皇国の幻想〜異世界へ〜   作:大和ゆか

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第四十話 田中作戦

 中央暦1639年7月4日 日本皇国横須賀基地

 

 

 その日、そこには大勢の人が集まっていた。基地には入れないが、その外で次々に地下ドックから出てくる戦闘艦を見て、人々は手を振るなどして見送っていた。国民にとって彼女らは日本人の仇をとりに行ってくれるのであり、また強力な第一主力艦隊に対する期待も多くあった。

 

 

「すごい景色だな」

 

 

 そう呟くのは第一主力艦隊司令の山本平太郎(やまもとへいたろう)。旗艦『大和』の艦長でもある。

 そんな彼がこちらを見送ってくれる国民を見て感慨深い気持ちになる。それと同時にパーパルディアに対する憎悪を心の奥に燻らせていた。

 

 

「第一主力艦隊、出港せよ!!」

 

 

 山本は叫ぶ。すると船が一斉に動き出す。その光景は圧巻で、波を切り裂きながら沖へと進んでいく。

 先頭に駆逐艦65隻、巡洋艦80隻のアンバランスのようにも見える艦隊が進んでいく。次に駆逐艦230隻、巡洋艦175隻、戦艦25隻の艦隊が続いていく。さらにその後ろには駆逐艦75隻、巡洋艦70隻、戦艦60隻、航空戦艦20隻の艦隊と、駆逐艦350隻、巡洋艦84隻、航空戦艦55隻、航空母艦145隻の艦隊が続いていた。その下には潜水艦150隻、潜水空母40隻が潜んでおり、最後尾には駆逐艦300隻、巡洋艦91隻、戦艦25隻、航空戦艦25隻、航空母艦40隻の艦隊があった。

 艦隊総数、駆逐艦1020隻、巡洋艦500隻、戦艦110隻、空母185隻、航空戦艦100隻、潜水艦190隻、合計2105隻の艦隊は綺麗な艦列を組みながら真っ直ぐフェン王国沖に向かっていた。

 

 

「全艦、100ノットまで増速!!進路、フェン王国!!」

 

 

 山本の声が再び響いた。

 

 

 

 

 

 

 その様子を大和の艦橋から見ている人物たちがいた。その人物らは日本艦隊の数や船速、船の大きさなど様々なところで驚き、自国との差に戦慄していた。だが、自国の兵器の今後の発展の方向性が見えたことは、ムーにとって無駄なことではなかった。

 そう、上のことから分かると思うがその人物らはムーから派遣された観戦武官だ。その人物らは2人で名前をマイラスとラッサンといった。マイラスは国交開設しに来た日本の外交官をムー国の要所に案内した技術士官であり、ラッサンはマイラスの知り合いで戦術士官である。

 

 2人は日本に着いてすぐ大和に乗せられた。作戦開始時間まであと少しだったこともあってか水兵たちは慌ただしく動き回っている中、大和の応接室に連れられ待機となった。待機している間は暇なので、応接室の構造やら大和のことやらで話が盛りあがった。特に、後者の大和の話は見た目がムーで噂されている「グレードアトラスター」に似ていることから様々な考察を生んだ。

 

 待機時間が終わると司令兼艦長の山本に大和を案内されていた。これで大和はグレードアトラスターと関係ないばかりか、圧倒的な性能を持っていることを知らされることとなる。

 

 

 

 

 

 

「司令、そろそろ指定の位置です」

 

 

「わかった。第四部隊に通達。護衛機を発艦させろと」

 

 

 その指示は正確に伝わり、第四部隊旗艦の航空戦艦『赤城』から護衛機として『震電』2機が発艦した。それと同時に艦隊上空をある航空機が通過した。その航空機は何故か水着のキャラクターが描かれていた。

 

 

『こちら航空戦艦赤城航空隊。これより貴機の護衛に入る』

 

 

『こちら輸送機鎌鼬。護衛に感謝する』

 

 

 そう無線で話しているが、この会話はマッハ2で飛行している最中に行われている。このような会話は別に普通なのだが、輸送機に塗装されているあるデザインによって台無しになっていた。あるデザインとは日本のサブカルチャーに関係することなのだが、今回も任務中なのにも関わらずオタク全開の会話をし始めていた。

 

 

『彼女は俺の物凄い好みなんだよね。この娘のツンとデレのギャップもそうだが、見た目は俺にドストレートしててロリで貧乳で、性格も生意気なガキみたいで。本当、見てみるといいよ。絶対に君もハマるから!!』

 

 

『あ、あぁ。見れたら見とくよ…』

 

 

