我の野望を打ち砕きおってーーー!!!!
良く聞け!!下種どもよ!!近いうちに魔帝様の国が復活なさる!!貴様らは先程魔帝様を侮辱していたが、圧倒的な力で捩じ伏せられるだろう!!はーはっはっはっはっ!!!」
魔王はそう言って石化し、砂になって消えていく。この場にいる全員はレミリアが放った槍の威力と魔王が最期に放った言葉に唖然としていた。そんな様子を見た煉はため息をつくと声を張り上げた。
「皆さん!!我々の勝利です!!!魔王に勝ったのです!!!」
その声を聞いて元に戻ったトーパ王国騎士団や日本軍は雄叫びをあげて喜んだ。その喜びは周囲に伝播し、城塞都市トルメス全域を包み込んだ。
その夜、戦勝の宴会が行われて、日本軍の活躍はトーパ王国全域に知れ渡った。この日を境に彼の国では対日感情は良いものからとてつもなく良いものとなり、日本にとって極めて友好な国家となった。この戦いはトーパ王国の後の歴史書に出てくるようになる。
この戦いを影から見ていた人物がいた。その人物はライドルカ。この世界における列強序列第一位の世界最強国家と言われている神聖ミリシアル帝国の情報官である。彼は仕事として古の魔法帝国の遺産である魔王ノスグーラはどれくらいの魔力を持ち、どのような魔法を使うのかを一般人に紛れ確認していた。
だが結果はどうだろうか。確かにレッドオーガやブルーオーガは伝承の通りで強かった。それより強かったのが魔王だった。こちらも制御できない魔物を従え、トーパ王国騎士団約200名を一瞬で殲滅した黒い炎を使い、そして二足歩行型陸戦兵器のレプリカであるエンシェントカイザーゴーレムをも使用する。
これに対抗して、日本は戦車や装甲車とかいう兵器を使用していた。巨大な剛鉄を動かし、高威力の陸戦兵器を搭載しているこの兵器に使われている技術はミリシアルではまだ持っていないものだった。これだけで日本の技術力の高さが窺えるが、問題は魔法ではなく科学で作られていることだった。科学は魔法より劣る等の思想が蔓延しているミリシアルにとってこれは由々しき事態だった。しかし、これを吹き飛ばすような衝撃な光景を彼はその後に見ることとなった。
彼は驚いていた。戦車や装甲車などというそんなチャチなもんではなかった。もっととんでもないものの片鱗を味わったかのような、そういう気持ちになっていた。その理由は魔帝の遺産である魔王を2人の有翼人が簡単にあしらっていたからだ。普通なら簡単にやられるのにも関わらずだ。
彼が見た2人の有翼人とはレミリアとフランのことであり、有翼人ではなく吸血鬼だ。彼女らは魔王相手に手加減して勝利していた。それを彼は知る術はない。
そのような経緯で魔王を倒した日本軍だが、彼はそれよりも魔王が死に際に放った言葉に驚愕していた。それはレミリアとフランの戦いと同等の衝撃だった。
「近いうちに古の魔法帝国が復活する」
要約すると上の通りである。古の魔法帝国は神々に弓を引いたとされている国家で、この世界における恐怖の対象である。それが近いうちに復活すると魔王本人の口から聞かされたのだ。ライドルカが驚くのも無理はなかった。
「い、急いで本国に報告しなければ!!」
ライドルカは急いで帰国準備に取り掛かった。
対パーパルディア皇国戦にて参加するネクロマンス首脳部は?(大和ゆかは参加確定)
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黒岩煉
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小野未来
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船橋海斗
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冬花雪