 完全に布教である。オタクの方は輸送機を操縦しているのだが、輸送機ということは中に人が複数いるということである。しかし、本来ならこの会話は聞こえないはずなのだが、何をトチ狂ったのか彼はスピーカーにしてこの会話を聴かせるという所業を犯した。それによって何が起こるか。操縦者に対する完全なドン引きである。しかも、今回の作戦は『輸送機で艦娘・KAN -SENを運ぶ』なので女性に上の会話を聴かせていたということになり、作戦終了後、彼は彼女らにしばらくの間ゴミを見るような目で見られることになる。

 

 

『こちら航空戦艦赤城。相手は直掩にワイバーンロード12騎を飛ばしているとの情報が早期警戒機蝙蝠から入った。よって、山本司令から作戦開始時刻を今に繰り上げると命令があった。空挺降下準備は大丈夫か?』

 

 

『はい!いつでも大丈夫です!!』

 

 

『よし、空挺降下開始しろ』

 

 

 飛行速度を下げた鎌鼬から次々と艦娘・KAN -SENが出てくる。背中に艤装とパラシュートを着けてゆっくり降下していく。本日は弱風が少し吹いているくらいの快晴だ。彼女らは無事予定地点に降下することに成功した。

 

 海面に足がつき、パラシュートを切り離すと即座に艦船形態となる。艦船形態となった彼女らは総司令官であり彼女らの提督・指揮官でもあるゆかからの命令の「好きに暴れろ」に沿って攻撃を開始する。

 

 

「吹雪、行きます!!艦対艦ミサイル撃ち方始め!!」

 

 

「バーニングラ〜ブ!!」

 

 

「ここは譲れません」

 

 

「アウトレンジで決めたいわね!!」

 

 

「鬼神の力、味わうがいい」

 

 

「状態良好、いこ」

 

 

「当たれ!」

 

 

「指揮官のために!!」

 

 

「突き進め!!」

 

 

「女王の前に跪きなさい!」

 

 

 彼女らを始めとした艦娘・KAN -SENから放たれたミサイルは海面スレスレを極超音速以上の速度で敵艦に向かっていく。発艦された艦載機は制空権を確実にするため、マッハ5.5の速度で敵艦隊に向かっていく。護衛だった震電2機はそのまま直掩のワイバーンロード12騎を始末するため、空対空ミサイルを放つ。

 

 彼女らの前には突出している艦娘・KAN -SENの姿があった。彼女らは艦船形態にはならず、艤装形態のまま敵艦隊に接近していた。それらは一番速い速度で200ノット以上を出し、一番遅い速度でも150ノット以上出していた。急速に接近してくる人型という小さいものに、文明圏外の国だと慢心しているパーパルディア艦隊が見つけられるはずもなく、彼女らは艦隊とワイバーンロードにミサイルが着弾すると同時に攻撃を開始する。

 

 

「島風、砲雷撃戦入ります!!」

 

 

「北上さん、行きますよ!!」

 

 

「大井っち、いっくよ〜」

 

 

 彼女らの一斉攻撃の前にパーパルディアの戦列艦は次々と轟沈していく。抵抗として当たるはずがない砲撃をしている戦列艦があるが、それすらも容赦なく撃沈していく。

 

 

「な、何事だ!?」

 

 

 その一方的な光景に驚愕しているのは攻撃を受けている艦隊の将軍であるシウスだ。先程まで最強国家である神聖ミリシアル帝国の艦隊でも負けないと雑談していたところにこの奇襲だ。シウスは艦隊内の混乱を収めつつ反撃するよう指示を出し、この状況を作りだした敵に目を向ける。そして目を見開いた。

 

 

「な、なんで女が!?」

 

 

 シウスは声を上げる。パーパルディアにとって女性とは戦いに出る者ではない。それなのに相手国と思われる日本は女性を前線に送っている。それも子供だ。彼にとって非常識なことが目の前で起きていた。

 

 

「戦列艦クション、パーズ轟沈!!」

 

 

 次々に轟沈の報告があがってくる。旗艦であるパールの横にいた戦列艦も轟沈していく。その時、その元凶となっている女性は海面に立っていることに気付いた。前線に女性が出ていることに驚いて意識から除外されたのだろう。それでも、非常識であることに変わりなかった。

 

 

「島風!!これを!!」

 

 

 エンタープライズ(ア)が艦載機一機を島風(艦)の方に飛ばす。島風(艦)はそれに気付くと跳躍し、艦載機の上に乗る。その姿は艦載機の上に乗っているエンタープライズ(ア)を彷彿とさせた。

 

 

「はっや〜い!!」

 

 

 島風(艦)は連装砲ちゃんを他の艦載機に乗せて好きなように攻撃させる。砲口から陽電子砲が放たれて次々と戦列艦を轟沈させていく。

 その間を縫うようにして赤と青の式神が現れ、震電に変化し、さらに戦列艦を轟沈させた。上を見上げると太陽を背にして2人のKAN -SENが浮いていた。

 

 

「指揮官様が守る国民を殺し」

 

 

「我々を受け入れてくれた国民を殺し」

 

 

「あなた方は私たちを怒らせた」

 

 

 その声は戦場に響き渡っていた。

 その声は怒りが含まれていた。

 

 

「日本皇国ネクロマンス第零主力艦隊所属KAN -SEN部隊重桜一航戦赤城」

 

 

「日本皇国ネクロマンス第零主力艦隊所属KAN -SEN部隊重桜一航戦加賀」

 

 

「「推して参る!!」」

 

 

 その言葉とともに大量の式神を展開した。島風(艦)はそれを上手く避けながら敵に攻撃を与えていって、重桜一航戦の2人は大量の式神を敵に突っ込ませた。

 次々に敵の戦列艦が轟沈していく中、式神の影に紛れて敵艦隊に突っ込んでいく者らがいた。

 

 

「ソロモンの悪夢、見せてあげる!!」

 

 

「ソロモンの藻屑となれ!!」

 

 

 2人の夕立がそれぞれ競い合うように、猛スピードで敵艦を轟沈させながら奥へ奥へと進んでいく。時々敵から砲撃が飛んでくるが、全て見当違いの方向か遥か手前に着弾していた。

 

 そんな彼女らの真上をある砲弾が通過して、目の前の戦列艦に直撃した。その砲弾は彼女らが知っている中で最も大きく、それに伴い威力も大きかった。だからなのか、戦列艦を貫通して後ろの戦列艦にも直撃していた。その戦列艦は弾薬庫に引火したのか大爆発を起こして木っ端微塵になっていた。そんな特徴を持っている砲弾を使うのは彼女らは3人しか知らなかった。

 

 

「戦艦大和、推して参ります!!」

 

 

「全砲門、開け!!」

 

 

「時は来たれり!!」

 

 

 知っている中で最も大きい砲弾。それを持つのは46センチ砲を持つ大和型しかいない。しかも、いつもの2人(狂った技術者)による魔改造で51センチ陽電子砲になっている。それをレールガンモードにして撃って直撃させたのだ。

 

 

 こうして、ありとあらゆる攻撃を受けたパーパルディア艦隊は瞬く間に全滅した。付近の海域には沢山の水兵が浮いていて、雷(艦)、雷(ア)を中心に救助し、捕虜とした。

 

 この一連の海戦は後にフェン沖海戦と呼ばれることになる。

 

 

 

 

 

 

「これでいかなる戦力が来ようとも負けることはない!!」

 

 

 そう自信満々に言うのはパーパルディア陸将のドルボだ。ここゴトク平野にはフェン王国首都であるアマノキに進軍予定の兵力が集結しており、陸戦隊約30,000人の他にワイバーンロードや地竜がいるなど、パーパルディアにとって豪華な編成となっている。また、ゴトク平野は無人の平原地帯であるために地竜が活躍しやすく、それが彼の自信を底上げする要因になっている。

 

 彼らはニシノミヤコからここまで進軍してきた。ここまでフェン王国兵の抵抗が多少あったが、そのどれも一瞬にして跳ね返していた。しかし、これから進軍するのは敵首都である。そのため、激しい抵抗にあうことが予想されていた。

 

 

「だが、それも無意味だ!!」

 

 

 彼がそう言うのには訳があった。海の方を見ると戦列艦25隻が悠々と佇んでいた。いくらフェン王国兵が抵抗しても、この戦列艦からの支援攻撃の前では無意味となる。

 これらの要素によって、ドルボは勝利を確信していた。

 

 

「進軍せよ!!」

 

 

 横一列となった地竜を先頭に陸戦隊は進軍する。彼らを阻むものは何もない。あったとしてもその全てを薙ぎ倒す。そのような威容さがあった。

 

 

「首都アマノキを落としたらそこの人間は好きなようにしていい!!」

 

 

 その命令は兵の士気を上げるのに充分だった。これまでもそのようにして士気を上げ、敵要所を陥落させ、そこにいる人間を好きなようにした。今回もそうするつもりなのだ。

 

 だが、そんな彼らに死の足音は徐々に近づいてきていた。

 

 

 

 

 

 

 

「どんな女がいい?」

 

 

「そうだな……俺は若い娘だな」

 

 

「それはみんなだろ?」

 

 

「確かになww」

 

 

 進軍中、陸戦隊の隊員たちはアマノキを落とした後のことを妄想しながら雑談していた。パーパルディアにとってフェン王国兵はサムライソードを使う蛮族であり、我が国に敵うはずがないという認識だ。故に、軽い警戒はしてもそれ以上はなく完全に油断しきっている、それが今のパーパルディア陸戦隊だった。

 

 そんな彼らだったが、その油断が仇となり、この後すぐに起きるある出来事に対応できず敗走することになる。

 

 

 

 

 それは一つの声から始まった。ある声が突如、何もないところから聞こえてきた。

 

 

「楽しそうだね」

 

 

 その声は羨ましそうな声でも何かを探るような声でもなかった。ただただ無の声だった。何の感情も感じられない声だった。

 声は何もないところである空から聞こえてきた。偵察用に出ているワイバーンロード12騎にも聞こえていたようで、その声がした場所を中心に索敵している。

 

 

「まぁ、でもこれから死ぬ君たちにとっては最期の晩餐なのかもね」

 

 

 声があった空中よりさらに上に1人の男性か女性かわからない中性的な顔をした1人の人物が姿を現した。いや、急に現れたと言った方が正しい。この場にいる全員がその人物を見上げていた。

 

 

「き、貴様は何者だ!!」

 

 

 ドルボは突然のことで動揺しつつも大声で問いかける。

 

 

「何者?これから死ぬ君たちに名乗る名なんてないよ。冥土の土産に教えてもいいんだけどね」

 

 

 空中に佇んでいるその人物は片腕を上に上げ、指を鳴らす。すると、その場にある全てが動かなくなった。地竜は前に進もうとしていたのか片脚を上げたまま停止し、ワイバーンロードは翼をはためかせたまま停止している。その上に乗っている竜騎士はこちらを認識することはできるものの体は全く動かせていなかった。

 

 『【固定(フィクス)】』。それは謎の人物が指を鳴らすと同時に能力を発動させ、その能力を応用して使用した技だ。この技はその名の通り空間を固定する技で、効果範囲内にある全ての物質がその場から動けなくなる。これを破るにはゆかや煉みたいに能力で無理矢理破るか、自動結界を再起動するかくらいしかない。能力で無理矢理破るのは無効化やそれに特化した能力でできる。自動結界を再起動するのはあくまで固定しているのは結界を纏った状態であるからだ。一度結界を解除して固定から逃れ、再起動して新たな結界を纏う。損耗率が減っていると再起動しても減ったままだが、固定から逃れることができるのならば問題は少ない。

 

 このような技であるが、パーパルディア陸戦隊はそれを破る術はない。謎の人物はそれを知っているのか、空間倉庫と【固定(フィクス)】を併用して空中に大量の自動小銃を出現させて銃口を敵兵に向ける。

 

 

「なっ!?」

 

 

「ドルボ様!!降伏を進言いたします!!謎の魔法により我々は動けません!!支援攻撃を行う戦列艦も我々を巻き込むためできません!!」

 

 

「どうすることもできないと言うのか…」

 

 

「はい!!なので早急に降伏を!!」

 

 

「しかし、我々は日本人を殺した部隊だぞ?降伏しても嬲り殺しにあうだけだ。それに降伏の合図を送れるのか?」

 

 

「っ!それは…」

 

 

「良く分かったね。どうやら少なくとも君たちはバカじゃないみたいだね」

 

 

「なんだと!!」

 

 

 謎の人物はポケットからコインを複数取り出す。それらのコインを全て空中に浮かせ、戦列艦の方に軽く飛ばす。するとどうだろうか。一瞬でコインは戦列艦に到達し、甲板上に落下した。それを確認した謎の人物はポケットの中にあるスイッチを動けない敵に見せながら押す。その瞬間、コインが爆発した。

 

 

「なっ!?」

 

 

 パーパルディア陸戦隊は絶句する。だが、コインを投げてスイッチを押すだけで爆発して轟沈するなんてことは彼らの常識ではあり得ないから絶句するのは当然のことだ。

 謎の人物が投げたコインは、実はコイン型高威力爆弾であった。試験用に持って来たのだが使う機会がなく、戦列艦に投げて「戦闘不能に出来ればいいな」くらいで投げたらまさかの全艦轟沈して謎の人物も驚いていた。結局、味方を巻き込んだ砲撃支援がなくなったため謎の人物にとっては結果オーライである。

 

 

「後は君たちだよ。悪いけど遺言は聞かない。それじゃあね。

一斉射(フルファイヤ)】」

 

 

 謎の人物がそう言うとパーパルディア陸戦隊に向けられている銃口全てから一斉に銃弾が放たれた。その銃弾は全て正確に頭を撃ち抜き、次々と敵を葬っていく。

 

 

「や、やめ」

 

 

「だ、誰かぁ!!」

 

 

「皇帝陛下、万歳ぃ!!」

 

 

 一方的な虐殺に見えるそれを見て、ドルボは殺されていく味方とこの部隊が虐殺した日本人と重ねて見ていた。あの時も日本人は喚いていた。死にたくないと。生きたいと。それを彼らは虐殺したのだ。味方を虐殺している謎の人物が日本の者だったら自分たちがこうなるのも納得できた。ドルボは相変わらず動けない体を見て、ため息をつくと諦めたかのように空を見上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 こうして、フェン王国首都攻略部隊は文字通り全滅した。

 

 

 

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